異世界日帰りごはん 料理で王国の胃袋を掴みます!

ちっき

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隠し部屋!

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「くらぁい。」
「コン、お願い。」
 千春が入り、頼子はコンを呼ぶと光が入る。

「二重扉?」
「ふむ、魔法が掛かっとるのぅ。」
 ロイロは扉の魔法を難なく壊し扉を開ける。

「ほぉ、こりゃ当たりじゃな。」
 暗闇の部屋を見渡すロイロ、コンが入り狐火を焚くと広い空間が現れる。

「当たりなの?」
「奥に魔力の感じる物があるからの、魔道具じゃろ。」
「へぇ、で、その前にさ、そこに有る石像怪しく無い?」
「ほう、チハルでも気付いたか。」
「気付くわ!あからさまに怪しいじゃん!」
 部屋の奥に向かう手前には、いわゆるガーゴイルと言われる悪魔に羽の付いた石像が両脇に置かれていた。

「動く?」
「動きそうだよねー。」
「なになにー?何か有ったの?」
 後ろから青空達も入って来ると石像を見つける。

「うわぁ動きそう。」
「動くっポイよ。」
「どうするの?戦闘開始?」
「えー石でしょめんどくさいんじゃない?」
 美桜と麗奈、そして大愛と日葵も後ろから来ると話す。

「めんどくさいからスルーだね、ヨリお願い。」
「おっけ~。」
 頼子は影収納でガーゴイルの石像を土台から収納する。

「えーあっけない!」
「だってこんな部屋で魔法ぶちかませないでしょ。」
「そうだよ、戦闘になってお宝壊れてもいやじゃん。」
 物言いを付ける美桜に千春と頼子が言うと、2人は部屋の奥に進む。

「ロイロ、魔道具ってどれー?」
「そこの奥の箱じゃな。」
「宝箱じゃん、これ開けても大丈夫っぽい?」
「固定の魔法が掛かっとるのぅ。」
「解除出来る?」
「触れば解除されるじゃろ。」
 千春はそう言われ、千春が一人入れるくらいの箱を触るとほんのり光るとすぐに光は消えた。

「お、解除されたっポイ。」
「何が入ってるのかな。」
「さぁ・・・って開かないじゃん。」
「鍵かかってんの?」
「まぁ鍵くらいかけるよね。」
「ルクレツィアさーん開けれるー?」
「はいはい、ちょっとまってねー。」
 ルクレツィアは小さなポシェットから細い金属棒を取り出すと鍵穴に差し込む。

「・・・んー・・・ん~?。」
「・・・どう?」
「・・・ん~~~~~~、これ普通の鍵じゃないわよ。」
「どういう事?」
「多分魔法の鍵ね、鍵盤が無いわ。」
「えー!開けれないの?」
「そんなことは無いわよ。」
 ルクレツィアはそう言うとナイフを取り出し一閃する。

「はい、開いたわよ。」
 鍵のフック部分を切断し、蓋を開けるルクレツィア。

「そんな簡単に開くなら鍵の意味なくなくなーい?」
「ないね。」
「ないじゃんね。」
 千春は呆気に取られ呟くと、頼子と麗奈も頷く。

「そんな事は有りませんよ、私達では同じナイフを使っても無理だと思いますから。」
 サフィーナは千春に言う。

「ほぉ!流石ルクレツィアさんって事?」
「ですね。」
 ルクレツィアは箱の中身を取り出す。

「宝石と装飾品が多いわね。」
「おー!高価そう!」
「実際高いと思うわ、それぞれ魔法の付与がされてるみたいだし?」
「何が付与されてるの?」
「それは分からないわ、でも変に魔力を通すのはやめた方が良いわね。」
「そなの?」
「いきなり死にたくないでしょう?」
「え゛?」
「こういう箱に入ってるアイテムに混ぜたトラップも有るって事、一度持ち帰るのが鉄則よ。」
 そう言うと箱を閉める。

「それじゃコレは収納しておくね。」
 千春は箱ごとアイテムボックスに入れ、他の物を物色する。

「千春!また本あるよ!」
「本も開かないでね、開けるだけで発動する物もあるわよ。」
「はーい、どのみち読めないし。」
「こっちの武器っぽいのは?」
「あら、武器も有ったのね。」
 ルクレツィアはそう言うと立てかけられた複数の武器を見る。

「魔法が掛かった武器は無いわね。」
「触っても良い感じ?」
「大丈夫よ。」
 青空と大愛が武器を持ち上げる。

「うぉぁ!軽い!」
「それはミスリルね、鉄よりも軽いわ、結構良い武器ね。」
「これは?」
「杖ね、この先に魔石が付くみたいだけれど、付いてないわね、宝箱に入ってたのかしら。」
「ルクレツィア先生!この小さなナイフは?」
「・・・ナイフね。」
「見たままですね、でも綺麗な色~♪」
 鞘から抜くとうっすら金色に輝く刃が見える。

「変わった金属ね、何かしら。」
「金じゃないよね?」
「金はもっと金って感じじゃん?」
「なによ金って感じって。」
「チハルー、これ鑑定してー。」
「なにー?」
 頼子と本の棚を見ていた千春が青空の所に来る。

「このナイフ変な色してるんだけど何か分かる?」
「わかんないよ。」
「いや、鑑定してよ。」
「あ、そう言う事?・・・鑑定。」
 千春はそう言われ鑑定する。

「へー、オリハルコンだってさ。」
「へぇーこれがオリハルコンかー、不思議金属ってやつね。」
「おーふぁんたぢ~♪」
「ちょっと!貴方達!!!オリハルコンよ!?」
「うん、オリハルコンですねぇ。」
「希少金属なのよ?!」
「ですよねー、ドワーフの街でも無かったらしいですから。」
「それはそうよ、これは錬金術でしか作れない魔法金属なの、今この金属を作れる人はほとんど居ないのよ?」
「そうなんですね、えっと、ミスリルと黒魔鉱、あとは金とクロム、モリブデン、コバルト、鉄とバナジウム、色々混ざってんねぇ。」
「・・・チハルちゃん成分わかるの?」
「配合率はわかんないですけど、素材は分かりますよ、あと食べれるか食べれないかもわかります、これは食べれません。」
 千春はそう言いながらオリハルコンの刃を見つめる。

「ヨリ、これ配合分かったらヨリも作れるんじゃない?」
「いや、多分無理じゃないかな、鉄とかなら分かるけど他の素材が何だかわかんないもん。」
「ふみゅ、これはお父さん行きかな、オリハルコン作りたがってたし、ルクレツィアさん貰って良いです?」
「もちろん、でも驚いたわぁ、流石ねぇ。」
 呆れる様にルクレツィアは言う、そして武器の物色も終わると収納していく。

「本はそのままにしとくね。」
「うぃー、それはアリンさんにお任せしよう。」
「ゴーレムちゃんはどうすんの?」
「ん?外に出てからぶっ壊す?」
「使い道有れば活用したいねー。」
「調教出来ないのかな。」
「どうなんだろ、ルクレツィアさん分かります?」
「・・・魔石を交換すれば・・・出来るのかしら?」
「命令の上書き的な?」
「そ、魔導士団に相談してみたらどうかしら。」
「って事はゴーレムちゃんもアリンさん相談案件だね、ヨリよろしく。」
「私かよ!」
「旦那と一緒に研究してくれろ。」
「旦那言うなし。」
 ゲラゲラと皆に揶揄われながら頼子は膨れるが顔は笑ってる、そして部屋を出ると逆の道を進むことにした。






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