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最終章・全ての契約を破棄して
エピローグ:温もりに包まれて
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ちゅ、ちゅと何度も軽く唇が重なる。
それが心地よくてうっとりとしていると、途端にぎゅうっと抱き締められた。
「う、んっ、苦し……」
「あ、ごめん。つい」
私の呻き声を聞いて慌てて離したルカが私の隣へと寝転がる。
彼に引き寄せられるまま彼の腕へ頭を乗せると、気付けば腕枕をされていた。
そのままゆったりと私の頭を撫でるルカを見つめていると、あることに気付く。
(そういえば今日は避妊薬を飲んでないのね)
ルカが私と体を重ねる前にいつもこっそりと飲んでいた避妊薬。
今日は自身の仕事を終えたルカが、私が仕事の書類を確認する前からベッドで休んでいた。
男性用の避妊薬はそこまで持続時間はなく、飲んだ後時間がたてば効果はない。
もし彼がいつも通り飲んでいたとしても、私の仕事が終わるのを待っている間に効果は薄れはじめていただろう。
「ルカ、あの……」
「うん?」
おずおずと口を開くと、ルカのアクアマリンのような瞳が続きを促すように開かれる。
その瞳に慈しみが浮かんでいるのを見て、私はそのまま口を閉じた。
確かめた訳ではないけれど、徹底していた彼のことだ。今更こんなミスをするなんて思えないし、そもそときっとルカは避妊薬を飲んでいないのだろう。
(避妊する必要がもうないんだもの)
「ううん、なんでもない」
「そう?」
――だって私たちは愛し合っている夫婦なのだから。
言いかけてやめた私を少し不思議そうに見たルカがぎゅっと私を抱き締め、私もそんな彼を抱き締め返したのだった。
それが心地よくてうっとりとしていると、途端にぎゅうっと抱き締められた。
「う、んっ、苦し……」
「あ、ごめん。つい」
私の呻き声を聞いて慌てて離したルカが私の隣へと寝転がる。
彼に引き寄せられるまま彼の腕へ頭を乗せると、気付けば腕枕をされていた。
そのままゆったりと私の頭を撫でるルカを見つめていると、あることに気付く。
(そういえば今日は避妊薬を飲んでないのね)
ルカが私と体を重ねる前にいつもこっそりと飲んでいた避妊薬。
今日は自身の仕事を終えたルカが、私が仕事の書類を確認する前からベッドで休んでいた。
男性用の避妊薬はそこまで持続時間はなく、飲んだ後時間がたてば効果はない。
もし彼がいつも通り飲んでいたとしても、私の仕事が終わるのを待っている間に効果は薄れはじめていただろう。
「ルカ、あの……」
「うん?」
おずおずと口を開くと、ルカのアクアマリンのような瞳が続きを促すように開かれる。
その瞳に慈しみが浮かんでいるのを見て、私はそのまま口を閉じた。
確かめた訳ではないけれど、徹底していた彼のことだ。今更こんなミスをするなんて思えないし、そもそときっとルカは避妊薬を飲んでいないのだろう。
(避妊する必要がもうないんだもの)
「ううん、なんでもない」
「そう?」
――だって私たちは愛し合っている夫婦なのだから。
言いかけてやめた私を少し不思議そうに見たルカがぎゅっと私を抱き締め、私もそんな彼を抱き締め返したのだった。
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