仲良しな天然双子は、王族に転生しても仲良しで最強です♪

桐生桜月姫

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42 双子の護衛騎士

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 双子の前世である日本人のような色彩の短い黒髪に、黒曜石のような黒い瞳。騎士服を身に纏った細身の無愛想そうな青年は、双子の目にはとても懐かしく写った。

「名前、なんていうんだ?」

 アキレスが静かに問いかけると、青年は恭しく頭を下げて抑揚のない声で答えた。

「クロード・カーマイン・セクレーター、セクレーター侯爵家の人間で22歳です。グーテンベルク王国、近衛騎士団所属で、今現在は国王陛下より両殿下の護衛を任されております。ご挨拶が遅れてしまったこと、謝罪申し上げます」
「僕たちが聞かなかっただけだからきにしないで。それより、きみは僕らそんよーのごえいなの?」
「はい、そうです。両殿下専属の護衛騎士となっております」

 アキレスは興味深そうに顎をさすって、クロードに向かって黒い笑みを浮かべた。胡散臭い笑みだということに気がつくのはアイリスぐらいだが、そのアイリスは何も言わずに苦笑している。

「へー、前はだれにつかえてたの?」
「第2皇子殿下です。殿下より両殿下をよろしく頼むと申しつかり、陛下より正式に任命されました」
「そうなんだ」

 そっけない態度で聞いているが、実際のところは淡々と結構な量の情報を入手していた。相手に感情なくただ質問されているだけと感じさせることで、比較的多くの情報を入手可能にするのだ。これは前世からのアキレスの常套手段でもある。これにより、大量の女子が泣かされてきた。ちなみに、アイリスはこれ男子を泣かせていた。

「第2王子殿下ってどんなひと?」

 アキレスは家族以外からも意見を聞きたくて、クロードに質問をした。やはり、意見というのは他方から集めた方が信憑性が上がりやすい。

「第2王子殿下はとても聡明なお方です。王家の象徴たる太陽のような金髪はストレートで長く、淡い緑の瞳の持ち主です。穏やかで優しい、家族思いのお方で、2人のことを大層心配なさっていました」
「そっか………」
(なんというか、誰の意見も美化されすぎてて、第2王子殿下の本性が分からないな。何の企みで僕たちに自分の騎士を渡してきたんだ?それとも、本当に聖人君主なのか?)

 あまりに統一されて、しかも内容の良すぎる第2王子の評価に、アキレスは心の中で盛大に首を傾げてアイリスに問いかけるのだった。

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読んでいただきありがとうございます😊😊😊

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