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ドラゴンの里で食材探し!
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「うぉらぁぁ!!!」
崩れた岩の中から無傷で飛び出す黄金のドラゴン、しかしママドラ、ロイロ、そしてカオスドラゴンに乗ったアルデアに囲まれ立ちすくむ。
「まだヤルわけ?」
「チハルをバカにするやつは親でもタダじゃ済まさんぞ?」
「まだ足りないみたいねぇ~。」
ママドラ、ロイロ、アルデアはジト目で黄金のドラゴンを見る、すると後ろから声が掛かる。
『○%×$☆♭#▲!久しぶりね。』
「女神アイトネ・・・。」
『チハルに危害を加えるなら罰を与えるわよ♪』
「・・・。」
黄金のドラゴンは千春をじっと見る。
「・・・女神の愛し子・・・聖女・・・異世界人?」
『えぇ、これ以上何か言うなら・・・。』
「言う訳ない、愛し子と知って手を出すほど愚かでは無い。」
黄金のドラゴンはそう言うとドラゴニュートの姿に変わる。
「それで?女神アイトネ、何用か?」
『チハルがロイロのパパに会ってみたいって言うから途中まで連れて来たのよ。』
「女神アイトネの申し出となら言う事は無い、好きなようにしたらいい。」
『だって♪チハル♪』
アイトネを見て大人しくなった黄金のドラゴンは黄金の鱗を纏った男性になり千春へ話しかける。
「えっと・・・愛し子って何?」
「ん?女神アイトネに聞いてないのか?愛し子とは神の・・・。」
『それは置いといて~♪チハル何か作らないの?』
「えぇ~?それどころじゃ無かったじゃん。」
アイトネはウキウキで千春に問いかける。
「パパドラさん、ここら辺で良い食材ってあります?」
「パパドラ?」
「ロイロのパパさんでしょ?」
「まぁそうだが。」
「ヴぇるぇ~なんちゃらって覚えられないからパパドラさんで♪」
「・・・おい、この人間物怖じしないのか?」
パパドラはロイロに問いかける。
「ドラゴンくらいではしないのぅ。」
「世界最強種族だぞ?」
「そんな肩書はゴミみたいな物じゃ、父もすぐ慣れる。」
ロイロとパパドラはコソコソと話す。
「ねぇそこのドラゴンさんいつも何食べてるの?」
「わ!私ですか!?」
エメラルドグリーンのドラゴンは千春に問いかけられ驚き直ぐにドラゴニュートの姿へ変化する。
「ここらに居る獣や魚で御座います。」
恭しく頭を下げる女性のドラゴニュートが答える。
「魚ってあの湖にいたデッカイ魚?」
「はい。」
「美味しいの?」
「美味しい?」
「えっと・・・どうやって食べてます?」
「捕まえてそのまま食べますが。」
「・・・獣は?」
「そのままか、気が向けば焼きます。」
「味付けは?」
「味付け?」
「・・・ダメだ!ここのドラゴンもダメだ!」
思わず千春が叫ぶと、ドラゴン達は委縮する。
「ねぇ千春、さっきまでものすっごく威圧してきてたのになんでこんなに大人しくなってんの?」
「アイトネが居るからじゃない?」
「流石女神様だねー。」
JK達が話すのを聞き千春がパパドラに話しかける。
「パパドラさん、なんで私見て異世界人って分かったの?」
「それはお前の・・・うぉっほん!チハル様の情報を見たからだ。」
「・・・様付けなくて良いです。」
「そう・・・なのか?」
チラッとママドラとロイロを見るパパドラ、2人はニコッと笑みを浮かべ頷く。
「チハル、儂の鑑定の上位と思ったらいいんじゃ。」
「へぇ、鑑定の上位かー、パパドラさん凄いね、で、食材無さそうなんだけど?」
アイトネを見ながら千春が呟くと、パパドラがドラゴン達に指示をする。
「お前達、食えそうな物を取って来るんだ。」
「「「「はっ!」」」」
パパドラの言葉に返事をするドラゴン達は一斉に飛び立つ。
「女神アイトネが御所望とあれば準備をさせよう、それまで里を好きなように見て良い。」
「おぉ~・・・何が有るんだろ。」
「・・・何も無いぞ。」
「無いの?!」
「無いな、そもそも何を見に来たのだ?」
思わず千春の言葉に突っ込むパパドラ。
「・・・ヨリ、何か見たいの有る?」
「・・・いや、なんとなく楽しそうだから付いて来ただけだし。」
「・・・ウチも、見た限り何も無さそう。」
「・・・家っぽいのは有るよ?」
千春が問いかけると頼子達もキョロキョロと周りを見回す。
「ドラゴンの里なんぞそんな物じゃろ。」
ロイロはケラケラと笑いながら千春に言う、しかし楽し気に周りを見て回る1人の女性が居た。
「うぉ~凄い!これドラゴンが作った家!?」
陽菜は建物に近付き壁を触りながら叫ぶ。
「ヒナねーちゃんは楽しそうだね。」
「そりゃドラゴンの家なんて見る機会そうそうないよね。」
「ウチらなにするー?」
ぽか~んと陽菜を見るJK達。
「チハルちゃん確かこの里温泉あったわよ、ねぇヴレェーンァーンツ。」
「あぁその山の裏に湧いている・・・が、人間が入ると茹であがるぞ?」
「ダメじゃん!」
思わず突っ込む千春、するとドラゴンが1人獲物を抱え戻って来た。
「持ってまいりました!」
ドラゴンの手にはグッタリと、息を止めた毛むくじゃらの獣があった。
「これなんだろ。」
「羊じゃね?」
「羊っぽいね。」
「ラム肉?」
「いや、大人だからマトンだね。」
「え?ラムとマトンって両方羊?」
「そだよ~。」
千春はドラゴンが置いた羊を見ながら話す。
「・・・このままだと料理出来ないなぁ。」
「チハル様私が解体致しますよ?」
「私も出来ますのでお手伝い致します。」
ラルカとナッテリーが千春に声を掛ける。
「マ?お願い!」
「了解しました。」
「何処で解体しましょうか。」
ナッテリーはそう言うと周りを見渡す。
「血が嫌ならその家の裏でやればいい、となりに小さな川が流れている。」
パパドラは少し離れた小屋の様な家を指差す。
「どれ、俺が運んでやろう。」
「ルプ、わっちが影に入れるばい。」
ビェリーはそう言うと羊を影に入れる。
「それじゃラルカとナッテリーよろしく!ビェリーもさんきゅー♪」
指示をする千春、そしてドラゴンはまた空に飛び立つと次のドラゴンが降りて来る。
「獲物をお持ちしました!」
「おかえりなさーい・・・でっけえぇぇ。」
大型バイク程の魚をガッツリと掴んで飛んで来たドラゴンは地面に魚を置く。
「これ・・・何?」
「魚です。」
「いや、名前とか。」
「名前?魚です。」
「うん、魚だね、因みにあの羊はなんていう羊なの?」
千春はパパドラを見る。
「肉だ。」
「いやいや、動物の名前!」
「知らないな。」
「鑑定もってんでしょー!」
「あぁ獣に鑑定か、考える事無かったな。」
「サフィー、アレなんて獣なの?羊だよね?」
「現物を見たのは初めてなのですがが、ヒアープと言う獣に似てますね。」
「へぇ~、羊ってわかる?」
「いえ、分からないです。」
「そっか・・・ふむふむ、パパドラさーんアレここらへんいっぱいいるんです?」
「居るな、少し離れた平原でいつも草を食ってる。」
「ほほぉ?」
「ほぉ~?」
「いいねぇ~。」
「あ、レナも同じ事考えた?」
「うん、羊毛取れるじゃん?」
「家畜化できるかな。」
「草食ってるだけっしょ?」
「羊毛とれて食用になるなら・・・イイネ。」
コソコソと話し始めるJK達。
「サフィー、解体ってどれくらい時間かかる?」
「肉だけを取るのでしたら30分もあれば。」
「それじゃ羊はあとにして先に魚捌きますか!」
「チハル、これ刺身?」
「鑑定してみないと分かんないけど淡水魚っぽいし、火通した方が良い気がするなぁ。」
大きな魚を見ながら千春は答える、勿論サフィーナは後ろを向いている。
「んじゃ解体するかぁ!」
「手伝うよ~ん。」
「ウチも~。」
「他にやる事無いし私も~♪」
千春はミスリルのマイ包丁を取り出すと腕捲りし魚をさばき始めた。
崩れた岩の中から無傷で飛び出す黄金のドラゴン、しかしママドラ、ロイロ、そしてカオスドラゴンに乗ったアルデアに囲まれ立ちすくむ。
「まだヤルわけ?」
「チハルをバカにするやつは親でもタダじゃ済まさんぞ?」
「まだ足りないみたいねぇ~。」
ママドラ、ロイロ、アルデアはジト目で黄金のドラゴンを見る、すると後ろから声が掛かる。
『○%×$☆♭#▲!久しぶりね。』
「女神アイトネ・・・。」
『チハルに危害を加えるなら罰を与えるわよ♪』
「・・・。」
黄金のドラゴンは千春をじっと見る。
「・・・女神の愛し子・・・聖女・・・異世界人?」
『えぇ、これ以上何か言うなら・・・。』
「言う訳ない、愛し子と知って手を出すほど愚かでは無い。」
黄金のドラゴンはそう言うとドラゴニュートの姿に変わる。
「それで?女神アイトネ、何用か?」
『チハルがロイロのパパに会ってみたいって言うから途中まで連れて来たのよ。』
「女神アイトネの申し出となら言う事は無い、好きなようにしたらいい。」
『だって♪チハル♪』
アイトネを見て大人しくなった黄金のドラゴンは黄金の鱗を纏った男性になり千春へ話しかける。
「えっと・・・愛し子って何?」
「ん?女神アイトネに聞いてないのか?愛し子とは神の・・・。」
『それは置いといて~♪チハル何か作らないの?』
「えぇ~?それどころじゃ無かったじゃん。」
アイトネはウキウキで千春に問いかける。
「パパドラさん、ここら辺で良い食材ってあります?」
「パパドラ?」
「ロイロのパパさんでしょ?」
「まぁそうだが。」
「ヴぇるぇ~なんちゃらって覚えられないからパパドラさんで♪」
「・・・おい、この人間物怖じしないのか?」
パパドラはロイロに問いかける。
「ドラゴンくらいではしないのぅ。」
「世界最強種族だぞ?」
「そんな肩書はゴミみたいな物じゃ、父もすぐ慣れる。」
ロイロとパパドラはコソコソと話す。
「ねぇそこのドラゴンさんいつも何食べてるの?」
「わ!私ですか!?」
エメラルドグリーンのドラゴンは千春に問いかけられ驚き直ぐにドラゴニュートの姿へ変化する。
「ここらに居る獣や魚で御座います。」
恭しく頭を下げる女性のドラゴニュートが答える。
「魚ってあの湖にいたデッカイ魚?」
「はい。」
「美味しいの?」
「美味しい?」
「えっと・・・どうやって食べてます?」
「捕まえてそのまま食べますが。」
「・・・獣は?」
「そのままか、気が向けば焼きます。」
「味付けは?」
「味付け?」
「・・・ダメだ!ここのドラゴンもダメだ!」
思わず千春が叫ぶと、ドラゴン達は委縮する。
「ねぇ千春、さっきまでものすっごく威圧してきてたのになんでこんなに大人しくなってんの?」
「アイトネが居るからじゃない?」
「流石女神様だねー。」
JK達が話すのを聞き千春がパパドラに話しかける。
「パパドラさん、なんで私見て異世界人って分かったの?」
「それはお前の・・・うぉっほん!チハル様の情報を見たからだ。」
「・・・様付けなくて良いです。」
「そう・・・なのか?」
チラッとママドラとロイロを見るパパドラ、2人はニコッと笑みを浮かべ頷く。
「チハル、儂の鑑定の上位と思ったらいいんじゃ。」
「へぇ、鑑定の上位かー、パパドラさん凄いね、で、食材無さそうなんだけど?」
アイトネを見ながら千春が呟くと、パパドラがドラゴン達に指示をする。
「お前達、食えそうな物を取って来るんだ。」
「「「「はっ!」」」」
パパドラの言葉に返事をするドラゴン達は一斉に飛び立つ。
「女神アイトネが御所望とあれば準備をさせよう、それまで里を好きなように見て良い。」
「おぉ~・・・何が有るんだろ。」
「・・・何も無いぞ。」
「無いの?!」
「無いな、そもそも何を見に来たのだ?」
思わず千春の言葉に突っ込むパパドラ。
「・・・ヨリ、何か見たいの有る?」
「・・・いや、なんとなく楽しそうだから付いて来ただけだし。」
「・・・ウチも、見た限り何も無さそう。」
「・・・家っぽいのは有るよ?」
千春が問いかけると頼子達もキョロキョロと周りを見回す。
「ドラゴンの里なんぞそんな物じゃろ。」
ロイロはケラケラと笑いながら千春に言う、しかし楽し気に周りを見て回る1人の女性が居た。
「うぉ~凄い!これドラゴンが作った家!?」
陽菜は建物に近付き壁を触りながら叫ぶ。
「ヒナねーちゃんは楽しそうだね。」
「そりゃドラゴンの家なんて見る機会そうそうないよね。」
「ウチらなにするー?」
ぽか~んと陽菜を見るJK達。
「チハルちゃん確かこの里温泉あったわよ、ねぇヴレェーンァーンツ。」
「あぁその山の裏に湧いている・・・が、人間が入ると茹であがるぞ?」
「ダメじゃん!」
思わず突っ込む千春、するとドラゴンが1人獲物を抱え戻って来た。
「持ってまいりました!」
ドラゴンの手にはグッタリと、息を止めた毛むくじゃらの獣があった。
「これなんだろ。」
「羊じゃね?」
「羊っぽいね。」
「ラム肉?」
「いや、大人だからマトンだね。」
「え?ラムとマトンって両方羊?」
「そだよ~。」
千春はドラゴンが置いた羊を見ながら話す。
「・・・このままだと料理出来ないなぁ。」
「チハル様私が解体致しますよ?」
「私も出来ますのでお手伝い致します。」
ラルカとナッテリーが千春に声を掛ける。
「マ?お願い!」
「了解しました。」
「何処で解体しましょうか。」
ナッテリーはそう言うと周りを見渡す。
「血が嫌ならその家の裏でやればいい、となりに小さな川が流れている。」
パパドラは少し離れた小屋の様な家を指差す。
「どれ、俺が運んでやろう。」
「ルプ、わっちが影に入れるばい。」
ビェリーはそう言うと羊を影に入れる。
「それじゃラルカとナッテリーよろしく!ビェリーもさんきゅー♪」
指示をする千春、そしてドラゴンはまた空に飛び立つと次のドラゴンが降りて来る。
「獲物をお持ちしました!」
「おかえりなさーい・・・でっけえぇぇ。」
大型バイク程の魚をガッツリと掴んで飛んで来たドラゴンは地面に魚を置く。
「これ・・・何?」
「魚です。」
「いや、名前とか。」
「名前?魚です。」
「うん、魚だね、因みにあの羊はなんていう羊なの?」
千春はパパドラを見る。
「肉だ。」
「いやいや、動物の名前!」
「知らないな。」
「鑑定もってんでしょー!」
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「サフィー、アレなんて獣なの?羊だよね?」
「現物を見たのは初めてなのですがが、ヒアープと言う獣に似てますね。」
「へぇ~、羊ってわかる?」
「いえ、分からないです。」
「そっか・・・ふむふむ、パパドラさーんアレここらへんいっぱいいるんです?」
「居るな、少し離れた平原でいつも草を食ってる。」
「ほほぉ?」
「ほぉ~?」
「いいねぇ~。」
「あ、レナも同じ事考えた?」
「うん、羊毛取れるじゃん?」
「家畜化できるかな。」
「草食ってるだけっしょ?」
「羊毛とれて食用になるなら・・・イイネ。」
コソコソと話し始めるJK達。
「サフィー、解体ってどれくらい時間かかる?」
「肉だけを取るのでしたら30分もあれば。」
「それじゃ羊はあとにして先に魚捌きますか!」
「チハル、これ刺身?」
「鑑定してみないと分かんないけど淡水魚っぽいし、火通した方が良い気がするなぁ。」
大きな魚を見ながら千春は答える、勿論サフィーナは後ろを向いている。
「んじゃ解体するかぁ!」
「手伝うよ~ん。」
「ウチも~。」
「他にやる事無いし私も~♪」
千春はミスリルのマイ包丁を取り出すと腕捲りし魚をさばき始めた。
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