婚約破棄されたけど気にしないで推しへの愛に生きます!

まゆら

文字の大きさ
上 下
45 / 45

隣国でやりたい事

しおりを挟む
ローランが隣国行きにノリノリな理由のひとつは、隣国にメディクス家の魔道具とポーションを販売価格する店舗を作るという野望を叶える為なのです。

隣国で薬草学を専攻していたフローラの双子の妹であるキャロルがポーションだけでなく、色々な薬を作っているので特許を申請したり、新しい薬を飲んで効果がどれ位あるのかを試してくれる人を雇ったりと雑務が沢山あるので、キャロル付きの侍女から有能な人材を派遣してくれと何回も催促されていたのである。

メディクス家の使用人は少数精鋭なのだが…

魔法バカの父は全く領地経営が出来ないので、ローラン・フローラ・キャロルの3人が助けあって領地経営を行っているのが現状だ。

とは言っても、キャロルは隣国にいて忙しい。

ローランも、フローラも魔法省の仕事もあるので…

ジョルジュの父であるアーノルドに任せている事が多い。

隣国に進出するなら、人がいるよなぁ。

魔法省から引き抜くか…

有能な人材は沢山いるんだよなぁ。

変人ってとこを気にしなければ…

とりあえず、キャロルに現状を聞いてからにするか。

ローランはひとりで隣国にあるメディクス家の別荘に転移するのだった。

◇◇◇◇◇◇◇

着いたけど、誰もいないな。

キャロルのヤツ…

王宮泊まりでこっちには帰って来てないのか?

キャロルの気配を辿るも、この別荘にはいないようだ。

アイツ…

研究所をもらったんだったか?

何か聞いたような気もするんだが…

ローランは、キャロルの事になると記憶力は発揮しないようだ。

フローラがこっちに来るまでに住みやすくしておかないと!

ローランは別荘ごと綺麗にすべく、浄化魔法をぶっぱなした。

おかげで、近隣の屋敷まで綺麗になったらしい。

しばらく、手を入れてなくて廃墟と化していてお化け屋敷と言われていた屋敷が外観から新しくなった為、持ち主から感謝され婿入りの打診があったとか、無かったとか…

ローランの魔力はムダに多くて強力なのだ。

◇◇◇◇◇

明日、こっちの魔法省に顔だして色々やってもらうか。

私の魔道具とキャロルの薬を売る店舗を探さないとな…

そうだ。

第2王子にお願いしてみるか…

確か、キャロルに惚れてたはずだ。

役に立ってもらおうじゃないか!

キャロルの薬を売るんだからな!

張り切ってくれそうだ。

ローランは使えるコネは全て使うタイプなのだ。

ところで、フローラ達はいつこっちに来るのかな?

ローラン様…

一緒に転移するって言ってませんでしたか?

フローラとモエノが怒ってないとよいですね。
しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持

空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。 その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。 ※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。 ※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

婚約破棄からの断罪カウンター

F.conoe
ファンタジー
冤罪押しつけられたから、それなら、と実現してあげた悪役令嬢。 理論ではなく力押しのカウンター攻撃 効果は抜群か…? (すでに違う婚約破棄ものも投稿していますが、はじめてなんとか書き上げた婚約破棄ものです)

絶対婚約いたしません。させられました。案の定、婚約破棄されました

toyjoy11
ファンタジー
婚約破棄ものではあるのだけど、どちらかと言うと反乱もの。 残酷シーンが多く含まれます。 誰も高位貴族が婚約者になりたがらない第一王子と婚約者になったミルフィーユ・レモナンド侯爵令嬢。 両親に 「絶対アレと婚約しません。もしも、させるんでしたら、私は、クーデターを起こしてやります。」 と宣言した彼女は有言実行をするのだった。 一応、転生者ではあるものの元10歳児。チートはありません。 4/5 21時完結予定。

もしかして寝てる間にざまぁしました?

ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。 内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。 しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。 私、寝てる間に何かしました?

拝啓、婚約者様。ごきげんよう。そしてさようなら

みおな
恋愛
 子爵令嬢のクロエ・ルーベンスは今日も《おひとり様》で夜会に参加する。 公爵家を継ぐ予定の婚約者がいながら、だ。  クロエの婚約者、クライヴ・コンラッド公爵令息は、婚約が決まった時から一度も婚約者としての義務を果たしていない。  クライヴは、ずっと義妹のファンティーヌを優先するからだ。 「ファンティーヌが熱を出したから、出かけられない」 「ファンティーヌが行きたいと言っているから、エスコートは出来ない」 「ファンティーヌが」 「ファンティーヌが」  だからクロエは、学園卒業式のパーティーで顔を合わせたクライヴに、にっこりと微笑んで伝える。 「私のことはお気になさらず」

十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!

翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。 「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。 そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。 死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。 どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。 その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない! そして死なない!! そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、 何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?! 「殿下!私、死にたくありません!」 ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ※他サイトより転載した作品です。

「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。

桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。 「不細工なお前とは婚約破棄したい」 この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。 ※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。 ※1回の投稿文字数は少な目です。 ※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。 表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。 ❇❇❇❇❇❇❇❇❇ 2024年10月追記 お読みいただき、ありがとうございます。 こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。 1ページの文字数は少な目です。 約4500文字程度の番外編です。 バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`) ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑) ※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

処理中です...