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二章 あいつの存在が災厄
鏡で見ながらするのが好みだったとは…知らなかった。 お姫様の期待に応えよう。
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百合がちょっと朱点に色々とおしおきされます。
───────────
色々と話してきたが、遂に百合があいつに【華】を与えた。
普通なら番になってすぐに結んだりしたものだ。
愛情のバロメーターだからΩにすれば気持ちの安定にもなる。
αだって、番を呪いで縛れる。
だから私のそれは相当異例で、未だにあいつを許してないとか、愛していないとまで一時は言われたくらいだ。
色々と制約の多いあいつを縛りたくないということや、
あいつの利になるものを与えたかったと、散々言ったから分かってもらえたかな?
《本当に長かった!シュテンは良く我慢した。》
《モンスターらしい愛の表現だから興味深い…》
《シュテンはなんでそこまでリリィが好きなんだろう?》
あいつは本当に凄いんだよ。
そこ!不思議な顔して失礼なこと言うな!!
この話を最初にした頃にも言ったが、あいつの【宣誓】は凄かった。
鬼族では誰も怖くて真似できない凄さだった。
《この後のリリィの生活はどうなった?》
まぁ、話した様に色々と理由はあるが【域】に完全に隔離された生活だ。
あいつも似たようなものだったが、【狩り】や食事などの調達はしてくれた。
【域】も拡げ、私とあいつで維持し、皇宮のあいつの宮をまるまる一つ入れた。
《ブーブー!皆が気になるのはそこじゃない!!》
なんだ?まさか…セックスライフか?!
お前らはほんとうに、そういったことへの恥じらいが完全に無くなったな!
《マリーが言うな!》
オーケイ、気を取り直して鬼の番の習慣や私の生活を少し話そう。
それから、帰還直後のあいつの怒りもな。
あれには参った。
物凄く善かったが…
◇◇◇
久しぶりに帰ってきた僕の居場所、あいつの閨。
はじめてここに連れ込まれてから、もうすぐで五年にもなる。
その間に子を宿し、産んで、更には【昇神】した。
年齢的には先日の元旦で成人だってした。
まだまだ成長期で背もぐんぐん伸びている。
残念ながらあいつと違い、体格はΩらしくひょろリとして、上に伸びるだけだけれど。
可愛らしいお姫様からはかけ離れているはずなのに、【お姫様】になってしまった。
部屋を見回す。
出ていった時から殆ど変わらない。
………へんな匂いもしない。
良かった。
「どうした百合?俺のお姫様はなにをしている?」
こいつも大概な変態だよな?
この姿になった僕をまだこう呼ぶし。
呪いで以て、世界にまで認めさせた。
「別に、これを脱いで少し仕度を整えたりするから、来んな!」
隣の仕度部屋にある姿見まで行く。
こいつに連れ込まれて、発情期開けに見て驚愕した、曰く付きのあれだ。
覗き込んだそこには、『童』と呼ぶことはとうにできない、大人になりかけの『男』がいた。
長い床近くまで伸ばした銀の髪、真っ白な肌、切れ長の銀の目に整った鼻梁。
けれど下唇はぽってりとしており、あいつに言わせると『そこもエロくて良い』らしい。
顔貌はαにもΩにもどちらにも好まれる、可愛いというよりも美しい方になってきたかと思う。
だが…どう考えても、姫君というような可愛らしいΩらしさにかける。
僕を産んだ母に瓜二つらしいが、彼も非常に美しい人だったが、
鬼のαの好む、Ωらしさに欠けたひとで苦労したらしく、婿だった父を迎えるまでに、大変苦労をしたからか、祖父母や父は僕に厳しかったと姉は言う。
確かに他者から称賛される美貌はより、増してきたとは思う。
だが、幼い頃やこいつと出逢った頃の様な、可愛らしさからはかけ離れてきた。
これをあいつは抱けるのだろうか?
まぁ、うちの旦那はどんなやつでもいけたからなぁ…
でもなぁ…前のほうが良かったとか思われたらどうしよう。
今まで着ていたアルフヘイムの衣装を脱いでいく。
身一つになり、全身も隈なく見る。
幼い頃からのΩ教育の賜物か、姉と違い日に焼けたことが全く無く、真っ白な肌はあいつの好みだ。
『お前の【白百合】にも俺の【青薔薇】にも映える。艶かしくてエロい。』と言っていた。
左の首もとから全身にかけて咲いている、あいつの【青薔薇】が自身の肌を覆う。
いつぞや綱に言われたが、人族のものなどがする刺青とは違い、【華】は生きている。
そして【華】は愛で咲くものだ。
寵が薄れば【枯】れ、本来の寿命を超えていたり、病などを得ていれば即、死ぬ。
そうやって始末される眷属や伴侶ではない愛人などもいる。
鬼の上位のものほど愛が深いが、それが無くなれば酷く残酷に捨てる。
だから僕はそれが怖いのだが…
何度も説得に来た茨木からも【主人】や【伴侶】と、あれだけ長く離れるのは正気の沙汰ではないと、何度も言われたが、相変わらず綺麗に咲いている。
寧ろ一緒に居た以前よりも、遠く離れ毎日毎日呪いを囁やき続けられた、今のほうが美しく咲いている気がする。
番の契約も交わしていたのに、離れて過ごした発情期が平気なのも、【華】とあいつが散々垂れ流した呪いの為だと思われる。
こんなにもあいつの重たい愛を一身に注がれ育てられた自分。
一年ほどは離れていたが…
成長して変わってしまった僕を、果たして受け入れられるだろうか?
まだ最低数年は、あいつの年齢固定に釣り合う年の頃まで僕は成長する。
僕の両親はデカいから、大きくなりそうでほんとうに不安だ。
亡くなった母もΩにしては長身の、四尺八寸七分(約185cm)以上あったそうで、
父から求愛されるまでは『息を呑むほどに美しいが、可愛さに欠け、怖い。』などとまで言われ、敬遠されたらしい。
あぁ…色々ともやもやする。
発情期に近い熱は籠もっているが、流石にこのままで戻るのは、後にすぐ脱ぐとしても嫌なので、
櫃(タンス、チェストなど)から着替えを探す。
あいつが好むので白地のものか朱のものが多く、誂えるのも白百合や、青薔薇の柄が多い。
これは鬼の番がお互いにしたがる束縛行為の一つだ。
αは番のΩの魂の名に沿った色の、帯や髪紐や着物などを纏う。
Ωは番のαの魂の名や華に沿った色や柄の着物などを纏う。
そしてこれらをお互いに脱がしていくのが楽しいらしい。
うん、爛れているな。
…僕も好きだけれど。
「俺のお姫様、そんな姿で…俺が待てなかったのか?」
朱天が来た!
こいつ!待ってろって言ったのに!
『おすわり!』って【躾】をやるぞ!
(*百合は姉に意味を教えてもらいました。)
未だ姿見の前の自分を後ろから抱きしめ、こいつの【華】のある左首もとに顔を埋めてくる。
匂いを確かめ、目線だけ上げて、鏡の中の僕に視線を合わせる。
こいつ!こういう仕草がいつもすっごくエロくてヤバいんだよ!
今もゾクゾクして、僕の秘めた場所も濡れはじめる…ヤバい。
しかも僕は、今は呪いで常に発情期の状態かその前後の燻りを持ったままだ。
いろんなところが敏感でヤバいんだよ!
慌てて、身をくねらせこいつの視線から全裸の体を隠そうとするが…
とんでもない力で抵抗される。
クソっ!【至】っているのに肉体的な面ではこいつには勝てない。
精神的な面では、今なら勝てるが…そういう問題ではない。
そうこうするうちに、僕の弱いところをこいつは好きに触ってくる。
さらに予告もなく首もとの【華】に牙を刺し、そこから血を啜る。
「んぁッ!」
仄かに情慾の籠もった声が漏れ恥ずかしい。
恥ずかしさに身悶えする僕を、鏡越しに見ているこいつは、そのまま血を飲みながら、僕の乳首を弄り出す。
「ぁん…や、やめろよ、…ぁあ…恥ず、かしいだろ!それに予告なく飲み始めるなっ!!」
首もとからこいつの靡毒が回り、より熱が酷くなる。
「ぁあ…ん、ぁぁ…ぅう、」
引き続きゆっくりとだが血を飲み、片手は乳首を弄るこいつの暴挙は止まらない。
遂に僕の苦手な責めである、ちんちんにまで手を伸ばしてきた!
「あ!オイ!それは、それはやめてくれ!!」
するとこいつは牙を抜き、その痕をぺろりと舐め、慾を籠もらせた眼を鏡に映し、耳もとで囁く。
「久しぶりに身悶えるお前を見たくなった。
それにこんなところで、鏡で見ながらするのが好みだったとは…
知らなかった。
お姫様の期待に応えよう。」
サァーっと血の気が引く。
完 全 な 誤 解 だ !
「待て!それは違う!誤解だ!!」
僕の静止を振り切り、その魔手は弱点に迫る。
「では、なぜ姿見の前でこんな姿で色々と見分していた?
あまりに戻りが遅いので、てっきり俺を誘っているのかと思ったが?」
そう言いながらも、僕の耳を舐め、軽く噛む。
そして僕のそれを手に持ち可愛がりはじめた。
「ぁ、待て…ゃぁ、ぅう、…ぃ言えない!」
あんな恥ずかしい悩み 言 え る か !
そういうのに悩んだり、話したりするような質じゃあないんだ!
尚も続く、慾を誘う尋問。
僕の弱点をどんどん責める。
「お前の耳から飲むぞ…」
──『それもやめてください…』──
こいつの愉しそうな顔に反して、鏡の中の僕は顔色が悪い。
片眉を上げて意外そうな顔をする。
「発情期は良く噛めと言うのに。」
──『お前の【域】の中だから、まだ本格的なものではない…』──
徐ろに首すじを舐め、こいつの噛んだ項の痕を舐める。
「う…ぁあ、や、やめてくれ!ダメ!」
だが、にっこりと笑った目は獲物を喰らう獣のそれだ。
(前に喰われたときもこんな感じだったな…)
「言わなければこのままお前のかわいいコレを可愛がりながら、
項を噛むぞ。」
コイツ!こんなふうに僕をいじめるようなやつじゃなかったのに!
「お転婆過ぎる【お姫様に少し…躾が要る】」
「ヒィッ!」
本気だ!こいつも結構怒ってたんだな…仕方ないけれど。
でも、言えない!!
どんどん扱いて鏡に映る僕のソレは、僕自身と同じくらいに苦しくなってきている。
「あぁ、ぅう…ぅう…ダメ、ほんと、に…恥ずかし…ぃ、いわない。」
遂にぽろぽろと涙がこぼれるがこいつは止めない。
「限界まで飲んでこのままここで手酷く抱くのも良いが…
お前が悦びそうだしな。」
僕を被虐趣味みたいに思っているのか?
前に抱かれた最後がお前に喰われながらだったけれど、それが良いとは言ってないぞ!
「【華】からは聴こえたがな?」
「…ぇ?!」
「箍が外れて色んな感覚が鋭くなっていた。
【華】から来る強い感情もある程度拾っていた。
喰われながら奥を突かれるのが好きだと。」
ううぅ…あの時は僕もかなり痛みで飛んでいたんだよ!
とうとう限界を迎えそうになったところで、いきなりソレの根元を締める。
「やあぁ…あ!ぅう…なんで?」
「ここで気持ちよくさせてしまったら仕置にならん。
それに…
言ったはずだ、お前が本当に拒絶すれば俺はそれを出来ん。」
「そんな!あぁ…ぅ…お願い…」
「ならん。」
(それって僕がこれを望んでいるってことなのか?!)
◇◇◇
困ったことにやつは色々と開発してくれていたから、それはもう苦しかった。
ほんとうに苦しかった。
だって、あいつのでっかいあれで可愛がってくれずに、
いつまでもギリギリで我慢させて……
結局、私は悩みを白状することになった。
◇◇◇
鏡の前で真っ赤になり身悶えしている自分を見ながらなんてどんな辱め!
まだ僕の大好きなお前のソレを挿れてくれないのに、ギリギリまで慾を煽って止められてツラい。
「それで」
未だに着衣のまま涼しい顔で僕を責める旦那様、朱天。
執拗に責められた耳は甘咬みと、噛まれてときどき吸われて、癒やしが追いつかずところどころ痕がある。
『軟骨は普通は嫌がるか痛がるんだがな』と言われるが僕はそこが弱い。
鏡に映った僕を喰らうお前の眼が凄く…良かったです。
甘い毒がかなり回って、もう苦しくて仕方ないのに、
何度も血を吸われた衝撃で吐精しそうだったが、またそれも止められる。
「ここで何をしていたか言う気になったか?
俺はこの姿見の前でするのがなかなか気に入ったぞ。
初めてするがお前の様子もよく見れて良いな。」
さっきからこちらも寂しいだろうと、僕の入り口をそれはもう、もどかしい愛撫で翻弄してくれて…
いつもなら三本くらいで挿れてくれるのにそこでやめてまた…ううう。
──『旦那様!早く、そのでっかいやつで可愛かってください!!嫁は限界です!!!』──
「まだ、聞いていない。
それに俺が止めんのはお前がまだ望んでいるからだが?」
サラッと流される。
また苦手なそこをいじめる。
僕のむすこさんはこいつの言いなりに成り果てました。
こんなことしてたら、お前の発情期で可愛がってやんないぞ!
「…それは困るな。」
オイ!真剣に悩むなよ…
それにしても【交心】の窓を閉めよう、色々と赤裸々すぎる。
「俺は構わんが?」
──『僕は!困るんだ!!』──
「お前は従者の、物凄い数の奴らに許しているのにか?」
──『それも不満だったんだな…』──
「当たり前だ。だが俺もな…」
──『それは言うな!わかったよ!
僕がどんどん成長して大きくなるから、お前は嫌になるかと思ったんだよ!!』──
鏡の中のこいつが呆けた顔をした。
そんな顔は初めて見た。
「お前はそんな事を思っていたのか?」
ものすごく恥ずかしいので、目を瞑り鏡から顔を逸した。
が、
こいつが許さず、
「【目を見開きこちらを向け!】
俺の愛はお前だけだと!何度言えばいい!!
どんな事があっても、ずっと、ずっとお前だけだと。
貞操も最後まで、可能な限り守っていたんだぞ…」
【呪】を使い僕を振り向かせる。
鏡ではなく、本物のこいつのその眼には怒りが宿っている。
「信じられんなら、今ここで教えてやろう…」
そう言うと後ろから抱きしめたまま、僕の大好きなソレを少し扱いて中に入って来た。
久しぶりの大きなソレは、懐かしいが少し受け入れるのは辛くなっている。
「いッ!あぁ…あっ、やぁ、おっきい!ああ…ぁぁぅう、ダメっ、…ぁぁ!!」
「俺のお姫様は、しばらく可愛がらない間にまた処女のようになったのか?」
そんなのわからないし思い出せない。
けれどこれがとても恋しかったのは確かだ。
「はぁ、ああ、あああ、うぅ…ぁ、あ、あっあっあぁっ!ご、めんっ!」
「本当にこのお姫様は躾がいるな。」
激しく、僕の中を蹂躙するこいつのソレ。
僕を押さえつけ、後ろから激情のままに抱くこいつの眼は、いつだったかの発情したときのような、ギラギラしたものがある。
よく考えてみたら、僕に命をやるような本当の【名】も教えてくれた。
【華】の【縛】りも逆に僕に縛られているもの。
そして、僕を【至】らせてまでも側に置きたい。
これはどう考えても僕が悩むのはこいつに悪い。
離れていた事が良くなかったのかもしれない。
Ωの美徳『弱く、儚く、美しい』を嫌いながらも一番拘っているのは僕だった。
「俺はお前の魂に惹かれたと
その近寄りがたいまでの貴い【紫】に惚れたと言った。」
「離れている間に、ん、んあぁん、あああっ、大きくなって…ふっ、あぁ…ん、そ、れで!」
「俺の愛は重いと、そう知っていると思っていたが
…まだ足りんか?」
「うっ、ああ、イイ!あううぅ…、好き!すき、あ、あぁ…ゆるしてぇ…」
腰を振り、より奥に来るように促す。
「許さん、とことんまで教え込む」
そう言って、僕の項を噛んだ。
「あああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
◇◇◇
散々、僕を可愛がってくれた旦那様は再びにこりとしてから話す。
未だこいつのでっかいソレは僕の中だ。
「なぁ…お姫様、俺は一度聞きたかった。」
「な、なんでしょう?旦那様。」
何故か畏まった言い方になる僕。
僕の大好きな金と銀の瞳は鏡の中でも愉悦に満ちて、それがどこか恐ろしい!
「お前はどんなふうに俺に抱かれるのが好きか言えるか?」
「ほぇ?」
「お前はこれもなかなか善かったみたいだが。」
えぇ?!
なんか力が抜けた。
「俺はな、色々と喰いながらが好きだ。
血を限界近くまで飲みながらするとお前は悦び、気を失るな?
肉もな、この間のあれはかなり善かった…」
(僕はともかく、こいつはそういえばヤリながら飲みすぎて殺したり。
喰いながらヤるのが大好きだった!!!)
再び、血の気が引く。
「なかなか気持ちが善いぞ。」
そう言い、またにこりと嗤う。
鏡の前の自分は発情期に近い状態のはずなのに、真っ白になり震えている。
少し前まで元気だった僕のむすこさんも萎えました。
「安心しろ、今のお前は簡単には死なんし、俺もそれはせん。」
コ ワ イ ! ! !
ここに連れ込まれた当初の恐怖が蘇る。
いつ、物理的に食べられるのか?
怖ろしい!
「俺のでっかいコレや牙で喰われるのが好きなのは知っているが、
お前を喰いながらはもう二度と、
…いくら善くてもしたくはない。」
あ、すごく残念そうなところがあるから欲求は消えていないんだ…
や っ ぱ り コ ワ イ ! ! !
「俺が本来なら生まれたときに受けた、
耳長の始祖の様に一身に受けるはずのものを、
お前が俺から根こそぎ持っていったΩの呪いは無くなったが、
αの呪いは親父が支えていた分も俺が継ぎ、完全になった。
だから…強い 破 壊 衝 動 や 食 欲 は よ り 強 ま っ た ぞ 。」
ヒイィィィィァァァァァァアア!!!!!
「【すみませんでした、勝手しました、許してください。
お前を、黒を思ってしました…】それから…」
ボロボロと泣きながら謝る僕。
「すまん、少し虐め過ぎた。お前も呪いを垂れ流すな…」
「色々と怖すぎて必死だったんだよ!
それに嘘じゃないのが怖い!!!
大体、お前は前科があり過ぎるからマジに怖いわ!!」
「お前を可愛がるがそんなことはせん。
だが、引き続き仕置はする。」
「ファーーーーーーーーーー!!!」
───────────
色々と話してきたが、遂に百合があいつに【華】を与えた。
普通なら番になってすぐに結んだりしたものだ。
愛情のバロメーターだからΩにすれば気持ちの安定にもなる。
αだって、番を呪いで縛れる。
だから私のそれは相当異例で、未だにあいつを許してないとか、愛していないとまで一時は言われたくらいだ。
色々と制約の多いあいつを縛りたくないということや、
あいつの利になるものを与えたかったと、散々言ったから分かってもらえたかな?
《本当に長かった!シュテンは良く我慢した。》
《モンスターらしい愛の表現だから興味深い…》
《シュテンはなんでそこまでリリィが好きなんだろう?》
あいつは本当に凄いんだよ。
そこ!不思議な顔して失礼なこと言うな!!
この話を最初にした頃にも言ったが、あいつの【宣誓】は凄かった。
鬼族では誰も怖くて真似できない凄さだった。
《この後のリリィの生活はどうなった?》
まぁ、話した様に色々と理由はあるが【域】に完全に隔離された生活だ。
あいつも似たようなものだったが、【狩り】や食事などの調達はしてくれた。
【域】も拡げ、私とあいつで維持し、皇宮のあいつの宮をまるまる一つ入れた。
《ブーブー!皆が気になるのはそこじゃない!!》
なんだ?まさか…セックスライフか?!
お前らはほんとうに、そういったことへの恥じらいが完全に無くなったな!
《マリーが言うな!》
オーケイ、気を取り直して鬼の番の習慣や私の生活を少し話そう。
それから、帰還直後のあいつの怒りもな。
あれには参った。
物凄く善かったが…
◇◇◇
久しぶりに帰ってきた僕の居場所、あいつの閨。
はじめてここに連れ込まれてから、もうすぐで五年にもなる。
その間に子を宿し、産んで、更には【昇神】した。
年齢的には先日の元旦で成人だってした。
まだまだ成長期で背もぐんぐん伸びている。
残念ながらあいつと違い、体格はΩらしくひょろリとして、上に伸びるだけだけれど。
可愛らしいお姫様からはかけ離れているはずなのに、【お姫様】になってしまった。
部屋を見回す。
出ていった時から殆ど変わらない。
………へんな匂いもしない。
良かった。
「どうした百合?俺のお姫様はなにをしている?」
こいつも大概な変態だよな?
この姿になった僕をまだこう呼ぶし。
呪いで以て、世界にまで認めさせた。
「別に、これを脱いで少し仕度を整えたりするから、来んな!」
隣の仕度部屋にある姿見まで行く。
こいつに連れ込まれて、発情期開けに見て驚愕した、曰く付きのあれだ。
覗き込んだそこには、『童』と呼ぶことはとうにできない、大人になりかけの『男』がいた。
長い床近くまで伸ばした銀の髪、真っ白な肌、切れ長の銀の目に整った鼻梁。
けれど下唇はぽってりとしており、あいつに言わせると『そこもエロくて良い』らしい。
顔貌はαにもΩにもどちらにも好まれる、可愛いというよりも美しい方になってきたかと思う。
だが…どう考えても、姫君というような可愛らしいΩらしさにかける。
僕を産んだ母に瓜二つらしいが、彼も非常に美しい人だったが、
鬼のαの好む、Ωらしさに欠けたひとで苦労したらしく、婿だった父を迎えるまでに、大変苦労をしたからか、祖父母や父は僕に厳しかったと姉は言う。
確かに他者から称賛される美貌はより、増してきたとは思う。
だが、幼い頃やこいつと出逢った頃の様な、可愛らしさからはかけ離れてきた。
これをあいつは抱けるのだろうか?
まぁ、うちの旦那はどんなやつでもいけたからなぁ…
でもなぁ…前のほうが良かったとか思われたらどうしよう。
今まで着ていたアルフヘイムの衣装を脱いでいく。
身一つになり、全身も隈なく見る。
幼い頃からのΩ教育の賜物か、姉と違い日に焼けたことが全く無く、真っ白な肌はあいつの好みだ。
『お前の【白百合】にも俺の【青薔薇】にも映える。艶かしくてエロい。』と言っていた。
左の首もとから全身にかけて咲いている、あいつの【青薔薇】が自身の肌を覆う。
いつぞや綱に言われたが、人族のものなどがする刺青とは違い、【華】は生きている。
そして【華】は愛で咲くものだ。
寵が薄れば【枯】れ、本来の寿命を超えていたり、病などを得ていれば即、死ぬ。
そうやって始末される眷属や伴侶ではない愛人などもいる。
鬼の上位のものほど愛が深いが、それが無くなれば酷く残酷に捨てる。
だから僕はそれが怖いのだが…
何度も説得に来た茨木からも【主人】や【伴侶】と、あれだけ長く離れるのは正気の沙汰ではないと、何度も言われたが、相変わらず綺麗に咲いている。
寧ろ一緒に居た以前よりも、遠く離れ毎日毎日呪いを囁やき続けられた、今のほうが美しく咲いている気がする。
番の契約も交わしていたのに、離れて過ごした発情期が平気なのも、【華】とあいつが散々垂れ流した呪いの為だと思われる。
こんなにもあいつの重たい愛を一身に注がれ育てられた自分。
一年ほどは離れていたが…
成長して変わってしまった僕を、果たして受け入れられるだろうか?
まだ最低数年は、あいつの年齢固定に釣り合う年の頃まで僕は成長する。
僕の両親はデカいから、大きくなりそうでほんとうに不安だ。
亡くなった母もΩにしては長身の、四尺八寸七分(約185cm)以上あったそうで、
父から求愛されるまでは『息を呑むほどに美しいが、可愛さに欠け、怖い。』などとまで言われ、敬遠されたらしい。
あぁ…色々ともやもやする。
発情期に近い熱は籠もっているが、流石にこのままで戻るのは、後にすぐ脱ぐとしても嫌なので、
櫃(タンス、チェストなど)から着替えを探す。
あいつが好むので白地のものか朱のものが多く、誂えるのも白百合や、青薔薇の柄が多い。
これは鬼の番がお互いにしたがる束縛行為の一つだ。
αは番のΩの魂の名に沿った色の、帯や髪紐や着物などを纏う。
Ωは番のαの魂の名や華に沿った色や柄の着物などを纏う。
そしてこれらをお互いに脱がしていくのが楽しいらしい。
うん、爛れているな。
…僕も好きだけれど。
「俺のお姫様、そんな姿で…俺が待てなかったのか?」
朱天が来た!
こいつ!待ってろって言ったのに!
『おすわり!』って【躾】をやるぞ!
(*百合は姉に意味を教えてもらいました。)
未だ姿見の前の自分を後ろから抱きしめ、こいつの【華】のある左首もとに顔を埋めてくる。
匂いを確かめ、目線だけ上げて、鏡の中の僕に視線を合わせる。
こいつ!こういう仕草がいつもすっごくエロくてヤバいんだよ!
今もゾクゾクして、僕の秘めた場所も濡れはじめる…ヤバい。
しかも僕は、今は呪いで常に発情期の状態かその前後の燻りを持ったままだ。
いろんなところが敏感でヤバいんだよ!
慌てて、身をくねらせこいつの視線から全裸の体を隠そうとするが…
とんでもない力で抵抗される。
クソっ!【至】っているのに肉体的な面ではこいつには勝てない。
精神的な面では、今なら勝てるが…そういう問題ではない。
そうこうするうちに、僕の弱いところをこいつは好きに触ってくる。
さらに予告もなく首もとの【華】に牙を刺し、そこから血を啜る。
「んぁッ!」
仄かに情慾の籠もった声が漏れ恥ずかしい。
恥ずかしさに身悶えする僕を、鏡越しに見ているこいつは、そのまま血を飲みながら、僕の乳首を弄り出す。
「ぁん…や、やめろよ、…ぁあ…恥ず、かしいだろ!それに予告なく飲み始めるなっ!!」
首もとからこいつの靡毒が回り、より熱が酷くなる。
「ぁあ…ん、ぁぁ…ぅう、」
引き続きゆっくりとだが血を飲み、片手は乳首を弄るこいつの暴挙は止まらない。
遂に僕の苦手な責めである、ちんちんにまで手を伸ばしてきた!
「あ!オイ!それは、それはやめてくれ!!」
するとこいつは牙を抜き、その痕をぺろりと舐め、慾を籠もらせた眼を鏡に映し、耳もとで囁く。
「久しぶりに身悶えるお前を見たくなった。
それにこんなところで、鏡で見ながらするのが好みだったとは…
知らなかった。
お姫様の期待に応えよう。」
サァーっと血の気が引く。
完 全 な 誤 解 だ !
「待て!それは違う!誤解だ!!」
僕の静止を振り切り、その魔手は弱点に迫る。
「では、なぜ姿見の前でこんな姿で色々と見分していた?
あまりに戻りが遅いので、てっきり俺を誘っているのかと思ったが?」
そう言いながらも、僕の耳を舐め、軽く噛む。
そして僕のそれを手に持ち可愛がりはじめた。
「ぁ、待て…ゃぁ、ぅう、…ぃ言えない!」
あんな恥ずかしい悩み 言 え る か !
そういうのに悩んだり、話したりするような質じゃあないんだ!
尚も続く、慾を誘う尋問。
僕の弱点をどんどん責める。
「お前の耳から飲むぞ…」
──『それもやめてください…』──
こいつの愉しそうな顔に反して、鏡の中の僕は顔色が悪い。
片眉を上げて意外そうな顔をする。
「発情期は良く噛めと言うのに。」
──『お前の【域】の中だから、まだ本格的なものではない…』──
徐ろに首すじを舐め、こいつの噛んだ項の痕を舐める。
「う…ぁあ、や、やめてくれ!ダメ!」
だが、にっこりと笑った目は獲物を喰らう獣のそれだ。
(前に喰われたときもこんな感じだったな…)
「言わなければこのままお前のかわいいコレを可愛がりながら、
項を噛むぞ。」
コイツ!こんなふうに僕をいじめるようなやつじゃなかったのに!
「お転婆過ぎる【お姫様に少し…躾が要る】」
「ヒィッ!」
本気だ!こいつも結構怒ってたんだな…仕方ないけれど。
でも、言えない!!
どんどん扱いて鏡に映る僕のソレは、僕自身と同じくらいに苦しくなってきている。
「あぁ、ぅう…ぅう…ダメ、ほんと、に…恥ずかし…ぃ、いわない。」
遂にぽろぽろと涙がこぼれるがこいつは止めない。
「限界まで飲んでこのままここで手酷く抱くのも良いが…
お前が悦びそうだしな。」
僕を被虐趣味みたいに思っているのか?
前に抱かれた最後がお前に喰われながらだったけれど、それが良いとは言ってないぞ!
「【華】からは聴こえたがな?」
「…ぇ?!」
「箍が外れて色んな感覚が鋭くなっていた。
【華】から来る強い感情もある程度拾っていた。
喰われながら奥を突かれるのが好きだと。」
ううぅ…あの時は僕もかなり痛みで飛んでいたんだよ!
とうとう限界を迎えそうになったところで、いきなりソレの根元を締める。
「やあぁ…あ!ぅう…なんで?」
「ここで気持ちよくさせてしまったら仕置にならん。
それに…
言ったはずだ、お前が本当に拒絶すれば俺はそれを出来ん。」
「そんな!あぁ…ぅ…お願い…」
「ならん。」
(それって僕がこれを望んでいるってことなのか?!)
◇◇◇
困ったことにやつは色々と開発してくれていたから、それはもう苦しかった。
ほんとうに苦しかった。
だって、あいつのでっかいあれで可愛がってくれずに、
いつまでもギリギリで我慢させて……
結局、私は悩みを白状することになった。
◇◇◇
鏡の前で真っ赤になり身悶えしている自分を見ながらなんてどんな辱め!
まだ僕の大好きなお前のソレを挿れてくれないのに、ギリギリまで慾を煽って止められてツラい。
「それで」
未だに着衣のまま涼しい顔で僕を責める旦那様、朱天。
執拗に責められた耳は甘咬みと、噛まれてときどき吸われて、癒やしが追いつかずところどころ痕がある。
『軟骨は普通は嫌がるか痛がるんだがな』と言われるが僕はそこが弱い。
鏡に映った僕を喰らうお前の眼が凄く…良かったです。
甘い毒がかなり回って、もう苦しくて仕方ないのに、
何度も血を吸われた衝撃で吐精しそうだったが、またそれも止められる。
「ここで何をしていたか言う気になったか?
俺はこの姿見の前でするのがなかなか気に入ったぞ。
初めてするがお前の様子もよく見れて良いな。」
さっきからこちらも寂しいだろうと、僕の入り口をそれはもう、もどかしい愛撫で翻弄してくれて…
いつもなら三本くらいで挿れてくれるのにそこでやめてまた…ううう。
──『旦那様!早く、そのでっかいやつで可愛かってください!!嫁は限界です!!!』──
「まだ、聞いていない。
それに俺が止めんのはお前がまだ望んでいるからだが?」
サラッと流される。
また苦手なそこをいじめる。
僕のむすこさんはこいつの言いなりに成り果てました。
こんなことしてたら、お前の発情期で可愛がってやんないぞ!
「…それは困るな。」
オイ!真剣に悩むなよ…
それにしても【交心】の窓を閉めよう、色々と赤裸々すぎる。
「俺は構わんが?」
──『僕は!困るんだ!!』──
「お前は従者の、物凄い数の奴らに許しているのにか?」
──『それも不満だったんだな…』──
「当たり前だ。だが俺もな…」
──『それは言うな!わかったよ!
僕がどんどん成長して大きくなるから、お前は嫌になるかと思ったんだよ!!』──
鏡の中のこいつが呆けた顔をした。
そんな顔は初めて見た。
「お前はそんな事を思っていたのか?」
ものすごく恥ずかしいので、目を瞑り鏡から顔を逸した。
が、
こいつが許さず、
「【目を見開きこちらを向け!】
俺の愛はお前だけだと!何度言えばいい!!
どんな事があっても、ずっと、ずっとお前だけだと。
貞操も最後まで、可能な限り守っていたんだぞ…」
【呪】を使い僕を振り向かせる。
鏡ではなく、本物のこいつのその眼には怒りが宿っている。
「信じられんなら、今ここで教えてやろう…」
そう言うと後ろから抱きしめたまま、僕の大好きなソレを少し扱いて中に入って来た。
久しぶりの大きなソレは、懐かしいが少し受け入れるのは辛くなっている。
「いッ!あぁ…あっ、やぁ、おっきい!ああ…ぁぁぅう、ダメっ、…ぁぁ!!」
「俺のお姫様は、しばらく可愛がらない間にまた処女のようになったのか?」
そんなのわからないし思い出せない。
けれどこれがとても恋しかったのは確かだ。
「はぁ、ああ、あああ、うぅ…ぁ、あ、あっあっあぁっ!ご、めんっ!」
「本当にこのお姫様は躾がいるな。」
激しく、僕の中を蹂躙するこいつのソレ。
僕を押さえつけ、後ろから激情のままに抱くこいつの眼は、いつだったかの発情したときのような、ギラギラしたものがある。
よく考えてみたら、僕に命をやるような本当の【名】も教えてくれた。
【華】の【縛】りも逆に僕に縛られているもの。
そして、僕を【至】らせてまでも側に置きたい。
これはどう考えても僕が悩むのはこいつに悪い。
離れていた事が良くなかったのかもしれない。
Ωの美徳『弱く、儚く、美しい』を嫌いながらも一番拘っているのは僕だった。
「俺はお前の魂に惹かれたと
その近寄りがたいまでの貴い【紫】に惚れたと言った。」
「離れている間に、ん、んあぁん、あああっ、大きくなって…ふっ、あぁ…ん、そ、れで!」
「俺の愛は重いと、そう知っていると思っていたが
…まだ足りんか?」
「うっ、ああ、イイ!あううぅ…、好き!すき、あ、あぁ…ゆるしてぇ…」
腰を振り、より奥に来るように促す。
「許さん、とことんまで教え込む」
そう言って、僕の項を噛んだ。
「あああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
◇◇◇
散々、僕を可愛がってくれた旦那様は再びにこりとしてから話す。
未だこいつのでっかいソレは僕の中だ。
「なぁ…お姫様、俺は一度聞きたかった。」
「な、なんでしょう?旦那様。」
何故か畏まった言い方になる僕。
僕の大好きな金と銀の瞳は鏡の中でも愉悦に満ちて、それがどこか恐ろしい!
「お前はどんなふうに俺に抱かれるのが好きか言えるか?」
「ほぇ?」
「お前はこれもなかなか善かったみたいだが。」
えぇ?!
なんか力が抜けた。
「俺はな、色々と喰いながらが好きだ。
血を限界近くまで飲みながらするとお前は悦び、気を失るな?
肉もな、この間のあれはかなり善かった…」
(僕はともかく、こいつはそういえばヤリながら飲みすぎて殺したり。
喰いながらヤるのが大好きだった!!!)
再び、血の気が引く。
「なかなか気持ちが善いぞ。」
そう言い、またにこりと嗤う。
鏡の前の自分は発情期に近い状態のはずなのに、真っ白になり震えている。
少し前まで元気だった僕のむすこさんも萎えました。
「安心しろ、今のお前は簡単には死なんし、俺もそれはせん。」
コ ワ イ ! ! !
ここに連れ込まれた当初の恐怖が蘇る。
いつ、物理的に食べられるのか?
怖ろしい!
「俺のでっかいコレや牙で喰われるのが好きなのは知っているが、
お前を喰いながらはもう二度と、
…いくら善くてもしたくはない。」
あ、すごく残念そうなところがあるから欲求は消えていないんだ…
や っ ぱ り コ ワ イ ! ! !
「俺が本来なら生まれたときに受けた、
耳長の始祖の様に一身に受けるはずのものを、
お前が俺から根こそぎ持っていったΩの呪いは無くなったが、
αの呪いは親父が支えていた分も俺が継ぎ、完全になった。
だから…強い 破 壊 衝 動 や 食 欲 は よ り 強 ま っ た ぞ 。」
ヒイィィィィァァァァァァアア!!!!!
「【すみませんでした、勝手しました、許してください。
お前を、黒を思ってしました…】それから…」
ボロボロと泣きながら謝る僕。
「すまん、少し虐め過ぎた。お前も呪いを垂れ流すな…」
「色々と怖すぎて必死だったんだよ!
それに嘘じゃないのが怖い!!!
大体、お前は前科があり過ぎるからマジに怖いわ!!」
「お前を可愛がるがそんなことはせん。
だが、引き続き仕置はする。」
「ファーーーーーーーーーー!!!」
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