侯爵夫人の甘やかな降伏

尾崎ふみ緒

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告白

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 夕方、昼の晴天が嘘のように大雨に変わり、外の景色は雨で煙って何も見えない。世界はこの部屋がすべてで、僕と眠ったままのヘレンとだけが存在しているかに思えてくる。
 椅子に座って、ベッドの上で白雪姫のごとく眠っている彼女を飽きずに眺めていると、彼女はとろとろと目を覚ました。何が自分に起きたのか、今いる場所はどこなのか、目だけをきょろきょろと動かし部屋を見まわし確認する。
「起きましたか?お茶を飲んでいるといきなり倒れられましてね、近くのこの宿で休ませてもらっていました。ああ、その恰好、ドレスのままでは苦しいだろうと思って、宿の女中に脱がせてもらったのですよ、喉は乾いていませんか?」
 起きた彼女に水を飲ませ、眠気を覚まさせる。
「私、自分に何が起きたのかまったく分からなくて.今だってそんな気分が悪いなんてことないんですのよ」
「きっと久しぶりの遠出に少し酔われたのでしょう」
 何の問題もないのだ、と思わせる。僕のたくらみなどおくびにも出さず。
 ヘレンは「もう大丈夫だから」と、起き上がり着替えようとするが、僕がまだ落ち着かないのだからと制止して、渋々といった顔でヘレンはまたベッドに戻り、座りなおした。
 僕がじっと彼女の顔を見つめていると、彼女はバツが悪そうにする。
「何か顔に付いてまして?さっきから私の顔ばかり見つめて」
 激しく屋根を叩きつける雨の音だけが響く中、ヘレンの瞳から目を逸らさず、僕はぽつぽつと話し出す。

「初めて貴女に会った時のことを思い出しましてね、貴女はエドワード伯父のことは覚えているかもしれませんが、あの時は僕も一緒にいたんです。
 あの晩餐会は病床にいた父の代わりに出ただけで、まだ学生気分も抜けきらなかった僕は、恥ずかしい限りですが、その夜の遊び相手を求めて女性たちに声を掛けていたような、つまらない人間だったんです。
 そんな中、テーブルの僕たちの向かいに着くのはセントムーアから来る男爵家の娘と聞かされても、最初は関心がなかった。田舎娘に興味はない、とね。失礼ですが高を括っていたんです。
 しかし、ご両親に連れられて私の前に現れた貴女を一目見たら、その部屋にいた女たちのことなどすっかり目に入らなくなってしまった。ええ、貴女に恋をしてしまったのです。
 その思いは自分でも持て余すほどに強く、あんなに横柄に女性を口説いていた僕が、貴女のことは視線の端で捉えることしかできなくなるほどに。
 貴女の美しさはまさに眩いほどで、僕は何としても貴女を手に入れると自分に誓いました。
 だけれど実は、あの晩餐の席はエドワード伯父と貴女の見合いの席だったと後で聞かされましたが、きっとこの話は破談になるだろうと思っていたんです。伯父の亡くなった伯母への愛は何があっても消えないだろうとね。
 それが、貴女と会った途端、いとも簡単に崩れました。年甲斐もなく、娘ほどの歳の貴女に恋をするとは。また、それを貴女は受け入れるとは、信じられなかった。
 僕の思いなど塵のように吹き飛ぶものなんだと、情けなくなったものです。貴女たちの結婚当時の僕の荒れようは貴女もご存知でしょう。でも、その理由が貴女への失恋だったなんて誰も思いもよらなかったでしょうね。この思いは隠しておかねば、と思いましたからね。
 それもしばらくして、父が亡くなり、僕が父の代わりにエドワード伯父の秘書役を務めるようになり、貴女への思いも落ち着いた、と思った頃でした.」
 今でもその光景を思い出すと、可笑しくてたまらなくなる。比類なき完璧な紳士、名政治家と世評の高い伯父の秘めたる秘密と欲望を見つけた時の、優越感にも似た感情は今でも胸にある。
「実は、密かに貴女たちの寝室を見せていただきましてね、そこで面白いものを見つけてしまったのですよ。何だと思います?まぁ、貴女たちには馴染みのあるものだとは思いますがね.」
 そう思わせぶりに言うと、ヘレンはまさかといった顔をして真っ赤になった。それでも平静を装って背筋を伸ばして僕に向き合う。
「何でしょう、私にはさっぱり分かりませんわ」
 僕は椅子からベッドへ、ヘレンの横へ座り直して彼女の手を取る。
「恥ずかしがらなくてもいいのですよ、夫婦の営みは決して特別なものではないのですから。
 でも、あんなに張形に種類があるとは思いませんでしたよ、太さも長さもさまざまあるんですねぇ。
 ふふふ、まさか初夜のときから使っているとか?
 しかしそこで、張形のことではたと思いましてね、エドワード伯父の主治医のファーガソン医師に世間話の体で聞いてみたのです。そしたら、誰でも秘密を話したいという欲求はあるものなんですね、内密にということで話してくれましたよ。伯父上の男性器が機能しないということを。
 別にね、病気はいいのです、大いに同情いたします。愛する人を満足させられない惨めさは、他人からは想像もできない苦しみだろうと。
 しかし問題は、貴女ですよ。冷たい道具を相手にさせられていたことに、満足していますか?」
 僕の問いに、ヘレンは顔を真っ赤にさせて僕を睨みつけた。
「そんなこと、私たち夫婦のことであって貴方には関係ないことよ。貴方がそんなことを言うなんて見損なったわ、私帰ります、ブラッドを呼んでください」
「そんなわけにはいきませんよ、大事を取って今日はこの宿で休んでいくことにしました。ブラッドにはやしきに知らせに行ってもらってますから心配いりません」
 僕の言葉に逃げ場を失った彼女はさらに怒りのこもった目で僕を見るが、美しく燃えるその目は、かえって僕の欲望を呼び覚ました。
 彼女ににじり寄り、顔を近づけ、こう囁く。
「怒りで自分をごまかしてはなりませんよ、僕には嘘はつかなくてもいい。僕なら貴女に肉体の喜びを教えて差し上げられますよ」
 そう言って僕は、彼女を抱きしめて唇にキスをした。最初は優しく唇を重ね、彼女の唇の柔らかさを味わうが、すぐ彼女の舌を求めて口を開ける。獲物を探るように、舌はヘレンの口内を弄り始める。
 彼女の舌は、まるで獰猛な野獣に蹂躙される小動物のようだった。
「あっ……ふっ……ん……んぐっ……やめ、て……ジェレミー……」
 時折漏れてくるヘレンの吐息に、僕は腰の奥から突き上げてくる何かを感じていた。
 絡み合う二匹の蛇のように舌をくねくねと絡めつつ、ヘレンはなけなしの理性で僕の腕から逃れようともがき始める。だが、もみ合っているうちにベッドの上で二つの肉体は重なり合った。
 僕がこの機を逃すはずがなかった。
 襟のタイを外してヘレンの両手首を縛り、彼女の上に跨がると、ヘレンの姿をしげしげと見下ろした。
 ほぼ剥き出しといっていいその体から匂ってくる色香に、僕は惑乱しそうになる。
 引き締まった四肢とは対照的な豊かな胸の膨らみは呼吸に合わせて上下し、はだけた肌着から覗く太股は汗ばんでいて、当人でさえ無自覚に溢れさせている情欲への衝動に、股間が熱くなってくるのを感じる。
 だが、僕を狂わすのは肉体から漂う色香だけでなかった。
 髪を振り乱し、息を荒げ、怒りで潤んだ瞳からは、自分を汚すものを決して許すまいとする意志があり、ヘレンという魂の気高さを表していた。
 そしてその気高さからは、この貞淑な幼妻という鳥籠には収まりきらない、情熱や欲望が潜んでいることを、僕は知っていた。
 その欲望の中には、もちろん肉欲も含まれている。
 僕は、彼女を解き放ってあげたかった。彼女を自由にしてあげたかった。
 そのためにも、今日は必ずやり遂げなければならなかった。
 たとえ、それが世間の良識に反するものであってもだ。
「やめ、て……やめな……さい、ジェレミー! もし、これ以上、私に触れたら承知しないわよ……!」
 ヘレンはこれが最後通牒というように、語気鋭く叫んだ。
 だが、僕は分かっていた。
 彼女が言葉とは裏腹に、僕がするだろう行為に期待していることを。
 その証拠に、ヘレンの唇は物欲しげに開けられ、目は情慾に煌めいていた。
「やめてというわりには、さっきの甘い息はなんですか? すっかり僕のキスに骨抜きにされていたじゃないですか。伯父上はキスでも貴女を満足させてくれないのですか?」
 意地悪い言葉をかけると、僕は再び夢中になってヘレンの舌や唾液を貪った。しばらくは抵抗する様子を見せていたヘレンだったが、やがて自ら僕の唇を求めてくるようになった。
 ほら、言ったじゃないか。君は満足してないって。
 下着のボタンを外し、指先で胸の輪郭をなぞると、指の動きに合わせるようにヘレンの息が荒くなる。張りがありながらも柔らかい乳房を揉みしだいていると、「いやっ、やめて」とさっきと同じ言葉を繰り返すが、もう体の方は歯止めが利かない。
「嘘は駄目ですよ、もう乳首はこんなに吸われたがっている」
 つんと上を向いている乳首を口に含んで舌で転がすと、ますます固くなってくる。時々甘噛みをして刺激すると、可愛く甘い声が漏れてくる。ハチミツのようになめらかな肌は乳首であっても変わらず、舐めていると本当に甘い味がしてくる。
 ならばここならどうだろう、と縛り上げてむき出しになった腋を舐めると、汗の味の中でも同じ味がする。それだけでなく、甘さに混じったどこか動物的な匂いにますます欲情してくる。
 首筋、胸の谷間から、乳頭、腋、脇腹、そこかしこを唾液まみれにして舐めまわす。 舌の動きに彼女は体をくねらせ、胸を一層突き出して僕を誘ってくる。股間にぐっと力が入ってきて、大きくなっていくのが分かった。
「あっ、そこ……」
 ヘレンの言葉に一瞬なんのことだか分からなかったが、彼女の足の動きで、僕はヘレンの足に股間を当てているのが分かった。
「ああ、これか。気になります? 男のここは、こんなにも変わるのですよ。そうだ、ならば違うお楽しみをいたしましょうか」
 そう言って、僕は彼女の手首のタイを外しベッドから降り、椅子に座る。
「こちらへいらっしゃい」
 ベッドから降りた彼女はどうしたらいいのか分からず、呆然と立ち尽くしている。
「僕の足の間に跪いてごらん」
 そうして跪いた彼女は敬虔な聖女のように祈る体勢になった。そんな彼女の頭を撫でながらこう言う。
「張形を口にしたことはありますか?」
「いいえ、ないです」
「それなら僕のモノを口と手で遊んでごらんなさい」
 そして、僕はペニスを取り出しヘレンの前に差し出す。彼女はホンモノのペニスに少したじろいだ様子で、僕のモノを眺めていた。
「さぁ、口を開けて.もう少し大きく.ちょっと苦しいかもしれませんが、大丈夫、じきに慣れますよ」
 僕はペニスをヘレンの口に含ませた。サクランボのようにふっくらとした唇が僕のモノを咥える。この光景を眺めるだけで、ますます大きくなる。
「そして飴を舐めるように舐めたり、手で擦るのですよ、やってご覧なさい」
 僕は彼女の手を取り僕のを握らせ、上下に擦るように促した。
 初め彼女は本物を口にした戸惑いから何も出来なかったが、そろそろと手を動かし、舌の先でちろちろと舐め始めた。まだ遠慮がちに動かしているから、くすぐったい感じ。
 しかし、丁寧な動きがかえって官能が刺激された。僕の口から甘い吐息が漏れ出て、それに刺激されたのかヘレンの動きも激しくなってくる。初めてにしてはヘレンは男の、というか僕の性感を上手く導く術を知っていた。
 一生懸命ペニスを吸ったり舐めたりシゴいたりするヘレンは、新しい玩具を手に入れた子どものように、もう夢中になってむしゃぶりついている。。彼女の唾液と僕の汁が混ざったぴちゃぴちゃという音が部屋に響く。
「ああ、こんなにも咥えこんで……。純情可憐だと評判の侯爵夫人は、意外にも淫乱あそばされるんだな」
 僕のこの言葉にヘレンは顔をあげて、少し怒った抗議するような目で僕を見る。こんな時だというのに、なんとも愛らしい顔をする。
「ああ、ごめんなさい、ちょっとからかってみただけですよ.。ヘレン、本物のペニスのお味はいかがですか、美味しい?」
 動きはそのままに軽く頷いた。
 それはそうだ。精巧に作られていてもハリボテよりは本物の方が嬉しいに決まってる。
 その返事に満足して、彼女の頭を優しく撫でる。
 僕の声がますます上擦ってくる。その声に呼応するようにヘレンの動きも一層激しくなる。
「うっ、はぁっ、はっ、うんっ、イく、イく、イく、イく、ヘレン、愛してる、愛してる、イくっ、はぁっ、はぁっ」
 快感で頭が真っ白になっていく中、募っていったのはヘレンへの思いだった。三年前には無理だと思ったことが、今現実に起こっていることが信じられない。
「ああっ、出るっ、出るっ、出る、出すよ、出す」
 こうして絶頂とともにヘレンの口の中に射精し、彼女の口からペニスを出した後、そばにあった布ナプキンに口の中のものを出すように促すと、
「私、飲んでしまったわ!」
 と困惑していた。
 そんな彼女の頬を優しくゆっくり撫で、僕は嬉しさでいっぱいになりながら語る。
「飲んでしまっても問題ありませんよ、むしろ飲んでくれて嬉しいです。僕のものが貴女の一部になったということなんですからね。僕を喜ばせてくれたのですから、さぁ今度は、貴女の番です。きっと、忘れられないものになりますよ」
 ヘレンを抱きかかえてベッドに戻る。少し放心状態の彼女にどうしたのか尋ねると、
「男の人が快感を得る姿って初めて見たんですもの。それも私が喜ばせたなんて」
 とうわごとのように呟いた。
「びっくりした?」
「少し、でも……嬉しかったわ。いつも私一人だったんですもの」
 伯父にとってはヘレンが快感に達することだけが目的だったのかもしれないが、当のヘレンにとってはそれは案外寂しいことだったのかもしれない。でも、僕ならそんなことはさせない。これから二人で快感に向かうのだから。
 僕が自分の服を脱いでいると、彼女は僕の背中の肌を愛撫してきた。やさしく、手のひらで味わうように撫でてくる。
「きれいな肌、しっとりと張りついてきて、全然違う……」
 誰と違うかなんてことは聞かない。彼女の愛撫を受けているとリラックスしてきて、一度落ち着いた欲情が逆に高まってきた。気持ちと体の奇妙な揺れがますますヘレンを求めさせる。
 そして、再び彼女と体を合わせると、再び彼女の胸から腹に唇を這わせながら下腹部へ移る。下着を脱がせながら、髪と同じブルネット色の茂みの中へ舌を入れる。膣からは愛液が溢れて、腿に滴っている。 
「もう、こんなに濡れて……いやだなんて言いながら、少なからず僕に期待していたんじゃありませんか。貴女がもうこうだとは、僕も我慢できなくなってくる……」
 クリトリスを指先で弄りながら溢れ続ける愛液を啜る。ヘレンの体は僕の舌と指の動きにピクピクと反応する。
「あっ、あんっ、こんな、はしたないこと、恥ずかしいっ、あっ、はぁん」
「はしたないなんてことはないですよ、淫らな貴女も美しい。さぁ、もっと乱れて、ほら、ここですか、」
 膣に指を入れて、音をわざと大きく立てながら中をまさぐる。時々ここが性感という場所を突いて、体が跳ねる。また、太ももに愛液がトロトロと垂れてきて、それを舐めとると彼女は快感とくすぐったさで体をくねらせる。
 ヘレンの体が快楽の渦に飲み込まれているのを見ていると、僕のペニスは力んできて彼女の中に入れたくてたまらなくなってきた。入れたい、入れたい、入れたい、入れたい、入れたい、入れたい。
「では、貴女の中に……」
 そう言ってヘレンの足をもっと開かせると彼女は、「あれ以外は初めてだから.」と少し緊張したように言う。
「ああ、そうだったね。ということは、本当の初めては僕ってことになるのか! ああ、そう気づいたら興奮してきちゃったな……」
 興奮で顔が緩んでくるのを抑えながら彼女の中にペニスを挿れる。中に入るのは初めてではないけれど、締まっているのでゆっくりと、中の襞を感じながら挿れる。根元まで入ると同時に奥を突いたようで、ヘレンが声を上げる。
「痛い?」
「いいえ、あったかくて、とてもいいわ」
 腰を動かし突き始めると、最初は声を殺して喘いでいたヘレンに、
「こんな大雨じゃ隣の部屋にだって聴こえませんよ、遠慮しないで声を出してごらん」と言うと、恥ずかしいそうにしていた彼女も、隠していた本性を表すように、
「ぅんっ、ああっ、もっと、もっと、お願い、もっと!」
とねだるようになった。小さな可愛い獣のように身悶え、甘える彼女をますます突きあげる。
 そうしているうちに一つのことが頭によぎった。
「僕たちの子どもが生まれたら楽しいだろうね、それも僕似のブロンドの子どもだったら、伯父上はどんな顔をするだろうねぇ」
 そう想像すると、笑いが止まらなかった。三年前、僕の思いも知らず目の前でかっさらわれた女を、こうして犯し、伯父が望んでも出来ないことを自分はしてやっていると思うと、笑いが止まらない。
 自分は愛する女に子を孕ませることもできない男ではない。涸れるほど精液を注いでやろうと、ヘレンの足を肩に乗せ、突く速度を上げていく。ヘレンも腰を振り、僕を追い立てる。
「イくっ、どうしよう、イッちゃう、イッちゃう.ジェレミー、貴方もイキましょう、ね、ああっ……はんっ、あんっ、ねぇ、ジェレミーってば!」
「うん、大丈夫、一緒にイこう.その顔、綺麗だよ.僕だけの、ものだからね .」
 二人で息を合わせるように腰を振っていると、ヘレンは僕の首に腕を回してしがみついてきた。それが合図のように、僕はクライマックスに向かって突き続ける。そして、先にヘレンが、ほどなくして僕が絶頂に達した。
 少し息が落ち着いたところでヘレンの顔を見ると、彼女も照れくさそうに僕の顔を見つめ返してきた。
「こんなに気持ちよかったのは初めてよ。血の通った人間相手だったからかしら、それともジェレミー、貴方だったからかしらね?」
「人間の僕だからだよ」
 そうして、二人ふふふと笑い抱き合うと再び求め合い、朝まで飽きずに愛し合った。
 雨は一晩中激しく降っていた。
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