TSして魔法少女になった俺は、ダンジョンをカワイく攻略配信する~ダンジョン配信は今、カワイイの時代へ~

あけちともあき

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魔法少女の新婚旅行編

第128話 さらば石垣島!

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 その後、ゆくいちゃんやマンマーたちと遊泳したり、海底の見どころポイントを教えてもらって堪能したり。
 マンタがもりもり泳いでいくのを眺めたり。

『ナンカフレンドリーナ人間ダッタ』『ナジムナー』『マタコイヨ』

 頭が魚で無表情なのに、フレンドリーなのが分かるなー。

「ねー、話せば分かる! いい人たちでしょー」

「ほんとー。はづきっちの夏の配信だと悪役っぽかったのにねえ」

『俺ラモイキッテタンダケドネ』『コッチノ世界、ヤバイノイッパイイルジャン』『コレ、合ワセテカナイト危ナイナーッテ思ッテ』『普通ノ人間ガナメテキタラワンパンダケドナ』

 マンマーたちから詳しい話を聞くことに成功したんだけど、実はマーマンやマーメイドとは全然別の種族で、海の大魔将とやらが別の星から連れてきた存在だったらしい!
 で、異世界の海に住み着いてマーメイドたちと激しく争った。
 そのままの流れでこっちに連れてこられたけど、そうしたら地球の海はとっても住心地がいいし、どうやらマーメイドたちと住環境が離れていて闘う必要もない。

 のんびりしてたら大魔将に怒られて、危うく滅ぼされかけて……。
 そこをゆくいちゃんたちに助けられたと。
 つまり、彼らはモンスターなんだけど、人間たちとの和解に成功した系のモンスターなのだ!

 ただし、あくまで相手は配信者限定。

「ははあ、あくまで力と力で分かりあった感じ」

※ランプ『やはり力……力は全てを解決する』『交渉するには力ってのはホントだよね』『力なき交渉は無意味!』

 ということで、マンマーと何となく仲良くなったので、お別れすることにしたのだった。
 そこから白保海岸に上陸したら、観光客の人が割りといて……。

「配信者だ!」「配信者が水中から……って、あれもしかしてニューコスチュームのスパイスちゃん!?」「ウワーッ! スパイスちゃーん!!」

「み、見つかったー!!」

※『これはハプニング』『ずっと配信つけっぱだしねw』『ほんとに石垣島なんだなあ』『すげー海きれい!』『砂浜しろーい』

「じゃ、あとはゆくいが担当するからね! じゃあねスパイスちゃーん! きーしきたぼーりー(気をつけてねー)!」

「ばいばーい!」

 スパイスは素早く砂浜でバブルシップを作ると、シロコを乗せてビューンと島を回っていくのだった。
 いやあ、楽しかった!
 あとは島のホテルで一休み。

「ハ……ハードな新婚旅行ッス……!!」

「めったにこういうことできないでしょ! 楽しかったねー!」

「先輩、あたしより年上なのに体力ありすぎッスー!」

※『新婚旅行!?』『なぬっ!?』

「あっ! 配信つけっぱじゃん!! じゃあねみんな! おつスパ~!! 全てわすれろー!」

 配信終了!

「ふう、危ないところだった」

「完全にアウトッス! いや、あたしが確定させたんスけど!」

 まあバレたものは仕方ないし、スパイスは夢を売る仕事ではあるけど、幼女に奥さんがいることでリスナーは色々混乱し、幻滅することはないだろう。
 全く問題ない。

 比較的観光客の少ないところから上陸し、ショウゴとマシロに戻った。
 そしてタクシーを呼んだ。

 島の裏側みたいなところだったので、それなりに待った。
 そしてそこから市街地まで移動……。

「石垣島って結構発展してるッスよね。あたし、もっと島~って感じのイメージだったッス!」

「沖縄本島の次にでかいからね。それに、石垣島あたりの八重山諸島文化圏と沖縄本島の文化圏は違うんだ。別の民族みたいなもんだぞ」

「お客さん詳しいねえ」

 タクシーの人が感心している。
 歴史にまつわるいろいろな話などを聞かせてもらったのだった。
 得した気分だ。 

 ちなみに、ゆくいちゃんは八重山諸島の配信者の代表。
 沖縄側の配信者との関係は良好らしい。
 八重山側はそれぞれの島の特色を活かした配信者、沖縄側はマリンスポーツやミリタリー系で、科学的な戦い方をする配信者が多く、それぞれタイプが違うんだとか。

『ま! 同じ地域でも海を隔てたら全然違ったりするのはふつーですね!』

『そぉんなことよりぃ、南国は火の魔力が強くてぇ、俺はパワーアップしているぞぉ!』

『聞こえてくる精神の声が、東京とはちょっと違うでやんすねえ。先代の主のいたところはもっともっと陰鬱でやんした』

『あら、マルタは結構明るかったですよー。何より周りが全部海ですし』

 わいわい盛り上がる魔導書たち。
 タクシーの中で平気で浮かび上がって会話するので、運転手さんが目を剥いた。

「な、な、なんだなんだ!?」

「ああ、僕ら配信者なんですよ。だから不思議なことも起きるんです」

「あ、なーるほどね、なるほど……。配信者さんかあ……。そうかあ……。配信者さんなら、本も浮いて喋るよねえ……喋るの……?」

 あまり深く突っ込んではいけないよ。
 こうしてホテルまで到着し、無事に一泊。

 島のグルメを堪能する僕らなのだった。
 夜には、ザッコを通じてゆくいちゃんにお礼。

『またコラボしましょうね!』

「ぜひ!」

 約束を交わしたのだった。
 さて、明日は石垣島観光をして回ったのち、西表島に移動だ。

 新婚旅行の内容は詰め詰めだぞ。
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