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1章 どん底にいた俺が獣人の世界であいつと恋をする話
第3話 こいつが俺のパートナー?!
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鳥の声が聞こえ目が覚めた。
「んん。鳥の声ってこんな聞こえんの?」
今まで、ちょっとやそっとの音じゃ起きたことはなかった。鳥の声で起きれる日がくるなんてとちょっと驚いた。
鏡を見ると、ぴょんとたった耳と垂れ下がったしっぽがあった。
自分の意志では動かせんらしい。
嫌でも昨日のことを思い出す。
これが恋だと気づいた時には失恋をしていて、昔聞いた言い伝えが本当で、自分は獣人で...
考えないといけないことばかりで気が狂いそうだ。
時計を見ると、針は朝の8時を指していた。
「やば!昨日の部屋に8時に来いって言われてたっけ」
急いで、言われていた部屋に向かった。
ドアを開けると、昨日出会った彼とおばあさん、そして知らない獣人が立っていた。
俺のパートナーらしい。
挨拶を済ましたが、そっけない態度で目を合わそうとしない。
あいつとは大違いだ...と友人を思い出しては失恋した悲しみともう会うこともできないのだという絶望を繰り返した。
支度を済ませ、クラスへの挨拶をした。
教室を見渡すとみんな獣人だ。
昨日の彼もいる。
彼の名は、三波うづはというらしい。
彼は目つきも良い方もきついが、時々とても優しい顔をする。
母って感じ。
逆に俺のパートナー田峰裕貴は、何も喋らない。うづ君に聞いたら、誰ともほとんど喋らないらしい。
パートナーとは長い付き合いになるって言われたのに、あいつがパートナーとか絶対仲良くなれん。
まあ、その方が俺もこいつには甘えたいとか思わなくていいのかも...
獣人の世界は恋愛に関して異性とか関係ないらしい。
あっちの世界だと、基本的には異性との恋愛が多い。同性同士の恋ってのもあるらしいが、偏見はなくても当たり前って感じではなかった。
だが、獣人の世界では同性同士の恋愛は当たり前だし、男性でも番になった相手の子供は妊娠できるらしい。
だからか、学内にも同性同士、パートナーで恋人になっている人たちが多いと初日におばあさんから聞いた。
たしかに同性同士が、通路でイチャついてたっけ。
うづくんもパートナーと付き合っているらしい。
うづくんのパートナーは、猫の獣人で栗田雨音くんというめっちゃ可愛い子だった。
でもさ、パートナーと付き合ってる人が多いって...
俺はどうすればいいんだ!
新しい恋がしたいのに、パートナーがあいつって...
「んん。鳥の声ってこんな聞こえんの?」
今まで、ちょっとやそっとの音じゃ起きたことはなかった。鳥の声で起きれる日がくるなんてとちょっと驚いた。
鏡を見ると、ぴょんとたった耳と垂れ下がったしっぽがあった。
自分の意志では動かせんらしい。
嫌でも昨日のことを思い出す。
これが恋だと気づいた時には失恋をしていて、昔聞いた言い伝えが本当で、自分は獣人で...
考えないといけないことばかりで気が狂いそうだ。
時計を見ると、針は朝の8時を指していた。
「やば!昨日の部屋に8時に来いって言われてたっけ」
急いで、言われていた部屋に向かった。
ドアを開けると、昨日出会った彼とおばあさん、そして知らない獣人が立っていた。
俺のパートナーらしい。
挨拶を済ましたが、そっけない態度で目を合わそうとしない。
あいつとは大違いだ...と友人を思い出しては失恋した悲しみともう会うこともできないのだという絶望を繰り返した。
支度を済ませ、クラスへの挨拶をした。
教室を見渡すとみんな獣人だ。
昨日の彼もいる。
彼の名は、三波うづはというらしい。
彼は目つきも良い方もきついが、時々とても優しい顔をする。
母って感じ。
逆に俺のパートナー田峰裕貴は、何も喋らない。うづ君に聞いたら、誰ともほとんど喋らないらしい。
パートナーとは長い付き合いになるって言われたのに、あいつがパートナーとか絶対仲良くなれん。
まあ、その方が俺もこいつには甘えたいとか思わなくていいのかも...
獣人の世界は恋愛に関して異性とか関係ないらしい。
あっちの世界だと、基本的には異性との恋愛が多い。同性同士の恋ってのもあるらしいが、偏見はなくても当たり前って感じではなかった。
だが、獣人の世界では同性同士の恋愛は当たり前だし、男性でも番になった相手の子供は妊娠できるらしい。
だからか、学内にも同性同士、パートナーで恋人になっている人たちが多いと初日におばあさんから聞いた。
たしかに同性同士が、通路でイチャついてたっけ。
うづくんもパートナーと付き合っているらしい。
うづくんのパートナーは、猫の獣人で栗田雨音くんというめっちゃ可愛い子だった。
でもさ、パートナーと付き合ってる人が多いって...
俺はどうすればいいんだ!
新しい恋がしたいのに、パートナーがあいつって...
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