261 / 508
第13話:烈風、疾風、風雲児
#04
しおりを挟むモルタナはこのベグン=ドフが嫌いらしく、顔をしかめて言い放つ。
「あんたにゃ用はないよ、ドフ。さっさと大将のあとを追いな!」
だがドフは「いいじゃねぇか、そうつれなくすんなよ」としつこく絡む。そしてさらに、同席しているランにも目を付けた。
「おお? 今日は“宇宙ギツネ”の女もいるじゃねぇか。しかもスゲー上玉だ」
その発言でボックス席の中に緊張が走る。フォクシア星人のランに対する“宇宙ギツネ”の蔑称呼びは、一瞬でノヴァルナを激怒させるからだ。事実、喧嘩上等で立ち上がろうとしたノヴァルナの膝を、モルタナの手が寸前で押さえつける。そしてもう一方の手をランの肩に置いて、自分の方へ引き寄せた。
「この子はあたいのカノジョさ。手ぇ出したら、ブッ殺すよ!」
これ見よがしなモルタナの放言に、本当なら抗議したいランだったが、話を混ぜ返すのを控えて今は口をつぐむ。一方でドフの口は塞がらない。
「バハハハハ! だったら二人いっぺんに、可愛がってやってもいいぜぇ」
それを聞いたモルタナは、嘲りの声を上げて言い返す。
「はん! てめぇのお粗末で役立たずの棒っ切れなんざ、自分のケツの穴にでも、突っ込んどきな!」
鉄火肌剥き出しの物言いに、同席しているネイミアは顔を真っ赤にして俯いてしまった。すると先へ進んでいたラフ・ザスがドフを振り返り、いい加減にしろ…とばかりに「ドフ!」と呼びかける。それを聞いたドフは、モルタナとの挑発合戦を切り上げて薄ら笑いを残し、ラフ・ザス=ヴァンドルデンを追って行った。
チッ!…と煩わしそうに舌打ちしたモルタナは、グラスに残っていたウイスキーを一気に飲み干して、真顔のままノヴァルナ達に告げる。
「さ、用は済んだ。次行くよ」
ショーパブを出たモルタナは、同じ商業エリアの反対側、一番奥にある小さな屋台へ入った。この辺りは同じような小さな店舗が密集しており、ショーパブがあった辺りよりもさらに怪しげだ。モルタナの話では、ここはこの交易ステーションが『ヴァンドルデン・フォース』の支配下になる前の、自由交易中継地だった頃からの飲食街らしい。
モルタナが案内した小店は、“オーデン”という煮込み料理の小店で、同様の料理を出す店は他にも幾つかあるが、ここの店は“サークェン”という発酵酒の中でも、惑星ナーダ産の上物を出すのが人気だそうだ。
「らっしぇい」
店に入ると同時に、ヒト種の初老の男が枯れた声を掛けて来る。十人も入れば一杯になるぐらいの狭い店内は、木製のカウンターの向こうに置かれた煮込み器の中から、温かな湯気が微かに上がっていた。モルタナ達の他に客はいない。
「おやっさん、久しぶりだね」
モルタナは軽い口調でそう言いながら席についた。
「いつぞやの宇宙海賊の嬢ちゃんか。一年ぶりぐらいか…元気そうじゃないか」
店主もモルタナを覚えていたらしく、乾いた笑顔を向ける。そして全員が席につくと、それぞれの前に空のグラスを置いた。
「ああ、おやっさん。端っこの二人は、酒はまだ駄目だからね」
モルタナが言ったのは、一番端に座ったキノッサとネイミアについてだ。「あいよ」と応じた店主は、空のグラスを下げ、ただの水を入れて二人の前に置き直す。ネイミアはともかく、不満そうな表情のキノッサだったが、店主は構わず、酒瓶を取り出してモルタナ達の空のグラスに、透明な“サークェン”を注いでいった。
「それで?…何にするかい?」
注文を尋ねる店主に、モルタナはニコリと微笑みながらも鋭い眼光で応じる。
「適当に見繕ってくれるかい? それとあと…情報」
モルタナの話では、店主は昔からこの交易ステーションだけでなく、周辺宙域の情報屋の中継役を担っており、自分からは動かなくとも、相当量の情報が流れ込んで来るらしい。約一年前の『クーギス党』と『ヴァンドルデン・フォース』の揉め事の際も、交渉に先立つ情報収集に協力してくれたのが、この店主だったのだ。
「ヴァンドルデンの正確な戦力?…そんなものを知って、どうする気かね?」
店主は、“オーデン”を頬張りながら情報を求めて来たノヴァルナに、探るような眼を向け、掠れた声で尋ね返した。それに対しノヴァルナは事も無げに言う。
「奴等をぶっ潰すのさ」
「?」
若者の冗談にしては、つまらなさすぎる…眉をひそめてノヴァルナの顔を見直した店主は、その瞳の奥に輝く光に引き込まれそうになった。市井に幾らでもいるような若者では、帯びる事が出来ない光―――何度も死線を越えて来た光だ。
「…兄さん、『ム・シャー』だね。何者だい?」
店主は銀河皇国の武家階級である、『ム・シャー』の呼称を口にした。ノヴァルナは不敵な笑みを浮かべで言い返す。
「それを知ったら、おやっさん…後戻りは出来ねぇぜ」
店主は『ム・シャー』だと見抜かれてなお、天衣無縫な口の利き方をするノヴァルナの物言いに、その正体を勘付いたようであった。口元を歪めて二度三度、無言で頷く。すると今度はノヴァルナの口から、探るような言葉が出た。
「そう言うおやっさんこそ、昔は『ム・シャー』だったろ?…俺達がこの店に入って来た時からずっと、目の配り方が素人じゃねぇ…それにその言葉の訛り具合は…エテューゼ辺り…敗残兵か何かか?」
ずけずけと素性を推測していくノヴァルナに、店主は「どうぞ、その辺でご勘弁を…」と、苦笑いを浮かべて頭を下げる。
ノヴァルナの正体に勘付いた店主は、言葉遣いも丁寧になった。
「さて、ヴァンドルデンの戦力でしたな―――」
リガント星系に本拠地を置く、『ヴァンドルデン・フォース』…その戦力は、ノヴァルナの想像以上に強大なものであった。戦艦3隻・重巡航艦2隻・軽巡航艦4隻・駆逐艦6隻・それに軽空母まで1隻いる。
軽空母がいるという事は当然、BSI部隊もおり、さっきのショーパブで見たベグン=ドフが乗るBSHOが、指揮を執っているようだ。一つの艦隊として見るなら不完全な編成だが、無防備な周辺の星系を支配するには、充分な戦力だろう。
「なんだい。あたいが前に訊いた時は、もうすこし少なかっただろ?」
怪訝そうな顔で店主を問い質すモルタナ。
「この一年で拡充したのさ」と店主。
「拡充?」とノヴァルナ。
“オーデン”のお代わりを盛った皿を、ノヴァルナの前へ置きながら、店主は問いに答える。
「いえね、他の宙域にいた皇国軍の敗残兵や、喰いっぱぐれた三流海賊が集まって来て、ヴァンドルデンの配下に入ったんですよ」
「そいつは厄介だな…」
ノヴァルナの乗艦『クォルガルード』は巡航艦並みの戦闘力を持ち、BSHOの『センクウNX』と4機の親衛隊仕様『シデンSC』を搭載している。
これに増援として合流した『クーギス党』の2隻の軽巡航艦と、4隻の駆逐艦を加えれば、どうにかなると考えていたのだ。だが敵の戦力がここまで増強しているとなると圧倒的に足らない。
「もっと、戦力が欲しいもんだねぇ…」
グラス酒を啜りながら、モルタナも真顔になって言う。これだけ戦力差があるとなると、多少の小細工は通用しない。それに同意したササーラがボソリと応じた。
「どういった作戦をとるにしろ、艦の数が不足しておりますな」
すると考える眼をしていた店主は、新しい“サークェン”の栓を開け、空になりかけのランのグラスに注いでやると、気になる事を口にする。
「艦だけ…なら、結構な数があるよ」
「なに?」とノヴァルナ。
「どういう事さ?」とモルタナ。
店主の姿が、湯気の向こうにぼやける。煮込みAA器の中の“オーデン”はどれも、いい具合にダシが出て、その引き換えに味が染みているようだ。店主は煮込み器に浸かっていた自慢の輪切り大根を、人数分の小皿に移しながら告げた。
「言ってる通りさ…使われていない宇宙艦なら、ざっと五十隻」
「五十隻!!??」
思いも寄らぬ宇宙艦の数に、ノヴァルナとモルタナは声を揃えて叫んだ………
▶#05につづく
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
―異質― 邂逅の編/日本国の〝隊〟、その異世界を巡る叙事詩――《第一部完結》
EPIC
SF
日本国の混成1個中隊、そして超常的存在。異世界へ――
とある別の歴史を歩んだ世界。
その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。
第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる――
日本国陸隊の有事官、――〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟。
歪で醜く禍々しい容姿と、常識外れの身体能力、そしてスタンスを持つ、隊員として非常に異質な存在である彼。
そんな隊員である制刻は、陸隊の行う大規模な演習に参加中であったが、その最中に取った一時的な休眠の途中で、不可解な空間へと導かれる。そして、そこで会った作業服と白衣姿の謎の人物からこう告げられた。
「異なる世界から我々の世界に、殴り込みを掛けようとしている奴らがいる。先手を打ちその世界に踏み込み、この企みを潰せ」――と。
そして再び目を覚ました時、制刻は――そして制刻の所属する普通科小隊を始めとする、各職種混成の約一個中隊は。剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する未知の世界へと降り立っていた――。
制刻を始めとする異質な隊員等。
そして問題部隊、〝第54普通科連隊〟を始めとする各部隊。
元居た世界の常識が通用しないその異世界を、それを越える常識外れな存在が、掻き乱し始める。
〇案内と注意
1) このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。
2) 部隊規模(始めは中隊規模)での転移物となります。
3) チャプター3くらいまでは単一事件をいくつか描き、チャプター4くらいから単一事件を混ぜつつ、一つの大筋にだんだん乗っていく流れになっています。
4) 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。ぶっ飛んでます。かなりなんでも有りです。
5) 小説家になろう、カクヨムにてすでに投稿済のものになりますが、そちらより一話当たり分量を多くして話数を減らす整理のし直しを行っています。
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
レジェンド・オブ・ダーク 遼州司法局異聞
橋本 直
SF
地球人類が初めて地球外人類と出会った辺境惑星『遼州』の連合国家群『遼州同盟』。
その有力国のひとつ東和共和国に住むごく普通の大学生だった神前誠(しんぜんまこと)。彼は就職先に困り、母親の剣道場の師範代である嵯峨惟基を頼り軍に人型兵器『アサルト・モジュール』のパイロットの幹部候補生という待遇でなんとか入ることができた。
しかし、基礎訓練を終え、士官候補生として配属されたその嵯峨惟基が部隊長を務める部隊『遼州同盟司法局実働部隊』は巨大工場の中に仮住まいをする肩身の狭い状況の部隊だった。
さらに追い打ちをかけるのは個性的な同僚達。
直属の上司はガラは悪いが家柄が良いサイボーグ西園寺かなめと無口でぶっきらぼうな人造人間のカウラ・ベルガーの二人の女性士官。
他にもオタク趣味で意気投合するがどこか食えない女性人造人間の艦長代理アイシャ・クラウゼ、小さな元気っ子野生農業少女ナンバルゲニア・シャムラード、マイペースで人の話を聞かないサイボーグ吉田俊平、声と態度がでかい幼女にしか見えない指揮官クバルカ・ランなど個性の塊のような面々に振り回される誠。
しかも人に振り回されるばかりと思いきや自分に自分でも自覚のない不思議な力、「法術」が眠っていた。
考えがまとまらないまま初めての宇宙空間での演習に出るが、そして時を同じくして同盟の存在を揺るがしかねない同盟加盟国『胡州帝国』の国権軍権拡大を主張する独自行動派によるクーデターが画策されいるという報が届く。
誠は法術師専用アサルト・モジュール『05式乙型』を駆り戦場で何を見ることになるのか?そして彼の昇進はありうるのか?
日本VS異世界国家! ー政府が、自衛隊が、奮闘する。
スライム小説家
SF
令和5年3月6日、日本国は唐突に異世界へ転移してしまった。
地球の常識がなにもかも通用しない魔法と戦争だらけの異世界で日本国は生き延びていけるのか!?
異世界国家サバイバル、ここに爆誕!
いつか日本人(ぼく)が地球を救う
多比良栄一
SF
この小説にはある仕掛けがある。
読者はこの物語を読み進めると、この作品自体に仕掛けられた「前代未聞」のアイデアを知ることになる。
それは日本のアニメやマンガへ注がれるオマージュ。
2次創作ではない、ある種の入れ子構造になったメタ・フィクション。
誰もがきいたことがある人物による、誰もみたことがない物語がいま幕を開ける。
すべてのアニメファンに告ぐ!! 。隠された謎を見抜けるか!!。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
25世紀後半 地球を襲った亜獣と呼ばれる怪獣たちに、デミリアンと呼ばれる生命体に搭乗して戦う日本人少年ヤマトタケル。なぜか日本人にしか操縦ができないこの兵器に乗る者には、同時に、人類を滅ぼすと言われる「四解文書」と呼ばれる極秘文書も受け継がされた。
もしこれを人々が知れば、世界は「憤怒」し、「恐怖」し、「絶望」し、そして「発狂」する。
かつてそれを聞いた法皇がショック死したほどの四つの「真理」。
世界でたった一人、人類を救えも、滅ぼしもできる、両方の力を手に入れた日本人少年ヤマトタケル。
彼は、世界100億人全員から、救いを求められ、忌み嫌われ、そして恐れられる存在になった。
だが彼には使命があった。たとえ人類の半分の人々を犠牲にしても残り11体の亜獣を殲滅すること、そして「四解文書」の謎を誰にも知られずに永遠に葬ることだった。
スペースランナー
晴間あお
SF
電子レンジで異世界転移したけどそこはファンタジーではなくSF世界で出会った美少女は借金まみれだった。
<掲載情報>
この作品は
『小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n5141gh/)』
『アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/29807204/318383609)』
『エブリスタ(https://estar.jp/novels/25657313)』
『カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354054898475017)』
に掲載しています。
ラストフライト スペースシャトル エンデバー号のラスト・ミッショ
のせ しげる
SF
2017年9月、11年ぶりに大規模は太陽フレアが発生した。幸い地球には大きな被害はなかったが、バーストは7日間に及び、第24期太陽活動期中、最大級とされた。
同じころ、NASAの、若い宇宙物理学者ロジャーは、自身が開発したシミレーションプログラムの完成を急いでいた。2018年、新型のスパコン「エイトケン」が導入されテストプログラムが実行された。その結果は、2021年の夏に、黒点が合体成長し超巨大黒点となり、人類史上最大級の「フレア・バースト」が発生するとの結果を出した。このバーストは、地球に正対し発生し、地球の生物を滅ぼし地球の大気と水を宇宙空間へ持ち去ってしまう。地球の存続に係る重大な問題だった。
アメリカ政府は、人工衛星の打ち上げコストを削減する為、老朽化した衛星の回収にスペースシャトルを利用するとして、2018年の年の暮れに、アメリカ各地で展示していた「スペースシャトル」4機を搬出した。ロシアは、旧ソ連時代に開発し中断していた、ソ連版シャトル「ブラン」を再整備し、ISSへの大型資材の運搬に使用すると発表した。中国は、自国の宇宙ステイションの建設の為シャトル「天空」を打ち上げると発表した。
2020年の春から夏にかけ、シャトル七機が次々と打ち上げられた。実は、無人シャトル六機には核弾頭が搭載され、太陽黒点にシャトルごと打ち込み、黒点の成長を阻止しようとするミッションだった。そして、このミッションを成功させる為には、誰かが太陽まで行かなければならなかった。選ばれたのは、身寄りの無い、60歳代の元アメリカ空軍パイロット。もう一人が20歳代の日本人自衛官だった。この、二人が搭乗した「エンデバー号」が2020年7月4日に打ち上げられたのだ。
本作は、太陽活動を題材とし創作しております。しかしながら、このコ○ナ禍で「コ○ナ」はNGワードとされており、入力できませんので文中では「プラズマ」と表現しておりますので御容赦ください。
この物語はフィクションです。実際に起きた事象や、現代の技術、現存する設備を参考に創作した物語です。登場する人物・企業・団体・名称等は、実在のものとは関係ありません。
ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる