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上位精霊達!
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「おー・・・いっぱいいるねぇ。」
「スライムうじゃうじゃじゃん。」
千春と頼子はスライム養殖場の穴をのぞき込みながら呟く。
「今の所使い道はゼリーだけだったからあまり間引いていない。」
エンハルトとアリンハンドものぞき込みながら説明する。
「美容液に使うならもっと増やすのかな。」
「いや、これ以上増やすのはお勧めしないな。」
「やっぱり危ない?」
「精霊や妖精達からすれば脅威だろうが、人間から見ればたいしたことはない、だが今の量でも足りるだろう。」
「精霊は魔力の塊の様なものですからね。」
「ふぅーん。」
「アリンさんアレちょっと大きくない?」
頼子は少し離れた所に居るスライムを指差す。
「あれは核持ちです、分裂してある程度大きくなると核を持つんです、核持ちは核無しを増やすんですよ。」
「私が貰ってるのは核無し?」
「はい、小さい個体なので。」
「合体して大きくなったりしないの?」
頼子は某スライムが合体するのを思い出す。
「合体する事もあるようですが稀ですねぇ。」
スライム見学を終え千春達は美桜と麗奈が居る訓練所へ移動する事にした。
---------------
「ただいまー。」
「おかえりチハル、スライムいた?」
「いたいた、うじゃうじゃ。」
「おー、美容液にもなるし食用にもなるし便利だよね。」
「まぁねー、お母様が使う分も余裕で確保出来るらしいから・・・なにやってんの?」
千春は美桜と話しをしていると、麗奈は杖を前に出し魔力を練っていた、麗奈の隣には木のドラゴン、ラムンディが佇んでいた。
「精霊を呼ぶ練習だってさ。」
「あー、ラムンディさん木の精霊だっけ?」
「そそ、レナって精霊と話せるじゃん?精霊召喚魔術もイケるっぽくてさ。」
美桜が説明をしていると、麗奈の前に火の塊が地面に湧く。
「精霊ちゃんいらっしゃい!」
麗奈が言うと小さく火を纏ったトカゲが現れた。
「出来た!」
「うむ、下位の精霊だが、こやつの放つ炎は、中級の魔法に、匹敵する。」
「おぉー!」
「しかし魔力は、レナの魔力を使う、あまり、使いすぎるのは、ダメだぞ。」
「了解、この子の上の精霊って何が居るの?」
「色々居るからな、呼んでみるか?」
「呼べるの?」
「足りない、魔力は、我が補おう。」
麗奈は頷くと魔力を溜める。
「精霊ちゃんいらっしゃい!!!」
トカゲが帰るとまた魔力を溜める、そして呼びかける。
ゴォォォォウ!!!!
「ぶぉぁ!!!ちょっ!?」
地面から噴き出す炎に驚く麗奈、千春達もビックリしながら見つめる。
「誰だ俺を呼んだのは・・・ラムンディ、久しぶりだな。」
「あぁ、久しいな。」
「で?何の用で呼んだ?」
炎を纏う厳つい男性の精霊が麗奈をのぞき込む。
「え?用・・・?」
「なんだ、用も無しに俺を呼んだのか?」
「我が呼べと言ったからな。」
ラムンディは何でもない様に答え、麗奈もウンウンと頷く。
「なんだ、お前この娘と契約でもしたのか?」
「レナと呼べ、俺を長い封印から、解放したのだ、レナの命の火が消えるまでは、仕える事にした。」
「ほぉ~、面白れぇ事してるな、それで?俺も仕えるのか?」
「いや、1人の人間に、上位精霊が、2座も必要無いだろう、我だけで、構わぬよ。」
「良いじゃねぇか、どうせ100年足らずだろ、おいレナ俺を仕えるか?」
「良いの?」
「構わんぞ、ラムンディ構わねぇよな?」
「構わぬよ。」
「レナ、俺の名前はクテトラ、呼びたい時は俺の名前を呼べ。」
楽しそうに腰に手を当て麗奈に言う。
「クテトラさん?」
「さんは要らねえぞ。」
「いえいえ、クテトラさんよろしくお願いします。」
「はっはっはっは!!!!おもしれえ人間だな!!!!!」
「面白いだけではないぞ、魂も強い、そして精霊の、慈愛も深い。」
「へぇ、レナ、他の奴らも呼べ。」
「へ!?」
「俺も魔力を渡そう、セルッティと呼べ。」
「セルッティ?」
「レナ、我も居る、呼んでみろ。」
「分った。」
麗奈は杖を前に出し魔力を集める。
「セルッティさんいらっしゃいませ!」
麗奈が言うと風が集まり巻き上がる。
「・・・何?あら、ラムンディとクテトラじゃない、相容れない貴方達が何故一緒に居るの?」
風を纏う女性が相容れない精霊2座を見ながら言う。
「はっはっは!!!!このレナという人間に仕える事にした、お前もどうだ?」
「へぇ・・・珍しい、この世界の子では無いわね。」
「うむ、女神の懇意にしている違う世界の人間だな。」
「ひゅ~~~♪アイトネ様の愛し子なの?」
「その様だな。」
ラムンディは視線を動かすと、目を見開きビックリしている千春を見る。
「・・・良いわよ♪この子の命の火が消えるまでで良いのかしら?」
「あぁ構わねぇ。」
「構わぬよ、女神の目がある、我らの力を欲に使う事は無い。」
「フフフ、レナ、よろしくね。」
「え?あ、はい。」
「よーし!次はオピクス呼ぼうぜ。」
クテトラは楽し気に言う。
「あの・・・上位精霊さんこんなに呼んで私魔力足りないんじゃ。」
「使役とは違う、我らの魔力を使うのだ、大丈夫だ、さぁオピクスを、呼べレナ。」
「・・・チハルー!」
「・・・え?私に振らないで!」
「ミオぉぉぉ!」
「早く呼びなよ、次誰が来るのかな。」
「・・・ヨリぃぃぃ。」
「あははは・・・すごいね、上位精霊とか、アリンさんコレヤバいよね。」
「はい、物凄くヤバいです、国王陛下が聞いたら確実に倒れます。」
「レナ、呼びかけろ。」
ラムンディに言われもう一度杖を前にだす。
「えーい!どうにでもなれー!オピクスさんいらっしゃいませ!」
麗奈が言うと地面から水が噴き出す。
「・・・あなた達何してるのよ。」
水の上位精霊オピクスと言われた透明の女性が腰に手を当て怒る。
「お、オピクス久しぶりだな。」
「オピちゃん久しぶりー。」
「オピクスよ、そう怒るな、レナに恩を返しているだけだ。」
「なーーーにが恩よ、貴方が楽しむ所なんて数万年ぶりに見たわ。」
水の上位精霊オピクスは溜息を吐くが笑みを浮かべている。
「ごめんなさい、レナと言うのね、精霊の戯れに付き合ってもらって有難う。」
「あ、いえ、なんか凄い事になってるっぽいですけれど。」
「そうね、貴女の魔力は心地良いからこの精霊達の気持ちも分からない事もないわ。」
「はぁ、良く分からないですけれど、有難うございます。」
「別に仕えるのは構わないけれど聞いても良いかしら?」
「はい、何ですか?」
「貴女は人間の国を滅ぼす力を得たわ、その力をどう使うの?」
「え~っと・・・別に、既にそれくらい出来る人達が居るんで。」
麗奈はチラリと千春を見る。
「・・・聖女、女神の愛し子?」
「あ、なんかセルッティさんが言ってましたね。」
「準管理者クラスの聖獣がこんなに揃って、貴女達何者なの?」
ルプやビェリー、コンも楽しそうに見ている、それを見て溜息を吐くオピクス。
「えー、異世界の女子高生です。」
「目的は?」
「異世界観光?美味しい物食べて遊んでるだけですね。」
オピクスに答える麗奈、平然と答える麗奈を見極める様にのぞき込むオピクスはクスッと笑う。
「良いわ、付き合ってあげましょう、クテトラぁ!!!!」
「うぉっ!?なんだよ!オピクス。」
「これ以上呼ばないで頂戴、人間に上位精霊が仕える自体稀なのに、4座なんて前代未聞だわ。」
「お、おう、ネガルスも呼びたかったんだが。」
「ダメ、ネガルスなんて呼んだら喜んで天変地異起こすわよ。」
呆れた様に言うオピクス。
「ラムンディさん、ネガルスさんって?」
「大地の精霊だ、好きな所に、地震や噴火、させる事が出来る。」
「マ!?」
「おう、楽しいヤツだぞ。」
「クテトラ黙りなさい。」
「・・・はい。」
オピクスに言われ黙るクテトラ。
「・・・アイトネぇ~。」
『はぁ~い♪』
「コレ大丈夫なの?」
『問題無いわよ?』
アイトネは千春が声を掛けるとフワリと現れ答える、その姿を見てオピクスは膝を突く。
「アイトネ様お久しぶりで御座います。」
『オピちゃん久しぶりー♪この子達は大丈夫よ~♪』
「はい、しかし、やり過ぎかと。」
『フフフ、この子達の事は私が責任を持つわ。』
「そこまで言われるのでしたら何も問題有りません、愛し子にお仕え謹んでお受けいたします。」
「アイトネ、愛し子って何?」
『ん?えっとぉ~・・・可愛がってる子?』
「ん~?何か隠してない?」
『・・・それじゃ帰るわね♪』
アイトネはそう言うと手を振り消えた。
「ルプ、愛し子って何?」
「・・・可愛がってる子だろ?」
「何か知ってるよね?」
「・・・さぁ?どうだろうなぁ。」
千春が問いかけると目を逸らす。
「ビェリー何か知ってる?」
頼子もビェリーに聞くが、ビェリーは寝たふりをして答えない。
「コンちゃ~ん♪」
「あぃ!?」
「何か知ってる?」
「・・・。」
「お・ね・が・い。」
美桜はコンを捕まえ抱きかかえる。
「うわぁぁん!」
「そこまで!?」
美桜はコンが泣きそうなので追及を止める。
「ラムンディさん、知ってるんですよね?」
麗奈は木の精霊ラムンディにこそっと問いかける。
「女神が、はぐらかした事を、我が言うのも・・・な。」
「オピクスさ~ん。」
「・・・そのうち分かるわよ。」
「気になる!」
「ヒントだけね。」
「うんうん!」
「貴女達はアイトネ様の御加護を受けてるわ。」
「・・・守られてる的な?」
「ある意味そうね。」
意味ありげに答える水の上位精霊オピクスはクスッと笑う、そして上位精霊達は姿を消した。
「スライムうじゃうじゃじゃん。」
千春と頼子はスライム養殖場の穴をのぞき込みながら呟く。
「今の所使い道はゼリーだけだったからあまり間引いていない。」
エンハルトとアリンハンドものぞき込みながら説明する。
「美容液に使うならもっと増やすのかな。」
「いや、これ以上増やすのはお勧めしないな。」
「やっぱり危ない?」
「精霊や妖精達からすれば脅威だろうが、人間から見ればたいしたことはない、だが今の量でも足りるだろう。」
「精霊は魔力の塊の様なものですからね。」
「ふぅーん。」
「アリンさんアレちょっと大きくない?」
頼子は少し離れた所に居るスライムを指差す。
「あれは核持ちです、分裂してある程度大きくなると核を持つんです、核持ちは核無しを増やすんですよ。」
「私が貰ってるのは核無し?」
「はい、小さい個体なので。」
「合体して大きくなったりしないの?」
頼子は某スライムが合体するのを思い出す。
「合体する事もあるようですが稀ですねぇ。」
スライム見学を終え千春達は美桜と麗奈が居る訓練所へ移動する事にした。
---------------
「ただいまー。」
「おかえりチハル、スライムいた?」
「いたいた、うじゃうじゃ。」
「おー、美容液にもなるし食用にもなるし便利だよね。」
「まぁねー、お母様が使う分も余裕で確保出来るらしいから・・・なにやってんの?」
千春は美桜と話しをしていると、麗奈は杖を前に出し魔力を練っていた、麗奈の隣には木のドラゴン、ラムンディが佇んでいた。
「精霊を呼ぶ練習だってさ。」
「あー、ラムンディさん木の精霊だっけ?」
「そそ、レナって精霊と話せるじゃん?精霊召喚魔術もイケるっぽくてさ。」
美桜が説明をしていると、麗奈の前に火の塊が地面に湧く。
「精霊ちゃんいらっしゃい!」
麗奈が言うと小さく火を纏ったトカゲが現れた。
「出来た!」
「うむ、下位の精霊だが、こやつの放つ炎は、中級の魔法に、匹敵する。」
「おぉー!」
「しかし魔力は、レナの魔力を使う、あまり、使いすぎるのは、ダメだぞ。」
「了解、この子の上の精霊って何が居るの?」
「色々居るからな、呼んでみるか?」
「呼べるの?」
「足りない、魔力は、我が補おう。」
麗奈は頷くと魔力を溜める。
「精霊ちゃんいらっしゃい!!!」
トカゲが帰るとまた魔力を溜める、そして呼びかける。
ゴォォォォウ!!!!
「ぶぉぁ!!!ちょっ!?」
地面から噴き出す炎に驚く麗奈、千春達もビックリしながら見つめる。
「誰だ俺を呼んだのは・・・ラムンディ、久しぶりだな。」
「あぁ、久しいな。」
「で?何の用で呼んだ?」
炎を纏う厳つい男性の精霊が麗奈をのぞき込む。
「え?用・・・?」
「なんだ、用も無しに俺を呼んだのか?」
「我が呼べと言ったからな。」
ラムンディは何でもない様に答え、麗奈もウンウンと頷く。
「なんだ、お前この娘と契約でもしたのか?」
「レナと呼べ、俺を長い封印から、解放したのだ、レナの命の火が消えるまでは、仕える事にした。」
「ほぉ~、面白れぇ事してるな、それで?俺も仕えるのか?」
「いや、1人の人間に、上位精霊が、2座も必要無いだろう、我だけで、構わぬよ。」
「良いじゃねぇか、どうせ100年足らずだろ、おいレナ俺を仕えるか?」
「良いの?」
「構わんぞ、ラムンディ構わねぇよな?」
「構わぬよ。」
「レナ、俺の名前はクテトラ、呼びたい時は俺の名前を呼べ。」
楽しそうに腰に手を当て麗奈に言う。
「クテトラさん?」
「さんは要らねえぞ。」
「いえいえ、クテトラさんよろしくお願いします。」
「はっはっはっは!!!!おもしれえ人間だな!!!!!」
「面白いだけではないぞ、魂も強い、そして精霊の、慈愛も深い。」
「へぇ、レナ、他の奴らも呼べ。」
「へ!?」
「俺も魔力を渡そう、セルッティと呼べ。」
「セルッティ?」
「レナ、我も居る、呼んでみろ。」
「分った。」
麗奈は杖を前に出し魔力を集める。
「セルッティさんいらっしゃいませ!」
麗奈が言うと風が集まり巻き上がる。
「・・・何?あら、ラムンディとクテトラじゃない、相容れない貴方達が何故一緒に居るの?」
風を纏う女性が相容れない精霊2座を見ながら言う。
「はっはっは!!!!このレナという人間に仕える事にした、お前もどうだ?」
「へぇ・・・珍しい、この世界の子では無いわね。」
「うむ、女神の懇意にしている違う世界の人間だな。」
「ひゅ~~~♪アイトネ様の愛し子なの?」
「その様だな。」
ラムンディは視線を動かすと、目を見開きビックリしている千春を見る。
「・・・良いわよ♪この子の命の火が消えるまでで良いのかしら?」
「あぁ構わねぇ。」
「構わぬよ、女神の目がある、我らの力を欲に使う事は無い。」
「フフフ、レナ、よろしくね。」
「え?あ、はい。」
「よーし!次はオピクス呼ぼうぜ。」
クテトラは楽し気に言う。
「あの・・・上位精霊さんこんなに呼んで私魔力足りないんじゃ。」
「使役とは違う、我らの魔力を使うのだ、大丈夫だ、さぁオピクスを、呼べレナ。」
「・・・チハルー!」
「・・・え?私に振らないで!」
「ミオぉぉぉ!」
「早く呼びなよ、次誰が来るのかな。」
「・・・ヨリぃぃぃ。」
「あははは・・・すごいね、上位精霊とか、アリンさんコレヤバいよね。」
「はい、物凄くヤバいです、国王陛下が聞いたら確実に倒れます。」
「レナ、呼びかけろ。」
ラムンディに言われもう一度杖を前にだす。
「えーい!どうにでもなれー!オピクスさんいらっしゃいませ!」
麗奈が言うと地面から水が噴き出す。
「・・・あなた達何してるのよ。」
水の上位精霊オピクスと言われた透明の女性が腰に手を当て怒る。
「お、オピクス久しぶりだな。」
「オピちゃん久しぶりー。」
「オピクスよ、そう怒るな、レナに恩を返しているだけだ。」
「なーーーにが恩よ、貴方が楽しむ所なんて数万年ぶりに見たわ。」
水の上位精霊オピクスは溜息を吐くが笑みを浮かべている。
「ごめんなさい、レナと言うのね、精霊の戯れに付き合ってもらって有難う。」
「あ、いえ、なんか凄い事になってるっぽいですけれど。」
「そうね、貴女の魔力は心地良いからこの精霊達の気持ちも分からない事もないわ。」
「はぁ、良く分からないですけれど、有難うございます。」
「別に仕えるのは構わないけれど聞いても良いかしら?」
「はい、何ですか?」
「貴女は人間の国を滅ぼす力を得たわ、その力をどう使うの?」
「え~っと・・・別に、既にそれくらい出来る人達が居るんで。」
麗奈はチラリと千春を見る。
「・・・聖女、女神の愛し子?」
「あ、なんかセルッティさんが言ってましたね。」
「準管理者クラスの聖獣がこんなに揃って、貴女達何者なの?」
ルプやビェリー、コンも楽しそうに見ている、それを見て溜息を吐くオピクス。
「えー、異世界の女子高生です。」
「目的は?」
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「良いわ、付き合ってあげましょう、クテトラぁ!!!!」
「うぉっ!?なんだよ!オピクス。」
「これ以上呼ばないで頂戴、人間に上位精霊が仕える自体稀なのに、4座なんて前代未聞だわ。」
「お、おう、ネガルスも呼びたかったんだが。」
「ダメ、ネガルスなんて呼んだら喜んで天変地異起こすわよ。」
呆れた様に言うオピクス。
「ラムンディさん、ネガルスさんって?」
「大地の精霊だ、好きな所に、地震や噴火、させる事が出来る。」
「マ!?」
「おう、楽しいヤツだぞ。」
「クテトラ黙りなさい。」
「・・・はい。」
オピクスに言われ黙るクテトラ。
「・・・アイトネぇ~。」
『はぁ~い♪』
「コレ大丈夫なの?」
『問題無いわよ?』
アイトネは千春が声を掛けるとフワリと現れ答える、その姿を見てオピクスは膝を突く。
「アイトネ様お久しぶりで御座います。」
『オピちゃん久しぶりー♪この子達は大丈夫よ~♪』
「はい、しかし、やり過ぎかと。」
『フフフ、この子達の事は私が責任を持つわ。』
「そこまで言われるのでしたら何も問題有りません、愛し子にお仕え謹んでお受けいたします。」
「アイトネ、愛し子って何?」
『ん?えっとぉ~・・・可愛がってる子?』
「ん~?何か隠してない?」
『・・・それじゃ帰るわね♪』
アイトネはそう言うと手を振り消えた。
「ルプ、愛し子って何?」
「・・・可愛がってる子だろ?」
「何か知ってるよね?」
「・・・さぁ?どうだろうなぁ。」
千春が問いかけると目を逸らす。
「ビェリー何か知ってる?」
頼子もビェリーに聞くが、ビェリーは寝たふりをして答えない。
「コンちゃ~ん♪」
「あぃ!?」
「何か知ってる?」
「・・・。」
「お・ね・が・い。」
美桜はコンを捕まえ抱きかかえる。
「うわぁぁん!」
「そこまで!?」
美桜はコンが泣きそうなので追及を止める。
「ラムンディさん、知ってるんですよね?」
麗奈は木の精霊ラムンディにこそっと問いかける。
「女神が、はぐらかした事を、我が言うのも・・・な。」
「オピクスさ~ん。」
「・・・そのうち分かるわよ。」
「気になる!」
「ヒントだけね。」
「うんうん!」
「貴女達はアイトネ様の御加護を受けてるわ。」
「・・・守られてる的な?」
「ある意味そうね。」
意味ありげに答える水の上位精霊オピクスはクスッと笑う、そして上位精霊達は姿を消した。
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