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Chapter 2
69*もっと奥まで…
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息が上がる2人をまるで祝福するかのように、突如として大きな拍手が上がった。
舞台が終わったのだ。
喝采が上がる中、ガクガクと震える足をなんとか動かしたナタリーは、そのまま未だ達していないセザールをそっと舐め上げた。
__ビクンッ!
完全に、舞台へと気を取られていたセザールは、不意に訪れた甘美な刺激に身体を震わせた。
その刺激に抗うように、必死に力を込め己を抑えた。
そして、セザールの足の間に顔を埋めるナタリーを見ると、彼女はまるで挑発しているかのように笑う。その、蕩け切った上目遣いの視線は、簡単にセザールのブレーキを外した。
ナタリーの頭に手を添えると、そのまま少しだけ力を込めた。
"もっと奥まで咥えて…"
その意図を汲み取ったかのように、ナタリーは一気に根元まで口に含んだ。
チロチロと、舌で転がしているような動きから、ねっとりとアイスを舐め上げるような動きに変われば、頭上からはセザールの掠れた声が聞こえてくる。
はぁはぁ…と、息遣いが荒くなるにつれ、ナタリーの愛撫は激しさを増していき、頭を撫でていたセザール手は完全にナタリーの頭を抑えていた。
そして、身体を大きくのけ反らせた瞬間、ナタリーの口の中でセザールのモノが痙攣し絶頂と共に吐き出していた。
「…っ!」
ハッ!と我に返ったセザールは、ナタリーの顔を上げさせた。そして、慌てて「出して!」と言った瞬間…ナタリーはゴクリとそれを飲み干したのだ。
その姿に、セザールは嬉しそうに顔を歪めると、ナタリーを優しく抱きしめた。
喝采が落ち着き始めると、今度はゾロゾロと人々が帰路につき始める。
さっと身なりを整えたセザールは、愛おしそうにナタリーへ口付けを落としながら、彼女のドレスを直し始めた。
まだ力が入らないナタリーの代わりに、ドレスを直しているだけなのだが…その手慣れた様子にチクリと嫉妬心が芽生えた。
「随分と手慣れてるんですね」
先ほどまでの熱など、どこかに吹き飛んでしまったかのような、冷んやりとした声…
普通なら、"しまった"とでも思いそうなのだが、今のセザールにとってはそれすら自分への想いに思え、嬉しくて仕方がなかった。
少しツンとした、ナタリーの姿についついニヤけてしまう程にセザールは浮かれていた。そして、今まさに留めていた背中の留め具をせっせと外し始めると、スベスベとした背中から覆い被さるようにして、一気に胸へと手を入れたのだ。
「ッん!ぇっ!?…ま、まっ…ぁん!」
突然始まった刺激に、ナタリーは再び熱のこもった声を上げた。
それに気をよくしたセザールが、耳元で囁いた。
「ナタリー、君は俺のものだろう?」
その瞬間、セザールはナタリーの首筋に勢いよく吸いつくと同時に、まだ柔らかさが残る秘所へと指を突っ込んだ。
そして…
散々甘やかされてきた身体は、その一瞬の刺激に耐えることができないまま、弓形に大きく逸らして絶頂したのだった。
*
セザールとナタリーを乗せた馬車は、行きとは全く違う静けさを漂わせていた。
向かい合わせに座っていた行きとは違い、この帰りの馬車では、セザールの上にナタリーが横向きで座らされていたのだ。
そして、2人はまだ足りないと口付けを再開していたのだ。
それが、静かな理由である。
「ちゅっ…ちゅ…」
「んっ…はぁ、ぁ…ちゅっ…」
2人は、愛を確かめ合うように口付けを深めていった。
お互いに、一度も『愛している』とは、口に出さないまま…
舞台が終わったのだ。
喝采が上がる中、ガクガクと震える足をなんとか動かしたナタリーは、そのまま未だ達していないセザールをそっと舐め上げた。
__ビクンッ!
完全に、舞台へと気を取られていたセザールは、不意に訪れた甘美な刺激に身体を震わせた。
その刺激に抗うように、必死に力を込め己を抑えた。
そして、セザールの足の間に顔を埋めるナタリーを見ると、彼女はまるで挑発しているかのように笑う。その、蕩け切った上目遣いの視線は、簡単にセザールのブレーキを外した。
ナタリーの頭に手を添えると、そのまま少しだけ力を込めた。
"もっと奥まで咥えて…"
その意図を汲み取ったかのように、ナタリーは一気に根元まで口に含んだ。
チロチロと、舌で転がしているような動きから、ねっとりとアイスを舐め上げるような動きに変われば、頭上からはセザールの掠れた声が聞こえてくる。
はぁはぁ…と、息遣いが荒くなるにつれ、ナタリーの愛撫は激しさを増していき、頭を撫でていたセザール手は完全にナタリーの頭を抑えていた。
そして、身体を大きくのけ反らせた瞬間、ナタリーの口の中でセザールのモノが痙攣し絶頂と共に吐き出していた。
「…っ!」
ハッ!と我に返ったセザールは、ナタリーの顔を上げさせた。そして、慌てて「出して!」と言った瞬間…ナタリーはゴクリとそれを飲み干したのだ。
その姿に、セザールは嬉しそうに顔を歪めると、ナタリーを優しく抱きしめた。
喝采が落ち着き始めると、今度はゾロゾロと人々が帰路につき始める。
さっと身なりを整えたセザールは、愛おしそうにナタリーへ口付けを落としながら、彼女のドレスを直し始めた。
まだ力が入らないナタリーの代わりに、ドレスを直しているだけなのだが…その手慣れた様子にチクリと嫉妬心が芽生えた。
「随分と手慣れてるんですね」
先ほどまでの熱など、どこかに吹き飛んでしまったかのような、冷んやりとした声…
普通なら、"しまった"とでも思いそうなのだが、今のセザールにとってはそれすら自分への想いに思え、嬉しくて仕方がなかった。
少しツンとした、ナタリーの姿についついニヤけてしまう程にセザールは浮かれていた。そして、今まさに留めていた背中の留め具をせっせと外し始めると、スベスベとした背中から覆い被さるようにして、一気に胸へと手を入れたのだ。
「ッん!ぇっ!?…ま、まっ…ぁん!」
突然始まった刺激に、ナタリーは再び熱のこもった声を上げた。
それに気をよくしたセザールが、耳元で囁いた。
「ナタリー、君は俺のものだろう?」
その瞬間、セザールはナタリーの首筋に勢いよく吸いつくと同時に、まだ柔らかさが残る秘所へと指を突っ込んだ。
そして…
散々甘やかされてきた身体は、その一瞬の刺激に耐えることができないまま、弓形に大きく逸らして絶頂したのだった。
*
セザールとナタリーを乗せた馬車は、行きとは全く違う静けさを漂わせていた。
向かい合わせに座っていた行きとは違い、この帰りの馬車では、セザールの上にナタリーが横向きで座らされていたのだ。
そして、2人はまだ足りないと口付けを再開していたのだ。
それが、静かな理由である。
「ちゅっ…ちゅ…」
「んっ…はぁ、ぁ…ちゅっ…」
2人は、愛を確かめ合うように口付けを深めていった。
お互いに、一度も『愛している』とは、口に出さないまま…
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