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第四部

因果応報

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「お、お兄ちゃん。何か…変…」

「何だ?もうすぐ逝きそうだというのに何で体が動かない?」

「貴様を捕縛したからに決まってるだろ?」

「何だ?誰だよお前…」

俺は妹と繋がってる奴の肉棒を斬り落とす。男の急所だ。想像を絶する痛みだろう。奴は雄叫びにも似た絶叫をあげる。

「ぐギャあ嗚呼あぁぁあー!俺の…俺のチンコがぁー!」

奴の妹に近付き触りたくないが奴のイチモツを引き抜いてやる。それを奴の叫ぶ口に無理やり詰め込み布で吐き出せない様に巻いてやる。

「ふぐうぅぅうー!んんんぐぅうー!」

「何を言ってるか分からんよ!黙ってろ!」

その後俺は奴の妹に再度近付き事の次第を訪ねる。

「何があったか答えろ」

「…一週間位前にお、お兄ちゃんが進路の事をお父さんに言われて…そしたらそれに対してキレたお兄ちゃんがお父さんを…お母さんを…めった刺しにしたんです。ううっ…」

「それで?」

「その後、私はこの部屋に閉じ込められて…そして…ずっと犯されて…ううっ…グスッ…」

「貴様はどうしたい?奴を。父と母を殺し貴様を犯した奴をどうしたい?」

「私は…」

「選べ。貴様は俺と同じ被害者だ。貴様が復讐を選ぶのならこのナイフを取れ!死にたいのなら俺が殺してやる」

「私はアイツを許せません。兄妹でも何でも無い!元々血は繋がっていないのですから…」

復讐する者の目をしている。しかも親が再婚、連れ子か?どちらにしても選んだ…か。

「良いだろう。取れナイフを!」

「はい」

奴の妹はナイフを手に取った。そして…奴へと何度も何度も何度もナイフを突き立てる。俺はその光景を愉悦に浸りながら楽しむ。俺に男の象徴を斬り落とされ犯していた義妹に刺され死んでいく。俺にとってはこれ以上無い素晴らしい復讐の幕が下りる。


奴の肉や臓器が辺りに散らばっている。座り込んでいるのは奴の義妹だった女。黒髪でミディアムヘアーの彼女は奴が抱きたくなるのが分かる。大和撫子という言葉が似合うだろう。

「…終わりました。ありがとうございました。貴方は…貴方もコイツに復讐しに来られたのでは無いですか?」

「…何故?」

「何となくそう思ったので…」

「…信じなくても構わないが俺はソイツらに殺された。そして…復讐する為…戻って来た」

「そう…だったんですね」

「信じるのか?」
「…はい。信じ無い訳が無いですよ?この不思議な空間もそうですが、ナイフが何処からか急に現れたので…」

「そう…か。他の奴等よりは現状把握が早いみたいだな。まぁ、いい。貴様はこれからどうする?」

「私は…どうすればいいのか分かりません」

「…俺と来る…か?」

「私は何の役にも立たないしコイツのせいで汚れてます…よ?」
「構わない。貴様は俺に似ている。名は?」
「サチ…です」
「サチ!俺と来い!」
「いいのですか?」
「嗚呼」
「では、お願いいたします」
「ああ、行こう!」
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