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10巻
10-1
しおりを挟む1 農作業を手伝おう
僕、タクミが聖域に植えた美しい桜の木。故郷のソメイヨシノを思わせるその大樹のもとで、僕らは楽しくお花見をした。
日々生きるのに精いっぱいで娯楽がほとんどない。それが当たり前のこの世界で、少しでもみんなを楽しませる事が出来て良かった。
ところが何故かその噂は周囲に漏れ伝わってしまい、ボルトン辺境伯の屋敷、ロックフォード伯爵の屋敷、さらにはバーキラ王国の王城にまで、桜を植えさせられる事になった。
あと、そのせいかわからないけど、バーキラ王国中の貴族から僕への縁組の申し込みが殺到して、大変な事に。
そんなわけで、僕は縁組の対応をバーキラ王国の宰相のサイモン様にすべて押しつけ、少し世俗から離れて頭を空にしようと聖域の田植えを手伝う事にしたんだけど……
◇
聖域では様々な作物が育てられている。小麦や米などの主食となる穀物、野菜類や果物類、森や林の恵みである木の実やキノコ類なんかもたくさん採取出来る。さらに竹林からは筍まで採れたりする。
ありがたい事に聖域では、連作障害が存在しない。これは植物の大精霊ドリュアスと土の大精霊ノームのおかげなんだけど、肥料にもさほど気を遣わなくても大丈夫なのだ。まあ、まったく肥料が必要ないわけじゃないけどね。
ノームやドリュアスによると、土の状態を整えるのは手間でもないらしい。大精霊とその眷属の多くの精霊達が力を貸してくれているから、人数が少ない聖域でも無理なく農作業が出来るのだ。
少し温んだ水が張られた田んぼに足を踏み入れると、柔らかな土の感触が妙な感じだ。
「キャハハハハッ! 楽しーい!」
「凄いな、カエデ」
上半身は可愛い女の子で、下半身が蜘蛛のS級の魔物、アラクネであるカエデが田んぼの感触に声を上げている。
蜘蛛の八本脚は田んぼでは最強だ。
僕達の中には、農業に詳しかったりちゃんと経験を積んでいたりする者はいない。兎人族のマーニと狐人族レーヴァは田舎出身なので農作業経験があるみたいだけど、小麦や野菜などを多少育てていた程度で、お米は僕の所に来てから初めて口にしたという。だから田植えなんて初体験なのだ。
そんなわけで、みんな楽しそうに稲の苗を植えている。
「レベルが上がってステータスが高くなると、こういう農作業もへっちゃらね」
「へっちゃらですニャ」
僕と同じく日本を故郷に持つアカネと、その従者の猫人族の女の子、ルルちゃんも泥まみれになって苗を植えている。
今日は聖域住民総出で田植えなので、マッボ、ポポロ、ミリ、ララのケットシーの親子、ワッパとサラの猫人族の兄妹、コレットとシロナの人族の姉妹、エルフのメルティーさんと娘のメラニー、マロリー姉妹といった聖域初期に僕が保護した住民達もいて、みんな楽しそうに田植えをしている。
エルフのメルティーさん親子は、普段果樹園の管理を仕事にしてるけど、田植えや稲刈りの時期は手伝いに来てくれているとの事。
ちなみに、この大陸では小麦で作ったパンが主食の地域が多く、お米を作っている地域はごく一部だ。聖域も最初は穀物では小麦や大麦、トウモロコシの栽培だけだったけど、お米を食べたいという僕のわがままで稲作が始まったのだ。
その割に僕は一度も農作業を手伝ってなかった……忙しかったんだ。仕方ないじゃないか。
聖域にある田んぼの面積は広いので、住民総出といえど、そんなにすぐには終わらない。早朝から始めた田植えでも、たぶん全体の三分の一も終わっていない。
ちょうど休憩を取りたくなったタイミングで、僕の奥さんの一人であるマリアが家のメイド達と一緒に昼食を持ってやって来た。
「タクミ様、皆さん、お昼にしましょう!」
みんなが嬉しそうに反応する。
「わーい! お腹空いたー!」
「「「「はーーい!」」」」
「もうそんな時間なんだ。お昼休憩にしようか。じゃあ、みんな僕の周りに集まってね。いくよ、ピュリフィケーション!」
僕は泥だらけになったみんなを近くに集めて、浄化の魔法を使う。
光が僕達を包み、泥汚れが嘘のようにキレイになった。
「お兄ちゃんありがとうー!」
「ありがとうー!」
ミリ、ララのケットシー姉妹が僕の腰に抱きついてお礼を言ってくる。
人の部分が多い猫人族と違い、全身毛に覆われているケットシーのミリとララは、泥を落とすのが大変だ。だけどそれも問題ない。浄化魔法なら、毛の間に入り込んだ泥汚れもキレイになるからね。
メイド達がシートを敷いて昼食の準備をし始め、僕らもそれを手伝う。
この聖域に来た頃だったら、「これは私達の仕事ですから」と言ってメイド達は僕の手伝いを断っただろうけど、今ではこういうユルい関係が普通になっている。
みんなでワイワイ楽しみながら準備をする。
「皆さん、たくさん用意してあるので遠慮なく食べてくださいね!」
マリアが料理の入った容れ物を並べつつ、食べるのを勧める。すると子供達は歓声を上げ、我先にと手を伸ばしていった。
マリアが用意してくれたのは、唐揚げ、フライ、煮物などの色々なオカズとおにぎり。パンが好きな人のためにサンドイッチもある。
他の住民もそれぞれにお料理を持ち寄って、みんなでお昼ご飯を楽しんでいる。
快晴の空の下、たまにはこんなのもいいな。
2 娯楽
聖域の住民と田植えをして、みんなと青空の下ご飯を食べて、久しぶりに純粋に楽しめた。
それで改めて思ったのは、この世界の娯楽の少なさ。農作業を楽しめるならそれはそれでとても良い事だが、やっぱりどうもね。
ちなみに聖域には僕の造った音楽堂があって音楽活動はそれなりに盛んなんだけど、楽器が苦手な人もいるだろうし、娯楽が音楽だけなのは少し寂しい。
だから――
◇
ゴゴゴゴゴォォォォーー!!
聖域の居住区から少し離れた場所に、大きな建物が出来上がる。建物自体はシンプルな箱型構造で、中の広さはなかなかのものだ。
建物の中に入り、その場に調達してあった木材をどんどん積み上げていく。
「さて、傾斜は調整しながら決めよう」
木材に魔力を流し、出来上がりをイメージして魔法を発動する。
「錬成!」
幅が一メートルくらいで、長さは二十メートルと少しくらい。細い板がすっと伸びた、いわゆるレーンが出来上がった。
「たぶん、こんな感じだったと思うんだけど、違ったら修正しないとな」
そう、僕は聖域にボウリング場を造っているのだ。
これは、みんなで二日かけて田植えを終えたあとの話なんだけど――
リビングのソファーに座り、メイドの淹れてくれたお茶を飲んでいた時、アカネが唐突に言い出した。
「あ~~! ボウリングしたい!」
「どうしたんだよ、いきなり」
何の脈絡もなくそんな事を言うアカネに聞く。どうせ、気まぐれに思いついた事をそのまま口に出したんだと思うけど。
「ねえ、タクミ。ボウリング場造ってよ」
「いや、意味がわからないよ」
「タクミだって、この世界に娯楽が少ないって思うでしょう? ないなら作ればいいのよ」
「いや、作ればいいって……」
「ボウリングって何ですニャ?」
ルルちゃんは初めて耳にした「ボウリング」という言葉に興味を持ったらしい。待ってました! とばかりにアカネが説明をすると――
「それ、楽しそうですニャ!」
「そうでしょ、そうでしょう!」
「私もしてみたいです、ボウリング!」
「私も興味があるであります!」
「マスター、カエデもボウリングしたーい!」
アカネのプレゼンが上手かったのか、よっぽど娯楽に飢えているのか、ルルちゃんだけじゃなくマリア、レーヴァ、カエデまでが乗り気になってしまった。
でも、僕は頭を抱える。
「う~ん、僕はボウリング下手くそだったからなぁ」
すると、アカネがズンッと詰め寄ってくる。
「何も、タクミにボウリングしろって言ってるわけじゃないでしょ。アンタはボウリング場を造ってくれればいいのよ!」
「はぁ、わかったよ。みんなが楽しめるならそれもアリだしね」
「「「「やったー!!」」」」
という事で、ボウリング場を造る事になった。
僕が建物とレーンを造っている間に、レーヴァがボウリングのピンとボールの製作に取り組んでくれた。
ピンの素材は木で問題なかったけど、ボールの素材は少々面倒だった。
ボウリングのボールが木製というのは、何だか違う気がする。実際にはプラスチックとかが使われたりするみたいなんだが、流石にそれは無理かな。石油を探しに行くところから始めないとダメだからね。
そんなわけでドリュアスに、プラスチックみたいな樹脂の採れる木はないか相談してみた。
「お姉ちゃんに任せて~」
「う、うん。頼むよドリュアス」
「私達もボウリング? っていうの、楽しみだからいいのよ~」
これであっという間にボールの素材の問題は解決した。レーヴァには、重さを変えてある程度の数を作るようお願いしておく。
そして僕は建物の中に十レーン造ると、ピンを自動で並べる装置と、投げたボールが戻ってくる装置の開発に移る。
まあ、どちらの装置もゴーレムを造る事に比べれば何て事はない。動力として使用する魔石も小さな物で大丈夫だ。一応トラブルがあった時のために、各レーンの裏側に控えてもらう人型のメンテナンス作業用ゴーレムを一体造っておこう。
点数が自動で計算されてモニターに……というのは流石に無理だから、自分達で計算して紙に手書きしてもらうしかないかな。
一通り造り終え、テストのために何度かボールを投げてみる。
改めてこの身体の優秀さを実感したよ。うん、やっぱり上手く投げられると楽しいね、ボウリング。
アカネとソフィアにもテストしてもらい、レーンやボールの出来の確認、ピンを並べる装置と投げたボールを戻す装置のチェックを続けたのだった。
あっという間に、ボウリング場が完成した。
聖域中で話題になっていたのか、ボウリング場オープンの日には、施設に多くの住民が押し寄せ、長い列を作っていた。
「タクミは建物の増築とレーンの追加、レーヴァはボールとピンを追加でお願いね」
「はい」
「はいであります」
自分達だけでレーンを占領するわけにもいかないと、アカネにボウリング場の拡張を指示された。
もちろんそれだけではなく、専用のマイボールまで要求される始末。そうなると他の人も欲しい欲しいとなるのが人情というもの……
僕とレーヴァが忙しくなったのは言うまでもない。
◇
聖域に暮らす多くの住民が、ボウリング場に集まっていた。
ボウリングは聖域住民に熱狂的に受け入れられ、聖域は今、空前のボウリングブームに沸いている。
連日ボウリング場は賑わい、軽食やドリンクを扱う売店を出したいという人がいたので、急ぎで休憩コーナーまで増設した。
ゴロゴロォォォォーー! バッキャァーーン!
「クッ、スプリットじゃと」
「フフフッ、ノームったら。力ずくで投げればいいってものでもないのよ」
「そう、コントロールが大事なのよ」
ゴロゴロォォォォーー! バッキャァーーン!!
「キャアーー! ストライクよ!」
「クッ、小娘に負けてられるか!」
ノーム、水の大精霊ウィンディーネ、風の大精霊シルフがボウリングで楽しそうに遊んでいる。少々熱くなりすぎている気はするけど……
ボウリング場オープンから皆勤賞で通っているのは彼女達、大精霊だ。
住民達は仕事を持っているけど、大精霊達は基本的に好きな事をして暮らしているだけだからね。暇はいくらでもある。
そして当然、アカネはルルちゃんやレーヴァとともに入り浸る事になった。結果として、レーヴァがやっていた、パペック商会に納品するポーション類作りは僕がやる事に。まあこれは、僕本来の仕事だからいいんだけど。レーヴァも楽しそうだし。
ちょっと驚いたのが、ソフィアとマーニまで熱心に練習している事。どうしたのかと聞いてみると、予想外の答えが返ってきた。
「ソフィアとマーニもボウリングにハマったの? 楽しんでくれるのは嬉しいけど」
「楽しんでいるのは間違いありませんが、これはボウリング大会に向けての練習です」
「ボウリング大会?」
「はい。アカネさんがボウリング大会を開催すると言っていましたので」
「アカネが? ……まあ、みんなが楽しめるイベントだし、いいか」
ボウリング大会と聞いて、サラリーマン時代の会社のレクリエーションを思い出した。それはさておき、ソフィアとマーニの取り組み方が真剣な事に首を傾げる。
「えっと、随分と熱心に練習してるんだね」
「はい。優勝者には副賞でタクミ様からご褒美をいただけるので」
「……副賞でご褒美?」
「はい。アカネさんが、何でも一つ望みを聞いてもらえると言ってました」
「……ふ、ふ~ん。が、頑張ってね」
「「はい!」」
二人が何を希望するのかわからないけど、まずは勝手に僕からの褒美を副賞にしたアカネに話を聞かないと!
ボウリング場を捜してもアカネは見つからなかったので、諦めて屋敷に戻った。すると、リビングのソファーでダラけているアカネを見つけた。
「アカネ、ボウリング大会をするって聞いたよ」
「ああ、タクミ、そういう事だからよろしくね」
「ああ、って、そうじゃなくて! 優勝の副賞で僕からご褒美をもらえるって聞いたんだが」
「そうよ。優勝者に賞金や賞品だけじゃ、盛り上がりにイマイチ欠けると思わない? そこでタクミが何でも一つ望みを叶えてくれるってなれば、意気込みが違ってくるでしょ」
「はぁ~、せめて先に言ってほしかったよ」
既に聖域の住民には告知しちゃっているみたいだから、もうどうしようもないけど、僕に断りもなしに副賞にするのはやめてほしい。
「タクミもみんなが喜ぶ方が嬉しいでしょ」
「わかったよ。そんなに無茶は言ってこないだろうし。それでボウリング大会が盛り上がるならいいよ」
「流石タクミね。わかってるじゃない」
そこで、ふと思った事を聞いてみる。
「アカネは身体の調子でも悪いのか?」
僕と話している間も、アカネはソファーにぐったりと寝そべっていた。
「フフフッ、違うわよ。私も優勝を狙っているからね。さっきまで猛特訓してたから、疲れて休憩しているだけよ。フフッ、タクミに何をオネダリしようかしら……」
「……僕も練習してくるよ」
アカネの含み笑いで、背中にヒヤリと寒気が走った。何故かわからないけど、アカネに優勝されるとマズい気がする。
その確信に近い予感に、僕はボウリング場に走る。
アカネだけには優勝されてはいけない。
そしてボウリング場に駆け込んだ僕は、すぐに練習をと思ったが……出来なかった。
うん、二時間待ちだったよ。
3 第一回聖域ボウリング大会
第一回聖域ボウリング大会の日がやって来た。
参加者が多いので予選を行い、一定人数になるまでふるいにかけていく。
それでも参加者はまだまだ減らなかったので、アカネと何故かノームの指示でレーンの増設をするハメになった。
レーンの数を最初に造った倍の二十レーンにしたけど、これでもまだ少ないとノームに愚痴られた。いや、どれだけハマってるんだか。
予選会は朝から行われ、参加者は皆、完璧なフォームでボールをピンへ投げている。
「ねえ、ソフィア。何だかみんな上手くない?」
「皆さん、暇があればボウリング場に来ていましたからね」
「そ、そうなんだ……」
ドワーフのドガンボさんまで、綺麗なフォームでボールを投げる。
ドワーフ特有の短い手足でビア樽体型なのに、フォームが凄く美しくて違和感がハンパない。
しかも力があるから、ピンが倒れる勢いが凄い。だからといって単に力任せじゃなく、フックボールで軌道をコントロールしている。
「ねえ、ひょっとしてドガンボさんのボール、マイボールなの?」
「ドワーフの方達はみんな、そうみたいですね。素材をレーヴァにねだってましたから」
どうやらドワーフ達のボールは、自作のマイボールらしい。他にもレーヴァは色んな人にねだられ、大量のボールを作るのに大変だったらしい。
「バランスや重さのリクエストが細かかったそうですよ」
「そ、それは大変だったようだね」
みんな、いくら何でもボウリングに熱狂しすぎじゃないかな。
やっぱり、他にも娯楽の選択肢があった方がいいかもしれないね。ボウリングに熱中するのは構わないけど、多様性はあった方がいいし。
この世界の人達には基本的に、娯楽に割ける時間やお金の余裕がない。皆、日々を生きるのに必死なのだ。
ただ、ここ聖域は少し違う。まず衣食住に困らない。仕事も選べるし、魔物に脅かされてもいない。だからこそ生活に余裕があって、こういう娯楽も楽しめる。
バーキラ王国、ロマリア王国、ユグル王国も国民の生活が向上し始めているので、ボウリングをはじめ、こうした娯楽を発明したら、色々提案出来るかもしれないね。
◇
そんなこんなで予選を通過したのは、僕が造ったレーンの数と同じ二十人。
その中には、暇があれば練習していたアカネとルルちゃんはもちろん、ソフィア、マーニ、カエデの顔も見えた。
マリアとレーヴァは練習時間が少なかったのか、予選落ちしている。
僕? もちろん予選落ちしましたよ。
他には大精霊でボウリングにハマっていたノームやウィンディーネ。ドワーフからは、ドガンボさんとゴランさんのドワーフコンビが予選通過した。
それとなんと、ケットシーのミリとララ姉妹も予選を通過していた。
彼女達は他の人と違って身体が小さいので、普通のボールの投げ方が出来ない。両手で抱えてゴロゴロと転がすのが精いっぱいのはずなんだけど……
「うんしょ、うんしょ、えい!」
コロコロコロコロ…………コテッ、パタッ、パタパタ……パタッ。
「やったー! またストライクニャーー!」
「お姉ちゃん、凄ーーい!」
「「………………」」
力なく転がったボールが十本のピンを倒す光景を見て、みんな唖然としている。
わかるよ、その気持ち。
予選落ちした僕は、ミリとララよりずっと下だったんだね。
本戦は、二ゲームの合計点数で争われた。
予選でみんな一ゲーム200点以上をポンポンと出していたからわかっていたけど、本戦に進んだ人はみんなハンパなく上手かった。
「やったわ!」
「くっ! 何故じゃ! 何故勝てん!」
大はしゃぎするウィンディーネの横で、崩れ落ちるノーム。
大興奮の本戦の結果――優勝はウィンディーネだった。
二位がソフィア。流石の運動能力だ。
そしてなんと、三位はケットシーのミリだった。
あのコロコロボールに負けて四位だったノームが、六位だったドガンボさんと八位だったゴランさんに慰められている。
五位に終わったアカネと、七位だったカエデは満足出来る点数だったのか、嬉しそうに順位のメダルをもらっていた。
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