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あのフェラ強行事件から二週間が経った。依然として私はノアに避けられ続けている。挨拶や必要最低限の要件等事務的な会話こそすれど、以前のように軽口を叩いてこず、日常的に時間を共にすることがなくなった。
一体何がいけなかったのか。
むぅんと唸ってみても思い起こされるのは私の晒した数々の痴態のみで。いやもう思い当たる節しかない。そりゃ避けられもするわなと。むしろこれまでの方が、いつも通りよく接していてくれていたなと不思議に思うほどだ。
きゅむきゅむ剣の刃を磨きながらはふ、と溜息を吐く。
いつもなら率先して手伝ってくれるノアが、隣にいない。
ノアは先週から就労時間の殆どを王都外の任務や要人の護衛等重要度の高い職務へ配置されてしまっている。本来ならば能力の高いノアはそういう任務に駆り出されて然るべきなのだ。これまでが異常すぎるほどに過保護だっただけで、元の形に戻ったまでのこと。適切な距離感ではあるのかもしれないけれど、意識して接触しない限りノアと交わる時間がここまで減るものなのか……。それだけノアが私の歩幅に合わせて生活を送ってくれていたということなのだろう。
もしかしたらこの第8部隊から別部隊への異動だって、大いに有り得るかもしれない。
そこまで考えた瞬間、研磨油を盛大にひっくり返してしまった。ああもう、どうして私はこうも……
「フェリシアちゃん」
のろのろ容器を拾っていると、不意に鈴を転がすような愛らしい声が降ってきた。
「アシュリーヌちゃん?! お仕事はどうしたの」
「今日は任務に組まれなかったから殆ど非番なの。座っていい?」
さらりと銀糸の美しい髪を揺らしながら小首を傾げられ、私はいそいそと座っていた石段の端に寄る。
「今日もノアくん、一緒じゃないんだね」
「いやぁ、すっかり避けられてしまっておりまして」
アシュリーヌちゃんは私達と部隊こそ違うけれど、昼時間が合えば昼食を共にする事が多い。最近は彼女にぞっこんなマルクス様にその時間を奪われつつあったけれど。それでも二週間に渡るノアとの疎遠っぷりはアシュリーヌちゃんから見ても明らかだったようだ。
「巷ではとうとう別れたのかって噂で持ちきりだよ」
「えぇ~?! いやいや別れるもなにも、そもそもノアとはそういう関係じゃないし」
いやそういう関係ではあるのか……? 一瞬ノアとのアレやソレやが脳裏に蘇り、顔に熱が昇ったものの慌ててかぶりを振る。
「というか、そんな噂誰が流してんの!」
「うーん第3部隊のリヒトさんとか、第8部隊のユーグリッドさんとか。とにかく沢山。フェリシアちゃんまた食堂とかで声掛けられたりしてない?」
第8部隊のユーグリッドと言えば同じ隊でちょくちょくノアにちょっかい掛けてる軽薄な男じゃないか。あいつが噂の根源だな~くそうまた今度問い詰めておかねば。
そう言えばそのユーグリッドに今日も昼食の時に声を掛けられたな。アシュリーヌちゃんをマルクス様に強奪されたから昼食をお持ち帰りしてこっそり後を追おうと思っていたのに、それで足止めを食らったんだった。思い返せばくつくつ腹わたが煮え滾ってくる。
「その顔はやっぱり声掛けられてたんだね……! 気を付けなきゃだめだよ、ただでさえ男所帯な上にフェリシアちゃんは可愛くてどん……のんびり屋さんなんだから! 」
「ええとそれは多分私の身分目当ての男かアシュリーヌちゃん目当ての男かのどちらかだとは思うんだけど、というか今鈍臭いって言い掛けたよねアシュリーヌちゃん」
「ノアくんがいなくなってガードが緩くなっちゃったのが原因なんだな……私が側にいられたらよかったんだけど……」
だめだ聞いちゃいない。
絶世の美女のアシュリーヌちゃんに可愛いなどと言われても説得力が無いんだけど、心配してくれているのは確かなのだろう。
言われてみれば、最近特に懇意にしていない男性騎士から声を掛けられる事が増えた気がする。ノアはどうしただの、もし時間があるのなら今度食事にでもだの。五百歩譲ってもモブ顔の私に対する誘いが純粋な好意でないことは重々承知しているので、軽くいなしていたけれど。そうか。ノアが隣にいなくなったからか。
『フェリシア』
不意にノアのいたずらっぽい笑顔が蘇り、鼻の辺りがきゅうぅと痛くなる。
出会ってから6年とちょっと。ノアはいつだって私を助けてくれて、守ってくれていたのだ。挙げ句の果てにあんな破廉恥極まり無い無茶振りをしても、私のために応えてくれて。そして嫌がるノアを無視して彼の痴態を見ようと強行突破した結果、愛想を尽かされてしまった。自業自得だしノアを私から解放する良い機会なのかもしれない。だけど……
「原因は分からないけど、早く仲直りした方がいいよ。ノアくんとフェリシアちゃんが一緒にいないのを見てるのは、私も悲しいもの」
にっこりと微笑むアシュリーヌちゃん。なんという天使。昨日もマルクス様とのスケベを覗き見ちゃってごめんね。マルクス様の腰使いすごかったです。
ノアがいないお陰で二人のスケベの覗き見は捗っているけれどやっぱり一人で慰めてもノアにされた時ほどの快感も興奮も得られなくて、ひどく虚しい気持ちになった。マルクス様のえっちなお顔とノアのえっちなお顔。どちらも見たい事には変わらないけどマルクス様のものだけ見ても昂ぶるのは興奮のみで、何かが物足りずぽっかりと穴が空いたようであった。あんなにも焦がれ続けた相手であるのに。
兎にも角にもこのままノアと疎遠なまま終わる気は無いし、きちんと話し合いたい。謝罪の意を述べて、えっちなことはもうしないし、させないことを約束しよう。そうしたらまだ友達同士でいられるだろうか。
「とにかく、今夜にでも謝ってみるよ。許してくれるか分からないけど」
「何言ってるのフェリシアちゃん。今日明日はだめだよ。なんて言ったって明日の夜は第一王太子ハロルド様の生誕パーティーが開かれるんだから。王宮内警備に配置されたノアくんは今日から警備の手配や準備でてんてこ舞いだろうし、明日も時間を割く暇なんて無いんじゃないかな。私も明日は同じように警備の任務に就かなきゃだし」
わ、忘れてた~~~! ノアとのアレコレでアシュリーヌちゃん達のイベント情報が頭の中からすっぽ抜けてたよ。
第一王太子ハロルド様の生誕パーティー。パーティーを抜け出したマルクス様が王宮内警備の任に就いていたアシュリーヌちゃんを連れ出し、空室でスケベを働くイベントである。因みにこのイベントには本来ざまぁ展開が用意されており、空室とその隣室に備え付けられたマジックミラーごしにマルクス様が意図的に呼び出したアシュリーヌちゃんを虐めていた令嬢達に情事を見せつけるというものだ。勿論下調べはばっちりの私はその本来ならば令嬢達が入る隣室を先に陣取り、そのマジックミラー越しの近距離から二人の情事を覗き見ようという魂胆である。いやはやこんなにも重要な任務を忘れるなんて。
「フェリシアちゃんはパーティー参加側でしょう? 良いなぁ、私も一度で良いから豪華な舞踏会に参加して、マルクス様の正装姿を間近で見てみたい」
うっとりと虚空を見つめるアシュリーヌちゃん。大丈夫、君はあと数ヶ月もしたらマルクス様の婚約者として参加者どころかパーティーの主役としてとびきりキラキラゴージャスなマルクス様の隣に立つ事になるよ……。
そんなことよりもそう、実家のパパ上の田舎っぺのくせして無駄に広い人脈のお陰でなんとも億劫なことにパーティーに参加しなければならないことが先日判明したのだ。故郷の皆の反対を押し切り騎士になったものの、そこそこの良い年になりながらも一向に良い話を持ってこない娘に痺れを切らした結果の行動なのだそうだ。余計なお世話である。
そんな訳で今夜は父の手配した仕立て屋と侍女達によって衣装合わせがあるのだった。億劫でしょうがないあまりに念頭から消し去っていたのもある。ドレスくらい自分で探すし、着替えられるのに。
今日明日はノアと接触するのは難しそうだし、先ずは上手いことパーティーから抜け出して件の部屋へ辿り着く事を優先的に考えよう。
そんなこんなでアシュリーヌちゃんに手入れを手伝ってもらいながら、私は本日の業務を終えた。
一体何がいけなかったのか。
むぅんと唸ってみても思い起こされるのは私の晒した数々の痴態のみで。いやもう思い当たる節しかない。そりゃ避けられもするわなと。むしろこれまでの方が、いつも通りよく接していてくれていたなと不思議に思うほどだ。
きゅむきゅむ剣の刃を磨きながらはふ、と溜息を吐く。
いつもなら率先して手伝ってくれるノアが、隣にいない。
ノアは先週から就労時間の殆どを王都外の任務や要人の護衛等重要度の高い職務へ配置されてしまっている。本来ならば能力の高いノアはそういう任務に駆り出されて然るべきなのだ。これまでが異常すぎるほどに過保護だっただけで、元の形に戻ったまでのこと。適切な距離感ではあるのかもしれないけれど、意識して接触しない限りノアと交わる時間がここまで減るものなのか……。それだけノアが私の歩幅に合わせて生活を送ってくれていたということなのだろう。
もしかしたらこの第8部隊から別部隊への異動だって、大いに有り得るかもしれない。
そこまで考えた瞬間、研磨油を盛大にひっくり返してしまった。ああもう、どうして私はこうも……
「フェリシアちゃん」
のろのろ容器を拾っていると、不意に鈴を転がすような愛らしい声が降ってきた。
「アシュリーヌちゃん?! お仕事はどうしたの」
「今日は任務に組まれなかったから殆ど非番なの。座っていい?」
さらりと銀糸の美しい髪を揺らしながら小首を傾げられ、私はいそいそと座っていた石段の端に寄る。
「今日もノアくん、一緒じゃないんだね」
「いやぁ、すっかり避けられてしまっておりまして」
アシュリーヌちゃんは私達と部隊こそ違うけれど、昼時間が合えば昼食を共にする事が多い。最近は彼女にぞっこんなマルクス様にその時間を奪われつつあったけれど。それでも二週間に渡るノアとの疎遠っぷりはアシュリーヌちゃんから見ても明らかだったようだ。
「巷ではとうとう別れたのかって噂で持ちきりだよ」
「えぇ~?! いやいや別れるもなにも、そもそもノアとはそういう関係じゃないし」
いやそういう関係ではあるのか……? 一瞬ノアとのアレやソレやが脳裏に蘇り、顔に熱が昇ったものの慌ててかぶりを振る。
「というか、そんな噂誰が流してんの!」
「うーん第3部隊のリヒトさんとか、第8部隊のユーグリッドさんとか。とにかく沢山。フェリシアちゃんまた食堂とかで声掛けられたりしてない?」
第8部隊のユーグリッドと言えば同じ隊でちょくちょくノアにちょっかい掛けてる軽薄な男じゃないか。あいつが噂の根源だな~くそうまた今度問い詰めておかねば。
そう言えばそのユーグリッドに今日も昼食の時に声を掛けられたな。アシュリーヌちゃんをマルクス様に強奪されたから昼食をお持ち帰りしてこっそり後を追おうと思っていたのに、それで足止めを食らったんだった。思い返せばくつくつ腹わたが煮え滾ってくる。
「その顔はやっぱり声掛けられてたんだね……! 気を付けなきゃだめだよ、ただでさえ男所帯な上にフェリシアちゃんは可愛くてどん……のんびり屋さんなんだから! 」
「ええとそれは多分私の身分目当ての男かアシュリーヌちゃん目当ての男かのどちらかだとは思うんだけど、というか今鈍臭いって言い掛けたよねアシュリーヌちゃん」
「ノアくんがいなくなってガードが緩くなっちゃったのが原因なんだな……私が側にいられたらよかったんだけど……」
だめだ聞いちゃいない。
絶世の美女のアシュリーヌちゃんに可愛いなどと言われても説得力が無いんだけど、心配してくれているのは確かなのだろう。
言われてみれば、最近特に懇意にしていない男性騎士から声を掛けられる事が増えた気がする。ノアはどうしただの、もし時間があるのなら今度食事にでもだの。五百歩譲ってもモブ顔の私に対する誘いが純粋な好意でないことは重々承知しているので、軽くいなしていたけれど。そうか。ノアが隣にいなくなったからか。
『フェリシア』
不意にノアのいたずらっぽい笑顔が蘇り、鼻の辺りがきゅうぅと痛くなる。
出会ってから6年とちょっと。ノアはいつだって私を助けてくれて、守ってくれていたのだ。挙げ句の果てにあんな破廉恥極まり無い無茶振りをしても、私のために応えてくれて。そして嫌がるノアを無視して彼の痴態を見ようと強行突破した結果、愛想を尽かされてしまった。自業自得だしノアを私から解放する良い機会なのかもしれない。だけど……
「原因は分からないけど、早く仲直りした方がいいよ。ノアくんとフェリシアちゃんが一緒にいないのを見てるのは、私も悲しいもの」
にっこりと微笑むアシュリーヌちゃん。なんという天使。昨日もマルクス様とのスケベを覗き見ちゃってごめんね。マルクス様の腰使いすごかったです。
ノアがいないお陰で二人のスケベの覗き見は捗っているけれどやっぱり一人で慰めてもノアにされた時ほどの快感も興奮も得られなくて、ひどく虚しい気持ちになった。マルクス様のえっちなお顔とノアのえっちなお顔。どちらも見たい事には変わらないけどマルクス様のものだけ見ても昂ぶるのは興奮のみで、何かが物足りずぽっかりと穴が空いたようであった。あんなにも焦がれ続けた相手であるのに。
兎にも角にもこのままノアと疎遠なまま終わる気は無いし、きちんと話し合いたい。謝罪の意を述べて、えっちなことはもうしないし、させないことを約束しよう。そうしたらまだ友達同士でいられるだろうか。
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わ、忘れてた~~~! ノアとのアレコレでアシュリーヌちゃん達のイベント情報が頭の中からすっぽ抜けてたよ。
第一王太子ハロルド様の生誕パーティー。パーティーを抜け出したマルクス様が王宮内警備の任に就いていたアシュリーヌちゃんを連れ出し、空室でスケベを働くイベントである。因みにこのイベントには本来ざまぁ展開が用意されており、空室とその隣室に備え付けられたマジックミラーごしにマルクス様が意図的に呼び出したアシュリーヌちゃんを虐めていた令嬢達に情事を見せつけるというものだ。勿論下調べはばっちりの私はその本来ならば令嬢達が入る隣室を先に陣取り、そのマジックミラー越しの近距離から二人の情事を覗き見ようという魂胆である。いやはやこんなにも重要な任務を忘れるなんて。
「フェリシアちゃんはパーティー参加側でしょう? 良いなぁ、私も一度で良いから豪華な舞踏会に参加して、マルクス様の正装姿を間近で見てみたい」
うっとりと虚空を見つめるアシュリーヌちゃん。大丈夫、君はあと数ヶ月もしたらマルクス様の婚約者として参加者どころかパーティーの主役としてとびきりキラキラゴージャスなマルクス様の隣に立つ事になるよ……。
そんなことよりもそう、実家のパパ上の田舎っぺのくせして無駄に広い人脈のお陰でなんとも億劫なことにパーティーに参加しなければならないことが先日判明したのだ。故郷の皆の反対を押し切り騎士になったものの、そこそこの良い年になりながらも一向に良い話を持ってこない娘に痺れを切らした結果の行動なのだそうだ。余計なお世話である。
そんな訳で今夜は父の手配した仕立て屋と侍女達によって衣装合わせがあるのだった。億劫でしょうがないあまりに念頭から消し去っていたのもある。ドレスくらい自分で探すし、着替えられるのに。
今日明日はノアと接触するのは難しそうだし、先ずは上手いことパーティーから抜け出して件の部屋へ辿り着く事を優先的に考えよう。
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