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スローライフの夜明け編
第140話 素材はUFO
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そう言えば、エルダードラゴンに破壊されたUFOが浮かんでいるのだった。
宇宙ステーションからちょっと離れたところにあるので、どうしたもんかと俺は考えた。
『物干し竿の先に何か掴むことができるアイテムがくっつくといいのですがな』
「むむっ!!」
ラムザーの言葉に、俺の脳細胞が反応する!
そのアイテム……俺には記憶がある……!!
『新しいレシピが生まれた!』
▶DIYレシピ
※スペースマジックハンド
素材:物干し竿+UFOの欠片
「よっしゃー!!」
トンカントンカン!
作業をする。
あっという間に、伸縮自在の物干し竿の先端に大きな白い手袋がついたアイテムが完成した。
「なあにこれ」
ポタルが手袋をつついた。
「こういうものだ」
俺の操作で、手袋がポタルの手を握る。
「きゃーっ、動いた!」
「動くぞ。こうやって物をつまむためにあるからな」
物干し竿であったアーム脇に、それを伸ばすためのハンドルがついている。
これをぐっと押し込むと、マジックハンドはニューっと伸びた。
『それは面白そうだな! わらわにも貸すのだ』
「どうぞどうぞ」
『ははは、これはすごい! これは面白い!』
逢魔卿がご満悦で、マジックハンドを振り回している。
遠くに浮かんでいるUFOまでは、余裕で届いたな。
だが、回収するまでには至らない。
これは俺の能力が関係しているのであろう。
「よし、俺がやってみる。こうだ!」
逢魔卿から帰してもらったマジックハンドを、ニューっと伸ばす。
UFOをギュッと掴むと、ピョインッ! その辺りの空間にあったUFOの残骸が消えた。
先ほどUFOをゲットしたので、UFOの欠片を素材として使えるようにはなった。
だが、アイテム名としてのUFOの欠片は、今この瞬間に始めて出現したのである。
『新しいレシピが生まれた!』
「来た来た」
▶DIYレシピ
※農業用プラント
素材:UFOの欠片×10
「完全にSFになってしまった。だがこれもまた間違いなくスローライフ。みんなー、あつまれー」
作業員たちを集合させたぞ。
「ちょっとこれから、植物を育てられる場所を作るぞ。下から草とか取ってくるんだ。なるべく野菜とか果物が成るやつがいい」
俺の言葉に、ウオーっと返答する作業員たち。
次々に軌道エレベーターを使って、惑星に帰っていった。
その間に、農業用プラントを作ってしまう。
一つのUFOからは8個の欠片が採取できるから……。
19隻あったら152個。
とりあえず、農業用プラントを10個作ったぞ。
一つ一つが、人間たちのキャンプの数十倍の大きさをしている。
居住区からチューブみたいなもので繋がっており、中を歩けるのである。
『オー、インダストリアルなワールドなのに、プラントをプラントできるプラントですねー!!』
「えっ、なに?」
『植物を植えることができる大規模農園という意味でーす』
「おー」
『タマル様、今ダジャレだと思ってましたな?』
「思ってませんぞ」
「またタマルたちが男同士でイチャイチャしてる! やーねー」
『羨ましいんでしょ』
「それはそうだけどー!」
ワイワイ騒ぎながらチューブを歩いていくと、プラントの中に到着した。
なるほどでかい。
普通に生活できるくらいの大きさがあり、ここならば広大な畑が作れるだろう。
居住区は弱めの重力があったが、ここはほぼ無重力。
キャロルがふわーっと浮かんでいったので、ポタルが軽く羽ばたいてそれをキャッチなどしていた。
『オーノー! ミーがフライしてまーす! フライングイン・ザ・スペース! 高く羽ばたきまーす!』
「フランクリン、宇宙って概念があるのか。いや、こいつ仏とか言うから今さらだな」
『ふわふわするのが面白いですな、これは。なるほど、世界の外側から飛んでくるというから、どういうことなのかと思ったら。これならばどんどん進めそうですなあ』
プラントの中には空気も充填されているので、宇宙服だって脱げる。
あちこちに採光部があるので、無重力であることを利用してあらゆる方向に植物を植えられるだろう。
こんなのが10個ある。
傍から見たら、軌道エレベーターを囲むドーナツ型の居住区と、そこから10方向に広がるプラントは、大きな花のように見えるかもしれないな。
『タマル様、インカムに通信が入ってますぞ』
「はいはい」
『タマル村の夕方をお伝えします。そろそろ私は退勤時間なんですが、遠くの方に何か大きな建造物が生まれたのが見えますね。ヌキチータさんが言っていたのですが、軌道エレベーターというのだそうです。私も遊びに行ってみたいなと思いました。ということで』
「ということで?」
ハイドラの口調が変わった……?
『タマル村総出で慰安旅行をします! 明日にはみんなでタマルさんの作った宇宙ステーションを訪れますね』
「急だなー! だが、それなら急いで色々用意しないとな」
しばらくすると、バイト邪神や人間たちが、どんどん植物を運び込んできた。
これらをプラントに植えるのである。
「これは本当に広いですねしかし! 惑星の外でも生活できる設備が、3日くらいで完成してしまいましたしかし! タマルさんは恐ろしい権能をお持ちですなしかしー!」
ケルベロス三兄弟が感嘆しているのである。
「俺の生まれた世界のとある宗教でも、神様は6日で世界を作って1日休んだらしいからな」
「おおーっ、できれば週休は2日は欲しいですねしかしー!」
「邪神に週休二日の概念が……?」
「バイト邪神なんでそれなりに働かないと食べていけないのと、オーバーロードへのランクアップも遠くなるけど、働きっぱなしは体を壊して、むしろ遠回りになってしまうのでしかし……」
「世知辛いなあ」
などという事をやりながら、タマル村の邪神たちを迎える準備を行っていくのだ。
環境保護艦隊への準備を進めつつも、自分たちも大いに楽しむ。
これこそがスローライフなのである。
▶DIYレシピ
マジックハンド
農業用プラント
宇宙ステーションからちょっと離れたところにあるので、どうしたもんかと俺は考えた。
『物干し竿の先に何か掴むことができるアイテムがくっつくといいのですがな』
「むむっ!!」
ラムザーの言葉に、俺の脳細胞が反応する!
そのアイテム……俺には記憶がある……!!
『新しいレシピが生まれた!』
▶DIYレシピ
※スペースマジックハンド
素材:物干し竿+UFOの欠片
「よっしゃー!!」
トンカントンカン!
作業をする。
あっという間に、伸縮自在の物干し竿の先端に大きな白い手袋がついたアイテムが完成した。
「なあにこれ」
ポタルが手袋をつついた。
「こういうものだ」
俺の操作で、手袋がポタルの手を握る。
「きゃーっ、動いた!」
「動くぞ。こうやって物をつまむためにあるからな」
物干し竿であったアーム脇に、それを伸ばすためのハンドルがついている。
これをぐっと押し込むと、マジックハンドはニューっと伸びた。
『それは面白そうだな! わらわにも貸すのだ』
「どうぞどうぞ」
『ははは、これはすごい! これは面白い!』
逢魔卿がご満悦で、マジックハンドを振り回している。
遠くに浮かんでいるUFOまでは、余裕で届いたな。
だが、回収するまでには至らない。
これは俺の能力が関係しているのであろう。
「よし、俺がやってみる。こうだ!」
逢魔卿から帰してもらったマジックハンドを、ニューっと伸ばす。
UFOをギュッと掴むと、ピョインッ! その辺りの空間にあったUFOの残骸が消えた。
先ほどUFOをゲットしたので、UFOの欠片を素材として使えるようにはなった。
だが、アイテム名としてのUFOの欠片は、今この瞬間に始めて出現したのである。
『新しいレシピが生まれた!』
「来た来た」
▶DIYレシピ
※農業用プラント
素材:UFOの欠片×10
「完全にSFになってしまった。だがこれもまた間違いなくスローライフ。みんなー、あつまれー」
作業員たちを集合させたぞ。
「ちょっとこれから、植物を育てられる場所を作るぞ。下から草とか取ってくるんだ。なるべく野菜とか果物が成るやつがいい」
俺の言葉に、ウオーっと返答する作業員たち。
次々に軌道エレベーターを使って、惑星に帰っていった。
その間に、農業用プラントを作ってしまう。
一つのUFOからは8個の欠片が採取できるから……。
19隻あったら152個。
とりあえず、農業用プラントを10個作ったぞ。
一つ一つが、人間たちのキャンプの数十倍の大きさをしている。
居住区からチューブみたいなもので繋がっており、中を歩けるのである。
『オー、インダストリアルなワールドなのに、プラントをプラントできるプラントですねー!!』
「えっ、なに?」
『植物を植えることができる大規模農園という意味でーす』
「おー」
『タマル様、今ダジャレだと思ってましたな?』
「思ってませんぞ」
「またタマルたちが男同士でイチャイチャしてる! やーねー」
『羨ましいんでしょ』
「それはそうだけどー!」
ワイワイ騒ぎながらチューブを歩いていくと、プラントの中に到着した。
なるほどでかい。
普通に生活できるくらいの大きさがあり、ここならば広大な畑が作れるだろう。
居住区は弱めの重力があったが、ここはほぼ無重力。
キャロルがふわーっと浮かんでいったので、ポタルが軽く羽ばたいてそれをキャッチなどしていた。
『オーノー! ミーがフライしてまーす! フライングイン・ザ・スペース! 高く羽ばたきまーす!』
「フランクリン、宇宙って概念があるのか。いや、こいつ仏とか言うから今さらだな」
『ふわふわするのが面白いですな、これは。なるほど、世界の外側から飛んでくるというから、どういうことなのかと思ったら。これならばどんどん進めそうですなあ』
プラントの中には空気も充填されているので、宇宙服だって脱げる。
あちこちに採光部があるので、無重力であることを利用してあらゆる方向に植物を植えられるだろう。
こんなのが10個ある。
傍から見たら、軌道エレベーターを囲むドーナツ型の居住区と、そこから10方向に広がるプラントは、大きな花のように見えるかもしれないな。
『タマル様、インカムに通信が入ってますぞ』
「はいはい」
『タマル村の夕方をお伝えします。そろそろ私は退勤時間なんですが、遠くの方に何か大きな建造物が生まれたのが見えますね。ヌキチータさんが言っていたのですが、軌道エレベーターというのだそうです。私も遊びに行ってみたいなと思いました。ということで』
「ということで?」
ハイドラの口調が変わった……?
『タマル村総出で慰安旅行をします! 明日にはみんなでタマルさんの作った宇宙ステーションを訪れますね』
「急だなー! だが、それなら急いで色々用意しないとな」
しばらくすると、バイト邪神や人間たちが、どんどん植物を運び込んできた。
これらをプラントに植えるのである。
「これは本当に広いですねしかし! 惑星の外でも生活できる設備が、3日くらいで完成してしまいましたしかし! タマルさんは恐ろしい権能をお持ちですなしかしー!」
ケルベロス三兄弟が感嘆しているのである。
「俺の生まれた世界のとある宗教でも、神様は6日で世界を作って1日休んだらしいからな」
「おおーっ、できれば週休は2日は欲しいですねしかしー!」
「邪神に週休二日の概念が……?」
「バイト邪神なんでそれなりに働かないと食べていけないのと、オーバーロードへのランクアップも遠くなるけど、働きっぱなしは体を壊して、むしろ遠回りになってしまうのでしかし……」
「世知辛いなあ」
などという事をやりながら、タマル村の邪神たちを迎える準備を行っていくのだ。
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これこそがスローライフなのである。
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農業用プラント
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