252 / 396
幕間 4→5
AR26 物欲センサーは実在する
しおりを挟む
「何の魔物を基にした少女化魔物が出現するのか、その少女化魔物がどんな複合発露を持つのかは、どれだけ該当する思念が蓄積しているかによって確率が大幅に変動するとは言え、運の要素に左右される部分もまた大きい。それがいつどこで生じるのか、というところまで行くと尚更のことだ。それだけに――」
***
「失敗、か」
ホウゲツの事務室にて。数日前に怪盗ルエットが逮捕された旨の記事が掲載された新聞を前にし、改めて俺は小さく呟いた。
落胆はある。が、こちらとしては致命的な傷を負うような失敗ではない。
そのため、動揺や焦りは俺の胸の内に存在していなかった。
あるとすれば、人形化魔物への対処に忙殺されているはずの救世の転生者が、ウインテート連邦共和国まで出張ってきたことに対する忌々しさぐらいのものだ。
「いずれにしても、救世の転生者が邪魔をしたのであれば是非もない」
ほとんど事故のようなものだ。犬に噛まれたとでも思って諦めるしかない。
率直なところを言えば、今この瞬間に必ず第六位階の祈望之器アスクレピオスを手元に置いていなければ計画が根底から覆される、という訳ではないのだ。
むしろ全ての準備が整っていない現状では、むしろ負担が大きい。
勿論、それを所持することによるメリットも多分にあるが……。
国宝を狙う輩への警戒など管理の手間を考えると面倒でしかない。
それでも尚、怪盗ルエットに依頼したのは実験のためだ。
第六位階の複合発露と同じく第六位階の祈望之器を同時に使用すれば、あるいは全てが揃う前に俺の目的を果たすことができるかもしれない。
正直なところ望み薄だったが、試してみて成功すればよし。
失敗したら失敗したで想定通り。という程度の話だった。
後者の場合は、さっさと大博物館に返却することも選択肢の一つに入れていた。
もっとも実験にこぎつける前に、救世の転生者によって妨げられてしまった訳だが……前述の理由から別段、大きな痛手となることはない。
ベヒモスの少女化魔物と真性少女契約を結んでいる事実を知られた可能性は高いが、それはそれで救世の転生者以外への牽制になり得るし、この情報の有無が俺の目的の障害になることはないはずだ。
今後、救世の転生者と対峙することになるとしても、彼を前に余力を隠した戦い方など不可能だろうし、それを切り札として隠し通せるものではない。
そんな選択肢を残して迷うぐらいなら、最初から明かしておいた方がいい。
「……しかし、今後は必ず救世の転生者が邪魔をしてくるものと考えて、諸々の計画を立てなければならないな」
そう独り言ちてから、深く嘆息する。
問題はむしろこちらだ。
思った以上に、ホウゲツは人形化魔物への対策を整えていたらしい。
たとえ最凶の人形化魔物【ガラテア】は救世の転生者でなければ倒せないにしても、それ以外には対抗できるだけの力を隠し持っていた訳だ。
勿論、救世の転生者の負担が減ることは、世界にとって好ましいことではある。
が、あの化け物の対処を毎度毎度考えなければならないと思うと憂鬱になる。
しかも、三大特異思念集積体が一体、ジズの少女化魔物の暴走をウインテートへの行きがけに鎮静化していくなどという荒業を成し遂げ、挙句の果てに真性少女契約を結んで彼女の力までも手に入れたとなれば尚更のことだ。
暴走など欠片もしていないベヒモスを目の前にし、言葉を尽くして説得しようとしただけで、凡俗な俺は生きた心地がしなかったと言うのに。
「救世の転生者を出し抜くには、策を弄する以外に手立てはない」
そんな者を相手にするのだ。手段を選んではいられない。
たとえ卑怯のそしりを受けることになろうとも。
何よりも優先すべきは目的の実現なのだから。
「泥臭くー、泥臭くー、足掻いてー、足掻いてー、心の底からの望みを一つ叶えさえすればー、それは勝利なのですー」
と、間延びした少女の声が傍から耳に届いた。
土属性を示す茶色の長い髪と瞳を有する、ややぽっちゃりとした少女化魔物だ。
「ムート、余りここでは話をするなと――」
「話してもー、誰にも聞かれないと判断したからー、話したまでですー」
彼女が言うのであれば、そうなのだろう。
三大特異思念集積体が一体ベヒモスの少女化魔物ムート。
大地に立つもの全てを感知することのできるだけに、周囲に俺達の様子を窺う者がいないことは間違いない。
三大思念集積体に相応しい破格の能力だが、この大地は概念的な枠組みであり、海を隔てた別の陸地にまでは効果は及ばない。
そのため、単純な範囲という点では他の二体には及ばないようだが、代わりに防御力に非常に優れているのが三大思念集積体としてのベヒモスの特徴だ。
その彼女と俺が真性少女契約を結ぶことができたのは、利害の一致によるところが大きい。うまいこと巡り合うことができたのもまた。
俺の目的と彼女の切なる願い。その二つは同じものだからだ。
「しかし、いずれにしても、あの少女化魔物が生まれないことには始まらない」
「その基になる魔物はー、何体かこの地にもいますしー、思念も十分に蓄積していますからー、もうすぐだと思いますー」
「……だといいがな」
求めても求めても本命は出現せず、全く関係ない少女化魔物ばかりがあちらこちらで生まれてくる。わざとらしく、俺を嘲笑うかのように。
まあ、気のせいだろうが。人というものは、悪い出目ばかり記憶するものだ。
「あー」
そんなことを考えていると、ムートが何かに気づいたように事務室の端の方へと寄っていき、そこで目を瞑って立ったまま動かなくなる。
それから少しして、事務室の扉がノックされた。
恐らく、組織の部下だろう。居住まいを正す。
「テネシス様、御報告が」
「どうした?」
「はい。実は支部の近くで人魚の少女化魔物が発生、捕縛されたとのことです」
「何だとっ!?」
その報告内容に思わず立ち上がり、続けて問いかける。
「複合発露は!?」
「〈不老長久〉。その肉を食した者の肉体を健康な状態に若返らせることのできる能力。人魚の逸話通りのものです」
高揚した様子の部下の返答に、心の内で思わず舌打ちをする。
どうしてこうも余計なことばかり起こるのか、と頭を抱えたくなる。
「これで私達も、病と老いに打ち克つことができますね」
朗報とでも言うように部下は告げる。
人間至上主義組織スプレマシーの理念に沿って俺が掲げたお題目から外れてはいないだけに、彼の反応は間違っていない。
しかし、実際には大幅に方向性が違う。これでは俺の目的を果たせない。
だからと言って、表立って邪魔しようとすれば立場が危うくなるだろう。
目的を果たすまで、それは避けなくてはならない。
「……そうだな」
だから、俺は内心気取られないように同意することしかできなかった。
それから部下が報告書を置いて事務室を去った後。
思わず深く嘆息しながら、椅子の背もたれに寄りかかって天を仰ぐ。
「どうするのー?」
十分気配が離れたのを確認してから、ムートが尋ねてくる。
どうもこうもない。
これで満足され、別の方向に組織のリソースを割かれては困る。
「……まずは情報収集だ。場合によっては――」
強行的な手段も選択肢に入れなくてはならないかもしれない。
複合発露〈不老長久〉がどういった力なのかを考えれば分かるように、捕らえられた人魚の少女化魔物に待つのは、聞くもおぞましい状況だ。
それを喜々として報告する部下は、如何に穏健派に属するとは言っても、やはり人間至上主義組織の一員と言える。
ただ単に彼らを利用するためにここにいる俺は、眉をひそめたくなるが……。
「ともあれ、インシェ達と合流して方針を決めるとしよう」
起きてしまったことは仕方がない。
だから俺はそうムートに告げ、人間至上主義組織の別の地方支部へと調査に向かわせていた彼女達と合流するために転移の複合発露を使用したのだった。
「全く、面倒な」
未だ目的の少女化魔物が出現する兆候が見えないにもかかわらず、新たに生じた別の少女化魔物への対応を迫られることに悪態をつきながら。
***
「そも個々が望む少女化魔物が都合よく目の前に現れることなんて稀と言って差し支えないし、強く意識してしまうだけに自分が望んでいるから出現しないんじゃないか、なんてことまで考えてしまう。勿論最初は偶然だったんだけど、そうした思念の蓄積によって実際に、この世界では望んでいる者のところに望んだままの少女化魔物が現れることは極々稀になってしまったのさ。勿論、例外もあるけれどね」
***
「失敗、か」
ホウゲツの事務室にて。数日前に怪盗ルエットが逮捕された旨の記事が掲載された新聞を前にし、改めて俺は小さく呟いた。
落胆はある。が、こちらとしては致命的な傷を負うような失敗ではない。
そのため、動揺や焦りは俺の胸の内に存在していなかった。
あるとすれば、人形化魔物への対処に忙殺されているはずの救世の転生者が、ウインテート連邦共和国まで出張ってきたことに対する忌々しさぐらいのものだ。
「いずれにしても、救世の転生者が邪魔をしたのであれば是非もない」
ほとんど事故のようなものだ。犬に噛まれたとでも思って諦めるしかない。
率直なところを言えば、今この瞬間に必ず第六位階の祈望之器アスクレピオスを手元に置いていなければ計画が根底から覆される、という訳ではないのだ。
むしろ全ての準備が整っていない現状では、むしろ負担が大きい。
勿論、それを所持することによるメリットも多分にあるが……。
国宝を狙う輩への警戒など管理の手間を考えると面倒でしかない。
それでも尚、怪盗ルエットに依頼したのは実験のためだ。
第六位階の複合発露と同じく第六位階の祈望之器を同時に使用すれば、あるいは全てが揃う前に俺の目的を果たすことができるかもしれない。
正直なところ望み薄だったが、試してみて成功すればよし。
失敗したら失敗したで想定通り。という程度の話だった。
後者の場合は、さっさと大博物館に返却することも選択肢の一つに入れていた。
もっとも実験にこぎつける前に、救世の転生者によって妨げられてしまった訳だが……前述の理由から別段、大きな痛手となることはない。
ベヒモスの少女化魔物と真性少女契約を結んでいる事実を知られた可能性は高いが、それはそれで救世の転生者以外への牽制になり得るし、この情報の有無が俺の目的の障害になることはないはずだ。
今後、救世の転生者と対峙することになるとしても、彼を前に余力を隠した戦い方など不可能だろうし、それを切り札として隠し通せるものではない。
そんな選択肢を残して迷うぐらいなら、最初から明かしておいた方がいい。
「……しかし、今後は必ず救世の転生者が邪魔をしてくるものと考えて、諸々の計画を立てなければならないな」
そう独り言ちてから、深く嘆息する。
問題はむしろこちらだ。
思った以上に、ホウゲツは人形化魔物への対策を整えていたらしい。
たとえ最凶の人形化魔物【ガラテア】は救世の転生者でなければ倒せないにしても、それ以外には対抗できるだけの力を隠し持っていた訳だ。
勿論、救世の転生者の負担が減ることは、世界にとって好ましいことではある。
が、あの化け物の対処を毎度毎度考えなければならないと思うと憂鬱になる。
しかも、三大特異思念集積体が一体、ジズの少女化魔物の暴走をウインテートへの行きがけに鎮静化していくなどという荒業を成し遂げ、挙句の果てに真性少女契約を結んで彼女の力までも手に入れたとなれば尚更のことだ。
暴走など欠片もしていないベヒモスを目の前にし、言葉を尽くして説得しようとしただけで、凡俗な俺は生きた心地がしなかったと言うのに。
「救世の転生者を出し抜くには、策を弄する以外に手立てはない」
そんな者を相手にするのだ。手段を選んではいられない。
たとえ卑怯のそしりを受けることになろうとも。
何よりも優先すべきは目的の実現なのだから。
「泥臭くー、泥臭くー、足掻いてー、足掻いてー、心の底からの望みを一つ叶えさえすればー、それは勝利なのですー」
と、間延びした少女の声が傍から耳に届いた。
土属性を示す茶色の長い髪と瞳を有する、ややぽっちゃりとした少女化魔物だ。
「ムート、余りここでは話をするなと――」
「話してもー、誰にも聞かれないと判断したからー、話したまでですー」
彼女が言うのであれば、そうなのだろう。
三大特異思念集積体が一体ベヒモスの少女化魔物ムート。
大地に立つもの全てを感知することのできるだけに、周囲に俺達の様子を窺う者がいないことは間違いない。
三大思念集積体に相応しい破格の能力だが、この大地は概念的な枠組みであり、海を隔てた別の陸地にまでは効果は及ばない。
そのため、単純な範囲という点では他の二体には及ばないようだが、代わりに防御力に非常に優れているのが三大思念集積体としてのベヒモスの特徴だ。
その彼女と俺が真性少女契約を結ぶことができたのは、利害の一致によるところが大きい。うまいこと巡り合うことができたのもまた。
俺の目的と彼女の切なる願い。その二つは同じものだからだ。
「しかし、いずれにしても、あの少女化魔物が生まれないことには始まらない」
「その基になる魔物はー、何体かこの地にもいますしー、思念も十分に蓄積していますからー、もうすぐだと思いますー」
「……だといいがな」
求めても求めても本命は出現せず、全く関係ない少女化魔物ばかりがあちらこちらで生まれてくる。わざとらしく、俺を嘲笑うかのように。
まあ、気のせいだろうが。人というものは、悪い出目ばかり記憶するものだ。
「あー」
そんなことを考えていると、ムートが何かに気づいたように事務室の端の方へと寄っていき、そこで目を瞑って立ったまま動かなくなる。
それから少しして、事務室の扉がノックされた。
恐らく、組織の部下だろう。居住まいを正す。
「テネシス様、御報告が」
「どうした?」
「はい。実は支部の近くで人魚の少女化魔物が発生、捕縛されたとのことです」
「何だとっ!?」
その報告内容に思わず立ち上がり、続けて問いかける。
「複合発露は!?」
「〈不老長久〉。その肉を食した者の肉体を健康な状態に若返らせることのできる能力。人魚の逸話通りのものです」
高揚した様子の部下の返答に、心の内で思わず舌打ちをする。
どうしてこうも余計なことばかり起こるのか、と頭を抱えたくなる。
「これで私達も、病と老いに打ち克つことができますね」
朗報とでも言うように部下は告げる。
人間至上主義組織スプレマシーの理念に沿って俺が掲げたお題目から外れてはいないだけに、彼の反応は間違っていない。
しかし、実際には大幅に方向性が違う。これでは俺の目的を果たせない。
だからと言って、表立って邪魔しようとすれば立場が危うくなるだろう。
目的を果たすまで、それは避けなくてはならない。
「……そうだな」
だから、俺は内心気取られないように同意することしかできなかった。
それから部下が報告書を置いて事務室を去った後。
思わず深く嘆息しながら、椅子の背もたれに寄りかかって天を仰ぐ。
「どうするのー?」
十分気配が離れたのを確認してから、ムートが尋ねてくる。
どうもこうもない。
これで満足され、別の方向に組織のリソースを割かれては困る。
「……まずは情報収集だ。場合によっては――」
強行的な手段も選択肢に入れなくてはならないかもしれない。
複合発露〈不老長久〉がどういった力なのかを考えれば分かるように、捕らえられた人魚の少女化魔物に待つのは、聞くもおぞましい状況だ。
それを喜々として報告する部下は、如何に穏健派に属するとは言っても、やはり人間至上主義組織の一員と言える。
ただ単に彼らを利用するためにここにいる俺は、眉をひそめたくなるが……。
「ともあれ、インシェ達と合流して方針を決めるとしよう」
起きてしまったことは仕方がない。
だから俺はそうムートに告げ、人間至上主義組織の別の地方支部へと調査に向かわせていた彼女達と合流するために転移の複合発露を使用したのだった。
「全く、面倒な」
未だ目的の少女化魔物が出現する兆候が見えないにもかかわらず、新たに生じた別の少女化魔物への対応を迫られることに悪態をつきながら。
***
「そも個々が望む少女化魔物が都合よく目の前に現れることなんて稀と言って差し支えないし、強く意識してしまうだけに自分が望んでいるから出現しないんじゃないか、なんてことまで考えてしまう。勿論最初は偶然だったんだけど、そうした思念の蓄積によって実際に、この世界では望んでいる者のところに望んだままの少女化魔物が現れることは極々稀になってしまったのさ。勿論、例外もあるけれどね」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる