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3章 霊竜同盟国バビロニア
67.新装備
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新居に引っ越ししてから一週間経った。
俺達は自由組合の依頼をこなしつつ、銃や装備開発に精を出している。
この中で作れるのは俺だけど、一応アリオンにも銃開発をレクチャーして今では試作AK-47を開発する事ができた。
それをテストするために自由組合に許可とって近くの森林で行っている。
最近の一日はというと……。
午前は地下室で銃器と防具、小物を発明。
午後はアリス達と食材の調達するための買い物、それを終えたら訓練。
そして夜はアリスとレノンを抱えてベッドまでレッツゴー!
これが最近の一日だ。それと毎晩愛し合っても妊娠しない薬を飲んでいるから大丈夫だ。
なぜこの薬があるのか気になるが、そこはヴィンセントだろうと察して心の奥底で感謝している。
今日も作った装備のテストをするために森に入っている。
俺は少し周りを見る。
周りは颯爽とした雰囲気と高めの木が生えており、発破の隙間から光が差し込んで眩しさを感じ出す。
鳥と小動物の鳴き声が静寂な森の雰囲気と合わさって、一種の安らぎを感じさせる。
しかし俺達はこんなところでのんびりする予定はない。狩猟依頼【狗鬼と大蚯蚓の乱闘】を受注している。
目標の討伐数は狗鬼《コボルト》15体と大蚯蚓《ワーム》五体だ。
一応全員と固まって進んでいるが、目標の不浄人形《ドールズ》と出会うどころか、小鬼すら戦っていない。
自由組合からは依頼と称して森に調査させているとアイネットさんから聞いたが、もしかしてこの狩猟依頼も調査なのか?
そう思いつつも歩み続ける。
しばらく歩いてアリオンが息を荒くて止まる。一応アリオンが疲れない様にある程度鍛えさせているけど、一度も休まずに歩き続けたらそうなるか。
「皆少しだけ休憩するぞー」
「「はーい」」
俺は皆に休憩の呼びかけをし、息切れしているアリオン以外が悠々に答える。
俺も余裕だけど転生前の頃は全身の節々が痛かったからなー。こうしてみると若いってすごいな。
そう思いつつ近くにある切り株に座って休憩する。アリオンは息を荒くしながら謝る。
「ぜぇぜぇ……も、申し訳ありません。まだ目標の不浄人形《ドールズ》に合って無いのに、このような形で時間を邪魔するなんて」
「いや、良いよ。俺もあまり見ずに進んで」
俺は少しアリオンに謝る。
当の本人は「滅相もございません!」と激しく遠慮していた。悪人じゃないがなんというか少し狂信差があり、運動音痴が酷い残念美人だからな。
そう思いながら少し皆に質問する。
「今朝渡した装備の着心地はどうだ? 一応邪魔な所があったら教えてくれ」
俺は皆に今朝渡した装備の事を聞いた。
俺が渡した装備は軍隊やサットが使っている戦闘装着と呼ばれ、現代の自衛隊でも使われている装備の事だ。
●鉄帽……いわゆるヘルメット。元の世界は鉄ではなくケブラーと呼ばれる軽量素材である。代わりに木片と砂鉄を混ぜて固まらせた物にしている。
●迷彩服……迷彩柄の衣服。元の世界は耐熱加工や防護性に偽装効果がある。代わりに無盾や隠蔽を刻んでいる。
●防弾チョッキ……弾丸や爆発に起きる破片を防ぐ防具。元の世界は突撃銃の弾丸も防げ、数個の弾倉を収める事ができる。代わりに鉄帽に使われている物と無盾を刻んでいる。
●戦闘靴……戦闘を補助する靴。黒色の革だが正面と側面は布であり、つま先には硬質樹脂に出来ている。代わりに牛革と麻布で、つま先は砂鉄と樹脂で混ぜた物を使う。
一応ある程度再現している、だが不備な所があったら即座に直す。皆の身を守るために聞く。
するとアリス達は一斉に言う。
「「ヘルメットが物凄く邪魔」」
皆が一斉に言った事は驚くが、まさかヘルメットが一番邪魔だったというのが予想外だった。
理由はそれぞれで、カインは「殺気を感じにくい」、レノンは「視界が遮られる」、アリスとヴィンセントは「物凄く変な感じがする」と言った。
う~ん、殺気を感じにくいと視界が遮られるのはともかく、まさか物凄く変な感じがするか。
カインとレノンはヘルメットを着けさず、アリスとヴィンセントは調整する事にする。
そろそろ休憩を終えて再び捜索しようとすると、アリスが何かに気付く表情になる。
俺は心配して聞く。
「アリス、どうしたんだ?」
「ちょっと遠いけど叫び声が聞こえたよ」
「何!?」
俺はそのことに驚き、俺はそこに向かって走る中で仲間に命令する。
「俺とカインは不浄人形のせん滅、アリスとヴィンセントは負傷者の守り、レノンとアリオンは遠距離からサポートしてくれ!」
「「アア!」」
俺の命令に皆は答えつつ、叫び声の元に向かって走る。
叫び声がした方に着く。それは一つの馬車が不浄人形に群がっている。
小鬼や魔菌、それに狗鬼や大蚯蚓が馬車に襲っていた。兵士たちは必死に守ろうとしているが、敵の数が多くて守り切るのは難しいだろう。
俺は叫びながら援護する。
「ランクⅡ冒険者アレス一行が援護するぞ!」
俺はそう叫んで〈M4カービン〉の引き金を引く。すると弾丸を発射して魔菌達はハチの巣にされる。
カインは紅の禍月と〈ソードオフショットガン〉を駆使して大蚯蚓と小鬼をせん滅する。
アリスとヴィンセントは傷ついた兵士を守りながら狗鬼たちをけん制し、レノンの〈SVD〉とアリオンの魔法支援で狗鬼たちを倒す。
不浄人形の数が減ってきた所にとても巨体な獣鬼が現れた。
俺達は自由組合の依頼をこなしつつ、銃や装備開発に精を出している。
この中で作れるのは俺だけど、一応アリオンにも銃開発をレクチャーして今では試作AK-47を開発する事ができた。
それをテストするために自由組合に許可とって近くの森林で行っている。
最近の一日はというと……。
午前は地下室で銃器と防具、小物を発明。
午後はアリス達と食材の調達するための買い物、それを終えたら訓練。
そして夜はアリスとレノンを抱えてベッドまでレッツゴー!
これが最近の一日だ。それと毎晩愛し合っても妊娠しない薬を飲んでいるから大丈夫だ。
なぜこの薬があるのか気になるが、そこはヴィンセントだろうと察して心の奥底で感謝している。
今日も作った装備のテストをするために森に入っている。
俺は少し周りを見る。
周りは颯爽とした雰囲気と高めの木が生えており、発破の隙間から光が差し込んで眩しさを感じ出す。
鳥と小動物の鳴き声が静寂な森の雰囲気と合わさって、一種の安らぎを感じさせる。
しかし俺達はこんなところでのんびりする予定はない。狩猟依頼【狗鬼と大蚯蚓の乱闘】を受注している。
目標の討伐数は狗鬼《コボルト》15体と大蚯蚓《ワーム》五体だ。
一応全員と固まって進んでいるが、目標の不浄人形《ドールズ》と出会うどころか、小鬼すら戦っていない。
自由組合からは依頼と称して森に調査させているとアイネットさんから聞いたが、もしかしてこの狩猟依頼も調査なのか?
そう思いつつも歩み続ける。
しばらく歩いてアリオンが息を荒くて止まる。一応アリオンが疲れない様にある程度鍛えさせているけど、一度も休まずに歩き続けたらそうなるか。
「皆少しだけ休憩するぞー」
「「はーい」」
俺は皆に休憩の呼びかけをし、息切れしているアリオン以外が悠々に答える。
俺も余裕だけど転生前の頃は全身の節々が痛かったからなー。こうしてみると若いってすごいな。
そう思いつつ近くにある切り株に座って休憩する。アリオンは息を荒くしながら謝る。
「ぜぇぜぇ……も、申し訳ありません。まだ目標の不浄人形《ドールズ》に合って無いのに、このような形で時間を邪魔するなんて」
「いや、良いよ。俺もあまり見ずに進んで」
俺は少しアリオンに謝る。
当の本人は「滅相もございません!」と激しく遠慮していた。悪人じゃないがなんというか少し狂信差があり、運動音痴が酷い残念美人だからな。
そう思いながら少し皆に質問する。
「今朝渡した装備の着心地はどうだ? 一応邪魔な所があったら教えてくれ」
俺は皆に今朝渡した装備の事を聞いた。
俺が渡した装備は軍隊やサットが使っている戦闘装着と呼ばれ、現代の自衛隊でも使われている装備の事だ。
●鉄帽……いわゆるヘルメット。元の世界は鉄ではなくケブラーと呼ばれる軽量素材である。代わりに木片と砂鉄を混ぜて固まらせた物にしている。
●迷彩服……迷彩柄の衣服。元の世界は耐熱加工や防護性に偽装効果がある。代わりに無盾や隠蔽を刻んでいる。
●防弾チョッキ……弾丸や爆発に起きる破片を防ぐ防具。元の世界は突撃銃の弾丸も防げ、数個の弾倉を収める事ができる。代わりに鉄帽に使われている物と無盾を刻んでいる。
●戦闘靴……戦闘を補助する靴。黒色の革だが正面と側面は布であり、つま先には硬質樹脂に出来ている。代わりに牛革と麻布で、つま先は砂鉄と樹脂で混ぜた物を使う。
一応ある程度再現している、だが不備な所があったら即座に直す。皆の身を守るために聞く。
するとアリス達は一斉に言う。
「「ヘルメットが物凄く邪魔」」
皆が一斉に言った事は驚くが、まさかヘルメットが一番邪魔だったというのが予想外だった。
理由はそれぞれで、カインは「殺気を感じにくい」、レノンは「視界が遮られる」、アリスとヴィンセントは「物凄く変な感じがする」と言った。
う~ん、殺気を感じにくいと視界が遮られるのはともかく、まさか物凄く変な感じがするか。
カインとレノンはヘルメットを着けさず、アリスとヴィンセントは調整する事にする。
そろそろ休憩を終えて再び捜索しようとすると、アリスが何かに気付く表情になる。
俺は心配して聞く。
「アリス、どうしたんだ?」
「ちょっと遠いけど叫び声が聞こえたよ」
「何!?」
俺はそのことに驚き、俺はそこに向かって走る中で仲間に命令する。
「俺とカインは不浄人形のせん滅、アリスとヴィンセントは負傷者の守り、レノンとアリオンは遠距離からサポートしてくれ!」
「「アア!」」
俺の命令に皆は答えつつ、叫び声の元に向かって走る。
叫び声がした方に着く。それは一つの馬車が不浄人形に群がっている。
小鬼や魔菌、それに狗鬼や大蚯蚓が馬車に襲っていた。兵士たちは必死に守ろうとしているが、敵の数が多くて守り切るのは難しいだろう。
俺は叫びながら援護する。
「ランクⅡ冒険者アレス一行が援護するぞ!」
俺はそう叫んで〈M4カービン〉の引き金を引く。すると弾丸を発射して魔菌達はハチの巣にされる。
カインは紅の禍月と〈ソードオフショットガン〉を駆使して大蚯蚓と小鬼をせん滅する。
アリスとヴィンセントは傷ついた兵士を守りながら狗鬼たちをけん制し、レノンの〈SVD〉とアリオンの魔法支援で狗鬼たちを倒す。
不浄人形の数が減ってきた所にとても巨体な獣鬼が現れた。
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