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 「……はじめのうちはただの罵倒だった」

 ユリアスは卓上で肘をつき、組んだ手の上に顎を載せ、彼もまた軽く目を閉じて言った。
 心中を読まれることを避けるためなのか。レオン様も、ユリアスも目を閉じたままだ。
 シグルド様は苦々しく眉を寄せたままだし、オルギールの纏う空気によりただいま室温低下中である。

 手を組んでもまだ飾り玉を放さないユリアスに、ちょっと金具に負荷がかかり過ぎではないかと注意喚起したいのだけれど、そういう雰囲気ではない。

 だから、ユリアスが続きを語るのを大人しく待つことにする。

 「……ありきたりに罵っているだけだった」
 「あばずれとか売女ばいたとか?」
 「まあ、そんなところだ」

 品のよろしい公爵様があえて避けた言葉を私が代弁すると、ユリアスは細く目を開けて苦笑した。
 またすぐ、長い睫毛を伏せてしまったけれど。

 「ついでに俺たちのことも。骨抜きだとか惑わされたとか」
 「そのへんは間違ってはいないがな」

 シグルド様は眉を寄せたままみずからを揶揄するように口元をほころばせる。
 彼らしからぬ複雑な表情だ。
 ユリアスは目を伏せたまま続ける。

 「その程度までなら法廷がどよめくことはない。……あの女は、姫を言葉で辱めた」
 「許せん。絶対に」

 ユリアスの声にも少し硬さかが混じる。よほどの話だったのだろうか。
 レオン様は獅子のように、喉奥で低く獰猛に、唸るように呟いた。

 「……リヴェア様が一時的に敵の手に落ちた時、」

 それまで黙っていたオルギールが形のよい唇を開く。
 久々に見る「氷の騎士」の名にふさわしい、冷たい声と紫の瞳。
 顔は私に向けられているけれど、違う何かを見据えているようだ。絶対零度の視線に囚われただけで凍て付くよう。

 「何があったのか、私には話して下さいましたが」
 
 ウルブスフェルで、と続け、ほんの一瞬、いや、半瞬だけ、妖しく美しく笑んで見せる。
 
 「……話したわよ。あれがすべて」
 
 話した時の状況を思い出すと顔が茹りそうになる。
 が、今はそんな場合ではない。記憶にも生々しい衝撃映像を脳内から追い払い、オルギールをまねて淡々と私も応じた。
 
 「なるほど。あの時のことを誇張してあることないことほざいたのね」
 「仰る通り」

 ち、と舌打ちの音がした。
 意外にも、というか、三公爵様の中ではいつも比較的理性を保つユリアスから発せられたものと知り、私は目を瞠った。

 「ユリアス、あなた」
 「思い出しただけで胃液が上がりそうだ」

 ユリアスはゆっくりと目を開けると、私を見ないままますます強く、まるでお守りにでも縋るように飾り玉を握りしめた。

 「耳を覆いたくなるほど卑猥な、下種な発言の数々でした」

 こういう時、オルギールの感情を表に出さない声は語り役にうってつけだ。
 内心はどうあれ、オルギールは淡々と続けた。

 「錯乱したかのように大声で語る女の言うこと。鵜呑みにする者はいない、いないはずと信じたいですが、それこそ、このような話題は‘下種の勘繰り’にはぴったりですから、傍聴者も判官達も何を思ったやら。まして、本当に気狂いでさえなければ、どんなに錯乱していても、あのような人間の語ることにも一抹の真実があるもの。……女の話を否定するために、おかげで私だけが知っていればいいことを法廷で話す破目になりました」
 「……なるほど……」

 私の不快な経験が語られたわけか。あの程度、どうってことはないが、あのくそ女め。聞いているだけで私もムカつくぞ。

 「私もその場にいればよかった。そうしたら毅然として反論できたのに」
 「いや、リーヴァ。君はいなくてよかった」
 
 間髪を入れずレオン様は言い、俺もそう思うと二人の公爵様方も口々に同意する。
 オルギールでさえ、いらっしゃらなくて正解ですと言っている。
 どうしてだ。私は口がたつ。負けはしないのに。

 「なぜ?」
 「あそこまでとは思わなかったものの、ある程度想像のつく展開でしたから。だからあえてあなたには出廷頂かなった」

 オルギールは公爵様方を代弁するかのように言った。
 
 「女性としてのあなたに対する問題発言は尋問の時から続いていると報告がありましてね。我らも警戒していました。法廷でさらに暴走するかもしれないと。その場にあなたがいたら受けて立つでしょう?」
 「もちろん」
 
 私は胸を張った。
 思わず、といったふうで公爵様方は苦笑し、脱力している。ちょっとだけ、場の空気が和んだようだ。

 「あんな馬鹿女に私が負けると思う?」
 「勝ち負けではないのですよ、可愛いリア」

 オルギールはとろりとした蜜を声にも表情にも滴らせて言った。
 いきなりの甘々に顔が熱くなる。
 不意打ちは卑怯だぞとか、リア呼びはいつからだ気に障るとか(レオン様以外はそう言えばこの呼称のいわれを知らないのだった)、公爵様方は思ったことをそのままてんでに口にしている。
 
 私は火照る頬を撫でながら、咳払いをしつつ騙されませんよと自分に言い聞かせるように言った。

 「勝ち負けです、オルギール。いわれっぱなしは性に合わない」
 「存じ上げておりますよ、リア。でも、内容と状況によりけりなのです」

 オルギールは噛んで含めるように優しく続ける。

 「あなたは貴人。まだまだ自覚が足りないようですが、あのような女の言うことに同じ目線で受けて立つ必要はないのです」
 「だから黙っていろと?」
 「受けて立つのは部下の。私の仕事ですから」

 着座したままだったけれど、オルギールは私に向かって限りなく優雅に騎士の礼をとった。
 ひとによっては気障過ぎて滑稽な光景と言えそうだけれど、彼の挙措はおとぎ話の挿絵のように美しい。

 またも火照ってくる頬を持て余し、しかたなく私はだいぶお腹いっぱいだったけれど少し俯いて小菓子をつまんで口に入れた。
 
 「負けず嫌いのリアは本当に可愛らしいですが。……わきまえて下さい」
 「やめろ、オルギール。砂糖をまき散らすな」

 とうとうレオン様がオルギールの独壇場を一刀両断した。
 無粋な、と横眼でレオン様を軽く睨むその様は美しいけれど、私は平常心を取り戻すのに必死だ。

 「とにかく、リーヴァ」

 レオン様は私に向き直った。猛禽のように鋭い金色の瞳を光らせる。
 ……綺麗で力強くて。王様か皇帝か、と言っても過言ではない、ひとを惹きつけ、従わせるだけの力に満ちた瞳。

 「その場に君がいたら。俺は君を退出させていただろう」
 「……どうして」

 レオン様の視線に射竦められつつ、うわごとのようだなと思いながらどうにか一言、聞き返した。

 「口に出すのも憚られるような話だ。その話題の主が君なんだ。その場にいた者達の頭の中で思わず想像するものも少なくないだろう。実際に君がいたら?……俺は傍聴人の脳を引きずり出してやりたくなっただろうな。君が、俺の恋人が男たちの頭の中で辱められるんだ。君を見ながら、だ」
 「それは……」

 イヤだな。確かに、それは物凄くイヤだ。
 私は神妙に頷いた。ついでに、おっしゃるとおりですねとちいさな声で同意を示す。

 「女を退廷させたあと、ざわめきが収まらなくて。秘密法廷のようなもので、大した数の傍聴人はいなかったのだが、それでも、だ。たかが犯罪人の錯乱、と決めつけるには看過できぬ話であったし、少数とはいえ影響力のある、高位の者達が聞いてしまったわけなので」
 「私がリヴェア様から伺った話をさせて頂き、事なきを得ました」

 オルギールが後を引き取った。

 「レオンはある程度聞いていたようだが、俺はそこまでの話とは知らなかったから。……俺がどれほど驚き、腹立たしく思ったかおわかりか、姫」
 
 シグルド様は卓の向こうからまっすぐに私を見据えて言った。
 空色の瞳はこちらが姿勢を思わず正してしまうほど、真剣なものだ。

 「あと一歩、間に合わなかった自分が腹立たしくて。散乱したあなたの武具を見た時のことを思い出して、俺は」
 「……申し訳ありません、シグルド様」

 思わず、ぽろりと謝罪の言葉が口をついて零れ落ちた。
 けれど、シグルド様は紅い髪を揺らして頭を振る。
 そして、染み入るような温かい、優しい瞳に私を映しこむ。

 「詫びて欲しいのではない、姫。もうあんな思いをするのは二度とごめんだ、と思っただけだ」
 「……俺などは法廷で初めて聞かされたから。……怒りで血管が切れるかと思った。飛び出して女を絞め殺してやろうかと」

 ユリアスは激しい内容を静かな口調で言った。
 俺も、とレオン様も言っている。オルギールは無言で頷く。

 「まあ、オルギールの釈明があって何よりだった。医師、という立場もあったしな」
 「?」
 「‘医師として’御身の無事を確かめた、と証言致しましたので。どうかご心配なく」
 
 さらりとオルギールは言って、白い長い指でお菓子をつまみ、口に運んだ。
 ……さっきまでとは違った意味で顔が赤らむ。このひとの「医師として」は大概えっちな意味だし、この発言もまあそういう意味だ。えっち、というか、生々しい話であることは間違いない。

 「それで、女はどうなるの?」

 隠してもしかたがない。赤らんだであろう頬をぴんぴん自分の指で弾きながら、私は尋ねた。
 
 「処刑される」

 あっさりとレオン様が応じてくれた。

 「処刑は途中から覚悟したのかもしれんが。女も、馬鹿なことを言ったものだ。君を辱めることで、処分が重くなったのだから」

 レオン様は冷酷に唇の端をつり上げる。

 「重くなったって」

 わけがわからない。
 処刑、というか、死罪は決まっていたにしても、それ以上に処分が重くなる?
 ……どういうことなのだろう。

 「死罪にもいろいろあります。毒薬を与えて苦しまずに死なせるもの、斬首、絞首刑」
 
 オルギールは解説した。

 「まあ、もっと残虐な刑がないでもないのですが。ここ百年ほどは概ねこのような感じでしょうか」
 「残虐なのって、例えば?」
 
 こわごわ、私は聞いてみた。
 文明の洗練度、リベラルな考え方など、かなり「民度」が進んだ社会だと思っていたけれど、やはりこういうところは暗黒の中世、というか。……聞いてみたい。

 「それはそれは血生臭い。おそらくリアの想像どおりかそれ以上のものですよ」

 ふふ、とオルギールは笑みを浮かべて言った。
 笑うところではない、とうそ寒くなったのは私だけではないだろう。
 公爵様方は、お前が言うとシャレにもならんと呟いている。

 「非公開か公開か。それも罪状によって異なるのです」

 オルギールの解説は続く。
 寒くなりはしたものの、怖いもの知りたさ、というべきか、好奇心のほうが勝って私も尋ねた。

 「今のところ一番重いのは?」
 「公開の絞首刑ですね。めったに施行されないのですが」
 「で、女の処刑方法は?」
 「それですよ、もちろん」
 「もちろんて……」

 私はイヤな目にあったし、ひとのいないところであることないことわめかれたらしいし、彼女が処刑されること自体に特段の感情はない。
 まあ、「感情はない」とまで言い切るのは語弊があるけれど、戦闘、戦争に身を置く者としては不思議ではない末路だと思っている。「元の世界」から来た私が処刑についてあれこれ持論を唱えるだけ無駄だ。あまりに野蛮なら苦言を呈することも必要だろうけれど。ようは、戦いに敗れ、私が捕らえられれば同じ運命を受け容れるだけの根性があるかどうかということだ。
 そして、私は「この世界」が私に与える運命は受容しようと思っている。そうでなくては、権力者の妻となり、守られるだけではなく私自身が支配に参画し、剣を振るう資格などないだろう。

 それにしても、女性に与えられる処刑方法としては本当に厳しい。
 
 馬鹿なことを言ったものだ。……愚かで、ろくでもない女なのは確かだけれど、公衆の面前で、息絶えるまでに時間のかかる絞首刑にされるほどあくどい、重要人物でもなかっただろうに。

 黙り込んであれこれと考えてしまう。

 「……医薬の開発のため、人体実験の被検体として生きたまま下げ渡してほしいと願い出たのですが、公爵様方に却下されまして」
 
 オルギールはものすごく恐ろしいことを言った。
 思わず、思考の渦から舞い戻って彼の美貌を見返す。
 目が合うと、オルギールは紫水晶の瞳をわずかに柔らかく細めて応じてくれる。
 
 「怖い冗談言わないで、オルギール」
 「冗談ではありませんよ」
 「いや、リーヴァ。この男、本気で申請してきたのだ」

 レオン様は苦笑いと共に言った。

 「法廷では頭に血が上ったから諾と言いそうになったが、さすがにそれはどうかと思い直した」
 「俺は別にそれでもかまわないと思ったがな」

 ユリアスの美麗な唇から驚きの発言が飛び出して、またも私を目を剥いてしまう。
 紳士で理知的なユリアスの別の側面が、この昼食会ではちらちら見えてくる。

 「ユリアスまで、なんてこと」
 「俺は女性なら誰にでも優しいわけではない、姫」
 「いや、優しいかどうか、ということではなくですね」
 
 論旨が異なるでしょうユリアス、と私は言葉を重ねる。

 「生きたまま人体実験を‘それでもかまわない’なんて、オルギールの肩を持つようなこと言わないで」
 「それだけ俺たちを怒らせた。えげつない言葉によって傷つけられたということだ」

 彼は額にかかる黒褐色の髪をかき上げ、昼間の光の下では緑柱石エメラルドのように光る瞳を私に向けた。

 「俺はあんたの名誉を守るためならどれだけでも残虐にも非道にもなれる。なりうる。覚えといてくれ、姫」
 「俺もだ」
 「当然」
 「申し上げるまでもなく」

 覚悟を決めて思いを受け止めなくては後ずさってしまうほどの真剣さで、四対の宝石のような瞳が私を絡めとる。

 眩暈がしそうだけれど。……わかりましたと言う他ない。
 私が彼らの寵につけあがり、暴走しなければいいのだろう。

 お気持ち、厳粛に受け止めますわと応じつつ、私は自分で椀に白湯を足した。
 違う飲み物を運ばせようかと言って下さるのを断って、ひとくちあえて薄めたお茶を啜る。

 「処刑はいつですか?」

 私はレオン様に尋ねた。
 
 「七日後だ。……リーヴァ、君は」
 「私も立ち会います」

 レオン様の言葉を封じ、私は決意が鈍らないように言い切った。
 レオン様は鼻白んだらしい。

 「私も戦役に関わったものとして。支配者の一人として、それが義務だと思うので。ぜひ立ち会わせて下さい」
 「構わないが。……」

 レオン様はちいさくため息を吐いた。
 否と言わせるつもりのない私の意思を汲んでくれたのだろう。

 「かなり凄惨なものになるぞ」
 「わかっています。それでも、です、レオン様」
 「姫は真面目だから」

 優しい、シグルド様の労わるような声。

 「あんなものに同席しなくたって、支配者としての義務を果たしてもらうべき場はこの先いくらでもあるのに」
 「おっしゃる通りだと思いますけれど、自分に根性を据えるためでもありますので」

 私の本音だ。

 見なくてよいなら見たくない。けれど、公爵様方は立ち会うのだろう。きっと、オルギールも。彼らの共通の「妻」として並び立ち、相応の権力を得るらしいのに(べつにそこまで強大な権力はいらないけれど)、彼らはともすれば私を大切に大切に、囲い込もうとする。
 都合のいいときだけ軍を率いたり、政務に口を出して、見たくないものからは目を背ける。

 そんな女には絶対になりたくない。軍を率いて勝利したし、今回の任務は遂行した。けれど、成した功績以上の厚遇を毎日のように受けていると思う。醜いもの、イヤなことから逃げてはいけないだろう。

 「根性って、姫、あなたは十分根性などあるだろうに」
 「あんた、生真面目すぎるぞ本当に」

 レオン様は沈黙し、二人の公爵様方はそれぞれまだ異を唱えていたけれど、
 
 「では七日後。……武官の礼装でご同席を」

 何を思ったのか。オルギールは感情の読めない声で話をまとめ上げてしまった。
 私は望むところだったけれど、今一つ、オルギールの考えていることがわからない。

 オルギール、お前、とシグルド様とユリアスの抗議の言葉には耳を貸さず、彼はレオン様に向かって宜しいですね、レオン様、と言った。

 リヴェアが望むのなら、と、レオン様は頷きを返し、さてそろそろ仕事に戻るとするか、と言い、それが長い昼食会の終わりの合図となった。
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