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第四章 ダンジョン騒動編
★32確かめあい、求めあう
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何度も何度も角度を変えて口づけを交わし、魔力を粘膜越しに注ぎこまれる。
「んぅう……んっ」
受け入れた魔力は身体中を巡り、俺の身体の隅々まで行き渡っていく。
キスをしているだけなのにすっかり前は硬くなり、お腹の底が熱くなってきた。
「あ、カイル……」
唇をあわせるだけでは、とても想いを伝えられる気がしない。もどかしくってたまらねえ。
俺は汗をかきはじめた身体をもてあまし、もともとはだけていた上半身の服を脱ぎ、薄い肌着一枚になった。
怠いながらも、やっとまともに動くようになった腰を浮かせて、膝立ちになる。
もたもたと腰のベルトを外していると、カイルもジャケットのボタンを外しはじめた。
「イツキ、毛布を敷いてやる」
「……そんなのいいから、もっと触らせろよ」
「駄目だ、このままではお前の肌が傷つくだろう」
カイルはすばやく毛布を敷いてくれた。二人でその上に乗り上がり座りこむと、カイルがシャツを脱ぐのすら待ち切れずに、彼の鎖骨に唇を落とす。
「ん……」
「……!」
口を半開きにして肌に吸いついた。カイルが息を飲むのがわかるが、止めるつもりはなかった。
キスマークなんてつけたことねえけど、たくさん吸えばつくだろうかと、何度かちゅっちゅと繰り返す。
「イツキ、俺もつけたい」
「わかった、後でな」
今日は俺がお前を愛したい気分なんだ。
自分から襲うような真似なんて、淫乱みたいでめちゃくちゃ恥ずかしいけど……
ちゃんと愛を伝えられないまま別れる日が突然来るかもしれねえと、今回のことで思い知ったんだ。
なりふり構っちゃいられないと、想いを込めてキスをする。
しばらくして顔を上げると、鎖骨に桃色の跡が残っていた。ふう、なんとかつけられたな。
カイルは俺の意を汲んでくれたみたいで、モカブラウンの兎耳を髪ごと撫でつつ、好きにさせてくれている。
そんじゃ、もうちょい積極的に責めるとするか……
ばくばくとうるさい鼓動を感じながら、俺はカイルの立てた膝の間に手を伸ばし、ベルトに手をかけた。
「イツキ、なにを」
聞くなよ……! ただでさえ手どころか腕まで震えそうなくらい、勇気を振り絞ってるっていうのに!
恨めしげに睨み上げると、カイルは欲情でギラついた瞳で俺を見やった。もうその視線だけで、俺の愚息がぴくりと反応するのを自覚する。
駄目だ無理だと視線を下げると、今度は窮屈そうに布を押し上げているカイルのモノが目に飛び込んできた。
ごくりと唾を飲みこんで、布を探って前をくつろげる。服の下から開放されて、腹につきそうなほど勃ちあがった陰茎に、思いきって手を添えた。
「……その、粘膜同士をくっつけたほうが、魔力が効率よく渡せるっていうか……いいんじゃねえの」
「イツキ、無理は……っ!」
言い訳しながら顔を亀頭に近づけて、大きく口を開けて先端を口に含む。
垂れ耳の上に置かれた手がびくつく。抵抗されないのをいいことに、れろっと舌を這わせた。
「ぐ……っ」
「ん、ん……」
喉の奥まで含んでみたが、とても全部は入りきらない。全体を舐めるのは諦めて、カリ部分まで口に含んで残りは手で扱く。
「イツキ、はあ……っ」
カイルの切羽詰まった声が聞こえて、鈴口からジュワッと先走りが溢れだす。苦いソレをごくんと飲み込み、愛撫を続けた。
「あまりもたない、離せ……!」
だから、口に出せって。カイルは俺の行動が意外すぎたのか、魔力を流すのを忘れているようだ。
でももうそんなことはどうでもよかった。カイルが野生味を帯びた美貌を歪めながら、俺の与える刺激に夢中なっている。
かわいい、好きだ、飲んでやりたいとますます熱心に吸いつく。カイルは俺がやめないとわかると、赤く染まった目尻を嫣然と細めた。
「いいんだな? 口に出しても」
見上げながら目で合図を送ると、カイルが小刻みに腰を動かしはじめる。
律動に耐えながら懸命に舌で鈴口を舐め回していると、だんだんカイルの息が荒くなっていく。
「く……なんて眺めだ。もう出るっ」
一瞬の硬直の後、とぷっと口の中に生温かい液体が吐き出された。
「ん、ぐ、んむ……っ」
苦くて生臭いそれを、喉の奥へと流し込む。欲を出しきったカイルは、辛抱たまらないといった様子で俺を押し倒した。
「イツキ……!」
「あ、まだ口……っんん!」
ゆすいでねえからと拒否したかったのに、カイルは情熱的に俺の唇を貪り食らう。
口中を舐めまわされながら肌着の下に手を入れられて、胸の尖りをつねられる。
胸元からピリっと快感が走り、雄芯からじわりと先走りが滲むのを感じる。
ああ、激しい……っ、求められている感覚が、理性をとろとろに溶かしてしていく。
縦横無尽に口内に舌を差し込まれた後は、突然口づけを解かれた。
一息つく暇もなく、カイルは引きちぎるような勢いで、俺のズボンを下着ごと引きずり下ろす。
インベントリから肌荒れ用の油瓶を取りだしたカイルは、ぶちまけるような勢いで油を手に塗している。
カイルは俺の片足の足首に衣服を残したまま、膝をグイッと割り開く。尻の狭間に指を差し入れられた。
乱暴と紙一重な性急さで指が後孔に侵入するが、引きつるような感覚すら気持ちいいと感じる。
もう指で慣らすとかしなくていいから、、今すぐにでも一つになりたい気分だった。
「あ、カイル……っあ、あ!」
俺の弱いところを知り尽くした指で前立腺を擦られると、勝手に腰が浮く。ガチガチに勃った屹立が無様に揺れてしまう。
一瞬感じた中の違和感もすぐに馴染んで、カイルの指を歓迎するように中が収縮するのがわかる。
「早くお前の中に入りたい……っ」
そんな俺の痴態を、カイルは灼けつくような瞳で凝視してくる。必死な表情に煽られて、カイルに懇願した。
「もう挿れてくれっ、待ちきれない……っ!」
腰を上げながら誘うと、紫がかった柘榴の瞳をギラつかせたカイルは、硬くいきり勃った剛直を俺の中へとねじ込んだ。
「んぅう……んっ」
受け入れた魔力は身体中を巡り、俺の身体の隅々まで行き渡っていく。
キスをしているだけなのにすっかり前は硬くなり、お腹の底が熱くなってきた。
「あ、カイル……」
唇をあわせるだけでは、とても想いを伝えられる気がしない。もどかしくってたまらねえ。
俺は汗をかきはじめた身体をもてあまし、もともとはだけていた上半身の服を脱ぎ、薄い肌着一枚になった。
怠いながらも、やっとまともに動くようになった腰を浮かせて、膝立ちになる。
もたもたと腰のベルトを外していると、カイルもジャケットのボタンを外しはじめた。
「イツキ、毛布を敷いてやる」
「……そんなのいいから、もっと触らせろよ」
「駄目だ、このままではお前の肌が傷つくだろう」
カイルはすばやく毛布を敷いてくれた。二人でその上に乗り上がり座りこむと、カイルがシャツを脱ぐのすら待ち切れずに、彼の鎖骨に唇を落とす。
「ん……」
「……!」
口を半開きにして肌に吸いついた。カイルが息を飲むのがわかるが、止めるつもりはなかった。
キスマークなんてつけたことねえけど、たくさん吸えばつくだろうかと、何度かちゅっちゅと繰り返す。
「イツキ、俺もつけたい」
「わかった、後でな」
今日は俺がお前を愛したい気分なんだ。
自分から襲うような真似なんて、淫乱みたいでめちゃくちゃ恥ずかしいけど……
ちゃんと愛を伝えられないまま別れる日が突然来るかもしれねえと、今回のことで思い知ったんだ。
なりふり構っちゃいられないと、想いを込めてキスをする。
しばらくして顔を上げると、鎖骨に桃色の跡が残っていた。ふう、なんとかつけられたな。
カイルは俺の意を汲んでくれたみたいで、モカブラウンの兎耳を髪ごと撫でつつ、好きにさせてくれている。
そんじゃ、もうちょい積極的に責めるとするか……
ばくばくとうるさい鼓動を感じながら、俺はカイルの立てた膝の間に手を伸ばし、ベルトに手をかけた。
「イツキ、なにを」
聞くなよ……! ただでさえ手どころか腕まで震えそうなくらい、勇気を振り絞ってるっていうのに!
恨めしげに睨み上げると、カイルは欲情でギラついた瞳で俺を見やった。もうその視線だけで、俺の愚息がぴくりと反応するのを自覚する。
駄目だ無理だと視線を下げると、今度は窮屈そうに布を押し上げているカイルのモノが目に飛び込んできた。
ごくりと唾を飲みこんで、布を探って前をくつろげる。服の下から開放されて、腹につきそうなほど勃ちあがった陰茎に、思いきって手を添えた。
「……その、粘膜同士をくっつけたほうが、魔力が効率よく渡せるっていうか……いいんじゃねえの」
「イツキ、無理は……っ!」
言い訳しながら顔を亀頭に近づけて、大きく口を開けて先端を口に含む。
垂れ耳の上に置かれた手がびくつく。抵抗されないのをいいことに、れろっと舌を這わせた。
「ぐ……っ」
「ん、ん……」
喉の奥まで含んでみたが、とても全部は入りきらない。全体を舐めるのは諦めて、カリ部分まで口に含んで残りは手で扱く。
「イツキ、はあ……っ」
カイルの切羽詰まった声が聞こえて、鈴口からジュワッと先走りが溢れだす。苦いソレをごくんと飲み込み、愛撫を続けた。
「あまりもたない、離せ……!」
だから、口に出せって。カイルは俺の行動が意外すぎたのか、魔力を流すのを忘れているようだ。
でももうそんなことはどうでもよかった。カイルが野生味を帯びた美貌を歪めながら、俺の与える刺激に夢中なっている。
かわいい、好きだ、飲んでやりたいとますます熱心に吸いつく。カイルは俺がやめないとわかると、赤く染まった目尻を嫣然と細めた。
「いいんだな? 口に出しても」
見上げながら目で合図を送ると、カイルが小刻みに腰を動かしはじめる。
律動に耐えながら懸命に舌で鈴口を舐め回していると、だんだんカイルの息が荒くなっていく。
「く……なんて眺めだ。もう出るっ」
一瞬の硬直の後、とぷっと口の中に生温かい液体が吐き出された。
「ん、ぐ、んむ……っ」
苦くて生臭いそれを、喉の奥へと流し込む。欲を出しきったカイルは、辛抱たまらないといった様子で俺を押し倒した。
「イツキ……!」
「あ、まだ口……っんん!」
ゆすいでねえからと拒否したかったのに、カイルは情熱的に俺の唇を貪り食らう。
口中を舐めまわされながら肌着の下に手を入れられて、胸の尖りをつねられる。
胸元からピリっと快感が走り、雄芯からじわりと先走りが滲むのを感じる。
ああ、激しい……っ、求められている感覚が、理性をとろとろに溶かしてしていく。
縦横無尽に口内に舌を差し込まれた後は、突然口づけを解かれた。
一息つく暇もなく、カイルは引きちぎるような勢いで、俺のズボンを下着ごと引きずり下ろす。
インベントリから肌荒れ用の油瓶を取りだしたカイルは、ぶちまけるような勢いで油を手に塗している。
カイルは俺の片足の足首に衣服を残したまま、膝をグイッと割り開く。尻の狭間に指を差し入れられた。
乱暴と紙一重な性急さで指が後孔に侵入するが、引きつるような感覚すら気持ちいいと感じる。
もう指で慣らすとかしなくていいから、、今すぐにでも一つになりたい気分だった。
「あ、カイル……っあ、あ!」
俺の弱いところを知り尽くした指で前立腺を擦られると、勝手に腰が浮く。ガチガチに勃った屹立が無様に揺れてしまう。
一瞬感じた中の違和感もすぐに馴染んで、カイルの指を歓迎するように中が収縮するのがわかる。
「早くお前の中に入りたい……っ」
そんな俺の痴態を、カイルは灼けつくような瞳で凝視してくる。必死な表情に煽られて、カイルに懇願した。
「もう挿れてくれっ、待ちきれない……っ!」
腰を上げながら誘うと、紫がかった柘榴の瞳をギラつかせたカイルは、硬くいきり勃った剛直を俺の中へとねじ込んだ。
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