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67 皇女と夫人の趣味
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セレスティアが頬を僅かに赤く染めて下から覗き込むようにフィオナを見て呼べば、フィオナは『ぱあぁっ!』と嬉しそうな顔をした。
「えぇ!えぇ!やっぱり娘って良いわね!!うちはむさ苦しい男ばっかりですもの。まぁ、旦那様とミシェルは小動物みたいでとっても愛らしいのですけれど!!」
「………そ、そういえば、長男と次男の方はは、義母上に似て高身長でしたね」
「そうなのよー、女の子受けはまぁ良いみたいなんだけど、私は可愛い系の方が好みなのよねー。まぁ、ミカエルは旦那様とおんなじ色彩だしー、ミリウスは旦那様そっくりな顔立ちだし、とっても愛らしいことには変わりないのだけれどねー」
フィオナはキャキャッと言いながらも、優しい顔付きで言った。
(あぁ、コレが母親というものなのか)
セレスティアは夜会で遠目に見たことしかないライバード兄弟が羨ましくなった。彼らは仲が良く、気さくな天使のようなイケメン兄弟という呼び名で有名だったはずだ
「ちなみに、セレスちゃんはミシェルのどこが気に入ったの?」
「えっと、……か、菓子を一生懸命頬張るところ、です」
「あぁ!可愛いわよね!!甘い物に目がなくて必死になってもぐもぐするところとか、もう最強よねー!!」
セレスティアは顔を赤く染めてこくんと頷いた。
「しかも、無自覚なのよー!あれ以上に尊い生き物なんて、この世にいるのかしら!!」
「い、いないと思います。というか、いたら抹消したら良いのです。ミシェルが1番です」
「あらあら、抹消されたら困るわね。だって私の1番は旦那様だもの」
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「えぇ!えぇ!やっぱり娘って良いわね!!うちはむさ苦しい男ばっかりですもの。まぁ、旦那様とミシェルは小動物みたいでとっても愛らしいのですけれど!!」
「………そ、そういえば、長男と次男の方はは、義母上に似て高身長でしたね」
「そうなのよー、女の子受けはまぁ良いみたいなんだけど、私は可愛い系の方が好みなのよねー。まぁ、ミカエルは旦那様とおんなじ色彩だしー、ミリウスは旦那様そっくりな顔立ちだし、とっても愛らしいことには変わりないのだけれどねー」
フィオナはキャキャッと言いながらも、優しい顔付きで言った。
(あぁ、コレが母親というものなのか)
セレスティアは夜会で遠目に見たことしかないライバード兄弟が羨ましくなった。彼らは仲が良く、気さくな天使のようなイケメン兄弟という呼び名で有名だったはずだ
「ちなみに、セレスちゃんはミシェルのどこが気に入ったの?」
「えっと、……か、菓子を一生懸命頬張るところ、です」
「あぁ!可愛いわよね!!甘い物に目がなくて必死になってもぐもぐするところとか、もう最強よねー!!」
セレスティアは顔を赤く染めてこくんと頷いた。
「しかも、無自覚なのよー!あれ以上に尊い生き物なんて、この世にいるのかしら!!」
「い、いないと思います。というか、いたら抹消したら良いのです。ミシェルが1番です」
「あらあら、抹消されたら困るわね。だって私の1番は旦那様だもの」
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