僕の調教監禁生活。

まぐろ

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逃亡思考1

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目が覚める。うっすら目を開けてあたりの様子をみると、当然のようにお兄さんが目の前に座っていた。
まあいいや…、眠いからもう少し寝よう…。

「目の前で二度寝するほど俺に心開いてくれたの?嬉しいね。」

「お布団気持ちいいし…眠いから…」

布団の中でもぞもぞしていたが、お兄さんがにやにやしているのがなんだか気味悪い。

「なに笑ってるの…?」

「俺…悠佳くんとセックスできて嬉しいなって…」

「男と男じゃ子供できないよ…?」

お兄さんの僕を舐めるような視線に身震いする。もうお兄さんのものが入るようになって、それで気持ちいいと感じるようになってしまった。
僕はこれからどうされるんだろう。

「お…お兄さん…僕をどうしたい……?」

「俺のこと大好きで、喜んで犯されてくれるような子にしたいなーって。」

ぞくり、と背筋が寒くなる。お兄さんは結局、僕を穴としか見てないんだ。少しだけ好きになったのに。僕の好意なんかあるだけ無駄だ。

「…恩返しは…したつもりだからね…」

「恩返し?ああ、それで受け入れてくれたんだ?なるほどねぇ…?じゃあ俺のこと好きじゃないの?」

お兄さんは悲しそうな顔をする。悲しいのは僕なのに。芽生えた好感も、一言で踏みにじられた。
家族みたいになってくれると少しだけ思ったのに、お兄さんが好きなのは僕の身体で僕じゃないんだ……

「好きなわけ無いでしょ!!お兄さんのばか!!もうやだ…!」

僕は布団の中に潜った。
お兄さんのあちゃー…みたいな顔が目に入ったが、もうどうでもいい。
薄まっていた感情が戻ってきたみたいに僕は泣いた。

「悠佳くんごめんねって…そんなに悲しむなんて思わなくて」

「うるさい…ぐすっ…どうせ僕が死んでたっておちんちん入れられればいいんでしょ…」

違う…と、お兄さんは何か言いたげだったが、諦めたのか地下室から出ていった。
もうここにいたって犯されるだけ。それならホームレスにでもなってやる。
僕は布団から顔を出して、地下室の扉を睨んだ。
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