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終章 選ばれた未来
知性を与えられた猫たちは何を見る? 第44話
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システムの作動音がヒューンと音程を下げて、止まるのがわかった。
その瞬間、部屋の中に不気味な振動音が聞こえ、キンと耳鳴りが響いた。
テレポートだ!霧島がテレポートしようとしている!
私は手首にはめてあるバングル型のテレポート抑制装置に触れ、スイッチを触ってそれを作動させた。
抑制装置のせいでテレポートが不可能となった霧島は、私の目の前でギリギリと歯嚙みし、物凄い形相でこちらを睨みつけた。
「コタロー、ヤツを拘束しろ!」
「了解しました」
コタローは難なく霧島を拘束した。
拘束された霧島は、
「これはほんの一部だ・・・お前たちがしているのは無駄なあがきでしかない」
そう言ったかと思うと、突然倒れこんだ。
「え?どうしたの?!まさか、死んだとか言わないよね・・?」
不安げに私は三木の顔を見る。
三木は霧島の脈を確認した。
「いや、生きてる。気を失っただけのようだ。おいっ!」
三木は霧島の頬を2,3回叩いた。
「・・・・?私は?・・ここは?」
目を覚ました霧島は、何か様子がおかしい。不気味な男の目はその色を失い、ただの痩せた気弱そうな男に変わっていた。
「記憶を失っている?」
「まさか、振りをしているだけでは?」
コタローが彼の手を取り、瞳の様子などを窺いながら調べる。
「どうも、嘘じゃないようです。」
私達が、男をさらに調べると、彼は首に彼には不似合いなチョーカーをつけているのがわかった。そのチョーカーには大きな飾りがついており、それはどことなく怪しげな様子を窺わせた。
「これ、何か中に入っているようです」
とコタローが言う。
私はそれを手にして、改めてそれを確認した後、三木に言う。
「これは、預かっておくとして、とりあえず、彼を病院へ連れて行きましょう。そしてジョンに相談してはどうかしら。」
「それがいいな。ここを早く出た方がいい。」
「セイくん、コタロー、ここからセキュリティロボットに見つからずに外へ出るルートを探してちょうだい」
「了解」
その日から数日後。
私はソファに沈み込むようにして、考え込んでいた。
秋月の言った言葉・・・
「君は・・・、君自身の考えが誰かに操作されていないと断言できるか?」
あれは、一体、どういう意味なんだろう?
「おかしいのはお前だ!真崎!論理的に考え、自分の意見を持っていたお前が最近になって、AIにばかり頼って自分で物事を追求しようとしない・・・お前、自分で自分の変化に気づいてないのか?!」
同時に、三木の言葉も思い出された。
と、その時、ガシャン!という音が部屋の片隅で聞こえた。
「あ、ああ・・・、律佳ちゃん、ごめんなさい。」
茶丸がしょぼんとした様子で近寄ってくる。
見るとAIデバイスが床に落ちて、ところどころに部品が飛び散っている。
「僕ね、僕ね・・・」
茶丸が言い訳しづらそうな様子で言葉を途切れさせる。
ふと、壊れたデバイスの中に何かあるのが目に入った。
「これは・・・?」
四角い白いケースがAIのICチップに接続されている。奇妙な違和感を覚え、その白いケースをこじ開けてみた。すると・・・。
「これは!」
中から出てきたのはあの金属片だった。
まさか、まさか、私が何らかの操作を受けていた?!
頭の中で秋月の声がこだました。
その瞬間、部屋の中に不気味な振動音が聞こえ、キンと耳鳴りが響いた。
テレポートだ!霧島がテレポートしようとしている!
私は手首にはめてあるバングル型のテレポート抑制装置に触れ、スイッチを触ってそれを作動させた。
抑制装置のせいでテレポートが不可能となった霧島は、私の目の前でギリギリと歯嚙みし、物凄い形相でこちらを睨みつけた。
「コタロー、ヤツを拘束しろ!」
「了解しました」
コタローは難なく霧島を拘束した。
拘束された霧島は、
「これはほんの一部だ・・・お前たちがしているのは無駄なあがきでしかない」
そう言ったかと思うと、突然倒れこんだ。
「え?どうしたの?!まさか、死んだとか言わないよね・・?」
不安げに私は三木の顔を見る。
三木は霧島の脈を確認した。
「いや、生きてる。気を失っただけのようだ。おいっ!」
三木は霧島の頬を2,3回叩いた。
「・・・・?私は?・・ここは?」
目を覚ました霧島は、何か様子がおかしい。不気味な男の目はその色を失い、ただの痩せた気弱そうな男に変わっていた。
「記憶を失っている?」
「まさか、振りをしているだけでは?」
コタローが彼の手を取り、瞳の様子などを窺いながら調べる。
「どうも、嘘じゃないようです。」
私達が、男をさらに調べると、彼は首に彼には不似合いなチョーカーをつけているのがわかった。そのチョーカーには大きな飾りがついており、それはどことなく怪しげな様子を窺わせた。
「これ、何か中に入っているようです」
とコタローが言う。
私はそれを手にして、改めてそれを確認した後、三木に言う。
「これは、預かっておくとして、とりあえず、彼を病院へ連れて行きましょう。そしてジョンに相談してはどうかしら。」
「それがいいな。ここを早く出た方がいい。」
「セイくん、コタロー、ここからセキュリティロボットに見つからずに外へ出るルートを探してちょうだい」
「了解」
その日から数日後。
私はソファに沈み込むようにして、考え込んでいた。
秋月の言った言葉・・・
「君は・・・、君自身の考えが誰かに操作されていないと断言できるか?」
あれは、一体、どういう意味なんだろう?
「おかしいのはお前だ!真崎!論理的に考え、自分の意見を持っていたお前が最近になって、AIにばかり頼って自分で物事を追求しようとしない・・・お前、自分で自分の変化に気づいてないのか?!」
同時に、三木の言葉も思い出された。
と、その時、ガシャン!という音が部屋の片隅で聞こえた。
「あ、ああ・・・、律佳ちゃん、ごめんなさい。」
茶丸がしょぼんとした様子で近寄ってくる。
見るとAIデバイスが床に落ちて、ところどころに部品が飛び散っている。
「僕ね、僕ね・・・」
茶丸が言い訳しづらそうな様子で言葉を途切れさせる。
ふと、壊れたデバイスの中に何かあるのが目に入った。
「これは・・・?」
四角い白いケースがAIのICチップに接続されている。奇妙な違和感を覚え、その白いケースをこじ開けてみた。すると・・・。
「これは!」
中から出てきたのはあの金属片だった。
まさか、まさか、私が何らかの操作を受けていた?!
頭の中で秋月の声がこだました。
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