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ダブルベッド
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どれくらい噛まれたんだろう。
もう2、30分くらいはずっとこんな感じだ。
噛まれて、舐められて、キスされて。
たまに目が合うと、目を細めて笑われて。
身体が熱い。
噛まれた所が酷く疼いてしまう。
「わか、おうじくん...も、おかしくなる...」
「ん?ああ...ほんとだ。下着びしょびしょだね...先端の色が透けて見えてる...やらしい」
口で説明されれば急に恥ずかしくなって、目をギュッと瞑った。
「あっ!や、そこ...ひ、ぅ」
突然強烈な快楽に襲われ目の前が真っ白になる。
胸の上に飾られた2つの乳首を、彼の長い指がコリコリと弄り、時たま指先で弾かれれば、余計に恥ずかしい染みが下着に広がってしまう。
今までは背中と前を区別するためだけについていると思っていた乳首。
誰に触られても何も感じなかったのに、一体どうしてこんなにも気持ちがいいのだろう。
「あ、は...んっ、んぅ...や、ら...はぁ、ん...」
親指と人差し指を擦り合わせるかのようにして、乳首を刺激されれば何も考えられなくなる。
涎が口端から溢れ、はぁはぁと荒い息を吐く姿は、若王子にどれだけみっともなく映っているのか。
「このまま弄ってれば乳首だけでイけそうだね...」
「やだ、っ...こわ...」
「そうだね、それはまた今度にしよう」
今度なんてない、そう口にしようとしたが、それは叶わなかった。
「なに、して...」
下着を脱がされ、ちんぐり返しのポーズをさせられた私は、あまりの恥ずかしさに目を見開く。
目の前の男に、こんな屈辱的な体勢を見られ思考が追いつかない。
「さっき、男にいれる穴なんてないって言ってたけど...ここ」
アナルをそっと彼の指がなぞる。
「男にも、おま〇こはあるんですよ」
「おっ...」
私は女性ではないから、そんなものあるはずが無い。
それに
「そんな場所、感じるわけ...」
「ふふ、試してみる?」
怪しい笑みを浮かべた彼が、また、目を細めた。
今度は、ベッドヘッドからローションを取り出し、綺麗で長い中指を私のアナルに滑り込ませていく。
「ん、やらし...吸い付いてくる...」
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