僕の調教監禁生活。

まぐろ

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愛情5

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お兄さんが戻ってきた。僕は寝起きでゆっくり目を開けた。なにやら複雑そうな表情をしている。

「お兄さん?」

「…あっ…ごめんね。」

拘束が外されていく。僕はお兄さんに飛びついた。好き好き好き。頭がおかしくなりそうだ。

「悠佳くんさ…体温高いよ。風邪…?それとも副作用…?」

「お兄さんお兄さんお兄さん…!!好きって、好きって言って…!」

手が握られ、ベッドに押し倒される。また犯されるのかもしれない。でも、お兄さんが放った言葉は僕が望むものじゃなかった。

「あのさ…悠佳くん…俺、控えめだった君が好きだったな。」

「え………?」

嫌われた…?そうだ、嫌われたんだ。僕がおかしくなったから?お兄さんが僕をおかしくしたのに。責任も取らないで捨てるんだ。
悲しい。でもお兄さんが好きなのは変わらない。苦しい。僕は俯いて自分の手を見た。
そうだ、嫌われても何もできなくなればお兄さんは僕を見てくれるんだ。
何もできなくなるためには。
僕は壁に頭を思いっきり打ち付けた。治らないくらい馬鹿になれば死ぬまで面倒を見てもらえる。捨てられても、馬鹿になれば分からないから幸せのまま。

「ちょっ…!?悠佳くんなにしてんの…!!」

「いやぁぁっ…!はなして!嫌われたくないの…!もう捨てられるのは嫌なの…!」

僕はもう前の僕じゃない。毎日、大好きな人と話せる幸せを知ってしまった。話しかければ答えてもらえる幸せも知ってしまった。
昔みたいに放ったらかしにされるなんて耐えられない。

「嫌いじゃない…!悠佳くん!止まって…!」

「やだやだやだ!!幸せでいさせて…!」

壁にゴンゴンと重たい音が響く。僕が抵抗するからお兄さんは痛いはずなのに、僕を止めようとするのをやめない。
きっと僕じゃなくて部屋の心配をしているんだ。僕が馬鹿になったら捨てて新しい子をここに入れる気なんだ。
頭がぐらぐらして気持ち悪い。きっともう少しだ。

不意に、ぐいっと強く引かれてお兄さんの方を向かされる。そして、思いっきり抱きしめられた。

「ごめん。言い方が悪かったね…嫌いになったわけじゃない。悠佳くんのそれは副作用のせいだよ…無理にたくさん盛ってごめん。」

「おにいさん…ぼくのきもちはうそなの?すきでくるしいのに、これもぜんぶくすりのせいなの?」

頭がくらくらしてうまく話せない。お兄さんの言葉もうまく理解できなくて、じっと固まるしかできない。
でも、これだけは言える。この想いは本物。薬が切れても終わりはさせない。
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