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第二章 初学院編
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徐々に豪華なホテルが見えてきた。俺からするとお城のように見えるけど、あれはホテルなんだ。あそこに今から泊まるのか………楽しみなのと同時に緊張するな。
入口が見えてくると、数人が立っているのが見えた。ホテルの従業員だろうか? こんな時間まで外で待たせてしまい、申し訳ないな。すると、ローウェルが静かに笑った。
「こんな時間まで外で待っているなんて、まったく主らしいぜ。なあ、アース?」
え? キルたちが………。入り口をよく見てみると、俺たちくらいの背丈の人が三人、その周りに大人が数人いた。きっと騎士と、キルたちだ………。
「ちょっと待ってよ、昼食終了後からずっと待ってたって言うの?」
「そりゃー、主ならそうするだろさ。アースだって、逆の立場ならそうするだろ?」
うっ………。確かに逆の立場だったら、俺も来るまで待ち続けると思う。だけど、待たれる立場となると居たたまれないな………。
俺達に気が付くと、キルとジールが手を振って呼びかけてくれた。キースは興味なさそうにしているが、俺たちの方をチラチラとみているため心配してくれていることがわかる。俺とローウェルは皆の声援にこたえるかのようにスピードを上げて、ついにみんなのもとへたどりついた。
「お疲れッス! よく頑張ったッスね!」
「………無事で何よりだ。」
「アース、よく頑張ったな。ローウェル、アースをここまで支えてくれてありがとう。さあ二人とも、お腹すいてるだろ? ちょうど夕食の時間だ、荷物をホテルのスタッフに渡してレストランに行こう。………その前に着替えたいよな? 二人の部屋に案内しようか。」
キルがそういうと、ホテルのスタッフと思われるきっちりとした服装のスタッフたちが、俺たちの荷物を預かって下がっていった。二人の部屋ということは、二人部屋で俺とローウェルがセットなのだろうか?
「三人とも、こんな遅くまで出迎えありがとう。キル、ホテルでは二人部屋で俺とローウェルが同じ部屋ということでいいの?」
俺がそういうと、キルは少し視線をさまよわせた後にゆっくりと首を横にふった。俺たちはそれぞれ別の相手がいるのだろうか?
「それでもいいが、アースは体調が心配だから俺が主として責任をもって面倒を看るから俺の部屋だ。幸い、俺は王族だからと二人部屋だが一人なんだ。」
………ちょっと、待て! キルと二人部屋なんてなったら、俺の心臓がもたないぞ! 理屈はなんとなくわかるけど、色々な意味でまずい。加えて、主と二人部屋はあまりいいことではないのではないだろうか?
「えーと、キル………俺は側近という立場だし、体調は自己管理するからローウェルや他の側近のみんなと相部屋で構わない………」
俺がそういう途中で、ジールが俺の肩をたたいて耳打ちをしてきた。
「アース、できれば殿下の希望通りにしてあげてほしいッスよ。殿下はこういう機会でもないと、誰かと宿泊することは難しいッスからね。俺たちは冬にもまた合宿する予定ッスから、頼むッスよ(小声)。」
冬休みもカーナイト様の元で合宿をすることになってから、キルが若干寂しそうだったから、ジールが言いたいこともわかる。二人部屋では息もできないくらい緊張するかもしれないけど、ジールやキルの気持ちもわかるというジレンマだな………。だけど、キルもこの林間学校を楽しみにしていただろうし、俺でいいなら受けようかな………。
「じゃあ、キルにお願いしようかな。いろいろな話ができそうで楽しみだね。」
俺がそういうと、不安そうだったキルの顔がパッと明るくなった。この顔を見ることができただけでも、満足だよ。
「本当か! じゃあ、早速部屋に行こう! ………ジールが何を言ったかも聞かせてもらうけどな………。」
「ちょっとアドバイスをもらっただけだよ! 汗もかいたし、早く着替えに行こうよ。………それからローウェル、色々な話ができて楽しかったよ。俺、頑張るから。………夕食楽しみだね。」
「ああ、俺も楽しかったぜ。………聞いてくれて、ありがとうな。」
ローウェルはそういうとさわやかな笑顔で笑った。そして、俺の頭にポンッと手をおいて中へと向かった。なんか、ローウェルが優しくなった気がするけど………疲れているのかな?
俺はキルの案内に従って、個室へと向かった
――
広すぎる!! 個室に入ると、そこはとてつもなく広い部屋だった。前世の様なホテルの個室を想像していたけど、とんでもない。一般的な教室が二つ分くらいのリビングに、キッチンやお風呂、トイレなどが完備されている。普通に、マンションの一室だと言われても不思議ではない。このホテルが、貴族向けな上に最高級だということを完全に忘れていたな。
こうして徐々に前世の常識が塗り替えられていくんだと思うと、少し寂しい気持ちになる。
「おいアース、なに突っ立ってるんだよ? 脱衣室でさっさと着替えて来いよ、汗かいて気持ち悪いだろ?」
「う、うん! ちょっと、部屋の豪華さに圧倒されていたんだよ。じゃあ、着替えてくるね!」
俺はホテルの従業員が運んでくれた荷物から、パーティー用の服に着替えた。もっとラフな格好をしたいけど、これから夕食だしダンスがあるからだ。欲をいえばシャワーを浴びたかったけど、そのような時間はないようだ。俺は着替えて、リビングで待っていたキルの元へと向かった。
「そういえばキル、ホテルのメイドを部屋には呼んでいないんだね? 貴族なら全員がメイドに世話を任せると思ったんだけど。」
今回の林間学校では生徒の自主性を高めるため、家の使用人をつけることは禁止されている。代わりにホテルには護衛やメイドなどが多く待機していて、このホテルの客は彼らを手配することができる。
「ああ、警備の観点からあまり人を入れないようにする。部屋の前に今回の護衛を任された護衛騎士を配置するくらいだ。二日くらいなら自分のことは自分でできるからな。………お茶を入れる練習もしたからな?」
なるほど、そもそも誰も部屋に入れなければ警備の観点からも安心できる。俺は風呂の時に洗ってもらうのを拒否しているけど、キルは自分で洗ったことがあるのだろうか?
………おっと、まずい。あまりそのような場面を考えるのはよそうか。
「それは楽しみだね、ダンスパーティー後にいただこうかな。俺も嗜みとして練習しておこうかな。」
「ああ、わかった。………アースはどれくらいの人にダンスに誘われたんだ?」
「うーん、十数人だよ。他の側近のみんなの方がもっと多いんじゃないかな? キルはマーガレット様と踊るんだよね?」
「ああ。なぜか、他のご令嬢から誘われることはなかったな。俺に魅力がないのだろうか?」
いや、客観的に見てもキルは魅力だらけだと思うけど………。そういうことではなく、公爵令嬢のマーガレット様からキルのダンス時間をぶんどろうとするご令嬢はそうそういないだけだと思う。マーガレット様に近いご令嬢たちは、マーガレット様がキルに好意を持っていることに気づいているのかもしれないな。異性のローウェルが気付いたくらいだからね。
「キルは十分魅力的だと思うよ。公爵令嬢のマーガレット様に遠慮したんだと思うよ。」
俺がそういうと、キルは一瞬固まったようだったけどすぐに、「………そうか」と言った。もっとたくさんの女性と踊りたかったのだろうか? 俺が若干暗くなりかけると、ドアがノックされた。ローウェルたちが迎えに来たようだった。
よし、暗くなるような想像はやめて、夕食とキャンプファイヤーを楽しむぞ!
入口が見えてくると、数人が立っているのが見えた。ホテルの従業員だろうか? こんな時間まで外で待たせてしまい、申し訳ないな。すると、ローウェルが静かに笑った。
「こんな時間まで外で待っているなんて、まったく主らしいぜ。なあ、アース?」
え? キルたちが………。入り口をよく見てみると、俺たちくらいの背丈の人が三人、その周りに大人が数人いた。きっと騎士と、キルたちだ………。
「ちょっと待ってよ、昼食終了後からずっと待ってたって言うの?」
「そりゃー、主ならそうするだろさ。アースだって、逆の立場ならそうするだろ?」
うっ………。確かに逆の立場だったら、俺も来るまで待ち続けると思う。だけど、待たれる立場となると居たたまれないな………。
俺達に気が付くと、キルとジールが手を振って呼びかけてくれた。キースは興味なさそうにしているが、俺たちの方をチラチラとみているため心配してくれていることがわかる。俺とローウェルは皆の声援にこたえるかのようにスピードを上げて、ついにみんなのもとへたどりついた。
「お疲れッス! よく頑張ったッスね!」
「………無事で何よりだ。」
「アース、よく頑張ったな。ローウェル、アースをここまで支えてくれてありがとう。さあ二人とも、お腹すいてるだろ? ちょうど夕食の時間だ、荷物をホテルのスタッフに渡してレストランに行こう。………その前に着替えたいよな? 二人の部屋に案内しようか。」
キルがそういうと、ホテルのスタッフと思われるきっちりとした服装のスタッフたちが、俺たちの荷物を預かって下がっていった。二人の部屋ということは、二人部屋で俺とローウェルがセットなのだろうか?
「三人とも、こんな遅くまで出迎えありがとう。キル、ホテルでは二人部屋で俺とローウェルが同じ部屋ということでいいの?」
俺がそういうと、キルは少し視線をさまよわせた後にゆっくりと首を横にふった。俺たちはそれぞれ別の相手がいるのだろうか?
「それでもいいが、アースは体調が心配だから俺が主として責任をもって面倒を看るから俺の部屋だ。幸い、俺は王族だからと二人部屋だが一人なんだ。」
………ちょっと、待て! キルと二人部屋なんてなったら、俺の心臓がもたないぞ! 理屈はなんとなくわかるけど、色々な意味でまずい。加えて、主と二人部屋はあまりいいことではないのではないだろうか?
「えーと、キル………俺は側近という立場だし、体調は自己管理するからローウェルや他の側近のみんなと相部屋で構わない………」
俺がそういう途中で、ジールが俺の肩をたたいて耳打ちをしてきた。
「アース、できれば殿下の希望通りにしてあげてほしいッスよ。殿下はこういう機会でもないと、誰かと宿泊することは難しいッスからね。俺たちは冬にもまた合宿する予定ッスから、頼むッスよ(小声)。」
冬休みもカーナイト様の元で合宿をすることになってから、キルが若干寂しそうだったから、ジールが言いたいこともわかる。二人部屋では息もできないくらい緊張するかもしれないけど、ジールやキルの気持ちもわかるというジレンマだな………。だけど、キルもこの林間学校を楽しみにしていただろうし、俺でいいなら受けようかな………。
「じゃあ、キルにお願いしようかな。いろいろな話ができそうで楽しみだね。」
俺がそういうと、不安そうだったキルの顔がパッと明るくなった。この顔を見ることができただけでも、満足だよ。
「本当か! じゃあ、早速部屋に行こう! ………ジールが何を言ったかも聞かせてもらうけどな………。」
「ちょっとアドバイスをもらっただけだよ! 汗もかいたし、早く着替えに行こうよ。………それからローウェル、色々な話ができて楽しかったよ。俺、頑張るから。………夕食楽しみだね。」
「ああ、俺も楽しかったぜ。………聞いてくれて、ありがとうな。」
ローウェルはそういうとさわやかな笑顔で笑った。そして、俺の頭にポンッと手をおいて中へと向かった。なんか、ローウェルが優しくなった気がするけど………疲れているのかな?
俺はキルの案内に従って、個室へと向かった
――
広すぎる!! 個室に入ると、そこはとてつもなく広い部屋だった。前世の様なホテルの個室を想像していたけど、とんでもない。一般的な教室が二つ分くらいのリビングに、キッチンやお風呂、トイレなどが完備されている。普通に、マンションの一室だと言われても不思議ではない。このホテルが、貴族向けな上に最高級だということを完全に忘れていたな。
こうして徐々に前世の常識が塗り替えられていくんだと思うと、少し寂しい気持ちになる。
「おいアース、なに突っ立ってるんだよ? 脱衣室でさっさと着替えて来いよ、汗かいて気持ち悪いだろ?」
「う、うん! ちょっと、部屋の豪華さに圧倒されていたんだよ。じゃあ、着替えてくるね!」
俺はホテルの従業員が運んでくれた荷物から、パーティー用の服に着替えた。もっとラフな格好をしたいけど、これから夕食だしダンスがあるからだ。欲をいえばシャワーを浴びたかったけど、そのような時間はないようだ。俺は着替えて、リビングで待っていたキルの元へと向かった。
「そういえばキル、ホテルのメイドを部屋には呼んでいないんだね? 貴族なら全員がメイドに世話を任せると思ったんだけど。」
今回の林間学校では生徒の自主性を高めるため、家の使用人をつけることは禁止されている。代わりにホテルには護衛やメイドなどが多く待機していて、このホテルの客は彼らを手配することができる。
「ああ、警備の観点からあまり人を入れないようにする。部屋の前に今回の護衛を任された護衛騎士を配置するくらいだ。二日くらいなら自分のことは自分でできるからな。………お茶を入れる練習もしたからな?」
なるほど、そもそも誰も部屋に入れなければ警備の観点からも安心できる。俺は風呂の時に洗ってもらうのを拒否しているけど、キルは自分で洗ったことがあるのだろうか?
………おっと、まずい。あまりそのような場面を考えるのはよそうか。
「それは楽しみだね、ダンスパーティー後にいただこうかな。俺も嗜みとして練習しておこうかな。」
「ああ、わかった。………アースはどれくらいの人にダンスに誘われたんだ?」
「うーん、十数人だよ。他の側近のみんなの方がもっと多いんじゃないかな? キルはマーガレット様と踊るんだよね?」
「ああ。なぜか、他のご令嬢から誘われることはなかったな。俺に魅力がないのだろうか?」
いや、客観的に見てもキルは魅力だらけだと思うけど………。そういうことではなく、公爵令嬢のマーガレット様からキルのダンス時間をぶんどろうとするご令嬢はそうそういないだけだと思う。マーガレット様に近いご令嬢たちは、マーガレット様がキルに好意を持っていることに気づいているのかもしれないな。異性のローウェルが気付いたくらいだからね。
「キルは十分魅力的だと思うよ。公爵令嬢のマーガレット様に遠慮したんだと思うよ。」
俺がそういうと、キルは一瞬固まったようだったけどすぐに、「………そうか」と言った。もっとたくさんの女性と踊りたかったのだろうか? 俺が若干暗くなりかけると、ドアがノックされた。ローウェルたちが迎えに来たようだった。
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