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第3章
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さっきまで美空と駅の方でやっていた夏お祭りに行っていたけど、美空が途中で履いていたビーサンで靴ずれを起こしたから、早めに引き上げて家に帰ってきた。
美空と家に入って早々、姉ちゃんと出くわした。
「あ、カズおかえり」
「ただいま」
姉ちゃんは俺の事をカズと呼ぶ。
「お邪魔します」俺の後ろにいた美空がちっちゃい声で挨拶した。
姉ちゃんが美空の顔をじっと見つめる。
「あれ、この子?男の子カップルって」
あっ、いけね。
「えっ、あっ、いや、」
戸惑う美空。
姉ちゃんに相談に乗ってくれって、美空と前川さんの事を話ていたことを忘れてた。美空の方を振り返ると、美空は姉ちゃんに向かって苦笑いを返していた。
「カズ、夕飯は?」
姉ちゃんは俺の事をかずと呼ぶ。
「いや、買ってきたからいいよ。美空と部屋で食べる」
「オッケ。お母さん来たら言っておくね」
姉ちゃんとの話を終わらせて自分の部屋に向かう。
…。
自分の部屋に入った瞬間。
「風馬」
低い声で美空に名前を呼ばれたから、振り返った。
「ん?」
しかめっ面の美空。
そして、
「バカ!」の怒鳴り声。
俺は床に手を着いて頭を下げた。
「ごめん」
見えて無いけど、美空がしゃがんで俺の頭を軽く叩いて来たのはなんとなくわかった。
「なにやってんのもう…」
「ほんとごめん」
長い間、美空からなにも反応が無かった。
嫌われた。
そう思った。
「…いいよ。お好み焼き3分の1で許す」
顔を上げると、まだぶすくれた美空が俺を見下ろしていた。
「ほんとに、ごめん」
俺が謝るのを見て、美空は眉毛を下げながら笑った。
「もうさ、隠してるのに疲れた。逆に、風馬が他の人に言っててくれてて、安心したというか。その、悪い気はしてなかった」
「でも、ごめんな。勝手に色々、しちゃって」
「ううん。ありがと」
美空は笑った。
その顔を見て俺も安心した。
「甚平脱ぐね」
「おう」
美空は横で甚平を脱いでしゃがんで床で畳む。
パンツ一枚の美空。
つむじ、
首、
肩、
細い腕、
背骨、
綺麗な背中、
近づいて、真上から見下ろした。
あっ。キスマーク。
首にあった。
窓の方に顔を向ける。
窓ガラスに映った自分の顔。
なんか、見ててぶん殴りたくなった。
夜も遅くなり、美空は今日、うちに泊まることになった。着替えを済ませて、部屋に布団を敷いて美空と並んで寝る。
部屋の電気は消して、枕元の簡易電灯だけつける。
美空に俺の半袖短パンを貸した。美空は細身だから、男物のシャツは大きいのか太ももの半分まで袖が余っていた。
「短パンいらないんじゃない?」
敷布団の上で座っていた美空に言うと、美空は着ていたシャツを見た。
そこまで長いとワンピースに見えるな。
「やだよ、無防備じゃん」
美空は袖を下に引っ張って、股を隠す仕草をする。
「誰に狙われんだよ」
薄い毛布一枚だけ被って俺は横になる。続いて美空も同じく毛布を被って横になる。
「焼けたかも」
「ん?」
俺の方を向いて横向きに寝ていた美空は頬を搔いていた。
「お前、皮膚よわよわだな」
「ちょっと痛い」
「あんま掻くな」
「うん」
掻くのをやめる美空。
「あっ、ブロマイド。明日渡すね」
「ん?ああ」
俺が射的で取ったやつか。
「あれ、風馬がほしかったんでしょ?」
「ばれた?」
「いつも、自分はこういうの興味無いです、みたいにするじゃん。他の人いるときは」
「よくご存知で」
「まあね」
美空は得意げに笑う。
それを見て俺もつられて笑う。
でも、美空が笑うと、最近は前川がちらつくんだよな。
手の上に顎を乗せる。
「…美空はさ、人と話すの苦手そうだったからさ、好きっていう概念があるなんて思わなかった」
美空は目を丸くする。
「中学までは割とみんなと話すタイプだったし。女の子、好きになったこともあるよ」
「へえ。意外」
「でしょ」
「だから話すようになると口が悪くなんのか。話慣れてる感じはしたんだよな」
「えっ、そうだった?」
「うん。…なんでおとなしくなった?」
「色々あって」
「へえ」
「…、幼馴染にキスされた」
「わお」
ドラマチック。
「男だよ」
「えっ!?」
美空、モテてんなあーこいつ。
「やっぱびっくりするよね。初めて話したな、これ」
初めて。かあ。
「…そいつ好きだったんだ?美空のこと」
「どうだろ、それから気まずくなって話してないから」
「お前すげえな。人生経験豊富」
「ぜんぜん、そんなことない。そいつのおかげで若干の人間不信だし」
「だから、男子が近づくと緊張してたんだ」
「そうかも」
「今はだいぶ、平気になったよな」
「そうかな。そうだといいけど」
前川と関わり初めてからだ、美空が他の人とも話する機会が増えたのは。
「…風馬の話も聞きたい」
美空は毛布を肩まで上げて膝を曲げる。
エアコン寒かったかな。
「中学の?」
枕元に置いといたエアコンのリモコンで風量を下げる。
「うん」
「好きな女子はいたかな。かな?だから、美空と同じだと思う。好きだったのか覚えていない片思いしてた」
「うん」
「なんとなく好きーが続いて、そしたら、向こうが他のやつと付き合って」
「幼馴染と同じだ」
「かもな。そしたら、向こうが…、男からだぞ?別れるって話になったんだ。半年で」
「わあ」
「そしたら、俺がその女子の事好きってこと知ってた奴らが、俺とその子の前で話したんだ。俺が好きだったこと。そしたらその子は好きなら付き合ってくれって言ってきて」
「…なんか、自暴自棄っぽいね。それ」
「だろ?それで冷めちゃったのかなー。断っちゃった。したっけ、女子から大バッシング。何故か」
「…、大変だったね風馬」
「そう思うんなら頭を撫でてくれ」
「やだ」
美空は笑った。
瞼重そうだな、美空。
「眠い?」
「ん?」
美空は顔の半分をシーツに埋める。
「うん、」
手はグーにして、顔の前に置いてる。
うとうと。
目を開いたり閉じたり。
美空は目を閉じた。
「みーう」
小さな声で呼んだ。
寝息が聞こえる。
寝たのか。
眠る美空の顔を眺めて、俺は簡易電灯の明かりを消した。
暗闇に目が慣れてきて、美空の顔が見えてきた。
美空と昔のこと話すのって初めてかも。
いつもは、目に入ったものとか、出来事の話をしてるだけで。
まだなんにも話していなかったんだなあ。
なんで、今頃になってこんな話したんだろ。
もっと早く、早く。
聞きたかったな。
なんでだろ、なんでこんなに、
何に悔しがってんだろ、俺。
横で寝る美空の顔から目が離れない。
ああー、なんでだ?
こんなに近くにいるのに、
なんで遠くにいる感じがするの、美空。
美空と家に入って早々、姉ちゃんと出くわした。
「あ、カズおかえり」
「ただいま」
姉ちゃんは俺の事をカズと呼ぶ。
「お邪魔します」俺の後ろにいた美空がちっちゃい声で挨拶した。
姉ちゃんが美空の顔をじっと見つめる。
「あれ、この子?男の子カップルって」
あっ、いけね。
「えっ、あっ、いや、」
戸惑う美空。
姉ちゃんに相談に乗ってくれって、美空と前川さんの事を話ていたことを忘れてた。美空の方を振り返ると、美空は姉ちゃんに向かって苦笑いを返していた。
「カズ、夕飯は?」
姉ちゃんは俺の事をかずと呼ぶ。
「いや、買ってきたからいいよ。美空と部屋で食べる」
「オッケ。お母さん来たら言っておくね」
姉ちゃんとの話を終わらせて自分の部屋に向かう。
…。
自分の部屋に入った瞬間。
「風馬」
低い声で美空に名前を呼ばれたから、振り返った。
「ん?」
しかめっ面の美空。
そして、
「バカ!」の怒鳴り声。
俺は床に手を着いて頭を下げた。
「ごめん」
見えて無いけど、美空がしゃがんで俺の頭を軽く叩いて来たのはなんとなくわかった。
「なにやってんのもう…」
「ほんとごめん」
長い間、美空からなにも反応が無かった。
嫌われた。
そう思った。
「…いいよ。お好み焼き3分の1で許す」
顔を上げると、まだぶすくれた美空が俺を見下ろしていた。
「ほんとに、ごめん」
俺が謝るのを見て、美空は眉毛を下げながら笑った。
「もうさ、隠してるのに疲れた。逆に、風馬が他の人に言っててくれてて、安心したというか。その、悪い気はしてなかった」
「でも、ごめんな。勝手に色々、しちゃって」
「ううん。ありがと」
美空は笑った。
その顔を見て俺も安心した。
「甚平脱ぐね」
「おう」
美空は横で甚平を脱いでしゃがんで床で畳む。
パンツ一枚の美空。
つむじ、
首、
肩、
細い腕、
背骨、
綺麗な背中、
近づいて、真上から見下ろした。
あっ。キスマーク。
首にあった。
窓の方に顔を向ける。
窓ガラスに映った自分の顔。
なんか、見ててぶん殴りたくなった。
夜も遅くなり、美空は今日、うちに泊まることになった。着替えを済ませて、部屋に布団を敷いて美空と並んで寝る。
部屋の電気は消して、枕元の簡易電灯だけつける。
美空に俺の半袖短パンを貸した。美空は細身だから、男物のシャツは大きいのか太ももの半分まで袖が余っていた。
「短パンいらないんじゃない?」
敷布団の上で座っていた美空に言うと、美空は着ていたシャツを見た。
そこまで長いとワンピースに見えるな。
「やだよ、無防備じゃん」
美空は袖を下に引っ張って、股を隠す仕草をする。
「誰に狙われんだよ」
薄い毛布一枚だけ被って俺は横になる。続いて美空も同じく毛布を被って横になる。
「焼けたかも」
「ん?」
俺の方を向いて横向きに寝ていた美空は頬を搔いていた。
「お前、皮膚よわよわだな」
「ちょっと痛い」
「あんま掻くな」
「うん」
掻くのをやめる美空。
「あっ、ブロマイド。明日渡すね」
「ん?ああ」
俺が射的で取ったやつか。
「あれ、風馬がほしかったんでしょ?」
「ばれた?」
「いつも、自分はこういうの興味無いです、みたいにするじゃん。他の人いるときは」
「よくご存知で」
「まあね」
美空は得意げに笑う。
それを見て俺もつられて笑う。
でも、美空が笑うと、最近は前川がちらつくんだよな。
手の上に顎を乗せる。
「…美空はさ、人と話すの苦手そうだったからさ、好きっていう概念があるなんて思わなかった」
美空は目を丸くする。
「中学までは割とみんなと話すタイプだったし。女の子、好きになったこともあるよ」
「へえ。意外」
「でしょ」
「だから話すようになると口が悪くなんのか。話慣れてる感じはしたんだよな」
「えっ、そうだった?」
「うん。…なんでおとなしくなった?」
「色々あって」
「へえ」
「…、幼馴染にキスされた」
「わお」
ドラマチック。
「男だよ」
「えっ!?」
美空、モテてんなあーこいつ。
「やっぱびっくりするよね。初めて話したな、これ」
初めて。かあ。
「…そいつ好きだったんだ?美空のこと」
「どうだろ、それから気まずくなって話してないから」
「お前すげえな。人生経験豊富」
「ぜんぜん、そんなことない。そいつのおかげで若干の人間不信だし」
「だから、男子が近づくと緊張してたんだ」
「そうかも」
「今はだいぶ、平気になったよな」
「そうかな。そうだといいけど」
前川と関わり初めてからだ、美空が他の人とも話する機会が増えたのは。
「…風馬の話も聞きたい」
美空は毛布を肩まで上げて膝を曲げる。
エアコン寒かったかな。
「中学の?」
枕元に置いといたエアコンのリモコンで風量を下げる。
「うん」
「好きな女子はいたかな。かな?だから、美空と同じだと思う。好きだったのか覚えていない片思いしてた」
「うん」
「なんとなく好きーが続いて、そしたら、向こうが他のやつと付き合って」
「幼馴染と同じだ」
「かもな。そしたら、向こうが…、男からだぞ?別れるって話になったんだ。半年で」
「わあ」
「そしたら、俺がその女子の事好きってこと知ってた奴らが、俺とその子の前で話したんだ。俺が好きだったこと。そしたらその子は好きなら付き合ってくれって言ってきて」
「…なんか、自暴自棄っぽいね。それ」
「だろ?それで冷めちゃったのかなー。断っちゃった。したっけ、女子から大バッシング。何故か」
「…、大変だったね風馬」
「そう思うんなら頭を撫でてくれ」
「やだ」
美空は笑った。
瞼重そうだな、美空。
「眠い?」
「ん?」
美空は顔の半分をシーツに埋める。
「うん、」
手はグーにして、顔の前に置いてる。
うとうと。
目を開いたり閉じたり。
美空は目を閉じた。
「みーう」
小さな声で呼んだ。
寝息が聞こえる。
寝たのか。
眠る美空の顔を眺めて、俺は簡易電灯の明かりを消した。
暗闇に目が慣れてきて、美空の顔が見えてきた。
美空と昔のこと話すのって初めてかも。
いつもは、目に入ったものとか、出来事の話をしてるだけで。
まだなんにも話していなかったんだなあ。
なんで、今頃になってこんな話したんだろ。
もっと早く、早く。
聞きたかったな。
なんでだろ、なんでこんなに、
何に悔しがってんだろ、俺。
横で寝る美空の顔から目が離れない。
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