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5章 お爺ちゃんと聖魔大戦
342.お爺ちゃんと婿さんズ②
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PVPルームは通常エリアとは違う場所で行う。
基本的に観戦は許可した人以外は無理で、今回は仲介役のオクト君ととばっちりのもりもりハンバーグ君が観戦に回る。
彼らのコメントは配信時のコメントと同様に扱われるらしい。
だからと言って私に有用な情報を回すことは禁じられてる様だ。ずるくない?
こっちは戦闘に特化してないというのに。
バトルモードは3回闘って、どちらが多く相手のLPを削り切れるかの三本勝負。
PVPルームは実際にLPが全損するわけではない模擬戦なので、LP全損でもログイン権を消費するわけじゃないというのがありがたいね。
けど向こうは本気で来る様だし、こちらが手を抜くのは相手に失礼だ。それに向こうが望むのはクトゥルフさんの支配するこの環境下でのライダーの能力。
シェリルのシヴァが支配した時に彼、ヒャッコ君がその横に立てるかどうかの瀬戸際がかかってる。
私も彼に随分と無茶を言った責任を取らないとね。
おっと、言ってる側から300あったカウントがゼロに近づいてきてる。あまり待たせてはいけないな。
この勝負、勝ちに行こう。
オクト君の話が本当であれば、彼は単独での古代獣討伐者だ。
決して侮ってはならない。
慎重に、相手の隙を見て……
<ラウンド1……ファイト!>
『では、参ります!』
ヒャッコ君のその姿が眼前から書き消える。
バカ真面目に声かけまでしてくれて、しかし動きが見えない。
テレポートか?
確かあれはTPという特殊なゲージを消費する。乱発していい様なものじゃない。いわば私の古代獣召喚と同じくらいゲージ管理を見誤ってはいけないものだ。
『余所見ですか?』
「いいや、対策さ」
首を狙った一撃。得物はビームソード
レムリアの器を介さず、それは彼の手の甲から煌々と輝きを見せる。まるで仕込み武器だ。レムリアの進化を目の当たりにして恐々とする。
「暗器かな? 怖いね」
『易々と避けられながら言われると少し傷つきます。ですが、流石と言っておきましょう!』
真横に水平に振り払われた右掌。
その真下から左足が顎を狙って振り上げられる。
──早い!
私は掌からボール/強化型を召喚して囮に使う。
ついでにフェイクも付与して、意識をそちらに……向いてくれない!
追撃のレーザーガン。
それは彼の開かれた口から発射された。
手ですらないのか。
動き出しが一切見えないそれをショートワープを使って範囲外へと回避する。
『うん、うん。これも避けてくれますね』
まるで確認の様に、楽しそうに頷くヒャッコ君。
これではどちらが胸を貸してるかわからなくなるね。
【僕はあれでやられましたね】
【義兄さんの場合、あれでまだ確認作業だからね】
【ひえー】
外野からの率直な感想を横目に、どうやら今の一連の行動は技の披露、その動作確認の様なものだと回答を得た。
一戦目はそうやって私にチャンスをくれるらしい。
優しいんだかなんだかわからないね。
だってその全てが急所狙いだ。
避けて当たり前ぐらいの確認作業でこちらのやる気を削ぐ辺りはあの子とそっくり。
まぁ、あんなシェリルに惚れた相手だ。
〈その身を尽くして支えてやってくれ〉と婚前に言った言葉を馬鹿正直に捉える様な相手なのだ。
それはそうとして、もりもりハンバーグ君も彼からとばっちりを受けた様だ。
その上で私に勝負を挑んできてる。
これは胸を貸すだなんて余裕は与えてくれないと見ていいな。
「少しずるいかもしれないけど、変身させてもらうね」
『どうぞ、どうぞ。俺はそれ込みの義父さんとの対戦を所望してますから』
「ならば……変身! いあ! いあ! くとぅるー!」
探偵の様な装いから全身タイツ姿にブーツとグローブを嵌め込んだライダーの姿。
それが内側から食い破られる様に膨張して、グロテスクな姿へと変貌した。
エルダーサインは最早意味をなさない。
なぜならば私とクトゥルフさんは一心同体だからだ。
彼の肉体の一部を私が操作することによって得られた信頼の大きさを表す。
彼がまだ封印されていた時に扱えていた腕は4本だった。
背中から伸びた触腕がうねうねと相手を威嚇する様に。
全身から滲み出す体液はスーツの上から新しい形を造形した。
艶かしさ全面に押し出しつつ、人の形に凝縮した異形が現れる。タコの様な頭部。両側に配置された瞳はぎょろぎょろと動き回り、それ以上に視界が確保される。
この姿を見せるのは本邦初公開だ。
今までの配信ではライダー状態で戦っていた。
神格召喚まではしてなかったんだよねぇ。
( ͡° ͜ʖ ͡°)氏やもりもりハンバーグ君はバンバンその姿を晒してたけど、私のは表面的だけの変身だ。今の様な100%ではないとだけ言っておく。
だってこの姿、毎秒相手は正気度ロール振らなきゃいけないからね。
流石に悪いし。
「『では行くよ』」
うにょり。と触腕が背からフィールドに広がり、何もない空間を掴んだ。
この形態は人の姿を保っているというだけで、人と同じ闘い方をするのは不正解である。
重々しい、ヨタヨタとした動きでありながらも、だが真実は真逆で動けば素早い。それ以前に普通に動くことなんてまずないのだけどね。
「『領域展開・ルルイエ』」
PVPルームは一転、私の支配下に置き換わる。
広がっていた青空は海の底に沈み、ヒャッコ君の体に巻きついた。世界の支配とは、環境の支配に等しい。
相手を自分の得意なフィールドに誘い込む。それこそが真の支配だ。
「『さぁ、試合の続きをしようか』」
『突然海のフィールドに突き込まれるとは。だがなんの対策もしてきていない俺だと思われては困ります』
ヒャッコ君の体が浮き上がる。
否、その両足から泡が浮きだった。
ジェットスクリューだ。
両足から、体の節々から肉体を制御するのに必要最低限の移動が可能な肉体に改造してきているらしい。
私対策というのは本当だそうだ。
ならばこちらが遠慮する必要はないな。
触腕の一つが手前の海を掴んで引っ張る。
この肉体ではこの程度の事象くらい通常攻撃の一部だ。
相手が体勢を崩したのを見越してレムリアの器で照射するも、その姿がブレたと思ったら全く違う場所へと移動していた。
やはり彼はワープを会得しているな。
私に挑んでくるだけある。
しかし……
「『ワープなら私も得意だ』」
そして領域展開内ならこんな事も出来る。
レムリアの器を触媒に、支配下に置いた部屋でレムリアの器を取り込んだ。捕食、あるいは解析に近い取り込み能力だ。
「『掌握領域・レムリアの器』」
それは私の肉体に入り込み、血肉となる。
それらが徹底解析されると、触腕の先端にビーム射出口が形成された。
これで触腕からビームソードとレーザービームが切替で射出可能となる。
それ以前にもレムリアの器の能力が当たり前の様に私の中へとインストールされる。
これからはレムリアの器を通さずに翻訳が出来るのはありがたい。けどこれ、変身とくと解除されちゃうんだよなぁ。
何でもかんでもできちゃうわけではないのだ。
言ってしまえば変身時限定の能力だったりする。
ビームを纏った触腕が次々にヒャッコ君を襲う。
ワープで逃げたらそれを追って。
視界から消え失せても目視せずとも彼の居所は把握できた。
なんせ頭の中で居場所が特定できてるからね。
なまじフィールドを支配してるわけではないんだよ。
彼は観念して逃げ回るのはやめてビームソードでの斬り合いを挑んでくる。
狙いは触腕か。
一本二本は目を瞑ろう。
けどね?
「『こちらの手でもビームは扱えるのさ』」
人の形をした本体から振られた手刀。
距離があるからと油断してはならない。
ビームを支配下に置いた私ならこれぐらいできて当たり前だ。
支配とは何もただ扱うだけにあらず。
形を変え、用法すら自由に発想してこそ支配の真骨頂だ。
私の払った空間にビームを付与して飛ぶ斬撃を模倣する。
これは少年探偵アキカゼでの師匠とのやり取りでの一場面。
新必殺技を思いついた時の思いつき。
今までの訓練の末にたどり着いた集大成だ。
『本当に、無茶苦茶だ!』
「『知ってて勝負を挑んできたのだろう?』」
ちなみにその飛ぶ斬撃は、触腕の方からも遅れてやってきた。
私の触腕は再生可能だからね。
放っておけば勝手に完治するんだ。あくまでも疑似腕。
手数の多さは依然としてこちらが有利であることは覆せない。
『だからこそ、乗り越え甲斐がある! 霊装〝百鬼鎧袖〟』
ヒャッコ君の肉体に、紫色に輝く紋様が浮き上がった。
そこに情報通のオクト君が補足を入れる。
【あれは!】
【知ってるの、オクト君?】
【義兄さんだって知ってるでしょ?】
【ははは、お約束というやつだよ】
【義兄さんがどんどんお義父さんに染められてきてる。まぁいいけど】
いいんだ?
というか私は普段そんな返しはしないんだけど。
どちらかと言えば探偵さんの茶番だよね?
クラメンの所業まで流石に私に押し付けられるのは困るなぁ。
あまり私に迷惑かけないで欲しいものだ。
こう、私の積み上げてきたイメージが壊れるのは困るからね?
[え、してますよ?]
私が一人で納得してるところにスズキさん、もといルリーエからツッコミが来た。わざわざ念話でだ。
『今忙しいから構うのは後でね』
[……イケズ]
それだけ言って彼女からの念話は消えた。
ほんと何しに来たんだか。
お陰でオクト君の説明を聞きそびれてしまったよ。
まぁログを辿ればいいか。
基本的に観戦は許可した人以外は無理で、今回は仲介役のオクト君ととばっちりのもりもりハンバーグ君が観戦に回る。
彼らのコメントは配信時のコメントと同様に扱われるらしい。
だからと言って私に有用な情報を回すことは禁じられてる様だ。ずるくない?
こっちは戦闘に特化してないというのに。
バトルモードは3回闘って、どちらが多く相手のLPを削り切れるかの三本勝負。
PVPルームは実際にLPが全損するわけではない模擬戦なので、LP全損でもログイン権を消費するわけじゃないというのがありがたいね。
けど向こうは本気で来る様だし、こちらが手を抜くのは相手に失礼だ。それに向こうが望むのはクトゥルフさんの支配するこの環境下でのライダーの能力。
シェリルのシヴァが支配した時に彼、ヒャッコ君がその横に立てるかどうかの瀬戸際がかかってる。
私も彼に随分と無茶を言った責任を取らないとね。
おっと、言ってる側から300あったカウントがゼロに近づいてきてる。あまり待たせてはいけないな。
この勝負、勝ちに行こう。
オクト君の話が本当であれば、彼は単独での古代獣討伐者だ。
決して侮ってはならない。
慎重に、相手の隙を見て……
<ラウンド1……ファイト!>
『では、参ります!』
ヒャッコ君のその姿が眼前から書き消える。
バカ真面目に声かけまでしてくれて、しかし動きが見えない。
テレポートか?
確かあれはTPという特殊なゲージを消費する。乱発していい様なものじゃない。いわば私の古代獣召喚と同じくらいゲージ管理を見誤ってはいけないものだ。
『余所見ですか?』
「いいや、対策さ」
首を狙った一撃。得物はビームソード
レムリアの器を介さず、それは彼の手の甲から煌々と輝きを見せる。まるで仕込み武器だ。レムリアの進化を目の当たりにして恐々とする。
「暗器かな? 怖いね」
『易々と避けられながら言われると少し傷つきます。ですが、流石と言っておきましょう!』
真横に水平に振り払われた右掌。
その真下から左足が顎を狙って振り上げられる。
──早い!
私は掌からボール/強化型を召喚して囮に使う。
ついでにフェイクも付与して、意識をそちらに……向いてくれない!
追撃のレーザーガン。
それは彼の開かれた口から発射された。
手ですらないのか。
動き出しが一切見えないそれをショートワープを使って範囲外へと回避する。
『うん、うん。これも避けてくれますね』
まるで確認の様に、楽しそうに頷くヒャッコ君。
これではどちらが胸を貸してるかわからなくなるね。
【僕はあれでやられましたね】
【義兄さんの場合、あれでまだ確認作業だからね】
【ひえー】
外野からの率直な感想を横目に、どうやら今の一連の行動は技の披露、その動作確認の様なものだと回答を得た。
一戦目はそうやって私にチャンスをくれるらしい。
優しいんだかなんだかわからないね。
だってその全てが急所狙いだ。
避けて当たり前ぐらいの確認作業でこちらのやる気を削ぐ辺りはあの子とそっくり。
まぁ、あんなシェリルに惚れた相手だ。
〈その身を尽くして支えてやってくれ〉と婚前に言った言葉を馬鹿正直に捉える様な相手なのだ。
それはそうとして、もりもりハンバーグ君も彼からとばっちりを受けた様だ。
その上で私に勝負を挑んできてる。
これは胸を貸すだなんて余裕は与えてくれないと見ていいな。
「少しずるいかもしれないけど、変身させてもらうね」
『どうぞ、どうぞ。俺はそれ込みの義父さんとの対戦を所望してますから』
「ならば……変身! いあ! いあ! くとぅるー!」
探偵の様な装いから全身タイツ姿にブーツとグローブを嵌め込んだライダーの姿。
それが内側から食い破られる様に膨張して、グロテスクな姿へと変貌した。
エルダーサインは最早意味をなさない。
なぜならば私とクトゥルフさんは一心同体だからだ。
彼の肉体の一部を私が操作することによって得られた信頼の大きさを表す。
彼がまだ封印されていた時に扱えていた腕は4本だった。
背中から伸びた触腕がうねうねと相手を威嚇する様に。
全身から滲み出す体液はスーツの上から新しい形を造形した。
艶かしさ全面に押し出しつつ、人の形に凝縮した異形が現れる。タコの様な頭部。両側に配置された瞳はぎょろぎょろと動き回り、それ以上に視界が確保される。
この姿を見せるのは本邦初公開だ。
今までの配信ではライダー状態で戦っていた。
神格召喚まではしてなかったんだよねぇ。
( ͡° ͜ʖ ͡°)氏やもりもりハンバーグ君はバンバンその姿を晒してたけど、私のは表面的だけの変身だ。今の様な100%ではないとだけ言っておく。
だってこの姿、毎秒相手は正気度ロール振らなきゃいけないからね。
流石に悪いし。
「『では行くよ』」
うにょり。と触腕が背からフィールドに広がり、何もない空間を掴んだ。
この形態は人の姿を保っているというだけで、人と同じ闘い方をするのは不正解である。
重々しい、ヨタヨタとした動きでありながらも、だが真実は真逆で動けば素早い。それ以前に普通に動くことなんてまずないのだけどね。
「『領域展開・ルルイエ』」
PVPルームは一転、私の支配下に置き換わる。
広がっていた青空は海の底に沈み、ヒャッコ君の体に巻きついた。世界の支配とは、環境の支配に等しい。
相手を自分の得意なフィールドに誘い込む。それこそが真の支配だ。
「『さぁ、試合の続きをしようか』」
『突然海のフィールドに突き込まれるとは。だがなんの対策もしてきていない俺だと思われては困ります』
ヒャッコ君の体が浮き上がる。
否、その両足から泡が浮きだった。
ジェットスクリューだ。
両足から、体の節々から肉体を制御するのに必要最低限の移動が可能な肉体に改造してきているらしい。
私対策というのは本当だそうだ。
ならばこちらが遠慮する必要はないな。
触腕の一つが手前の海を掴んで引っ張る。
この肉体ではこの程度の事象くらい通常攻撃の一部だ。
相手が体勢を崩したのを見越してレムリアの器で照射するも、その姿がブレたと思ったら全く違う場所へと移動していた。
やはり彼はワープを会得しているな。
私に挑んでくるだけある。
しかし……
「『ワープなら私も得意だ』」
そして領域展開内ならこんな事も出来る。
レムリアの器を触媒に、支配下に置いた部屋でレムリアの器を取り込んだ。捕食、あるいは解析に近い取り込み能力だ。
「『掌握領域・レムリアの器』」
それは私の肉体に入り込み、血肉となる。
それらが徹底解析されると、触腕の先端にビーム射出口が形成された。
これで触腕からビームソードとレーザービームが切替で射出可能となる。
それ以前にもレムリアの器の能力が当たり前の様に私の中へとインストールされる。
これからはレムリアの器を通さずに翻訳が出来るのはありがたい。けどこれ、変身とくと解除されちゃうんだよなぁ。
何でもかんでもできちゃうわけではないのだ。
言ってしまえば変身時限定の能力だったりする。
ビームを纏った触腕が次々にヒャッコ君を襲う。
ワープで逃げたらそれを追って。
視界から消え失せても目視せずとも彼の居所は把握できた。
なんせ頭の中で居場所が特定できてるからね。
なまじフィールドを支配してるわけではないんだよ。
彼は観念して逃げ回るのはやめてビームソードでの斬り合いを挑んでくる。
狙いは触腕か。
一本二本は目を瞑ろう。
けどね?
「『こちらの手でもビームは扱えるのさ』」
人の形をした本体から振られた手刀。
距離があるからと油断してはならない。
ビームを支配下に置いた私ならこれぐらいできて当たり前だ。
支配とは何もただ扱うだけにあらず。
形を変え、用法すら自由に発想してこそ支配の真骨頂だ。
私の払った空間にビームを付与して飛ぶ斬撃を模倣する。
これは少年探偵アキカゼでの師匠とのやり取りでの一場面。
新必殺技を思いついた時の思いつき。
今までの訓練の末にたどり着いた集大成だ。
『本当に、無茶苦茶だ!』
「『知ってて勝負を挑んできたのだろう?』」
ちなみにその飛ぶ斬撃は、触腕の方からも遅れてやってきた。
私の触腕は再生可能だからね。
放っておけば勝手に完治するんだ。あくまでも疑似腕。
手数の多さは依然としてこちらが有利であることは覆せない。
『だからこそ、乗り越え甲斐がある! 霊装〝百鬼鎧袖〟』
ヒャッコ君の肉体に、紫色に輝く紋様が浮き上がった。
そこに情報通のオクト君が補足を入れる。
【あれは!】
【知ってるの、オクト君?】
【義兄さんだって知ってるでしょ?】
【ははは、お約束というやつだよ】
【義兄さんがどんどんお義父さんに染められてきてる。まぁいいけど】
いいんだ?
というか私は普段そんな返しはしないんだけど。
どちらかと言えば探偵さんの茶番だよね?
クラメンの所業まで流石に私に押し付けられるのは困るなぁ。
あまり私に迷惑かけないで欲しいものだ。
こう、私の積み上げてきたイメージが壊れるのは困るからね?
[え、してますよ?]
私が一人で納得してるところにスズキさん、もといルリーエからツッコミが来た。わざわざ念話でだ。
『今忙しいから構うのは後でね』
[……イケズ]
それだけ言って彼女からの念話は消えた。
ほんと何しに来たんだか。
お陰でオクト君の説明を聞きそびれてしまったよ。
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