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混乱の極みの中で最愛の夫を見つめている私に、恐らくは言いたくもなかっただろう秘密を、エディは打ち明けた。
「僕には、認知されなかった姉がいるらしい」
ジェシカに届かないよう耳打ちされた言葉の意味を一旦理解して頷いてから、徐々に思考が回り始めるのを感じた。
エディの立場から、親の隠し子について姉か妹かで嘘をつく必要がない。
私はジェシカを見つめ、それからエディに耳打ちを返す。
「ティルダって童顔ね」
もう呼び捨てである。
若さの秘訣を教えて貰いたいには変わりないが、今となっては本人への嫌悪感が大きすぎて諦めるほかない。
神妙な面持ちで口籠るエディからまたジェシカに視線を移し、逆にジェシカが飛び抜けて大人びているという可能性も考えてみる。
その場合、エディや、これから私の産むエディの子が老け顔ということになる。
「ジェシカ。お前、年は?」
「え?あ、12です」
ジェシカが慌てて口にした答えを聞いたエディが、私の肩に激突するほど項垂れて声を洩らした。
「ああっ」
「いたっ。何よ」
「なんてことだ……!」
今の状況については、私もその答えを求めている。
「見た目通りね」
「半年ほど前、12才になりました」
ジェシカが丁寧に言い直し、私の前でエディが膝から崩れ落ちた。
「……ねえ」
私の苛立ちは限界を超えた。
「呼び出して一時間待たせて一人で我が身を憐れまないでくれる?」
「説明するよ……」
「そうして」
私もしゃがみ込み、小声に切り替える。
「可愛い妖精さんみたいな顔をして、お義父様には愛人がいたのね。しかも、あなたの伯母」
浮気って遺伝するのかしら。
私がもう少し老けても、ラーゲルベック伯爵家には姉しかいないけど。
「……」
そう言えば、姉から私に乗り換えたんだったわね。
あら、まぁ……
「違うんだ」
「?」
エディは掠れ声を絞り出して首を振り否定している。
この後に及んで往生際が悪いと思いはしたが、エディはもう失神寸前というほど蒼褪めて見えて少し心配になってきた。
私はエディの肩に手を掛けた。
「ねえ。エディ。少し落ち着いて。私はあなたの妻なのよ?あなたの全てを受け止めるわ。だって、愛しているもの」
「君を失ったら、僕は、生きていけないよ……」
「エディ……」
切迫した切ない告白に愛しさが込み上げる。
「そんなことにはならないわ。あなたに秘密があるなら、打ち明けて。もしそれが重荷だとしても、私はあなたを愛しているんだもの、半分背負うわ」
「ノーラ……!」
本気で言った。この瞬間、私は本気でそう思っていた。
次の一言で一気に冷めた。
「母上なんだ。父上と母上から生まれた姉の子が、彼女……ジェシカ」
「…………」
言葉を失ってから数秒、私は心の整理に努めていた。
年老いてから娘程の若さの綺麗な妻を娶ってエディという宝物を神様に与えられた夫婦が私の義両親かと思っていたら、悪魔と魔女だったってわけ?
最悪。
冗談じゃない。
「何かの間違いじゃなくて?」
エディは首を振る。
こんな嘘をついてもエディは何一ついいことがないのだから、真実なのだろう。
ティルダは、息子を溺愛して、更にはその妻を身勝手とはいえ溺愛しながら、娘の存在を闇に葬った上で孫娘を手元に置いて虐めていた。そういうことになる。
は?
「……」
肉親であるエディが打ちひしがれているのも納得だと、多少、同情した。
私が接してきた限りエディは本当に心の優しい上品な男性であり、父親と性質を受け継いているようには見えない。
「いつから知っていたの?」
苦しむエディの姿を見ているともう答えはわかっていたが、本人の口から聞く為に尋ねる。
エディは予想通りの呟きを洩らした。
「さっき」
「そう」
必死で私を探し回るわけだ。
黙っていれば先延ばしにできたのに、私に、ジェシカを連れて実家に帰れと言ってくれた。危険な人物から遠ざけようとしているのだ。
エディは私を愛している。
優しいエディが、目の前で苦しんでいる。
もしあのまま姉がエディの妻になっていたら、この問題をどう解決しただろうか。
私は、姉に負けるわけにはいかない。
「ねえ。ジェシカは知ってるの?」
「父上の話と、君が言った母上の様子から考えてみても、とてもそうは思えない」
「同感よ。自分が体罰を受けている理由が〝奥様の視界に入ったから〟だと言ってるもの」
小声で囁き合う私たちにジェシカはやや怪訝そうな視線を向けて来るが、それはやはり遠慮がちなものだ。
貴族としての誇りなど知らず世界の全てを恐れて震えている年端も行かない少女でしかない。
「逃げてくれ……」
エディが不遇な姪を世界で一番信頼できる最愛の妻の私に預けてくれるのは、とても喜ばしいことだ。問題はそれが大迷惑な存在であるということ。
但し、ここでエディの姪、つまり私の義理の姪を助ける人道的な行いは、修道院お墨付きの姉だけでなく私も善良な貴族令嬢なのだと証明する最高の手段になる。
おっと、間違えちゃったわね。
伯爵夫人よ。結婚したんだもの。
姉より先に伯爵夫人となった私が、姉より優れた人間であったことを証明してみせる。
「おいで、ジェシカ」
本人が混乱しないよう女主の顔で呼びつけた。あっちの女主よりこっちの女主の方が優しいと思ってもらわなくては。
ジェシカは戸惑いながらも早足で傍に来ようとしたが、その三歩目くらいでエディが止めた。
掌を突き付けられ完全に拒絶されたジェシカは当然、蒼褪めて足を止める。
「何よ」
最愛の夫へ過去最高の苛立ちを覚えつつもそれを抑え、私は顔を寄せ、更には口元に耳まで当てた。
本当に、男なんだから言いたいことがあるならスパッと言いなさいよ。
そういうところが可愛くもあるけど、今は、そういう時じゃない。
「父上は」
ええ。問題の悪魔が何?
もう何を言われても驚かないわよ。きりがないもの。
ひたすら軽蔑するのみよ。
「あのくらいの年から練習が必要だと考えているみたいなんだ。その、愛しあう、行為の」
「……」
変態め。
「それで、母上が、これからその指南をするらしい」
「……!」
あまりに悍ましくて、悪寒がした。
震えた直後に脈が乱れ、喉が閊える。
嘘でしょ?
孫娘よ?
……認知されなかったエディの姉にも、同じ事をしたの?
「……」
死ねばいいのに。
「それで」
何処まで最悪の打ち明け話が続くのかと、私は唖然としてエディを見つめた。
エディはやっと顔を上げた。目を真っ赤にして、ほとんど泣き出している。
「君にも同じことをするって」
「──」
ぷつん、と。
私の中で何かが切れた。
執拗に私への身勝手な愛を注ごうとした義母ティルダ。
只の鬱陶しい若作り婆かと思っていたら……。
「わかった」
私は軽く頷き即座に立ち上がる。
実家に帰ろう。
姉の顔を見なくてはならないとか、そんなことはもう、今、どうでもいい。
「僕には、認知されなかった姉がいるらしい」
ジェシカに届かないよう耳打ちされた言葉の意味を一旦理解して頷いてから、徐々に思考が回り始めるのを感じた。
エディの立場から、親の隠し子について姉か妹かで嘘をつく必要がない。
私はジェシカを見つめ、それからエディに耳打ちを返す。
「ティルダって童顔ね」
もう呼び捨てである。
若さの秘訣を教えて貰いたいには変わりないが、今となっては本人への嫌悪感が大きすぎて諦めるほかない。
神妙な面持ちで口籠るエディからまたジェシカに視線を移し、逆にジェシカが飛び抜けて大人びているという可能性も考えてみる。
その場合、エディや、これから私の産むエディの子が老け顔ということになる。
「ジェシカ。お前、年は?」
「え?あ、12です」
ジェシカが慌てて口にした答えを聞いたエディが、私の肩に激突するほど項垂れて声を洩らした。
「ああっ」
「いたっ。何よ」
「なんてことだ……!」
今の状況については、私もその答えを求めている。
「見た目通りね」
「半年ほど前、12才になりました」
ジェシカが丁寧に言い直し、私の前でエディが膝から崩れ落ちた。
「……ねえ」
私の苛立ちは限界を超えた。
「呼び出して一時間待たせて一人で我が身を憐れまないでくれる?」
「説明するよ……」
「そうして」
私もしゃがみ込み、小声に切り替える。
「可愛い妖精さんみたいな顔をして、お義父様には愛人がいたのね。しかも、あなたの伯母」
浮気って遺伝するのかしら。
私がもう少し老けても、ラーゲルベック伯爵家には姉しかいないけど。
「……」
そう言えば、姉から私に乗り換えたんだったわね。
あら、まぁ……
「違うんだ」
「?」
エディは掠れ声を絞り出して首を振り否定している。
この後に及んで往生際が悪いと思いはしたが、エディはもう失神寸前というほど蒼褪めて見えて少し心配になってきた。
私はエディの肩に手を掛けた。
「ねえ。エディ。少し落ち着いて。私はあなたの妻なのよ?あなたの全てを受け止めるわ。だって、愛しているもの」
「君を失ったら、僕は、生きていけないよ……」
「エディ……」
切迫した切ない告白に愛しさが込み上げる。
「そんなことにはならないわ。あなたに秘密があるなら、打ち明けて。もしそれが重荷だとしても、私はあなたを愛しているんだもの、半分背負うわ」
「ノーラ……!」
本気で言った。この瞬間、私は本気でそう思っていた。
次の一言で一気に冷めた。
「母上なんだ。父上と母上から生まれた姉の子が、彼女……ジェシカ」
「…………」
言葉を失ってから数秒、私は心の整理に努めていた。
年老いてから娘程の若さの綺麗な妻を娶ってエディという宝物を神様に与えられた夫婦が私の義両親かと思っていたら、悪魔と魔女だったってわけ?
最悪。
冗談じゃない。
「何かの間違いじゃなくて?」
エディは首を振る。
こんな嘘をついてもエディは何一ついいことがないのだから、真実なのだろう。
ティルダは、息子を溺愛して、更にはその妻を身勝手とはいえ溺愛しながら、娘の存在を闇に葬った上で孫娘を手元に置いて虐めていた。そういうことになる。
は?
「……」
肉親であるエディが打ちひしがれているのも納得だと、多少、同情した。
私が接してきた限りエディは本当に心の優しい上品な男性であり、父親と性質を受け継いているようには見えない。
「いつから知っていたの?」
苦しむエディの姿を見ているともう答えはわかっていたが、本人の口から聞く為に尋ねる。
エディは予想通りの呟きを洩らした。
「さっき」
「そう」
必死で私を探し回るわけだ。
黙っていれば先延ばしにできたのに、私に、ジェシカを連れて実家に帰れと言ってくれた。危険な人物から遠ざけようとしているのだ。
エディは私を愛している。
優しいエディが、目の前で苦しんでいる。
もしあのまま姉がエディの妻になっていたら、この問題をどう解決しただろうか。
私は、姉に負けるわけにはいかない。
「ねえ。ジェシカは知ってるの?」
「父上の話と、君が言った母上の様子から考えてみても、とてもそうは思えない」
「同感よ。自分が体罰を受けている理由が〝奥様の視界に入ったから〟だと言ってるもの」
小声で囁き合う私たちにジェシカはやや怪訝そうな視線を向けて来るが、それはやはり遠慮がちなものだ。
貴族としての誇りなど知らず世界の全てを恐れて震えている年端も行かない少女でしかない。
「逃げてくれ……」
エディが不遇な姪を世界で一番信頼できる最愛の妻の私に預けてくれるのは、とても喜ばしいことだ。問題はそれが大迷惑な存在であるということ。
但し、ここでエディの姪、つまり私の義理の姪を助ける人道的な行いは、修道院お墨付きの姉だけでなく私も善良な貴族令嬢なのだと証明する最高の手段になる。
おっと、間違えちゃったわね。
伯爵夫人よ。結婚したんだもの。
姉より先に伯爵夫人となった私が、姉より優れた人間であったことを証明してみせる。
「おいで、ジェシカ」
本人が混乱しないよう女主の顔で呼びつけた。あっちの女主よりこっちの女主の方が優しいと思ってもらわなくては。
ジェシカは戸惑いながらも早足で傍に来ようとしたが、その三歩目くらいでエディが止めた。
掌を突き付けられ完全に拒絶されたジェシカは当然、蒼褪めて足を止める。
「何よ」
最愛の夫へ過去最高の苛立ちを覚えつつもそれを抑え、私は顔を寄せ、更には口元に耳まで当てた。
本当に、男なんだから言いたいことがあるならスパッと言いなさいよ。
そういうところが可愛くもあるけど、今は、そういう時じゃない。
「父上は」
ええ。問題の悪魔が何?
もう何を言われても驚かないわよ。きりがないもの。
ひたすら軽蔑するのみよ。
「あのくらいの年から練習が必要だと考えているみたいなんだ。その、愛しあう、行為の」
「……」
変態め。
「それで、母上が、これからその指南をするらしい」
「……!」
あまりに悍ましくて、悪寒がした。
震えた直後に脈が乱れ、喉が閊える。
嘘でしょ?
孫娘よ?
……認知されなかったエディの姉にも、同じ事をしたの?
「……」
死ねばいいのに。
「それで」
何処まで最悪の打ち明け話が続くのかと、私は唖然としてエディを見つめた。
エディはやっと顔を上げた。目を真っ赤にして、ほとんど泣き出している。
「君にも同じことをするって」
「──」
ぷつん、と。
私の中で何かが切れた。
執拗に私への身勝手な愛を注ごうとした義母ティルダ。
只の鬱陶しい若作り婆かと思っていたら……。
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