2人の男に狙われてます

おもち

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「チッ...それにしても狭いな...」

私の身体に触れようとするが、やはり車内は狭い。
自分の定位置に戻り座席を後ろまで下げると、ようやく男2人程度が入れるスペースが出来た。

「さ、おいで?」

軽く両手を広げる神崎。

...誰が行くんだ、一体。

そう思って微動だにしないでいると、痺れを切らした神崎に無理やり腕を引っ張られ、助手席側に引きずり込まれる。

「痛いよ!神崎のバカ!」

「罵りとかご褒美かよ...」

小声で呟いた声は雨音で掻き消されたが、きっと碌でもないことを言ったに違いない。

「靴、脱いで」

神崎の膝の上で向かい合った姿勢になると、彼は首や胸元に口付けを落とした。

また、後ろで両腕を強く掴まれたことにより、押し返すこともぶん殴ることも出来なくなってしまう。

「あ、神崎...っ、ほんとにやめ...て...」

「ちゅ、ん...やめてほしいの...?」

自然と自分から胸を突き出しているような体制に羞恥を覚えると共に、酷く優しい声で問いかけられれば心臓が高なった。

「んんッやめて、欲し...ぃ...っ」

「ふ、嘘...。こんな身体熱くして、期待してるクセに」

期待なんかしていない。
こんな辱めを受けるような行為は、若王子との一件でもう懲り懲りだ。

「ね...乳首舐めていい?」

1度も触れられていない乳首は既に固く凝っている。

胸に吐息がかかるように、わざと近距離で喋られると、自身の先端からどぷりとカウパーが溢れ出たのが分かった。

「っ、ダメ...」

若王子にだって指でしか弄られてない。

指だけであんなに気持ちよかったのに、舌なんかで舐められたら...、そんなこと考えなくても分かるだろう。

「だめ...?沢山舐められて、吸われて、甘噛みされたら...きっと凄く気持ちいいよ?」

私は期待していない。
ただ、私のは期待しているのだ。

もう一層のこと、許可なんて取らずに舐めてくれればいいのに、とすら思ってしまう。

乳首に唇を押し当て、改めて「舐めていい?」と聞かれてしまえば、細かな振動が乳頭を伝って恐ろしい程の快楽へと変わる。

「あっ...ぁ、も、好きにして、いいから....くぅ、うんっ!」

脳内が真っ白になった。

左の乳首を軽く吸われ、右の乳首を指で優しく捏ねられる。

腕が自由になった事にも気付かず、私はみっともない喘ぎを零すことしか出来なかった。

「おッ...、はぁんッ...や、胸...はひ、んっだめ...ぇ...ッ」

ちゅっ、ちゅううと、強弱をつけて吸われ

「ッ、ひ、ぁあ...っ!」

時折思い出したかのように甘噛みをされた。
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