36 / 39
7章(2)
しおりを挟む
「自分がなにを言っているのか、分かっておるのか?」
マーリンドは首元の短剣に怯えながら、メルフェリーゼに叫んだ。
メルフェリーゼは一切怯まない。まっすぐにマーリンドを見つめて、うなずく。
「ええ、分かっております。もし私の告発が嘘であったなら、その時は私を縛り首して城壁に吊るしでもすればいいでしょう」
ひゅっとアウストルが息を飲む音が聞こえた。短くなってしまったブロンドの髪を揺らしながら、メルフェリーゼは振り向いてアウストルを見る。
アウストルは相貌も分からぬほどに傷つけられている。この三日の間に彼の受けた仕打ちを考えるだけで、メルフェリーゼは胸が塞ぐような思いだった。降り続ける霧雨も、アウストルのわずかな体力を奪っているように見える。まずは拘束を解き、ゆっくり休ませなければ。
メルフェリーゼはアウストルから視線を外すと、固まったままのマーリンドを見やった。
「アウストル様を解放して、城内に場所を移しましょう」
「そんなことができると思うかね? あいつはすでに、罪人なんだよ」
「マーリンド様がアウストル様に行ったことのすべてを民に聞かれてもいいというのなら、無理にとは言いません」
マーリンドが答えに窮する。
メルフェリーゼはまるで自分が別人になってしまったかのように感じた。城に来てからの自分は、いつも目立たないように、アウストルの迷惑にならないように隠れて生きてきた。自分から進んで発言することや、王族の行動に異を唱えることもほとんどしてこなかった。
そんな自分が今は、アウストルを救うためにマーリンドに歯向かっている。危険を承知のうえで、自らここに飛び込んできた。
メルフェリーゼの力だけでは、到底なし得なかったことだ。カイリエンやハナ、ミハイ、ミライ。皆がいるからこそ、自分はここでマーリンドに立ち向かうことができる。
マーリンドが両手を頭上に挙げ、兵士に指示を出す。
「……アウストルの拘束を解け。執務室に場所を移す」
◇ ◇ ◇
メルフェリーゼは手ずからアウストルに水を飲ませ、小さく切り分けた蜂蜜漬けの桃を口内に押し込んだ。アウストルは咀嚼するのも難しいらしく、舐めるようにして小さな欠片を飲み込もうとしている。
血で固まった前髪を梳き、もったりと腫れ上がったまぶたを見た。傷が化膿しかけている。負傷した箇所は数えきれない。早く医師に見せなければ。アウストルは今まさに、生と死の狭間でさまよっているような状態であった。
アウストルの身体をソファーにもたせかけて、メルフェリーゼは立ち上がった。影のようにぴったりと、カイリエンもついてくる。
向かいにはマーリンドと、護衛の兵士が数人ほど。そして立会人として、普段はドゥアオロ王の身の回りを固めている重臣たちも執務室に詰めていた。広い執務室も少々手狭に感じるほどの人口密度だ。
「まず、お前の罪とやらを聞こう」
マーリンドは余裕たっぷりに切り出す。実際は虚勢を張っているだけかもしれないが、年相応の落ち着きを見せている。それとも、メルフェリーゼの告発など取るに足りないものだと確信しているのか。
「私は、アウストル様を毒殺しようとしました」
重臣たちがにわかにざわめき立つが、マーリンドの咳払いですぐにしんと静けさが戻ってくる。
「アウストルは病死で国葬が行われたはずだったがな……なぜ、夫を手にかけようと思ったのだ?」
「アウストル様は結婚してからの二年間、一度も私に触れることなく、私がいくら望んでも世継ぎの話すらしてくれませんでした。孤独を感じた私はツリシャ王国の近衛兵であるカイリエン様と親密になり、離縁を許されない私が彼と新しい人生を歩むためには、アウストル様を殺すしか道はないと思い至りました」
メルフェリーゼは淡々と、自分の思いを、考えを語る。今となってはなんて馬鹿なことをしたのだろうと思う。けれどあの時は、これが最善だと思ったのだ。自分の心を救うために、アウストルを手にかけようとしたのだ。
メルフェリーゼもまた、マーリンドと等しく正当に裁かれるべき身である。少なくとも、メルフェリーゼ自身はそう思っている。自分だけが裁きを逃れ、幸せに暮らしていくことなど許されない。
「それで、どのように殺そうとしたのだ?」
マーリンドはあからさまに楽しんでいる。メルフェリーゼにすべての罪を告白させ、弾劾の時を心待ちにしている。時折、重臣たちの顔色を窺う余裕すらある。
メルフェリーゼは記憶をたどるように、宙を見つめた。
「アウストル様がいつも就寝前に飲まれるお酒に、毒を混ぜました」
「その毒は、どこから?」
「カイリエン様が用意してくださったものです」
マーリンドの高笑いが響いた。重臣たちがぎょっとして、マーリンドを見る。メルフェリーゼを追い詰めれば追い詰めるほど、自身も破滅に向かっていることに、彼は気づいているのだろうか。
ひとしきり笑った後、マーリンドは侮蔑のこもった眼差しで、メルフェリーゼの後ろに控えているカイリエンを見る。
「そうか、共犯というわけか。ならば貴様も、メルフェリーゼとともに罰を受けてもらわねばなるまいな」
「お言葉ですが、マーリンド王子」
カイリエンの低音が、執務室に響いた。マーリンドはまだ笑みを隠さない。自分の喉元まで牙が迫っていることに気づいていない。
「俺はマーリンド王子、あなたにアウストル王子の暗殺を依頼されました」
後ろに控えた兵士や重臣たちの空気が変わる。マーリンドはまだ、余裕がある。
「戯言は控えよ。証拠でもあるのか?」
「あなたは俺にアウストル王子の暗殺を依頼した際、こう言いました。『その目のせいで以前の仕事ができぬというのなら、毒師を呼んでやろう』と。俺はあなたの言葉通り、毒師を求めた。そしてあなたの求めに応じて毒師が毒物を作り、マーリンド王子から俺に、俺からメルフェリーゼ様に渡り、アウストル王子の口に届くところだった」
マーリンドは鼻で笑った。カイリエンを蔑むような目で見る。
「そのような話があったことをお前以外に証明できる者はいない。証明できる者がいないということは、すべてお前の妄想だったということだ」
「証明できる人間なら、います」
「なに?」
にわかに、風向きが変わった。マーリンドがはじめて焦りの表情を見せる。
こちらを見たカイリエンに向かって、メルフェリーゼはひとつうなずいた。
カイリエンが踵を返して、執務室の扉に手をかける。扉を引き開けながら、カイリエンはマーリンドに向き直った。
深い緑のワンピースに身を包んだ黒髪の少女と、フードを目深に被った少年が執務室の面々を見回す。
「ユルハ城まで毒物を運んだ侍女のハナと、マーリンド王子から依頼を受けた毒師のミハイだ」
マーリンドは首元の短剣に怯えながら、メルフェリーゼに叫んだ。
メルフェリーゼは一切怯まない。まっすぐにマーリンドを見つめて、うなずく。
「ええ、分かっております。もし私の告発が嘘であったなら、その時は私を縛り首して城壁に吊るしでもすればいいでしょう」
ひゅっとアウストルが息を飲む音が聞こえた。短くなってしまったブロンドの髪を揺らしながら、メルフェリーゼは振り向いてアウストルを見る。
アウストルは相貌も分からぬほどに傷つけられている。この三日の間に彼の受けた仕打ちを考えるだけで、メルフェリーゼは胸が塞ぐような思いだった。降り続ける霧雨も、アウストルのわずかな体力を奪っているように見える。まずは拘束を解き、ゆっくり休ませなければ。
メルフェリーゼはアウストルから視線を外すと、固まったままのマーリンドを見やった。
「アウストル様を解放して、城内に場所を移しましょう」
「そんなことができると思うかね? あいつはすでに、罪人なんだよ」
「マーリンド様がアウストル様に行ったことのすべてを民に聞かれてもいいというのなら、無理にとは言いません」
マーリンドが答えに窮する。
メルフェリーゼはまるで自分が別人になってしまったかのように感じた。城に来てからの自分は、いつも目立たないように、アウストルの迷惑にならないように隠れて生きてきた。自分から進んで発言することや、王族の行動に異を唱えることもほとんどしてこなかった。
そんな自分が今は、アウストルを救うためにマーリンドに歯向かっている。危険を承知のうえで、自らここに飛び込んできた。
メルフェリーゼの力だけでは、到底なし得なかったことだ。カイリエンやハナ、ミハイ、ミライ。皆がいるからこそ、自分はここでマーリンドに立ち向かうことができる。
マーリンドが両手を頭上に挙げ、兵士に指示を出す。
「……アウストルの拘束を解け。執務室に場所を移す」
◇ ◇ ◇
メルフェリーゼは手ずからアウストルに水を飲ませ、小さく切り分けた蜂蜜漬けの桃を口内に押し込んだ。アウストルは咀嚼するのも難しいらしく、舐めるようにして小さな欠片を飲み込もうとしている。
血で固まった前髪を梳き、もったりと腫れ上がったまぶたを見た。傷が化膿しかけている。負傷した箇所は数えきれない。早く医師に見せなければ。アウストルは今まさに、生と死の狭間でさまよっているような状態であった。
アウストルの身体をソファーにもたせかけて、メルフェリーゼは立ち上がった。影のようにぴったりと、カイリエンもついてくる。
向かいにはマーリンドと、護衛の兵士が数人ほど。そして立会人として、普段はドゥアオロ王の身の回りを固めている重臣たちも執務室に詰めていた。広い執務室も少々手狭に感じるほどの人口密度だ。
「まず、お前の罪とやらを聞こう」
マーリンドは余裕たっぷりに切り出す。実際は虚勢を張っているだけかもしれないが、年相応の落ち着きを見せている。それとも、メルフェリーゼの告発など取るに足りないものだと確信しているのか。
「私は、アウストル様を毒殺しようとしました」
重臣たちがにわかにざわめき立つが、マーリンドの咳払いですぐにしんと静けさが戻ってくる。
「アウストルは病死で国葬が行われたはずだったがな……なぜ、夫を手にかけようと思ったのだ?」
「アウストル様は結婚してからの二年間、一度も私に触れることなく、私がいくら望んでも世継ぎの話すらしてくれませんでした。孤独を感じた私はツリシャ王国の近衛兵であるカイリエン様と親密になり、離縁を許されない私が彼と新しい人生を歩むためには、アウストル様を殺すしか道はないと思い至りました」
メルフェリーゼは淡々と、自分の思いを、考えを語る。今となってはなんて馬鹿なことをしたのだろうと思う。けれどあの時は、これが最善だと思ったのだ。自分の心を救うために、アウストルを手にかけようとしたのだ。
メルフェリーゼもまた、マーリンドと等しく正当に裁かれるべき身である。少なくとも、メルフェリーゼ自身はそう思っている。自分だけが裁きを逃れ、幸せに暮らしていくことなど許されない。
「それで、どのように殺そうとしたのだ?」
マーリンドはあからさまに楽しんでいる。メルフェリーゼにすべての罪を告白させ、弾劾の時を心待ちにしている。時折、重臣たちの顔色を窺う余裕すらある。
メルフェリーゼは記憶をたどるように、宙を見つめた。
「アウストル様がいつも就寝前に飲まれるお酒に、毒を混ぜました」
「その毒は、どこから?」
「カイリエン様が用意してくださったものです」
マーリンドの高笑いが響いた。重臣たちがぎょっとして、マーリンドを見る。メルフェリーゼを追い詰めれば追い詰めるほど、自身も破滅に向かっていることに、彼は気づいているのだろうか。
ひとしきり笑った後、マーリンドは侮蔑のこもった眼差しで、メルフェリーゼの後ろに控えているカイリエンを見る。
「そうか、共犯というわけか。ならば貴様も、メルフェリーゼとともに罰を受けてもらわねばなるまいな」
「お言葉ですが、マーリンド王子」
カイリエンの低音が、執務室に響いた。マーリンドはまだ笑みを隠さない。自分の喉元まで牙が迫っていることに気づいていない。
「俺はマーリンド王子、あなたにアウストル王子の暗殺を依頼されました」
後ろに控えた兵士や重臣たちの空気が変わる。マーリンドはまだ、余裕がある。
「戯言は控えよ。証拠でもあるのか?」
「あなたは俺にアウストル王子の暗殺を依頼した際、こう言いました。『その目のせいで以前の仕事ができぬというのなら、毒師を呼んでやろう』と。俺はあなたの言葉通り、毒師を求めた。そしてあなたの求めに応じて毒師が毒物を作り、マーリンド王子から俺に、俺からメルフェリーゼ様に渡り、アウストル王子の口に届くところだった」
マーリンドは鼻で笑った。カイリエンを蔑むような目で見る。
「そのような話があったことをお前以外に証明できる者はいない。証明できる者がいないということは、すべてお前の妄想だったということだ」
「証明できる人間なら、います」
「なに?」
にわかに、風向きが変わった。マーリンドがはじめて焦りの表情を見せる。
こちらを見たカイリエンに向かって、メルフェリーゼはひとつうなずいた。
カイリエンが踵を返して、執務室の扉に手をかける。扉を引き開けながら、カイリエンはマーリンドに向き直った。
深い緑のワンピースに身を包んだ黒髪の少女と、フードを目深に被った少年が執務室の面々を見回す。
「ユルハ城まで毒物を運んだ侍女のハナと、マーリンド王子から依頼を受けた毒師のミハイだ」
5
お気に入りに追加
249
あなたにおすすめの小説

猫に生まれ変わったら憧れの上司に飼われることになりました
西羽咲 花月
恋愛
子猫を助けるために横断歩道へ飛び出してしまった主人公
目が覚めたらなぜか自分が猫になっていて!?
憧れのあの人に拾われて飼われることになっちゃった!?
「みゃあみゃあ」
「みゃあみゃあ鳴くから、お前は今日からミーコだな」
なんて言って優しくなでられたらもう……!
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

夫の書斎から渡されなかった恋文を見つけた話
束原ミヤコ
恋愛
フリージアはある日、夫であるエルバ公爵クライヴの書斎の机から、渡されなかった恋文を見つけた。
クライヴには想い人がいるという噂があった。
それは、隣国に嫁いだ姫サフィアである。
晩餐会で親し気に話す二人の様子を見たフリージアは、妻でいることが耐えられなくなり離縁してもらうことを決めるが――。

王宮に薬を届けに行ったなら
佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。
カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。
この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。
慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。
弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。
「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」
驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。
「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」

はずれのわたしで、ごめんなさい。
ふまさ
恋愛
姉のベティは、学園でも有名になるほど綺麗で聡明な当たりのマイヤー伯爵令嬢。妹のアリシアは、ガリで陰気なはずれのマイヤー伯爵令嬢。そう学園のみなが陰であだ名していることは、アリシアも承知していた。傷付きはするが、もう慣れた。いちいち泣いてもいられない。
婚約者のマイクも、アリシアのことを幽霊のようだの暗いだのと陰口をたたいている。マイクは伯爵家の令息だが、家は没落の危機だと聞く。嫁の貰い手がないと家の名に傷がつくという理由で、アリシアの父親は持参金を多めに出すという条件でマイクとの婚約を成立させた。いわば政略結婚だ。
こんなわたしと結婚なんて、気の毒に。と、逆にマイクに同情するアリシア。
そんな諦めにも似たアリシアの日常を壊し、救ってくれたのは──。

不能と噂される皇帝の後宮に放り込まれた姫は恩返しをする
矢野りと
恋愛
不能と噂される隣国の皇帝の後宮に、牛100頭と交換で送り込まれた貧乏小国の姫。
『なんでですか!せめて牛150頭と交換してほしかったですー』と叫んでいる。
『フンガァッ』と鼻息荒く女達の戦いの場に勢い込んで来てみれば、そこはまったりパラダイスだった…。
『なんか悪いですわね~♪』と三食昼寝付き生活を満喫する姫は自分の特技を活かして皇帝に恩返しすることに。
不能?な皇帝と勘違い姫の恋の行方はどうなるのか。
※設定はゆるいです。
※たくさん笑ってください♪
※お気に入り登録、感想有り難うございます♪執筆の励みにしております!
今宵、薔薇の園で
天海月
恋愛
早世した母の代わりに妹たちの世話に励み、婚期を逃しかけていた伯爵家の長女・シャーロットは、これが最後のチャンスだと思い、唐突に持ち込まれた気の進まない婚約話を承諾する。
しかし、一か月も経たないうちに、その話は先方からの一方的な申し出によって破談になってしまう。
彼女は藁にもすがる思いで、幼馴染の公爵アルバート・グレアムに相談を持ち掛けるが、新たな婚約者候補として紹介されたのは彼の弟のキースだった。
キースは長年、シャーロットに思いを寄せていたが、遠慮して距離を縮めることが出来ないでいた。
そんな弟を見かねた兄が一計を図ったのだった。
彼女はキースのことを弟のようにしか思っていなかったが、次第に彼の情熱に絆されていく・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる