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踏み躙られてこそ花は香る
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しおりを挟む色々やって疲れ果て。
腹減ったと、珍しく言わなかった清牙。
大人しく終わってからファミレスで大盛ご飯。
流石にねぇ、私も食欲出ません。
清牙の付け合わせ野菜とか貰い、酒飲む気分にもならず、茶だけしばいたのは良いんです。
そのままどこぞのホテルに連れて行って貰えるとばかり、思っていた私を、殴りたい。
なんか、大きめのマンション駐車場に車が滑り込む。
「あのさぁ、私ホテル」
「ホテルは、誰でも出入りできますので、警護が出来ません」
え?
じゃあ、私、今日どこ行くの?
「じゃあ、事務所の仮眠室とか」
「これから作業もあり、情報精査で人動かしますので、使います」
え?
「黙れ」
え?
清牙に引きずり出されてそのまま担がれる。
「ちょっと!!」
「黙れ」
また言われました。
それも、なんか楽しそうなのが、腹立つ。
「清牙。浅見、残しますか?」
「いらねぇよ。明日迎えは、塩野じゃなく浅見な」
え?
「ちょっ!!」
「清牙。これも持って行ってください」
そして浅見さんはにこやかに、コンビ袋大を清牙に渡した。
そして丁寧に頭を下げて車に戻り発進。
え?
私は信じられないほど高い位置で、そのまま車を見送りつつ、エレベーター内に。
「清牙」
「頭下げろ」
そうですね。
頭ぶつけそうですね。
大人しく清牙の肩に身体を預け?
「いや、私、どうなってんの?」
「流石に、今日のはねぇだろ?」
なにが?
「下ろすぞ」
いや、もっと前から下ろしてくれてて良いんだけどね。
訳が分からないままエレベーターを降り、清牙に腰を抱かれてエレベーター出て右手の部屋に。
結構大きめのマンションなのに、1階につき2部屋とか、高級そうですよね。
お高そうなマンションで…と、部屋に押し込まれ、明かりがつく。
清牙は面倒臭そうにブーツ脱いで、その隣に私がいても邪魔にならないくらいには広い玄関で。
「脱がせてやろうか?」
いや、ちょっと待て。
「ここ、清牙の?」
「それ以外、何?」
「帰る!」
「黙れ」
またもや肩に担がれて、スニーカーをポイポイ。
そのままちょっと歩いた先の扉を足で蹴り開け、明かりをつけてランドリー室からの奥がお風呂、なんですねぇ。
まあ、貧乏人の部屋では、お風呂にランドリー室なんて優雅な使い分けはありもしないんだけどね。
ただ、清牙、稼ぎは良い筈なのに…普通だな。
1人暮らしではご立派だけど、ファミリータイプと言ってしまえば、左程の高級感もなく。
子供いる家庭にしたら、狭い思うだろう…くらい?
「取り合えず、風呂、入ってこい」
「え?」
「ズタボロにひん剥いてやろうか?」
いえ、そう云うのは良いので。
「怖くて一緒にいてとか言うんなら、隅々まで「イイです。お風呂、入ります」」
実際、色々あって疲れたし、シャワーは浴びたい。
だけどなんで、清牙の部屋で今現在なのかは、かなりおかしなことになっている気がしてならないが、今現状、清牙と競り合う気力もない。
と云うか、確実に、清牙に、力で勝てる訳もないので。
「流石に、風呂の使い方…大丈夫か?」
そこで真剣な顔は止めて下さい。
「確かに住んでいたのはボロアパートでしたが、ホテル使う事も、最新家具のマンスリーマンションに住んでた時期もあります」
こっち来たばっかの時は、ねぇ。
「じゃあ、コレ、下着」
でっかいコンビニ袋から出てきた焦げ茶に赤い花刺繍のブラとショーツ。
「それ、どうやって調達したの?」
「警察での話中に、メグが持って来た」
そうっすか。
メグさん、私がこう云う状況になるの、分かっていたか。
どう考えても、グルか。
まあ…ですよねぇ。
「それで、その中の残りは?」
「もう3組。黒と青いのにピンクあるけど?」
どれもいらない。
って言うか、シャワー浴びてブラはいらんかな。
メグさんに言わせると、ナイトブラはした方が良いらしい。
が、解放感を私に…本日はない方が良い?
いや、でも、清牙だしな。
じっと見つめていたら、思い出したようにコンビニ袋から歯ブラシが出てきた。
「なんか、かみそりやら色々入ってるけど、いるか?」
それはいらんかな。
「じゃあ、ゆっくりしてくれば」
いや、ゆっくりはせんでいいけど。
「湯は張れよ。お前、思っている以上に疲れて、身体強張ってんぞ」
そう、なんだろうねぇ。
色々あったし。
「ありがと。お先に失礼します」
「おう」
そう言って清牙は普通に出ていき、私も普通に、お湯張ってお風呂に。
一通り全身洗ってお湯入って息をつく。
知ってる?
シャンプーボトルには、細かいラインが小刻みに刻まれてんのよ。
なんか、シャンプーリンスはお高そう。
デザインセットなので、なんとなく分かる。
けど、表面見ても、ぱっと見どっちがどっちか分からない。
よく見れば英語表記は読めたので、指で確認せんでも分かったけど。
ボディソープも、外国製なのか何なのか?
匂いが、米ぬか? 大豆? オリーブオイル?
食品っぽい匂いしかしない。
本当に、奴は香料嫌いらしい。
私のも、メグさんなんか持ってきてくれたけど、オレンジとかグレープフルーツの匂いだしな。
メグさん大変…何なのか、この状況?
私、何してんだろ?
そもそも、清牙は、私に怒ってたんじゃなかったのか?
なんか、この前と全然違って、今の清牙、物凄く普通?
あの、怒りは何だったのかと、胸倉掴んで揺さ振りつつ聞きたいくらいには、普通。
いや、いきなり不法侵入だのなんだの起きて、怒りがどうでも良くなったとか?
まあ、清牙、だし。
心配かけた上に、お泊りとか…心配かけて、気を遣わせてんだよ。
健吾君の言う通り、ホテルは不特定多数が入れる場所であり、出入り口も複数あり、警護には向かない。
警護するなら特別仕様のフロアでって事になるけど、そこまでする必要があるのか?
あるんだろうなぁ。
複数犯っぽいし、なんか刃物とか偏執性とか変態的な?
そんな状態で、まあ、メグさんの家に泊めてぇなんて、話にはならんわな。
当然子持ちのタテも無理。
事務所のセキュリティ考えれば、仮眠室が安全なんだろうけど、健吾君断られちゃったし。
って言うか、犯人特定、警察に任せる気、全くないみたいだし。
下僕達が何人動くかとか、あんま、考えたくないです。
消去法考えると、まあ、本日の寝床がここになったのも理解出来る。
費用対策と人員対策考えても、ココがかなり手っ取り早かった、と。
清牙も、それを当たり前に受け止め?
たまたま事務所にいてって流れなんだろうけど…。
巻き込んだ感が。
やっぱ、普通は安全面が問題あっても、ホテルだと思う訳だよ。
いや、問題はそこじゃない。
いや、それもあるのか?
またマンスリーマンションで、取り合えずの部屋探すの?
正式賃貸契約は、この問題片付かないとさぁ、審査通らないんじゃない?
ただでさえ役者だ芸能人はって、断られること多いって聞くし。
いや、今度こそ、健吾君がなんか言ってきそうな…。
健吾君、立派な不動産会社の社長さんでもある訳で…いや、オーナー?
出資だけだったっけ?
まあ、不動産建物を幾つも持ってる話は聞いた。
だから、健吾君なら普通に、私が入れる部屋だって用意は出来るだろう。
それは、分かっているのだ。
だけど、健吾君にそこまで管理されるのはなぁ。
下手したら、清牙が合いカギ握って、時々襲撃してきそうで…。
襲撃って言っても、夜中に飯食わせろとか、飲みに付き合えとか、嫌だ言ってるのにホラー映画見せようとしたり?
まあ、それくらいなんだけど。
それくらいなら、健吾君に任せた方が良いのか?
でも、そんな広い部屋いらんしな。
流石に、今の私の収入で、こんなレベルの部屋は用意しない…と、どうよ?
私、そんな大見栄要らんので、本当に、最低限で良いのですが?
トイレと風呂が別で、中に洗濯機置ければ、それで。
いやその前に、洗濯機無事?
もしかして冷蔵庫とかも?
え?
一から全部買い直し?
また、貯金無くならない?
いやまあ、この場合、仕方が無いんだけど。
考えれば考えるほど、お財布痛い…。
ゴチャゴチャ考えていたらのぼせそうになったので、ちゃっちゃと出て、タオルを巻く。
「清牙。風呂湯、抜くよ」
「ああ。直ぐ、俺もシャワーする。掃除とかいいから出てこい。お前、茹ってんじゃねぇの?」
普通に歩いてきた清牙は既に上半身裸。
お風呂の栓抜いていたら、そのまま普通に素っ裸になって入ってきて、躊躇いも見せずにシャワーを浴びだす。
「出るくらい待て」
「見てく?」
いらねぇよと慌てて風呂場出て、きっちり…あ、コレ、ナイトブラだ。
清牙が選んだのが…分かってて選んだのか、偶々だったのか?
清牙も、まあ、良く分からんし。
メグさんにその辺事細かに説明…いや、私と一緒に取り調べ…違った、事情聴取に同席してたので、受けたのは浅見さん?
そこから清牙に情報横流し?
なんか、違う…。
力尽きつつ、可愛らしいそれを見て、取り合えずで詰め込み作業。
ナイトブラにショーツのセットってさぁ、朝シャワー浴びて着替えるの前提だよね?
人間はなぜに、そんなに、日に何度も禊をしなければならないのか。
そんな馬鹿な事を考えながら、動きが止まる。
「清牙、着替え貸して」
なぜに、肝心の寝間着を用意してくれなかったんだろう?
「取り合えず、そこにあるの着とけ」
そこってどれよと見れば、洗面台にくったりとした、シルクなんだろうパジャマ。
お約束なんだけど、えらい薄くてスルスル。
まあ、下半身は長過ぎていらん。
清牙は細過ぎるくらい細いけど、タッパが無駄にあるので、まあ、デカい。
ワンピースだね。
下も履くかと、もたもたしているうちに清牙が出てくる。
「そっちは俺が着るんだよ。ってか、遅い。髪乾かせよ」
ガシガシタオルで髪拭く前に、前隠せと目を逸らし、大人しく履こうとしていたズボンを洗面台に戻す。
置いてあった化粧水付けて、ドライヤー持ったら、後ろからでっかい溜息が。
「そこに、ヘアリンスあるだろうが」
「いや、もう、面倒かなって」
「使え」
はい。
私よりよっぽど乙女な清牙は、リンス手に取って私の髪に馴染ませてから自分のにも馴染ませている。
「長いと大変だよね」
「短いと、頻繁に切らなきゃなんないじゃん。それに跳ねんだよ、俺の髪」
それ、メグさんが管理するんだから良くない?
まあ、メグさんでも、清牙の場合は、人に、髪やら肌、触られるの、好きじゃないみたいだしね。
「だから、ちゃんと乾かせ」
そしてきっちり清牙の手によって髪を乾かされ、ブラシでなんかされる。
ヘアメイクとまで行かんけどふんわり、流して癖付かない様に?
「清牙器用だよね」
「お前が不器用なんだよ」
ですよねぇ。
だから、私には、撮影の度にメグさんが付いてくる。
自分で自分の事すら出来ないので。
私のメイクはダメらしい。
まあ、そうだろうなと思う。
髪のセットに至っては、何もしなくて良いとまで言われている。
そんな私の横で、清牙は手を洗って、化粧水コットン使って叩き込んでからの、髪も乾かしつつセット?
それからもう一度手を洗っての、コットン使っての乳液。
「乙女だね」
「お前、これぐらいやれよってか、乳液は?」
「あ」
思いっきり忘れていた私の顔に、乳液付けたコットンが。
「いや、お前、そんなんで、良いのか? まあ、ちょっと肌荒れあるけど、コレ、化粧の所為だしな。首とか耳とか、普通に、女の肌って、やっぱ気持ちいい」
首やらほっぺやら撫で回すのは良いんだがな。
「清牙、喉渇いた」
「ああ。風呂上がりだしな」
そのまま換気扇付けて電気消して、廊下の奥に。
でっかいテレビにローテーブルに、でっかいソファとクッションが2つ。
そこから奥に、キッチンダイニングと繋がっているらしい。
高級感よりファミリー感の強い部屋構造。
「そっちの青い方がミーの」
は?
「赤いのが俺」
言いながら冷蔵庫からなんか持ってきた清牙。
まあ、部屋の主専用のクッションがあるのは当たり前だ。
なのになぜ、ミーのがあるのか?
「最近は撮影でアレだけど、それでも週1、2くらいで、ウチでテレビ見て飯食ってたぞ」
ミー?
あんた、結構、いや、清牙だから、そっちの心配はないんだけど…。
「寮だと、料理出来ないっつって、冷凍庫、ストックある」
ああ、あの子、料理好きだし、一応、製菓の国家資格取る予定の学校行ってたくらいだし。
「清牙も、大概、面倒見良いよね」
「どっかの誰かさんが、娘、放置し過ぎるからだろ」
いや、まあ、本来は、私がせねばならん事なのは、重々承知しているのですが…。
うちに呼べない環境って、やっぱ、不味かったよなぁ。
「今度こそ、ちゃんと探すってば」
「ほれ」
そう言って渡された水のペットボトル。
開けて飲んで、やっぱり風呂上がりで喉乾いていた。
そして首がヒヤッとして、カチャンと…ジャラジャラ重い金属音。
「は?」
首にずしんと来る、確りとした重み。
ペットボトル片手に持ち替えて、重みを確かめれば、首に、フワフワ内側のタオル地っぽい外側に革?
その革の首の後ろ辺りに金属があって、その重みが下へと引っ張られる重力のまま、何か、足元からうねる蛇のような曲線が伸びており、どこぞの部屋に繋がって?
「清牙さん。私の足元に、長い金属の蛇さんが」
「大丈夫。トイレには届く」
何が何の大丈夫?
え?
もう一度首を確かめ、金属を確認し、辿って持ち上げれば、うねる金属の長い鎖が足元から先…。
「私今、鎖で繋がれた?」
「そうだな」
は?
そのまま炭酸水飲みながら、清牙は鎖が繋がる先の扉を開ける。
そのまま電気付けて、指で呼ばれたので着いて行ってみれば、でっかいベッドに、ヘッドボードのど真ん中から鎖が伸びていて…。
「清牙さん。私の首の鎖の先が、アレ?」
「ああ」
ちょっと待て!!
「あんた! 何してくれちゃってんの!?」
正気かと清牙の腕を掴んで揺らせば、面倒臭そうにペットボトルの蓋を閉めて、私の手からもペットボトルを取り合げて、さっきまでいた部屋のクッションの方に放り投げた。
見事にクッションの上に乗り上げて…じゃなく!!
「なんで、私の首に鎖!?」
「言っただろうが。次は飼うって」
え?
えっと、なんか、随分前に、そんなようなことを言われた気がしないでも…。
「普通、本気でする!?」
「俺は有言実行の男だ」
「そんなンするなっっ!!!」
何を考えてるのか!?
え?
もしかして、このベッド特注?
この、内側タオル生地の皮ベルトから鎖繋いでとかも全部、特注なの!?
「馬鹿なの!?」
「お前がな」
違うだろ!!
「これ絶対、健吾君間に入ってるよね? って言うか、あのベッドから全部…何人関わって、こんな馬鹿なことになってんですか!?」
こんな馬鹿みたいな事に、幾ら掛けてんの?
「さあ。業者とかまでは知らねぇよ。ベッド入れて組み立てるのに、健吾と浅見と俺の3人がかりだったけど」
馬鹿なの!?
本気で馬鹿なの!?
お前、忙しい仕事の合間に、なにやってんの!?
「犯罪じゃん!」
「別に、誰にも迷惑かけてねぇだろうが」
いや、間違いなく浅見さんには迷惑…いや、彼も、重度なSPHYの下僕。
良いのか?
いや、良くないよね!?
「私が、人間の尊厳が」
「いらねぇだろ」
「いるよ!!」
「ふーん。あの部屋、現場、お前がいたら、どうなってたんだろうな」
え、いや、えっと…。
「俺も健吾も、舞人も駆郎も、散々言ったよな? 塩野も浅見も、メグも、言ったよな?」
そ、その通り、なんですが…。
「言ってきかねぇ獣はもう、飼い馴らして調教するしか、ねぇよな?」
「お前が言うな!!」
お前の方が、野生が呼んでる獣じゃねぇか!!
「大丈夫だって。危険物は排除してやるから」
「お前が一番危ないよ!!」
現に、やってる事が馬鹿馬鹿しいほどに、捕まって無いだけの犯罪者じゃん!
「仕方ないだろ。危険物を排除するには、それ以上の攻撃力が必要なんだからよ」
違う!
絶対ソレ、なんか違う!!
「ホント、お家帰る!!」
「取り合えず、ここが家、な」
「うううっっ」
どうしよう?
全く話が出来てない気がする。
「お前なぁ、色々あって気が昂ってんだって。もう寝ろ」
ポンポン背中を叩かれ、そしてなぜか、足を引っかけられた。
そのままドスンとベッドに押し倒されて、目眩がする。
「あの、ですねぇ」
「電気消してくる」
いや、そうじゃないと云うか、やっぱり…と云うか。
さっさと戻ってきた清牙は、嫌そうに鎖をジャラジャラ鳴らして外側に投げ、私を抱き込んでベッドに転がる。
「清牙」
「俺も、ここんとこ、仕事にやる事に、で、立て込んでんだ。眠い。朝飯は外での序に、散歩させてやる、から」
そう言いつつ、スースーと寝に入る。
え?
このまま寝ろと?
いや、まあ、寝るしかない状況ですね。
清牙も寝てるし。
え?
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