30 / 179
第二章 初学院編
29
しおりを挟む
「キル、これぬるいけど使って。授業が始まるまでには、少しは良くなると思うから。」
「ああ、すま………。ありがとう。」
わざわざ言い直してくれるところが、キルの優しいところだよな。キルは受け取ったおしぼりを目元に乗せて、首を後ろに倒した。俺はすぐ後ろの席にいるから、頭をなでるのにはちょうどいい位置である。ちょっとくらいなら………いいよな?
俺はキルの頭に手を置き、少し揺らした。
「キル、キルは頑張ってるよ。むしろ少し、頑張りすぎなくらいかな。」
すると一瞬の間があったが、すぐに俺の手はキルに掴まれてしまった。
しまった、これはまずかったかな………。
「………保護者視点やめろよ。」
おっと、そっちがいけなかったか………。確かに俺のアラサー精神が出てしまい、保護者感が出てしまったみたいだ。こういうところは注意していかないといけないな。
「ごめん、次からは気を付けるよ。そうだ、皆に聞きたいことがあったんだけど、午後の授業が終わった後は何をしていることが多いの?」
前から午後の授業のあとの時間をそう過ごそうかと思っていたのだ。俺的には魔法の訓練をしたいと思っているけど、まだ授業すら受けていないから参考にしたい。
「俺は剣だ。」
「俺は魔法の訓練ッスね!」
「俺は勉強かな。」
「………俺は剣術が一番多いな。その他は兄上の手伝いをすることもある。」
なるほど。やっぱり、自分の専門分野の特訓などに午後の時間を費やすようだ。しかし、仮に授業を受けても俺一人で魔法の訓練をすることができるだろうか? 父上によると、俺の家庭教師探しは難航しているらしい。すると、隣にいるジールが俺の肩をたたいた。
「アースが良ければ、俺と一緒に訓練するッスか? 同じ魔導士志望同士ッスし、俺も一人でやるよりやる気がでるっスからね。………というのは建前なんッスけど、実は俺、魔導士志望の側近仲間ができてうれしいんッスよ。だから、一緒にどうッスか?」
「それはうれしい提案だよ、ジール! 俺も一人で何していいかわからないし、是非お願いするよ!」
「俺からもお願いするッスよ! だけど、アースが魔法実技の授業をある程度受けた後からッスね。基本の授業を受けておかないと危ないッスから。」
「わかった。基本の授業が終わったら、よろしくね。」
俺がそういうと、ジールは笑って頷いてくれた。これは………、なかなか破壊力のある笑顔だ。キルによる耐性をつけていなかったら、昇天するところだった。
ジールの笑顔を眺めていると、目の前におしぼりが差し出されてきた。どうやら、もう大丈夫らしい。
「もう大丈夫そうだね。………話は変わるんだけど、キル。今日のお茶のことなんだけど、王都の店でって可能?」
「可能だけど、なんでわざわざ外に行くんだ?」
「タオルと飲み物のお礼を買いに行きたいんだよ。男子が使ったものを洗って返されるのは嫌がられるかなと思ったから、新しい物を返すと言ったんだよ。」
俺がそういうと、キルはなんとも微妙な顔をした。もしかして面倒くさがってる? キルも使ったタオルのお礼だよ?
「それなら、俺がいい店を知っているぜ。」
「ちなみに、どっちの意味でのいいお店なの?」
「うーん、どっちもかな。俺、結構出歩くから王都については詳しいぜ。」
あーなるほど。なんか、ローウェルなら王都をプラプラしていそうだ。第一印象で若干チャラい感じがすると思ったけど、あながち間違っていなそうだ。
「じゃあキルがいいなら、ローウェルにお願いしようかな。今はそうだね………はちみつ系のスイーツが食べたいかな。あとは、よさげなハンカチが売っているお店もお願い。」
「りょーかい!」
すると、いいタイミングでモール先生が教室に入ってきた。午後の授業は算術である。三年次の範囲はすでに自習で終えているため、正直受ける必要はないけど、こういう時間も懐かしいし居心地がいいのでゆったりと授業を受けることにしよう。
――
午後の授業が終了しキルたちと少し雑談をしていると、五人くらいの女子生徒が俺たちに近づいてくるのが見えた。顔に見覚えがあるのは、昼休みの時のマリア様とムンナ様、そして学級委員長のマーガレット様だ。
「ごきげんよう、キル殿下。少しお話しさせていただいてもよろしいでしょうか?」
マーガレット様がキルにそう話しかけた。キル殿下………? 二人は結構親しい関係なのだろうか?
「ああ、マーガレット。どうしたんだ?」
キルが女性の名前を呼び捨てにしているのを初めて見た。………キルとはどういう関係なのだろうか?
俺の疑問が伝わったのか、ジールが耳打ちをしてくれた。
「殿下とマーガレット様は、幼馴染なんッスよ(小声)。」
………幼馴染か。確かに、キルはまえに遊び相手と幼馴染がいると言っていた。あの時女性が幼馴染のパターンだろうと予想はしていたけど、当たってしまったな………。
「ありがとうございます。用件だけをお伝えしますと、今度の土の日にわたくしたちで開催するお茶会への招待へ参りましたの。新学期が始まったことですし、いかがでしょうか。」
あ、今度の土の日ってキルが俺に王都の案内をしてくれる日だったよな………。だけど、せっかく幼馴染が誘ってくれているのだからそちらに行ってもらった方が良いよな。王都の案内なら急ぐこともないし、来週以降でも全然かまわない。
「すまない、マーガレット。その日はアースに王都の案内をする約束をしているんだ。」
「まあ、そうでしたの。あら、ジーマル様失礼しました。わたくしとしたことが、まだ自己紹介をしておりませんでしたわ。お初にお目にかかります、マーガレット・ガナハットと申しますわ。以後、お見知りおきを。」
マーガレット様はそういうと、俺に微笑みかけた。最初にも思ったけど、かなりの美少女だ。顔面偏差値の高いこの世界の中でも飛びきりに高い。まさにヒロインと呼ぶのにふさわしいルックスだ。それに加えて、ガナハットということは二大公爵家の一角のガナハット公爵家のご令嬢だ。ルックスに加えて地位も最強クラスだ。
「ああ、すま………。ありがとう。」
わざわざ言い直してくれるところが、キルの優しいところだよな。キルは受け取ったおしぼりを目元に乗せて、首を後ろに倒した。俺はすぐ後ろの席にいるから、頭をなでるのにはちょうどいい位置である。ちょっとくらいなら………いいよな?
俺はキルの頭に手を置き、少し揺らした。
「キル、キルは頑張ってるよ。むしろ少し、頑張りすぎなくらいかな。」
すると一瞬の間があったが、すぐに俺の手はキルに掴まれてしまった。
しまった、これはまずかったかな………。
「………保護者視点やめろよ。」
おっと、そっちがいけなかったか………。確かに俺のアラサー精神が出てしまい、保護者感が出てしまったみたいだ。こういうところは注意していかないといけないな。
「ごめん、次からは気を付けるよ。そうだ、皆に聞きたいことがあったんだけど、午後の授業が終わった後は何をしていることが多いの?」
前から午後の授業のあとの時間をそう過ごそうかと思っていたのだ。俺的には魔法の訓練をしたいと思っているけど、まだ授業すら受けていないから参考にしたい。
「俺は剣だ。」
「俺は魔法の訓練ッスね!」
「俺は勉強かな。」
「………俺は剣術が一番多いな。その他は兄上の手伝いをすることもある。」
なるほど。やっぱり、自分の専門分野の特訓などに午後の時間を費やすようだ。しかし、仮に授業を受けても俺一人で魔法の訓練をすることができるだろうか? 父上によると、俺の家庭教師探しは難航しているらしい。すると、隣にいるジールが俺の肩をたたいた。
「アースが良ければ、俺と一緒に訓練するッスか? 同じ魔導士志望同士ッスし、俺も一人でやるよりやる気がでるっスからね。………というのは建前なんッスけど、実は俺、魔導士志望の側近仲間ができてうれしいんッスよ。だから、一緒にどうッスか?」
「それはうれしい提案だよ、ジール! 俺も一人で何していいかわからないし、是非お願いするよ!」
「俺からもお願いするッスよ! だけど、アースが魔法実技の授業をある程度受けた後からッスね。基本の授業を受けておかないと危ないッスから。」
「わかった。基本の授業が終わったら、よろしくね。」
俺がそういうと、ジールは笑って頷いてくれた。これは………、なかなか破壊力のある笑顔だ。キルによる耐性をつけていなかったら、昇天するところだった。
ジールの笑顔を眺めていると、目の前におしぼりが差し出されてきた。どうやら、もう大丈夫らしい。
「もう大丈夫そうだね。………話は変わるんだけど、キル。今日のお茶のことなんだけど、王都の店でって可能?」
「可能だけど、なんでわざわざ外に行くんだ?」
「タオルと飲み物のお礼を買いに行きたいんだよ。男子が使ったものを洗って返されるのは嫌がられるかなと思ったから、新しい物を返すと言ったんだよ。」
俺がそういうと、キルはなんとも微妙な顔をした。もしかして面倒くさがってる? キルも使ったタオルのお礼だよ?
「それなら、俺がいい店を知っているぜ。」
「ちなみに、どっちの意味でのいいお店なの?」
「うーん、どっちもかな。俺、結構出歩くから王都については詳しいぜ。」
あーなるほど。なんか、ローウェルなら王都をプラプラしていそうだ。第一印象で若干チャラい感じがすると思ったけど、あながち間違っていなそうだ。
「じゃあキルがいいなら、ローウェルにお願いしようかな。今はそうだね………はちみつ系のスイーツが食べたいかな。あとは、よさげなハンカチが売っているお店もお願い。」
「りょーかい!」
すると、いいタイミングでモール先生が教室に入ってきた。午後の授業は算術である。三年次の範囲はすでに自習で終えているため、正直受ける必要はないけど、こういう時間も懐かしいし居心地がいいのでゆったりと授業を受けることにしよう。
――
午後の授業が終了しキルたちと少し雑談をしていると、五人くらいの女子生徒が俺たちに近づいてくるのが見えた。顔に見覚えがあるのは、昼休みの時のマリア様とムンナ様、そして学級委員長のマーガレット様だ。
「ごきげんよう、キル殿下。少しお話しさせていただいてもよろしいでしょうか?」
マーガレット様がキルにそう話しかけた。キル殿下………? 二人は結構親しい関係なのだろうか?
「ああ、マーガレット。どうしたんだ?」
キルが女性の名前を呼び捨てにしているのを初めて見た。………キルとはどういう関係なのだろうか?
俺の疑問が伝わったのか、ジールが耳打ちをしてくれた。
「殿下とマーガレット様は、幼馴染なんッスよ(小声)。」
………幼馴染か。確かに、キルはまえに遊び相手と幼馴染がいると言っていた。あの時女性が幼馴染のパターンだろうと予想はしていたけど、当たってしまったな………。
「ありがとうございます。用件だけをお伝えしますと、今度の土の日にわたくしたちで開催するお茶会への招待へ参りましたの。新学期が始まったことですし、いかがでしょうか。」
あ、今度の土の日ってキルが俺に王都の案内をしてくれる日だったよな………。だけど、せっかく幼馴染が誘ってくれているのだからそちらに行ってもらった方が良いよな。王都の案内なら急ぐこともないし、来週以降でも全然かまわない。
「すまない、マーガレット。その日はアースに王都の案内をする約束をしているんだ。」
「まあ、そうでしたの。あら、ジーマル様失礼しました。わたくしとしたことが、まだ自己紹介をしておりませんでしたわ。お初にお目にかかります、マーガレット・ガナハットと申しますわ。以後、お見知りおきを。」
マーガレット様はそういうと、俺に微笑みかけた。最初にも思ったけど、かなりの美少女だ。顔面偏差値の高いこの世界の中でも飛びきりに高い。まさにヒロインと呼ぶのにふさわしいルックスだ。それに加えて、ガナハットということは二大公爵家の一角のガナハット公爵家のご令嬢だ。ルックスに加えて地位も最強クラスだ。
381
あなたにおすすめの小説
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
【完結】君を上手に振る方法
社菘
BL
「んー、じゃあ俺と付き合う?」
「………はいっ?」
ひょんなことから、入学して早々距離感バグな見知らぬ先輩にそう言われた。
スクールカーストの上位というより、もはや王座にいるような学園のアイドルは『告白を断る理由が面倒だから、付き合っている人がほしい』のだそう。
お互いに利害が一致していたので、付き合ってみたのだが――
「……だめだ。僕、先輩のことを本気で……」
偽物の恋人から始まった不思議な関係。
デートはしたことないのに、キスだけが上手くなる。
この関係って、一体なに?
「……宇佐美くん。俺のこと、上手に振ってね」
年下うさぎ顔純粋男子(高1)×精神的優位美人男子(高3)の甘酸っぱくじれったい、少しだけ切ない恋の話。
✧毎日2回更新中!ボーナスタイムに更新予定✧
✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。
キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ!
あらすじ
「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」
貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。
冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。
彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。
「旦那様は俺に無関心」
そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。
バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!?
「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」
怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。
えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの?
実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった!
「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」
「過保護すぎて冒険になりません!!」
Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる