転生オトメ恋世界

夢見月まひわ

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二章

41 大切な人①

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 シルバ様のもと、魔道具に関するレクチャーを受け一時間ほどが経過し、私とエーデルトラウト様は商業地区の散策へと戻る事としました。

「シルバ様。本日はありがとうございました」
「また知りたいことがあればいつでも戸を叩いてよね。次来る時ははもう少し片付けておくからね」

 シルバーアッシュのお店を後にし、賑わう商業地区へと訪れると、そこには多種多様な料理から綺麗な宝石、武器屋に生活魔法屋といったファンタジー特有のお店まで含めて100近く出店されていました。

 そこらかはエーデルトラウト様にリードされ、沢山のお店を見て周り、食事を済ませ、日が暮れ始めるその時まで、私は商業地区の賑わいを堪能したのでした。

「今日一日お付き合い頂きありがとうございます。私のも無事に終えましたし、日が暮れ始めました。またいつかこのように乙女様とお出掛けできると良いのですが」
「そうですね。今日は本当に楽しかったです。エーデルトラウト様のもう一つの目的も達成できたようですよ。またいつか、、、その日を楽しみにしております」

 そうして商業地区から女子寮までエーデルトラウト様にお送りしてもらう事になったのですが、その際にエーデルトラウト様はこのように言うのでした。
 「私は娼婦の子なのです」、と。

 それはまるで懺悔のようでした。
 とても悲しそうに、しかし同時に悔しそうに。
 エーデルトラウト様は私と同じく15歳です。前世の知識を有する私にとって彼もまだ子供です。しかしこの国の15歳は成人として扱われます。
 大人びて見えているエーデルトラウト様は確かに王族として正しいのでしょう。
 だとしましても、

「ーーーーー恥ずかしいのですか?貴方様のお母様は貴方様にとって汚点であると?」
「ッーーーーー違うッ!!!」
「でしたらそのような物言いはお止めください。心にもない事を言わないで下さい」

 エーデルトラウト様の出自に関しての噂はかねてより耳にしていました。とある一部の貴族様は血統を重要視されているようで、王都にやってきたばかりの私にさえ、そのお話はすぐに届きました。

「周りの方がどのように仰ろうと、私は気にいたしません。周りの方がどのように貴方様を陥れようと、私は私で見たままの貴方様を評価いたします。貴方様は、いいえーーーーーエーデルトラウト様は違うのですか?」

 他の方の意見を取り入れる事は大切です。ですがそれと他の方の意見に流される事は違います。

「私は、、、母様を心より尊敬しています」
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