【完結】元ヤンナース異世界生活

第5章 VSオダマキ帝国戦争

第113話 VSオダマキ帝国戦28 オダマキ南部平原戦乱入とジャマダハル実践

ジャマダハルの使い勝手を実践で試してみよう！
そう思ったら、即行動！

「試してくる！」
「ちょっと茜ちゃん！？」

真っ暗なので、光の玉を空に打ち上げ
敵陣へ！味方はアンデットだし、
攻撃が当たっちゃっても気にしなくていいのがうれしい！
とりあえず、身体頑丈化、全身筋力強化、動体視力強化をイメージ！

自由にヴァンパイア兵に攻撃を仕掛けてみる
裏拳は打撃、正拳は突き、手刀は斬撃
大人と子供のリーチの差は多少は埋まった、多少はだけど……
とりあえず、刃の部分に負担がかからないようにしていれば何とかなる！
なんというか、舞うように攻撃してれば行ける気がする！
うちの役目は仕留めずに負傷させることかな…後始末はアンデット達に任せよう！

「そいつはリースの武器！」

敵兵の中からそんな声が聞こえた
そりゃこんな異質な武器をもってたら目立つよね
きっとアンデット達にやられたんだろう…

「てめぇ、よくも！」

犯人はうちじゃないんだけど！
皮の胸当てをした20くらいの青年かな？
剣をうちに向かって振り下ろしてきた
受け止めずに、受け流して、がら空きになった胸部をめがけて斬撃！
すると、鎧が切れた…結構切れ味が良いのかもしれない！
少し刺さればいいかなぁって思ったけど…ざっくり奥まで切れた
青年は、剣を杖代わりにし、斬られた部分に手を当て膝をついた
まぁ、後はアンデット達に任せよう、
革鎧は問題ないと…ってか軍人すべてが金属の鎧ってわけでもないのかな？
見た感じ殆どの人が金属の鎧なんだけど…重いから外したとか？
まぁいいや、次々！
切れ味もいいし案外ジャマダハル使えるかも！
引き続き、敵兵を負傷させていくことに専念してると

「そこの娘、自分と勝負しろ！」

今度は、馬に乗り長い剣を持ち金属の鎧を見に着けた、髭おじさんだ…
辺りを見回すと、小娘と呼ばれてもおかしくないアンデットは居ない

「ぇ？うち？」
「そうだ、お前だ！」

うちは手を止める
うちの周囲に居たヴァンパイア達も手を止める
アンデット達は、手を止めずにそのまま攻撃を仕掛けている

「周りの骨どもを止めろ！」
「何でよ、その要求に応える理由、うちにはないよ？」
「骨どもを止めて、自分と一騎打ちをしろ！」

めんどくさいのが現れた
金属鎧でガチガチに固めたヴァンパイアおじさん

「よく見てよ、うち子ども、おじさんは大人、子供をいじめて楽しいの？」
「っ！ドワーフやエルフじゃないんだよな？」

どう見たらそう見えるんだ…？
耳とがってないよ？ドワーフの女性見たことないから解らないけども
違うでしょ！どう見ても可愛い人間の8歳児じゃん！

「違うわ！おまけに、うちは普通の普段着、おじさんは鎧、どう見ても、うち不利すぎじゃん」
「っ！」

うちは、ただのライディングブーツに、ジーンズにタンクトップに皮ジャンのライダーファッション
どう見ても防御面で圧倒的に不利！

「おまけにか弱い女の子をいじめたいの？」

メグが聞いていたら、誰がか弱いの？って突っ込みそうだけども

「っ！」
「まぁ、おじさんが、鎧脱いで剣のみ、対する、うちは何でもありでいいなら受けてあげるけど」
「ほぉ、何でもありなら自信あるんだな、よかろうその条件で相手してやろう」

さんざん図星を突かれまくった後に、提案してあげたら、乗ってきた
聞きましたね！言質とりましたよ！
まぁハンデとして鎧装備したままでもいいんだけどね…消せばいいだけだし！

「言いましたね！準備するので少し待ってくださいね」
「あぁ、それ位は構わない」

周囲はヴァンパイアコアと、ヴァンパイア達が着ていた
アンデット隊！辺りに落ちてるもの全回収し回収した者を装備せよ！
装備できない物はメグのもとに持って行って！

アンデット達が戦いの手を止め回収・装備作業をはじめ、数体がメグのもとに走っていく、
騎士のおじさんが身に着けていた鎧を脱ぎ、服に剣だけになった。

「骨どもに何をさせている」
「邪魔なものをどかしてもらってるだけだよ、ついでだから頂いてるだけじゃないの？」
「おぬし、フェンリルの契約者か」
「違うよ？」
「あそこの白い狼は、フェンリルではないのか？」
「そうだけど、契約者じゃないし」

友達だし、契約はしてない

「おまえが、アンデット共の長か？」

ん～その答えはイエスでありノーだと思う…
イエス→うちの支配下だから
ノー→うちはアンデットではないから
さてどちらが正解なんだろう？

「えっと…ノーかな？うちアンデットじゃないし」
「死霊術師か？」
「それも違うし！」

アンデット達が周囲の片付けを終え、全員メグの元へ

「準備OK！」

さぁ！何でもありなので遠慮なく行こう！