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18 噛んだ
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「じゃあ1回しか言わないので耳をかっぽじって1回で聞き取れよ、ガイセル殿。」
「はあ!?俺をクソ野郎呼ばわりとは何事だ!!ギルバート・クラヂッチュ!!」
決め言葉で思いっきり舌を噛んだガイセルは、口元を押さえて目に涙を溜めた状態で座り込んだ。噛む場所が悪かったか、よっぽど痛かったのだろう。
「噛みましたね。」
「あぁ、噛んだな。ガイセル殿言っておくが、私の名前はギルバート・クラヂッチュではなく、ギルバート・クラディッシュだ。」
ギルバートは心底面倒臭そうに名乗った。ガイセルが自分の名前を知っていることは重々承知なはずなのにここで名乗ったのは、ガイセルに恥をかかせるための嫌がらせだろう。
「どうでも良いだろう!!」
「どうでもなんて良くありませんわ!!
重鎮の一族の名前すらまともに言えませんの!?」
「貴様には関係ないだろう!!」
またしても名前を馬鹿にされたことに激怒したメアリーは、ガイセルにギャンギャンと噛み付いた。だが、メアリーが言っていることは至って正論だったため、周りにいた人間はうんうんと見事に王妃とカロリーナを除く全員が頷いていた。
「あぁん?ガイセル殿、今貴様は私の愛しの婚約者であるメアリーを貴様と言ったか?」
どうやらガイセルは、メアリーの地雷を踏み抜いたその足を、そのままギルバートの地雷に突っ込んで踏み抜いてしまったらしい。
本当に愚かで救いようのない男だ。
「ひぃ!!」
「あぁーあ、やっちゃった。ご愁傷様、ガイセル・ラトバース。」
メアリーはこれ見よがしの嬉しそうな笑顔を咲かせて言った。
どうやらご愁傷様と言ったメアリーには、言葉に反してガイセルに対する憐れみが一切ないらしい。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「はあ!?俺をクソ野郎呼ばわりとは何事だ!!ギルバート・クラヂッチュ!!」
決め言葉で思いっきり舌を噛んだガイセルは、口元を押さえて目に涙を溜めた状態で座り込んだ。噛む場所が悪かったか、よっぽど痛かったのだろう。
「噛みましたね。」
「あぁ、噛んだな。ガイセル殿言っておくが、私の名前はギルバート・クラヂッチュではなく、ギルバート・クラディッシュだ。」
ギルバートは心底面倒臭そうに名乗った。ガイセルが自分の名前を知っていることは重々承知なはずなのにここで名乗ったのは、ガイセルに恥をかかせるための嫌がらせだろう。
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本当に愚かで救いようのない男だ。
「ひぃ!!」
「あぁーあ、やっちゃった。ご愁傷様、ガイセル・ラトバース。」
メアリーはこれ見よがしの嬉しそうな笑顔を咲かせて言った。
どうやらご愁傷様と言ったメアリーには、言葉に反してガイセルに対する憐れみが一切ないらしい。
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