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あの海へ
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このアパートに入居して1ヶ月がたった。
生活用品も増えてきたし、少しずつなれてきた。
類さんの電話は少し前からなくなった。
もう、恋人と住んでるかもな…
テレビも購入して、付けてあっと思った。
「海…」
海外のキレイな海特集
そういえば、類さんとの初デートは海の見える別荘でランチしたんだった。
あの海は確か…
何となく地名は見たけど、曖昧で…
でも、キレイな青色で、澄んでた色だったな…
その週末、記憶が曖昧だったけど、その海に向かって電車に乗ってた。
車だったし、何となく看板をみた程度だから、間違ってるかもしれない。
でもそれでも行ってみたかった。
確か隣の市だったような…
スマホの地図をみて、その近くの駅に向かったけど、私が思ってる場所が地図とあってるかも微妙で…
駅を降りて海辺に向かう。
丘の上から見ただけなので、この海かどうか…
何か目印なかったかなー
うーん…
何か…
だめだ思い出せない。
私はあってるかどうかも解らない砂浜を歩いていた。
こんな色だった気もするけど、何か違う気もする。
振り返ると、山だらけ…
小高い丘だったので高すぎる。やっぱり違うか…
「はぁー」
私何かしてるんだか…
会えるとでも思ったのかな?
場所もよくしらないのに、ここまで来て、ほんと情けない。
あれから類さんとは2ヶ月半は会ってない。
恋人と新しい人生やり直したに決まってる。
やっぱり、帰ろう…
駅に向かって歩きはじめた。
「美味しかったねー、また来たいね」
「今度はさ、子供達も連れてきましょう!」
そんな話をすれ違って、聞いてた。
40代位のご夫婦かな?二人でそんな話をしながら車に乗り込んだ。
!?
あっ、
そういえば、ランチで来てくれたの確か、イタリアン料理屋さんだったはず…
紙袋に名前が入ってた。
確か…
カタカナ…、そうカタカナだった!!
イとかヤとか、そんな名前だった気もするけど、なんだったろ?
歩いてる人をみつけて
「すいません、このへんでイタリアン料理食べれるお店ありませんか?」
「えっ?イタリアン?わからないなー」
「うーん、イタリアンかぁー、ちょうとなー」
「あっ、2つ離れた駅に海洋っていうイタリアン食べれる店なら知ってるけど」
知ってる人も少なく、知ってても、名前が合致しない。
やっぱり、勘違いだったのかなーと思った20人目くらいの人に
「レストランというか、イタリアンが食べれるペンションがあって、イリーシャーって名前なんだけど」
「あああ!!そこです。どこありますか?」
最寄りの駅を教えてもらって、電車に乗った。
まさか、5駅も先だったなんて…
駅を降りて、ホームからは海は見えない。
駅前の地図をみて、海に向かって歩いた。
すごく天気はいいけど、日が沈んできた。
早く海に行きたいたい!
急ぎ足で海に向かい
「あっ」
ここだ!あの丘からみた海はこれだ。
海をみて、鳥肌がたった。
類さんとこの海を見ながらランチしたり、まったりとソファに座ったのを覚えてる。
砂浜に入って、後ろを振り向いた。
確かに小高い丘はあるけど、いくつもあってどっからだかよくわからない。
類さんと一緒に見た海を見れたんだと思うと涙も出ちゃったし、辛くもなったけど、でも幸せにだったことも思い出した。
「類さん…」
海を見ながら呟いた。
「なに?」
?
空耳?
だめだ、幻聴すら出てきたみたい。
もう帰ったほうがいっか。
海をぼーと見ながらそう思い、そろそろ帰らないと、遅くなるしなって思った時
「なに?呼んだでしょ?」
えっ!?
生活用品も増えてきたし、少しずつなれてきた。
類さんの電話は少し前からなくなった。
もう、恋人と住んでるかもな…
テレビも購入して、付けてあっと思った。
「海…」
海外のキレイな海特集
そういえば、類さんとの初デートは海の見える別荘でランチしたんだった。
あの海は確か…
何となく地名は見たけど、曖昧で…
でも、キレイな青色で、澄んでた色だったな…
その週末、記憶が曖昧だったけど、その海に向かって電車に乗ってた。
車だったし、何となく看板をみた程度だから、間違ってるかもしれない。
でもそれでも行ってみたかった。
確か隣の市だったような…
スマホの地図をみて、その近くの駅に向かったけど、私が思ってる場所が地図とあってるかも微妙で…
駅を降りて海辺に向かう。
丘の上から見ただけなので、この海かどうか…
何か目印なかったかなー
うーん…
何か…
だめだ思い出せない。
私はあってるかどうかも解らない砂浜を歩いていた。
こんな色だった気もするけど、何か違う気もする。
振り返ると、山だらけ…
小高い丘だったので高すぎる。やっぱり違うか…
「はぁー」
私何かしてるんだか…
会えるとでも思ったのかな?
場所もよくしらないのに、ここまで来て、ほんと情けない。
あれから類さんとは2ヶ月半は会ってない。
恋人と新しい人生やり直したに決まってる。
やっぱり、帰ろう…
駅に向かって歩きはじめた。
「美味しかったねー、また来たいね」
「今度はさ、子供達も連れてきましょう!」
そんな話をすれ違って、聞いてた。
40代位のご夫婦かな?二人でそんな話をしながら車に乗り込んだ。
!?
あっ、
そういえば、ランチで来てくれたの確か、イタリアン料理屋さんだったはず…
紙袋に名前が入ってた。
確か…
カタカナ…、そうカタカナだった!!
イとかヤとか、そんな名前だった気もするけど、なんだったろ?
歩いてる人をみつけて
「すいません、このへんでイタリアン料理食べれるお店ありませんか?」
「えっ?イタリアン?わからないなー」
「うーん、イタリアンかぁー、ちょうとなー」
「あっ、2つ離れた駅に海洋っていうイタリアン食べれる店なら知ってるけど」
知ってる人も少なく、知ってても、名前が合致しない。
やっぱり、勘違いだったのかなーと思った20人目くらいの人に
「レストランというか、イタリアンが食べれるペンションがあって、イリーシャーって名前なんだけど」
「あああ!!そこです。どこありますか?」
最寄りの駅を教えてもらって、電車に乗った。
まさか、5駅も先だったなんて…
駅を降りて、ホームからは海は見えない。
駅前の地図をみて、海に向かって歩いた。
すごく天気はいいけど、日が沈んできた。
早く海に行きたいたい!
急ぎ足で海に向かい
「あっ」
ここだ!あの丘からみた海はこれだ。
海をみて、鳥肌がたった。
類さんとこの海を見ながらランチしたり、まったりとソファに座ったのを覚えてる。
砂浜に入って、後ろを振り向いた。
確かに小高い丘はあるけど、いくつもあってどっからだかよくわからない。
類さんと一緒に見た海を見れたんだと思うと涙も出ちゃったし、辛くもなったけど、でも幸せにだったことも思い出した。
「類さん…」
海を見ながら呟いた。
「なに?」
?
空耳?
だめだ、幻聴すら出てきたみたい。
もう帰ったほうがいっか。
海をぼーと見ながらそう思い、そろそろ帰らないと、遅くなるしなって思った時
「なに?呼んだでしょ?」
えっ!?
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