40 / 89
41 正気付いたもう1人の皇女
しおりを挟む
アリスティアはそんな2人を見て、お互いが初恋同士であったことに気がついていなかったことに初めて気がついた。
「うわぁー、こいつらマジ初すぎない?というか、16と17の成人になってまで初恋拗らせてたとかどうなのよ………」
「今日初めてまともなことを言ったな、アリスティア」
「………お父様、わたくしもう皇位は諦めますわ。宰相として初恋フィーバーなこいつらを鞭片手に楽しく締めることにします」
「ふんっ、決めるのはセレスティアだ」
付きものが取れたようにスッキリした表情をしたアリスティアと娘が正気付いたこと気がついた皇帝は、今日初めて意気投合した。
「セレス!顔をあげなさい!!」
「誰のせいだと思ってるんだ!?」
「はあ!?何言ってんの!?100%初恋を拗らせたあんたのせいでしょう!!」
「うぅー、」
セレスティアはいまだに立ち直れないのか、蹲ったまま涙目で恨めしそうにアリスティアのことを睨んだ。
「さっきも言ったけど、わたくし、皇位は諦めるわ!そのかわり、あなたはわたくしを宰相にしなさい!!」
「はあ!?お前それ何言ってるか分かってるか!?」
「分かってるわよ!!でも、これから帝王学を始めるにしても付け焼き刃じゃ無茶があるでしょう?それはわたくしが支えてあげるわ!!というか、わたくしに挽回のチャンスを寄越しなさい!!」
セレスティアはいつまで経っても素直じゃないアリスティアに苦笑した。
「なぁアリス、わたし、今日はとっておきの余興を用意したんだ。ミシェルと共に補佐に回ってくれるか?」
「ふ~ん、面白そうね。お姉様に任せなさい!!」
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「うわぁー、こいつらマジ初すぎない?というか、16と17の成人になってまで初恋拗らせてたとかどうなのよ………」
「今日初めてまともなことを言ったな、アリスティア」
「………お父様、わたくしもう皇位は諦めますわ。宰相として初恋フィーバーなこいつらを鞭片手に楽しく締めることにします」
「ふんっ、決めるのはセレスティアだ」
付きものが取れたようにスッキリした表情をしたアリスティアと娘が正気付いたこと気がついた皇帝は、今日初めて意気投合した。
「セレス!顔をあげなさい!!」
「誰のせいだと思ってるんだ!?」
「はあ!?何言ってんの!?100%初恋を拗らせたあんたのせいでしょう!!」
「うぅー、」
セレスティアはいまだに立ち直れないのか、蹲ったまま涙目で恨めしそうにアリスティアのことを睨んだ。
「さっきも言ったけど、わたくし、皇位は諦めるわ!そのかわり、あなたはわたくしを宰相にしなさい!!」
「はあ!?お前それ何言ってるか分かってるか!?」
「分かってるわよ!!でも、これから帝王学を始めるにしても付け焼き刃じゃ無茶があるでしょう?それはわたくしが支えてあげるわ!!というか、わたくしに挽回のチャンスを寄越しなさい!!」
セレスティアはいつまで経っても素直じゃないアリスティアに苦笑した。
「なぁアリス、わたし、今日はとっておきの余興を用意したんだ。ミシェルと共に補佐に回ってくれるか?」
「ふ~ん、面白そうね。お姉様に任せなさい!!」
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
169
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる