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白百合の聖女ラミアの場合

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「聖女ラミア!

これよりお前は国外追放とする!即刻、この国から出て行け!」

「有難うございます…

私…結界張るの飽きてたんです。

それじゃ、失礼しますね」

ラミアが去った後…

辺境の砦は、崩壊した。

魔の山と魔の森から魔獣の群れがやってきたのだ。

ブラックドラゴンが王宮を破壊し…

王都は瓦礫の山となった。

その頃、聖女ラミアは異国情緒溢れるカフェで使い魔のフェンリルと共にスイーツを満喫していた。

「ラミアがいなくなって大変だろうなぁ…まぁ、いいか?僕はラミアがいる場所を守るだけだから…」

「ロリス…このケーキ美味しいから食べてみて?」

彼女達はもう追放された国には一切興味がないようだ。

◇◇◇◇◇

魔獣が増える時期に聖女を首にしちゃうと国なくなるから気をつけないとね!

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