仲良しな天然双子は、王族に転生しても仲良しで最強です♪

桐生桜月姫

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70 双子はティーテーブルへ

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「気に入った!?」
((………ねえ、この煩いのぶっ潰していい?))

 不機嫌な顔になりそうなのを我慢しながら、双子は穏やかな声を上げる。

「「うん、だいすき」」

 似通った、否、全く寸分も違わない声、表情、仕草。双子は双子故の愛らしさを振り撒きながら、目の前で瞬く間に揃えられたティーテーブルへと足を進める。

「………お兄さま、」
「いっしょに食べよう?」

 ーーー本当は兄だなんて呼びたくない。

 アキレスは第3王子に背中を向けた瞬間にぐっとくちびるを噛み締めながら、ティーテーブルの席についた。アイリス以外の人間は一切信用ならない。信用してはいけない。アキレスはずっとずっと言い聞かせてきた。だからこそ、ここにきてから、アキレスはアイリス以外の誰のことも心の底からは信用していない。表向き中の良い関係を築いても、絶対に心の奥底のことはなにも吐き出さなかった。
 絶対の信頼を置き、絶対の仲を持ってしまう家族はアイリスだけで構わない。アキレスは本気でそう思っている。

「さあ、食べよっか!!」
(………第3王子って、びっくりするくらいにテンションが高くない?)
(………そうだね)

 アイリスは引きながらも、そこまで嫌がった様子ではない感じで、アキレスとアキレスが座ってすぐに席についた第3王子に倣ってティーテーブルについた。アキレスはじっとアイリスを見つめながら、第3王子をそれとなく観察した。
 彼の歩き方は重心がまっすぐで、一切のバランスの乱れがない。武術を得意とする人間の特徴的な動きだ。

「アイリスとアキレスってどんなおやつが好き?俺はショートケーキが大好きなんだ!!」
「「へ、へ~、」」
「アイリスとアキレスって、趣味が全部似通っているんだよね!?」
「そ、そうかな?」
「………たぶん、ある程度はにてるとおもう。ぼくはアイリスの、片割れだから」

 前世の双子は、なにをしてもそっくりだった。思考、行動、好き好み、全てが全て似通っていて、違うところを探す方が難しかった。そのくらいに、前世の双子はそっくりだった。故に、今世も一卵性双生児の双子は多分前世同様に通っている気がする。

「2人は2人のことが大事なんだね!!俺、そう言う関係を兄上たちと持つのが憧れなんだ~!!あ!もちろん君たちともね!!」
「「は、はあ」」

 双子はそれから1時間、テンションの高い第3王子とお茶を楽しむこととなったのだった。

********************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊

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