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第四章 ダンジョン騒動編
13 秘密の話
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夜の廊下には雷魔の灯りがついている。日本の蛍光灯のように煌々と照らされてはおらず、辺りは薄暗い。
なんか霊的なヤツが出てきてもおかしくない雰囲気だ。俺はこういうの平気な方だが、特に好きってわけでもない。
気分を変えようと、ことさら明るい声音でカイルに語りかけた。
「いやあ、夜の空気ってひんやりして気持ちいいよな。カイルもそう思わないか?」
「……俺はもっと気持ちいいことをイツキとした」
「あーほらカイル! ここの廊下懐かしくないか? 俺が魔王をしてた頃の執務室って、確かこの辺りだったよな」
食い気味に言葉を被せてしまった。カイルは酔っぱらうと、思ったことを何でも口に出しちまうらしい。
「イツキ、なぜそんなに必死になっている? 必死になる姿も可愛い」
「うわあ、もう脳みそ溶けかかってるな?」
「口が悪いところも可愛い」
酔ったカイルはやたらと俺が可愛いと連呼する。普段はそこまで聞かないが、いつもそう思ってくれてるってことなのだろうか。
「そうかよ……ありがとな」
「そもそも見た目からして愛らしすぎる。なにもかも小さくて細いし、うさ耳はふわふわだし。それに尻尾なんて、愛でられるためにあるとしか思えない」
「うん? そうかあ?」
なんだなんだ、不穏な流れになってきたぞ。こんないつ誰とすれ違うかもわからねえ廊下で、際どい話をしないでもらいたいんだが。
「俺はカイルの尻尾の方が好きだな。ツヤツヤで手触りが面白いし、ぐねぐねと自由自在に動くのが見てて面白い」
「イツキ……」
カイルは感動したように顔を紅潮させると、俺の両肩に手をかけた。
「俺の尻尾はお前のものだ。好きにしていい」
「ん? どういう意味だ?」
「はやく触ってくれ、今すぐにでも」
あ、まずい。また話が危うい方向に転がっちまった。嫌だぞ、明日は温泉を調査しに行きたいのに、この調子じゃ朝まで離してもらえないじゃねえか。
「あーうん、部屋に戻ったらな。今は酔い覚ましにもうちょっと散歩したいんだ」
「イツキ……お前は俺がほしくないのか」
カイルが俺の両肩に手を置いて、切なげに瞳を細める。うぐっ、相変わらず顔がよすぎて、無条件に言うことを聞いてしまいたくなりそうだ。
腹の底にグッと力を入れて衝動を堪えた。
「俺だってアンタに触れたいよ、でも」
「思えばいつだって、お前は俺より理性的だ。俺は許されるなら、三日三晩お前と繋がっていたいのに」
「……そ、そうなのか」
それはさすがに治癒魔法があっても、体力がおいつかない気がするから、切実にやめてほしい。
「そうだ、発情期が月に一度くる魔法を開発してくれ」
「嫌だが⁉︎ 俺の体がもたねえよ!」
「なぜだイツキ……お前をこんなにも求めているのは、俺だけなのか」
「……っ」
ぎゅっと抱きしめられて、いきりたった雄を下腹部に押しつけられる。やっぱもう限界なのかっ? 部屋に戻った方が……いやでも、抱き潰されるのが目に見えてるってのに……
迷っていると、俺の高性能な兎耳が誰かの足音をとらえた。こっちに向かって来やがる、こんな状態のカイルを人に見せるわけにはいかない。
「もう少し話そうカイル、ちょっとこっちに来いよ」
もたれかかってくるカイルを引き連れて、空いている個室に侵入した。
容赦なくのしかかってくるカイルを、がんばって椅子に座らせる。離れようとすると腰に腕を巻きつけられた。
「イツキ、行かないでくれ」
「カイル」
「俺から離れないでくれ、お前がいなくなったら、俺は……」
ますます力を込めて抱きしめられて、俺は身動きが取れなくなった。なんだなんだ、いつになく弱気じゃねえか。カイルって実は泣き上戸だったのか?
足音はどんどんこちらに近づいてくる。まさかこの部屋に入ってくるんじゃねえだろうな?
暗闇に慣れてきた目で急いで部屋の様子をうかがうが、どうやらここは仮眠室らしい。やけに見覚えがある……そうか、執務室の隣の部屋か。
足音は俺たちのいる部屋の手前で止まり、隣の部屋がノックされた。カイルとよく似た声が壁越しにくぐもって聞こえる。
「誰かね?」
「キエルステンです、陛下にご報告に参りました」
「こんな時間にか? そろそろ仕事を終えようと思っていたのだが」
「早急に手を打った方がいい案件でして。例のダンジョン推進派の動きについて、お耳に入れておきたいことがあります」
ダンジョン推進派だって? どういうことだ、気になるじゃねえか。
耳を澄ませていると、カイルは腹にぐりぐりと顔を押しつけてきた。待ってくれ、角が痛え。
「カイル、それやめてくれ」
「イツキ、お前はなぜそんなにも冷静なんだ。お前のことをこんなにも好きなのは俺だけなのか」
「そんな訳ないだろ? 俺だってアンタのことを、その、愛してるよ」
恥ずかしいから言わせんなって。小声でボソボソと告げると、カイルは哀愁を帯びた瞳で俺を見上げた。
「お前を信用していないわけではない、だが不安なんだ。いつかお前が俺を置いて、元の世界に帰ってしまうのではないかと」
「カイル……」
アンタ、そんな風に思っていたのか。俺はどこにも行くつもりはない。
たとえ突然日本に戻ってしまっても、アンタのところに帰る方法を探しつづけるつもりだと口を開こうとした時、隣の部屋から大声が響いた。
「なんだって⁉︎ それは一大事ではないか!」
「ですから、今のうちに陰謀の芽を摘む必要があるのです」
「うむ、その通りだ。これがカイルとハニーくんの耳に入れば、気を遣わせてしまいかねない。今のうちに私たちで対応して事件を食い止めねば」
おいおい待ってくれよ、カイルの話に集中してえのに、隣でも気になる話が進行してるじゃねえか。陰謀ってなんだよ。
「そうですね、この件に関してはイツキ殿下とカイル殿下を煩わせる前に、私どもで片づけてしまいたい」
しかも俺をのけ者にする気満々じゃねえか。俺が動いた方がいいなら喜んで協力するってのに、なんで隠そうとするんだ? ますます気になる。
隣の話に耳を澄ませていると、立ち上がったカイルが俺の腕を引いた。いとも簡単にベッドの上に押し倒されてしまう。小声で注意を促した。
「おいカイル、待てって」
「待てない、イツキ……俺はこんなにもお前を求めているのに、やはりお前はいつか俺を置いていくつもりなんだろう?」
「そんな訳ねえから! 俺だってアンタと一緒にいたいよ」
俺に内緒にする予定の密談を聞きとりたいところだが、こんな状態のカイルを放ってもおけねえ。
ギュッと抱きしめると、息が詰まりそうなほどにすがりつかれる。いつもは言えない本音をポロポロ漏らすカイルがいじらしくて、背中を撫で下ろしてやった。
なんか霊的なヤツが出てきてもおかしくない雰囲気だ。俺はこういうの平気な方だが、特に好きってわけでもない。
気分を変えようと、ことさら明るい声音でカイルに語りかけた。
「いやあ、夜の空気ってひんやりして気持ちいいよな。カイルもそう思わないか?」
「……俺はもっと気持ちいいことをイツキとした」
「あーほらカイル! ここの廊下懐かしくないか? 俺が魔王をしてた頃の執務室って、確かこの辺りだったよな」
食い気味に言葉を被せてしまった。カイルは酔っぱらうと、思ったことを何でも口に出しちまうらしい。
「イツキ、なぜそんなに必死になっている? 必死になる姿も可愛い」
「うわあ、もう脳みそ溶けかかってるな?」
「口が悪いところも可愛い」
酔ったカイルはやたらと俺が可愛いと連呼する。普段はそこまで聞かないが、いつもそう思ってくれてるってことなのだろうか。
「そうかよ……ありがとな」
「そもそも見た目からして愛らしすぎる。なにもかも小さくて細いし、うさ耳はふわふわだし。それに尻尾なんて、愛でられるためにあるとしか思えない」
「うん? そうかあ?」
なんだなんだ、不穏な流れになってきたぞ。こんないつ誰とすれ違うかもわからねえ廊下で、際どい話をしないでもらいたいんだが。
「俺はカイルの尻尾の方が好きだな。ツヤツヤで手触りが面白いし、ぐねぐねと自由自在に動くのが見てて面白い」
「イツキ……」
カイルは感動したように顔を紅潮させると、俺の両肩に手をかけた。
「俺の尻尾はお前のものだ。好きにしていい」
「ん? どういう意味だ?」
「はやく触ってくれ、今すぐにでも」
あ、まずい。また話が危うい方向に転がっちまった。嫌だぞ、明日は温泉を調査しに行きたいのに、この調子じゃ朝まで離してもらえないじゃねえか。
「あーうん、部屋に戻ったらな。今は酔い覚ましにもうちょっと散歩したいんだ」
「イツキ……お前は俺がほしくないのか」
カイルが俺の両肩に手を置いて、切なげに瞳を細める。うぐっ、相変わらず顔がよすぎて、無条件に言うことを聞いてしまいたくなりそうだ。
腹の底にグッと力を入れて衝動を堪えた。
「俺だってアンタに触れたいよ、でも」
「思えばいつだって、お前は俺より理性的だ。俺は許されるなら、三日三晩お前と繋がっていたいのに」
「……そ、そうなのか」
それはさすがに治癒魔法があっても、体力がおいつかない気がするから、切実にやめてほしい。
「そうだ、発情期が月に一度くる魔法を開発してくれ」
「嫌だが⁉︎ 俺の体がもたねえよ!」
「なぜだイツキ……お前をこんなにも求めているのは、俺だけなのか」
「……っ」
ぎゅっと抱きしめられて、いきりたった雄を下腹部に押しつけられる。やっぱもう限界なのかっ? 部屋に戻った方が……いやでも、抱き潰されるのが目に見えてるってのに……
迷っていると、俺の高性能な兎耳が誰かの足音をとらえた。こっちに向かって来やがる、こんな状態のカイルを人に見せるわけにはいかない。
「もう少し話そうカイル、ちょっとこっちに来いよ」
もたれかかってくるカイルを引き連れて、空いている個室に侵入した。
容赦なくのしかかってくるカイルを、がんばって椅子に座らせる。離れようとすると腰に腕を巻きつけられた。
「イツキ、行かないでくれ」
「カイル」
「俺から離れないでくれ、お前がいなくなったら、俺は……」
ますます力を込めて抱きしめられて、俺は身動きが取れなくなった。なんだなんだ、いつになく弱気じゃねえか。カイルって実は泣き上戸だったのか?
足音はどんどんこちらに近づいてくる。まさかこの部屋に入ってくるんじゃねえだろうな?
暗闇に慣れてきた目で急いで部屋の様子をうかがうが、どうやらここは仮眠室らしい。やけに見覚えがある……そうか、執務室の隣の部屋か。
足音は俺たちのいる部屋の手前で止まり、隣の部屋がノックされた。カイルとよく似た声が壁越しにくぐもって聞こえる。
「誰かね?」
「キエルステンです、陛下にご報告に参りました」
「こんな時間にか? そろそろ仕事を終えようと思っていたのだが」
「早急に手を打った方がいい案件でして。例のダンジョン推進派の動きについて、お耳に入れておきたいことがあります」
ダンジョン推進派だって? どういうことだ、気になるじゃねえか。
耳を澄ませていると、カイルは腹にぐりぐりと顔を押しつけてきた。待ってくれ、角が痛え。
「カイル、それやめてくれ」
「イツキ、お前はなぜそんなにも冷静なんだ。お前のことをこんなにも好きなのは俺だけなのか」
「そんな訳ないだろ? 俺だってアンタのことを、その、愛してるよ」
恥ずかしいから言わせんなって。小声でボソボソと告げると、カイルは哀愁を帯びた瞳で俺を見上げた。
「お前を信用していないわけではない、だが不安なんだ。いつかお前が俺を置いて、元の世界に帰ってしまうのではないかと」
「カイル……」
アンタ、そんな風に思っていたのか。俺はどこにも行くつもりはない。
たとえ突然日本に戻ってしまっても、アンタのところに帰る方法を探しつづけるつもりだと口を開こうとした時、隣の部屋から大声が響いた。
「なんだって⁉︎ それは一大事ではないか!」
「ですから、今のうちに陰謀の芽を摘む必要があるのです」
「うむ、その通りだ。これがカイルとハニーくんの耳に入れば、気を遣わせてしまいかねない。今のうちに私たちで対応して事件を食い止めねば」
おいおい待ってくれよ、カイルの話に集中してえのに、隣でも気になる話が進行してるじゃねえか。陰謀ってなんだよ。
「そうですね、この件に関してはイツキ殿下とカイル殿下を煩わせる前に、私どもで片づけてしまいたい」
しかも俺をのけ者にする気満々じゃねえか。俺が動いた方がいいなら喜んで協力するってのに、なんで隠そうとするんだ? ますます気になる。
隣の話に耳を澄ませていると、立ち上がったカイルが俺の腕を引いた。いとも簡単にベッドの上に押し倒されてしまう。小声で注意を促した。
「おいカイル、待てって」
「待てない、イツキ……俺はこんなにもお前を求めているのに、やはりお前はいつか俺を置いていくつもりなんだろう?」
「そんな訳ねえから! 俺だってアンタと一緒にいたいよ」
俺に内緒にする予定の密談を聞きとりたいところだが、こんな状態のカイルを放ってもおけねえ。
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