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第一章【挑】
それぞれの想い
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■■■■
控え室に戻った念珠崎チームは、十二人が円になる様に向き合いミーティングを行っていた。
最初に声を出したのは海香だった。その声は今にも消え入りそうな弱々しさだ。
「ごめん……私が……負けちゃったせいで……県大会……最後だったのに……」
「海香……そんなこと──、」
「そんな事ありませんッ!! 海香先輩はよくやってくれました! 頑張ってくれました! 私達にはちゃんと分かってますから……謝っていいのは一生懸命やらないで負けた時だけです。ここに居る全員、結果には皆納得してる筈です。甘芽中相手に最後まで追い詰めて、皆よく頑張りました! だから……もっと胸を張って終わりましょう」
親友であるまひるを遮って声を張ったのは乃百合だった。その言葉に一同は共感を示した。『謝っていいのは一生懸命やらないで負けた時だけ』その言葉がいつしかこのチームの約束となっていた。
部長の築山文も続けて声を上げる。
「結果は残念だったけど、私は今は県大会へ行くこと以上に満足しているの。私ね、時々なんで卓球をやっているんだろうって思う時があってね。その答えが今日やっと見つかった気がしたの。卓球をやっていなかったら皆とこんな風に結ばれなかった。卓球以外じゃダメだったんだなって思うの。それが私の卓球をやって来た意味になったんだなって。だからね。ありがとう皆。こんな私と卓球……やってくれて……本当、に……もうダメぇ……翔子あとは頼んだ……」
築山文は感極まって最後まで言葉にする事が出来ずに、副部長である翔子にバトンタッチした。
「しょうがないわね。私だって泣きそうなの我慢してるんだからね。──、という訳で、残念ながら県大会へは行けなかったけど、私達三年生はとっても満足しているの。でも後悔というものは後から湧いてくるものだと思う。「あの一球を拾っていれば」「あの時こうやっていれば」「もっと練習していれば」ってね。だからさ。君達には絶対に後悔はして欲しくない。県大会、更にはその先を目指して頑張ってね。あとは任せたから」
最後まで言い切った所で翔子も涙を堪えきれず瞳を手で覆い隠した。
それでも県大会へ行けなかった事より、皆と出会い一緒に部活に励む事が出来た事に感謝をしている。その気持ちに嘘は無い。三年生一同、同じ気持ちを持っていた。
その想いが敗北を喫した一年生コンビや海香の心を救う事になるのだが、これは心から出た言葉であり本心。慰めの言葉などでは無い。
その気持ちに応える為にも、来年こそは県大会へ──、先輩達の想いを胸に、残されるメンバーはそう誓い合った。
「よし! 湿っぽいのはもう終わり! 明日は個人戦があるんだからね! まだまだ終わっちゃいないよ~! この悔しさを個人戦にぶつけて、一人でも多く県大会に進むよーッ!」
築山文は怪我の為個人戦には出られないが、涙を拭いながらも気丈に振舞い、明日の個人戦に向けてチームを鼓舞して見せた。
その言葉に一同は気持ちを新たに個人戦へと気持ちを切り替えたのだった──、
それぞれの想いを語り合い、暫し談笑を楽しむと、個人戦の偵察も兼ねて皆で他のチームの団体戦を見に行こうという事になった。
荷物を纏め体育館へ移動しようとした時、バッタリと甘芽中のチームと出くわした。
控え室と言えど個別に部屋が用意されている訳ではなく、多くのチームが利用する言わば相部屋の様なもの。その為、他チームと出くわす事はごく当たり前の事である。
「あー、興屋さん。お疲れさまっす。さっきは試合、どうもっす」
「水沢夏か。おう。次は個人戦だな! 確か一回戦俺とだったよな? 団体戦の事ばっかり考えてて気づかなかったぜ」
「そうなんすよねー。なんていう巡り合わせなんすかね。でも、次は負けないっすからね!」
共に二年生のまひると水沢夏。試合を通じて少し分かちあった仲だが、奇しくも一回戦でぶつかるライバルだ。
「関先輩、先程はありがとうございました。強かったです。この後の試合に響いちゃいそうですよ」
池華花も対戦した翔子に声をかけた。エリートでありながら、相手を敬える立派な女の子である。
「池花さんも本当に強かったよ。まだ一年生なんだもんね。全国大会で活躍する姿を楽しみにしてるから」
そしてその二人の隣では、部長同士が会話を弾ませている。
「築山さん……指、大丈夫ですか?」
「うん。この後病院に行くんだけど、命に関わる事じゃないですから、別に心配はしていないんです。それより、甘芽中の全国制覇。期待してますから!」
少なからず責任を感じているであろう五十川紗江の目の前に、築山文が左手を差し出すと、二人は固く握手を交わした。
「原海香。今日、ちょっと調子悪かったのか? 時々らしくないプレーが目立ってたようだったけど」
「んー。自分でもよくわかんないんですよねー。でも、個人戦の優勝は頂きますから」
「まるで不思議ちゃんだな」
更には乃百合とブッケンも莉奈と雪と親しげに話し込んでいる中、場に相応しくない争いの声が飛び交って来た。
「んだとテメェ! もういっぺん言ってみろ!」
「だからー。あんな雑な大根卓球じゃ勝てないって言ってんすよッ!」
「おめぇの小細工卓球にゃー負けねーよ!」
「はぁあ? 言っときますけどね、アンタの癖なんざコッチはとっくに見抜いてんすよ! 個人戦で叩き潰してやりますよ!」
さっきまであんなに親しげに話していたまひると水沢夏がもめだしたのだ。
昨日の敵は今日の友だが、一分前の友が今は敵。
「まっひーお願いだから止めてー」
「なっち! 恥ずかしいから止めなよー」
ともあれ、念珠崎チームは王者甘芽中に認められるチームとなった事は確かで、実際この後、甘芽中はオールストレート勝ちで地区大会を制し、全国大会まで駒を進める事になる。
結果、地区大会で最も王者を苦しめたのは念珠崎チームであり、この事実はチームにとっても大きな自信となっていく。
■■■■
その後の個人戦では、団体戦に負けずとも劣らない激闘が繰り広げられる事になるのだが、それはまた別のお話。
結果だけ要約するとこんな感じになる。
常葉乃百合【四回戦敗退】
六条舞鳥【三回戦敗退】
興屋まひる【ベスト8、県大会出場、ベスト16】
原海香【準優勝、県大会出場、ベスト4、東北大会ベスト16】
築山文【不戦敗】
関翔子【ベスト16、県大会出場、二回戦敗退】
児島南【四回戦敗退】
大山朱美【二回戦敗退】
藤島桜【三回戦敗退】
小岩川和子【一回戦敗退】
田中深月【一回戦敗退】
本間詩織【一回戦敗退】
こうして念珠崎チーム十二人の短くも熱い夏が終わった。
■■■■
第一章【挑】─完─
控え室に戻った念珠崎チームは、十二人が円になる様に向き合いミーティングを行っていた。
最初に声を出したのは海香だった。その声は今にも消え入りそうな弱々しさだ。
「ごめん……私が……負けちゃったせいで……県大会……最後だったのに……」
「海香……そんなこと──、」
「そんな事ありませんッ!! 海香先輩はよくやってくれました! 頑張ってくれました! 私達にはちゃんと分かってますから……謝っていいのは一生懸命やらないで負けた時だけです。ここに居る全員、結果には皆納得してる筈です。甘芽中相手に最後まで追い詰めて、皆よく頑張りました! だから……もっと胸を張って終わりましょう」
親友であるまひるを遮って声を張ったのは乃百合だった。その言葉に一同は共感を示した。『謝っていいのは一生懸命やらないで負けた時だけ』その言葉がいつしかこのチームの約束となっていた。
部長の築山文も続けて声を上げる。
「結果は残念だったけど、私は今は県大会へ行くこと以上に満足しているの。私ね、時々なんで卓球をやっているんだろうって思う時があってね。その答えが今日やっと見つかった気がしたの。卓球をやっていなかったら皆とこんな風に結ばれなかった。卓球以外じゃダメだったんだなって思うの。それが私の卓球をやって来た意味になったんだなって。だからね。ありがとう皆。こんな私と卓球……やってくれて……本当、に……もうダメぇ……翔子あとは頼んだ……」
築山文は感極まって最後まで言葉にする事が出来ずに、副部長である翔子にバトンタッチした。
「しょうがないわね。私だって泣きそうなの我慢してるんだからね。──、という訳で、残念ながら県大会へは行けなかったけど、私達三年生はとっても満足しているの。でも後悔というものは後から湧いてくるものだと思う。「あの一球を拾っていれば」「あの時こうやっていれば」「もっと練習していれば」ってね。だからさ。君達には絶対に後悔はして欲しくない。県大会、更にはその先を目指して頑張ってね。あとは任せたから」
最後まで言い切った所で翔子も涙を堪えきれず瞳を手で覆い隠した。
それでも県大会へ行けなかった事より、皆と出会い一緒に部活に励む事が出来た事に感謝をしている。その気持ちに嘘は無い。三年生一同、同じ気持ちを持っていた。
その想いが敗北を喫した一年生コンビや海香の心を救う事になるのだが、これは心から出た言葉であり本心。慰めの言葉などでは無い。
その気持ちに応える為にも、来年こそは県大会へ──、先輩達の想いを胸に、残されるメンバーはそう誓い合った。
「よし! 湿っぽいのはもう終わり! 明日は個人戦があるんだからね! まだまだ終わっちゃいないよ~! この悔しさを個人戦にぶつけて、一人でも多く県大会に進むよーッ!」
築山文は怪我の為個人戦には出られないが、涙を拭いながらも気丈に振舞い、明日の個人戦に向けてチームを鼓舞して見せた。
その言葉に一同は気持ちを新たに個人戦へと気持ちを切り替えたのだった──、
それぞれの想いを語り合い、暫し談笑を楽しむと、個人戦の偵察も兼ねて皆で他のチームの団体戦を見に行こうという事になった。
荷物を纏め体育館へ移動しようとした時、バッタリと甘芽中のチームと出くわした。
控え室と言えど個別に部屋が用意されている訳ではなく、多くのチームが利用する言わば相部屋の様なもの。その為、他チームと出くわす事はごく当たり前の事である。
「あー、興屋さん。お疲れさまっす。さっきは試合、どうもっす」
「水沢夏か。おう。次は個人戦だな! 確か一回戦俺とだったよな? 団体戦の事ばっかり考えてて気づかなかったぜ」
「そうなんすよねー。なんていう巡り合わせなんすかね。でも、次は負けないっすからね!」
共に二年生のまひると水沢夏。試合を通じて少し分かちあった仲だが、奇しくも一回戦でぶつかるライバルだ。
「関先輩、先程はありがとうございました。強かったです。この後の試合に響いちゃいそうですよ」
池華花も対戦した翔子に声をかけた。エリートでありながら、相手を敬える立派な女の子である。
「池花さんも本当に強かったよ。まだ一年生なんだもんね。全国大会で活躍する姿を楽しみにしてるから」
そしてその二人の隣では、部長同士が会話を弾ませている。
「築山さん……指、大丈夫ですか?」
「うん。この後病院に行くんだけど、命に関わる事じゃないですから、別に心配はしていないんです。それより、甘芽中の全国制覇。期待してますから!」
少なからず責任を感じているであろう五十川紗江の目の前に、築山文が左手を差し出すと、二人は固く握手を交わした。
「原海香。今日、ちょっと調子悪かったのか? 時々らしくないプレーが目立ってたようだったけど」
「んー。自分でもよくわかんないんですよねー。でも、個人戦の優勝は頂きますから」
「まるで不思議ちゃんだな」
更には乃百合とブッケンも莉奈と雪と親しげに話し込んでいる中、場に相応しくない争いの声が飛び交って来た。
「んだとテメェ! もういっぺん言ってみろ!」
「だからー。あんな雑な大根卓球じゃ勝てないって言ってんすよッ!」
「おめぇの小細工卓球にゃー負けねーよ!」
「はぁあ? 言っときますけどね、アンタの癖なんざコッチはとっくに見抜いてんすよ! 個人戦で叩き潰してやりますよ!」
さっきまであんなに親しげに話していたまひると水沢夏がもめだしたのだ。
昨日の敵は今日の友だが、一分前の友が今は敵。
「まっひーお願いだから止めてー」
「なっち! 恥ずかしいから止めなよー」
ともあれ、念珠崎チームは王者甘芽中に認められるチームとなった事は確かで、実際この後、甘芽中はオールストレート勝ちで地区大会を制し、全国大会まで駒を進める事になる。
結果、地区大会で最も王者を苦しめたのは念珠崎チームであり、この事実はチームにとっても大きな自信となっていく。
■■■■
その後の個人戦では、団体戦に負けずとも劣らない激闘が繰り広げられる事になるのだが、それはまた別のお話。
結果だけ要約するとこんな感じになる。
常葉乃百合【四回戦敗退】
六条舞鳥【三回戦敗退】
興屋まひる【ベスト8、県大会出場、ベスト16】
原海香【準優勝、県大会出場、ベスト4、東北大会ベスト16】
築山文【不戦敗】
関翔子【ベスト16、県大会出場、二回戦敗退】
児島南【四回戦敗退】
大山朱美【二回戦敗退】
藤島桜【三回戦敗退】
小岩川和子【一回戦敗退】
田中深月【一回戦敗退】
本間詩織【一回戦敗退】
こうして念珠崎チーム十二人の短くも熱い夏が終わった。
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第一章【挑】─完─
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