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たかだか三名の手首に飾りをとめつける「だけ」のことだったのに、お席に戻るまでに相当の時間の経過を感じた。さっきそれぞれにお土産を手渡したときの比ではないほど皆さま情熱的な反応だったのだ。いちいち強く抱きしめられ、くちづけられ、下手をすればあちこち撫で回されて大変だったのだ。
そして、室内はようやくほっこりと温かい空気に満たされた。これこそ、私が待ち望んだものだ。私は満足して公爵様方を見渡しながら美味な小菓子をつまむ。
最も長く私を腕の中に閉じ込め、舐め回すように濃厚なくちづけを振り注いでお土産のお礼と私への愛情を示したレオン様は、琥珀の飾り玉を指でつっつきながら、君のは?と言った。
「いい鎖だし、飾り玉の質もなかなかだ。君にも似合うだろう。君のは、リーヴァ?」
「?……ああ、そういえば」
私のもあったのだった。
「ありますよ」
「同じものか?」
と、シグルド様。
空色の瞳と同じ色の飾り玉をぺろりと舐めながら言う。
飴玉ではありません。
「鎖は同じです」
シグルド様、舐めてはいけません、変色の恐れがありますと冷静に指摘すると、そうかもしれんが君が選んでくれたと思うと舐めたくなると妙に色っぽいため息とともにシグルド様は言った。
「どんな貴石を買ったんだ?黒曜石か?」
ユリアスは飾り玉を握りしめたまま放そうとしない。それはそれでヘッドの付け根が傷みそうだなと心配になる。
私は頭を振った。
「黒い貴石なんてつまらないですもの。私のは薔薇石」
「ああ、あれか」
レオン様は頷く。
この方は贈り物魔だけれど、隅に置けないひとだ。つまり、女性の衣裳や宝石、かなり詳しい。
誰にでも贈り物をしまくっていたとは思いたくないし思わないけれど、女性にとてもモテるのだとか。 三公爵とオルギール、四人の中で最も絵姿の売れ行きがよい、「一番人気の公爵様」と聞いたことがある。
「紅色?濃い苺色というか」
「赤味の強い桃色ですわ、レオン様。その名のとおり薔薇が彫ってあって、とても綺麗なの」
「君に似合うだろうな」
君は薔薇石が好きなのか。もしくはそういう色が。覚えておこうとレオン様は言い、シグルド様もユリアスもオルギールまでもがしっかりと頷いた。
また当分の間、薔薇石の贈り物が殺到するかもしれない。
その光景を想像して少々寒くなったけれど、まあいいやと腹を括った。空前の珊瑚祭りよりはいい。珊瑚と色が似ているといえなくはないが、アレな感じはしないだろう。
……そういえば、アルフはどうしているだろうか。
この腕輪、俺にも選べと騒がれ、皆様のと同じ鎖を選ばされ、飾りは赤にしたらと言ったのにそれこそちょっと地味だけれど黒曜石がいいと言い張って自分で買い求めて行ったのだった。
皆さまにはそれぞれの瞳の色、奴だけが自分の髪の色だな。
ちょっとずつ、奴はひねくれてるからちょうどいいかもしれない。
ちゃんと回復しているだろうか。いや、回復したと聞いているけれど、次はどんな役目を負うんだろう。別動隊の隊長は、今後どういう役職に就くのだろう。
私を好きだと。最初で最後の女だと言い切ったアルフ。
気にならないと言ったらウソになる。彼の働きには助けられたと思っているし、それは総大将たるシグルド様も承知しているだろう。そしてもちろん、軍功だけではなく、男性としてもレベルは高いひとであることは間違いない。彼は露悪的な物言いをするけれど、育ちの良さはあちこちに垣間見えていて、美貌だけではなく、何とも言えない魅力がある。確かに、火遊び好きの貴婦人からすれば世慣れた格好の恋人に。世間知らずの姫君なら荒っぽい甘い夢を見せてくれる危険な恋人に。町のお嬢さんたちからすれば下町の王子様、といったところか。
私だって超絶美貌のオルギールや公爵様方に先に接していなかったら、いとも簡単に篭絡されていただろう。
彼とどうにかなりたいとは当然思わないし、彼の愛情は心苦しいくらいだけれど、今後の行く末はやはり気になるところだ。
聞いてみようかな、と思ったけれど、ネタ的に微妙に怖い。特にオルギールが怖い。彼にとってアルフネタは地雷だ。あ、前にもおんなじこと考えたっけ。この世界に地雷はないな。逆鱗に触れる、と言ったらいいのか。どのへんからアプローチしようか。
そうだ、ウルブスフェルのギルド長。キアーラの処遇。薬漬けにされた総督は?
この点は本当に知りたい。アルフのこと以前に。自分自身が別動隊を率いて彼らと関わったのだから。
あれからそれなりに日にちがたっているし、どうせ厳しい尋問が続いていることだろう。まさか、とっくに処刑された、なんてことはなかろう。グラディウスはそれほど野蛮ではないと思っている。
------気がつけば、「この腕飾りは俺たちを繋ぐ婚姻の証のようなものだ」とえらく盛り上がっていて、黒曜石の飾りも四人分誂えさせてこの鎖に着けよう、そうしよう、妻の瞳の色をつけるのが夫の証でもあるだろうと早速話はまとまったようだ。この店のアルバの支店へ使いを出す、いや城へ呼ぶか、という気の早い話が進行し、結局、レオン様の城に呼ぶことになったらしくひと段落したらしい頃合いを見計らい、少しお尋ねしたいことが、と、私は切り出した。
**********
楽しい昼食会とはいえ(そして激しいのも言うまでもない)、せっかく重鎮が集合しているのだ。
食事もデザートも終わったことだし、少々無粋かもしれないけれど、私は戦役からこっち、気になっていたことをあれこれ教えて頂くことにした。
戦後処理の様子を尋ねているうちはよかったのだが、話が総督と捕虜、つまりギルド長とキアーラに及ぶと、彼らはあからさまに顔をしかめた。
オルギールですら、優美な眉をわずかに顰めている。
何があったのか、と目で問えば、シグルド様はあいつらは腐っている、と吐き捨てた。
「シグルド様」
火竜の君らしくもない乱暴な言い回しに、違和感を感じてしまう。
私の怪訝そうな顔が目に入ったらしく、シグルド様はたちまち頬を緩め、失礼、姫、直接的過ぎる表現だったなと言った。
「シグルドの言う通り。やつらは骨の髄まで腐りきっている、リーヴァ」
レオン様がシグルド様の発言にさらに強調するように言い添えた。
……そりゃまあ、ろくでもない人物であることはわかりましたが。二人ともたぶん軽いヤク中、強欲で残忍で好色で。下品なことを言っていたし、キアーラは私を突き飛ばしたり小突いたりしたし、ギルド長は耳を舐めやがった。
「尋問はしばらく前、裁判は二日前に終わったんだが」
ユリアスは淡々と説明した。
お茶を口に運びながらも、椀を置くや否やすぐに飾り玉を握りしめている。
ちょっとそれ放したらいかがでしょうか。そのうち引きちぎってしまいませんか。
「自分たちが篭絡した総督のこと、自分たちの雇い主のこと、尾ひれもたぶんたっぷりとつけて立て板に水のように知る限りのことを喋りたおしていた。助命嘆願のつもりだったそうだが」
「行動原理は金銭と快楽。悪事を働く図太さがあるくせに死にたくない、助かりたい。小物過ぎて吐き気がする。女は牢番や護送の兵士にまで色目を使ったらしいし、裁判で引っ立てられたときなど、レオンや俺、ユリアスにまで色を匂わせる始末。勘違いも甚だしい」
再び火竜の君らしくもなく、鼻に皺を寄せて彼は吐き捨てた。
その程度のことはする女だとは思ったけれど、シグルド様は相当うんざりしたようだ。
「……それで、色仕掛けも泣き落としも大して実の無い情報提供もまるで役に立たなかったことがわかったとたん。法廷で口汚く罵り始めたんだ」
「はあ」
私はおざなりな相槌をうった。
お品がよろしいのかな、三公爵様は。キアーラのあれこれは聞けば聞くほど「いかにも」な反応である。聞苦しい、見苦しいことだったろうけれど、そんなにドンびくほどのことでもないような。
顔に出ていたのだろうか。そんなことくらいと思っているだろう、と、レオン様は見透かしたように言った。
「グラディウスのことはいい。俺たちのことも。……君のことをそれは酷く罵った」
レオン様はその時のことを思い出したかのように不愉快そうに顔を歪め、鋭さを増していた金色の瞳をしっかりと閉じてしまう。
「罵るくらいなんということはない、と思うだろう、リーヴァ。そんなことはわかっているが……あの女は聞き捨てならん毒を吐いた。吐き続けたんだ。収拾がつかないほど法廷がどよめき、女に薬を嗅がせて気を失わせ、退廷させなくてはならなくなるほど」
「何と言っていました?」
私はつとめて穏やかに尋ねた。
私までもが感情的になったら、公爵様方はどうなるのか。そちらも心配だから。
……イヤな方向の話だろう、と、予測はつくけれど聞かないわけにはゆかない。
あの女は目があったその時から私を嫌っていた。人間としても、たぶん、女としても。グラディウス三公爵の寵を受ける私が気に喰わないのだろうとすぐにわかった。私をいたぶり、辱めることを心から愉しみ、期待していた。
そんな女が私のことをどう罵り、退廷させられるほどのことを言ったのか。……たぶん、わかる。
膝の上で、軽く拳を固めて、私は「その話」に備えた。
そして、室内はようやくほっこりと温かい空気に満たされた。これこそ、私が待ち望んだものだ。私は満足して公爵様方を見渡しながら美味な小菓子をつまむ。
最も長く私を腕の中に閉じ込め、舐め回すように濃厚なくちづけを振り注いでお土産のお礼と私への愛情を示したレオン様は、琥珀の飾り玉を指でつっつきながら、君のは?と言った。
「いい鎖だし、飾り玉の質もなかなかだ。君にも似合うだろう。君のは、リーヴァ?」
「?……ああ、そういえば」
私のもあったのだった。
「ありますよ」
「同じものか?」
と、シグルド様。
空色の瞳と同じ色の飾り玉をぺろりと舐めながら言う。
飴玉ではありません。
「鎖は同じです」
シグルド様、舐めてはいけません、変色の恐れがありますと冷静に指摘すると、そうかもしれんが君が選んでくれたと思うと舐めたくなると妙に色っぽいため息とともにシグルド様は言った。
「どんな貴石を買ったんだ?黒曜石か?」
ユリアスは飾り玉を握りしめたまま放そうとしない。それはそれでヘッドの付け根が傷みそうだなと心配になる。
私は頭を振った。
「黒い貴石なんてつまらないですもの。私のは薔薇石」
「ああ、あれか」
レオン様は頷く。
この方は贈り物魔だけれど、隅に置けないひとだ。つまり、女性の衣裳や宝石、かなり詳しい。
誰にでも贈り物をしまくっていたとは思いたくないし思わないけれど、女性にとてもモテるのだとか。 三公爵とオルギール、四人の中で最も絵姿の売れ行きがよい、「一番人気の公爵様」と聞いたことがある。
「紅色?濃い苺色というか」
「赤味の強い桃色ですわ、レオン様。その名のとおり薔薇が彫ってあって、とても綺麗なの」
「君に似合うだろうな」
君は薔薇石が好きなのか。もしくはそういう色が。覚えておこうとレオン様は言い、シグルド様もユリアスもオルギールまでもがしっかりと頷いた。
また当分の間、薔薇石の贈り物が殺到するかもしれない。
その光景を想像して少々寒くなったけれど、まあいいやと腹を括った。空前の珊瑚祭りよりはいい。珊瑚と色が似ているといえなくはないが、アレな感じはしないだろう。
……そういえば、アルフはどうしているだろうか。
この腕輪、俺にも選べと騒がれ、皆様のと同じ鎖を選ばされ、飾りは赤にしたらと言ったのにそれこそちょっと地味だけれど黒曜石がいいと言い張って自分で買い求めて行ったのだった。
皆さまにはそれぞれの瞳の色、奴だけが自分の髪の色だな。
ちょっとずつ、奴はひねくれてるからちょうどいいかもしれない。
ちゃんと回復しているだろうか。いや、回復したと聞いているけれど、次はどんな役目を負うんだろう。別動隊の隊長は、今後どういう役職に就くのだろう。
私を好きだと。最初で最後の女だと言い切ったアルフ。
気にならないと言ったらウソになる。彼の働きには助けられたと思っているし、それは総大将たるシグルド様も承知しているだろう。そしてもちろん、軍功だけではなく、男性としてもレベルは高いひとであることは間違いない。彼は露悪的な物言いをするけれど、育ちの良さはあちこちに垣間見えていて、美貌だけではなく、何とも言えない魅力がある。確かに、火遊び好きの貴婦人からすれば世慣れた格好の恋人に。世間知らずの姫君なら荒っぽい甘い夢を見せてくれる危険な恋人に。町のお嬢さんたちからすれば下町の王子様、といったところか。
私だって超絶美貌のオルギールや公爵様方に先に接していなかったら、いとも簡単に篭絡されていただろう。
彼とどうにかなりたいとは当然思わないし、彼の愛情は心苦しいくらいだけれど、今後の行く末はやはり気になるところだ。
聞いてみようかな、と思ったけれど、ネタ的に微妙に怖い。特にオルギールが怖い。彼にとってアルフネタは地雷だ。あ、前にもおんなじこと考えたっけ。この世界に地雷はないな。逆鱗に触れる、と言ったらいいのか。どのへんからアプローチしようか。
そうだ、ウルブスフェルのギルド長。キアーラの処遇。薬漬けにされた総督は?
この点は本当に知りたい。アルフのこと以前に。自分自身が別動隊を率いて彼らと関わったのだから。
あれからそれなりに日にちがたっているし、どうせ厳しい尋問が続いていることだろう。まさか、とっくに処刑された、なんてことはなかろう。グラディウスはそれほど野蛮ではないと思っている。
------気がつけば、「この腕飾りは俺たちを繋ぐ婚姻の証のようなものだ」とえらく盛り上がっていて、黒曜石の飾りも四人分誂えさせてこの鎖に着けよう、そうしよう、妻の瞳の色をつけるのが夫の証でもあるだろうと早速話はまとまったようだ。この店のアルバの支店へ使いを出す、いや城へ呼ぶか、という気の早い話が進行し、結局、レオン様の城に呼ぶことになったらしくひと段落したらしい頃合いを見計らい、少しお尋ねしたいことが、と、私は切り出した。
**********
楽しい昼食会とはいえ(そして激しいのも言うまでもない)、せっかく重鎮が集合しているのだ。
食事もデザートも終わったことだし、少々無粋かもしれないけれど、私は戦役からこっち、気になっていたことをあれこれ教えて頂くことにした。
戦後処理の様子を尋ねているうちはよかったのだが、話が総督と捕虜、つまりギルド長とキアーラに及ぶと、彼らはあからさまに顔をしかめた。
オルギールですら、優美な眉をわずかに顰めている。
何があったのか、と目で問えば、シグルド様はあいつらは腐っている、と吐き捨てた。
「シグルド様」
火竜の君らしくもない乱暴な言い回しに、違和感を感じてしまう。
私の怪訝そうな顔が目に入ったらしく、シグルド様はたちまち頬を緩め、失礼、姫、直接的過ぎる表現だったなと言った。
「シグルドの言う通り。やつらは骨の髄まで腐りきっている、リーヴァ」
レオン様がシグルド様の発言にさらに強調するように言い添えた。
……そりゃまあ、ろくでもない人物であることはわかりましたが。二人ともたぶん軽いヤク中、強欲で残忍で好色で。下品なことを言っていたし、キアーラは私を突き飛ばしたり小突いたりしたし、ギルド長は耳を舐めやがった。
「尋問はしばらく前、裁判は二日前に終わったんだが」
ユリアスは淡々と説明した。
お茶を口に運びながらも、椀を置くや否やすぐに飾り玉を握りしめている。
ちょっとそれ放したらいかがでしょうか。そのうち引きちぎってしまいませんか。
「自分たちが篭絡した総督のこと、自分たちの雇い主のこと、尾ひれもたぶんたっぷりとつけて立て板に水のように知る限りのことを喋りたおしていた。助命嘆願のつもりだったそうだが」
「行動原理は金銭と快楽。悪事を働く図太さがあるくせに死にたくない、助かりたい。小物過ぎて吐き気がする。女は牢番や護送の兵士にまで色目を使ったらしいし、裁判で引っ立てられたときなど、レオンや俺、ユリアスにまで色を匂わせる始末。勘違いも甚だしい」
再び火竜の君らしくもなく、鼻に皺を寄せて彼は吐き捨てた。
その程度のことはする女だとは思ったけれど、シグルド様は相当うんざりしたようだ。
「……それで、色仕掛けも泣き落としも大して実の無い情報提供もまるで役に立たなかったことがわかったとたん。法廷で口汚く罵り始めたんだ」
「はあ」
私はおざなりな相槌をうった。
お品がよろしいのかな、三公爵様は。キアーラのあれこれは聞けば聞くほど「いかにも」な反応である。聞苦しい、見苦しいことだったろうけれど、そんなにドンびくほどのことでもないような。
顔に出ていたのだろうか。そんなことくらいと思っているだろう、と、レオン様は見透かしたように言った。
「グラディウスのことはいい。俺たちのことも。……君のことをそれは酷く罵った」
レオン様はその時のことを思い出したかのように不愉快そうに顔を歪め、鋭さを増していた金色の瞳をしっかりと閉じてしまう。
「罵るくらいなんということはない、と思うだろう、リーヴァ。そんなことはわかっているが……あの女は聞き捨てならん毒を吐いた。吐き続けたんだ。収拾がつかないほど法廷がどよめき、女に薬を嗅がせて気を失わせ、退廷させなくてはならなくなるほど」
「何と言っていました?」
私はつとめて穏やかに尋ねた。
私までもが感情的になったら、公爵様方はどうなるのか。そちらも心配だから。
……イヤな方向の話だろう、と、予測はつくけれど聞かないわけにはゆかない。
あの女は目があったその時から私を嫌っていた。人間としても、たぶん、女としても。グラディウス三公爵の寵を受ける私が気に喰わないのだろうとすぐにわかった。私をいたぶり、辱めることを心から愉しみ、期待していた。
そんな女が私のことをどう罵り、退廷させられるほどのことを言ったのか。……たぶん、わかる。
膝の上で、軽く拳を固めて、私は「その話」に備えた。
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