29 / 45
可愛い妹枠だったはずが…◇ジョナスside
しおりを挟む
親友であり、ライバルでもあるローランの妹フローラは姉妹がいない私にとっては可愛らしい妹のような存在だと思っていたのだ。
彼女が私が代表をしている魔法省に入るまでは…
久しぶりに会うフローラは大人びていて私が知らない女性になっていた。
こんなに綺麗になられると…困る…
私があまりにジッと見つめていたせいか、フローラが戸惑っているのが分かってしまった。
緊張しているのは、私だけではないと思うといつも通りの自分になれた。
フローラに声をかけると…
何故か、真っ赤になったフローラは何かを言おうとしていたが…
次の瞬間、私の方に倒れてきたので慌てて魔法で浮かしてソファーに寝かせてみたが体調不良かもしれないと思い救護室に連れて行こうとしたら…
ローランがいたので彼に託したのだが…
フローラの目が覚めた時に私が側にいたかったなぁと思ってしまった。
私はフローラを妹ではなく、ひとりの女性として意識しだしているらしい…
日頃、淡泊過ぎて側近からそろそろどなたでもよいので婚約者を決めてもらえませんか?とか言われたり、専属侍女からも殿下が結婚してくれないと心配で私も婚期が遅れてしまいます!と脅されたりしているのだが…
フローラに対して抱いている気持ちが一過性のモノなのか、変わらない想いなのか…
まだ分からないので、本人に伝える事は出来ない。
フローラに伝える前に…
ローランに殴られる準備が必要になるかもしれないが…
アイツもフローラ以外に守りたい存在が出来たようだから…殴られはしないかも?
まだ固まらない想いだが…
フローラが他のヤツのモノになるのは嫌なのだが…
どうしたらよいものか?
今は…ジョナス殿下!おはようございます!と挨拶されるだけで幸せな気分になっているのだが…
どうしたものだろう?
いっそ周りから固めてしまうか?
婚約を解消したと聞いているから…
父上を通じて婚約の申込みをしてみるか?
どうやら私は嫉妬深いようでフローラの笑顔を独占したいみたいなのだ。
彼女が私が代表をしている魔法省に入るまでは…
久しぶりに会うフローラは大人びていて私が知らない女性になっていた。
こんなに綺麗になられると…困る…
私があまりにジッと見つめていたせいか、フローラが戸惑っているのが分かってしまった。
緊張しているのは、私だけではないと思うといつも通りの自分になれた。
フローラに声をかけると…
何故か、真っ赤になったフローラは何かを言おうとしていたが…
次の瞬間、私の方に倒れてきたので慌てて魔法で浮かしてソファーに寝かせてみたが体調不良かもしれないと思い救護室に連れて行こうとしたら…
ローランがいたので彼に託したのだが…
フローラの目が覚めた時に私が側にいたかったなぁと思ってしまった。
私はフローラを妹ではなく、ひとりの女性として意識しだしているらしい…
日頃、淡泊過ぎて側近からそろそろどなたでもよいので婚約者を決めてもらえませんか?とか言われたり、専属侍女からも殿下が結婚してくれないと心配で私も婚期が遅れてしまいます!と脅されたりしているのだが…
フローラに対して抱いている気持ちが一過性のモノなのか、変わらない想いなのか…
まだ分からないので、本人に伝える事は出来ない。
フローラに伝える前に…
ローランに殴られる準備が必要になるかもしれないが…
アイツもフローラ以外に守りたい存在が出来たようだから…殴られはしないかも?
まだ固まらない想いだが…
フローラが他のヤツのモノになるのは嫌なのだが…
どうしたらよいものか?
今は…ジョナス殿下!おはようございます!と挨拶されるだけで幸せな気分になっているのだが…
どうしたものだろう?
いっそ周りから固めてしまうか?
婚約を解消したと聞いているから…
父上を通じて婚約の申込みをしてみるか?
どうやら私は嫉妬深いようでフローラの笑顔を独占したいみたいなのだ。
0
お気に入りに追加
96
あなたにおすすめの小説

いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
婚約破棄からの断罪カウンター
F.conoe
ファンタジー
冤罪押しつけられたから、それなら、と実現してあげた悪役令嬢。
理論ではなく力押しのカウンター攻撃
効果は抜群か…?
(すでに違う婚約破棄ものも投稿していますが、はじめてなんとか書き上げた婚約破棄ものです)
絶対婚約いたしません。させられました。案の定、婚約破棄されました
toyjoy11
ファンタジー
婚約破棄ものではあるのだけど、どちらかと言うと反乱もの。
残酷シーンが多く含まれます。
誰も高位貴族が婚約者になりたがらない第一王子と婚約者になったミルフィーユ・レモナンド侯爵令嬢。
両親に
「絶対アレと婚約しません。もしも、させるんでしたら、私は、クーデターを起こしてやります。」
と宣言した彼女は有言実行をするのだった。
一応、転生者ではあるものの元10歳児。チートはありません。
4/5 21時完結予定。
拝啓、婚約者様。ごきげんよう。そしてさようなら
みおな
恋愛
子爵令嬢のクロエ・ルーベンスは今日も《おひとり様》で夜会に参加する。
公爵家を継ぐ予定の婚約者がいながら、だ。
クロエの婚約者、クライヴ・コンラッド公爵令息は、婚約が決まった時から一度も婚約者としての義務を果たしていない。
クライヴは、ずっと義妹のファンティーヌを優先するからだ。
「ファンティーヌが熱を出したから、出かけられない」
「ファンティーヌが行きたいと言っているから、エスコートは出来ない」
「ファンティーヌが」
「ファンティーヌが」
だからクロエは、学園卒業式のパーティーで顔を合わせたクライヴに、にっこりと微笑んで伝える。
「私のことはお気になさらず」
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

【完結】公爵令嬢は、婚約破棄をあっさり受け入れる
櫻井みこと
恋愛
突然、婚約破棄を言い渡された。
彼は社交辞令を真に受けて、自分が愛されていて、そのために私が必死に努力をしているのだと勘違いしていたらしい。
だから泣いて縋ると思っていたらしいですが、それはあり得ません。
私が王妃になるのは確定。その相手がたまたま、あなただった。それだけです。
またまた軽率に短編。
一話…マリエ視点
二話…婚約者視点
三話…子爵令嬢視点
四話…第二王子視点
五話…マリエ視点
六話…兄視点
※全六話で完結しました。馬鹿すぎる王子にご注意ください。
スピンオフ始めました。
「追放された聖女が隣国の腹黒公爵を頼ったら、国がなくなってしまいました」連載中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる