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第3部 笑顔の裏に隠された真実
1-2物事には裏と表があるけどいつも見ているのは表側なんだよね
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私は〈西地区〉に向かうため、町の上空を進んでいた。少し前方には、ツバサさんが飛んでいる。乗っているのは、赤いエア・ボードで、相変わらず凄く目立つ。
流石は『深紅の紅玉』の二つ名を持つだけあって、赤がとても似合っている。これほど赤が似合う人は、他にいないと思う。
シャープな形状の機体もクールだけど、ツバサさんの乗っている姿もまた、凜としてカッコイイ。
エア・ボードは、本来なら、かなりのスピードが出る機体だ。以前、初めて見かけた時も、物凄いスピードで飛んでいた。でも、今日は私に合わせて、ゆっくり飛んでくれている。
しばらく進んで行くと、先のほうに〈西地区〉が見えて来た。建物でも判別できるけど、風の質の変化で〈西地区〉だと分かる。やはり、この地区の風は、特別に爽やかだ。
フィニーちゃんも〈西地区〉の風が、一番、気持ちいいと言ってた。風の違いは、マナラインが多い影響なのだろうか?
眼下に広がる建物を、じっと眺めながら進んで行くと、やがて〈ウインド・ストリート〉が見えてきた。通りの上空に到着すると、今度は通り沿いに、西に向かって飛んで行く。
いつも通りの見慣れた風景で、私は少しホッとした。今日も人通りが多く、観光客らしい人も沢山おり、とても賑わっている。こんな平和な場所で、大きな事故があったとは、とても想像できなかった。
アリーシャさんって〈ウインド・ストリート〉のそばに、住んでるのかな? いつも通ってるのに、全然、知らなかったよ。
〈ホワイト・ウイング〉から割と近いし、リリーシャさんとは、ちょくちょく会ってるんだろうか? 会社には、顔を見せたことが無いから、仕事には、口を出さないタイプなのかな? 放任主義だって、リリーシャさんが話してたし。
私は、前を進んで行く、ツバサさんの背中を見ながら、色々と考える。人から聴いた話や、今まで見たことのある情報など。
でも、私は話を聴いただけで、アリーシャさんとは、全く面識がないんだよね。どんな凄い人か想像していたら、またドキドキしてきた。落ち着け、私……。
やがて、ツバサさんは左手を上げると、スッと振り下ろす。『着陸せよ』の手信号だ。あとに続いて降下して行くと、そこは『天使の像』がある広場だった。
この広場は〈西地区〉に来ると、上空を通ることが多い。天使の像は目立つので、目印代わりに、ちょうどいいからだ。
この町には、いたる所に広場があり、それぞれに名前が付けられている。ただ、公式な名称ではなく、地元の人たちが、勝手に付けた呼び方だ。なので、結構、面白い名前の広場も多い。
〈夫婦喧嘩広場〉〈酔っ払い広場〉〈雄たけび広場〉など。過去の、何かしらのエピソードから、付けられているらしい。
ちなみに、ここは〈天使広場〉と呼ばれていた。そのまんまだけど、分かりやすくていいよね。広場の中心には、白い天使像が立ってるし。
ツバサさんと私は、広場の端に、エア・ドルフィンを停めると、天使の像に向かった。いつも、上空からは見ているけど、直接、地上から見るのって、凄く久しぶりだ。
この町に来てから、移動はほぼ空だから、目的地以外は、あまり歩かないんだよね。だから、空からしか見たことのない場所も、結構あったりする。
「風歌ちゃんは、この天使像のことを、知っているかな?」
天使像の真正面に立つと、ツバサさんが声を掛けてきた。
「上空からは、いつも見ていますので。よく知っています」
「じゃあ、いつ作られたのかは、知ってる?」
「それは――知りません。ただ、見た感じは、結構、新しそうですよね?」
もし、ナギサちゃんが一緒にいたら、勉強不足だと、厳しく怒られていたに違いない。特別、有名な観光スポットじゃないので、詳しくは調べたことが無かった。
学ぶことが滅茶苦茶、多いので、まだ有名な場所しか覚えていない。ゆくゆくは、町の全てを、覚えなきゃいけないんだけど……。
「この像は、昨年、作られたものなんだ」
「なるほど、どうりで新しいわけですね」
像にシミなどの汚れが、ほとんどない。それに、デザインも、今風のオシャレな感じがする。商店街のイメージアップとかで、像やオブジェを置いたりって、割りとあるんだよね。
私が像を観察していると、ツバサさんが、ポツリとつぶやいた。
「これは、慰霊碑なんだ――」
「えっ……では、あの事故の時の?」
「そう。あの痛ましい事故と、命を落とした人たちを、忘れないためにね」
ツバサさんは、像をじっと見つめながら、静かに答える。
そうだったんだ。私、何度も見ているのに、全く知らなかった。
「でも――この像って、何も書いてないですよね?」
普通なら、台座や石板に、亡くなった人の名前だったり、作られた経緯が書かれている場合が多い。でも、この天使像には、何も文字が、刻まれていなかった。
「この町は、観光都市だからね。みんな、楽しむために来ているんだ。だから、全ての人が、過去の悲しい事件を知る必要は、ないんじゃないかな? ほら、あんな風に」
ちょうど天使像の前では、観光客らしき人が、笑顔で記念撮影をしている最中だった。数人でワーワー言いながら、とても楽しそうだ。
知らない人から見れば、ただの綺麗な像にしか、見えないのだろう。私だって、つい先ほどまでは、ずっとそう思ってたし……。
「風歌ちゃん、像の裏を見てごらん」
私は言われるままに、天使像の裏側に回ってみる。
「あっ、これって、もしかして――」
ようやく、私はこの像の、本当の意味を理解した。
私はツバサさんの所に戻り、質問する。
「あれは、地元の方たちが?」
「一年以上、経った今も、献花に来る地元の人が、結構いるんだ。僕も、たまに来るけどね」
像の裏には、いくつもの花束が、置かれていたのだ。
「あと、この像には、二つの顔があって。観光客にとっては喜びの象徴で、地元の人にとっては悲しみの象徴なんだ。同じ像なのに、不思議だよね」
本当に、ツバサさんの言う通りだ。つい先ほどまでは、とても輝いていて見えていた像が、今はとても悲しく見える。そう考えると、観光客の人は、知らないほうがいいのかもしれない。
私とツバサさんは、しばし像の前に立ち、じっと眺めていた。ツバサさんは、像を見ながら何かを考えている様子で、全く動こうとしない。なので、私はそっと声を掛けた。
「あの、アリーシャさんのご自宅って、このすぐそばに有るんですか?」
色々勉強にはなったけれど、そろそろアリーシャさんに、会いに行きたい。私の憧れるリリーシャさんの、お母さんだし。それに〈ホワイト・ウイング〉の創始者だ。一度しっかり、挨拶しておかないと。
何よりも、アリーシャさんの、元気な姿を見てみたかった。さっきの、ツバサさんの話を聴いたら、つい不安になっちゃって……。
「この天使像って、アリーシャさんが、モデルなんだよね」
ツバサさんは、私が期待してたのとは、違う答を返して来た。
「なるほど、アリーシャさんって、こんな顔をしていたんですか。って――えっ? いや、そうじゃなくて……。アリーシャさんって?」
胸がざわざわする。いつも、嫌な予感が当たる時の前触れだ。
「さっき、事故の話をした時に、言ったよね。巻き込まれた通行人は二名。そのうち一名は、亡くなったと」
「それじゃあ、まさか――?」
ツバサさんは何も言わずに、小さく頷いた。
「えっ……そんな、嘘っ――?!」
私は急に、頭の中が真っ白になった。次の瞬間、目の前がグラリと傾いた。
「……ちゃん、……歌ちゃん!」
一瞬、意識が飛んでいたようだ。私はツバサさんに、体を支えられていた。
「風歌ちゃん、大丈夫?」
「え、あぁ――はい」
私は自分の足で立とうとするが、すぐに、よろけてしまった。体から力が抜け、足に力が入らない。まるで、体がゼリーのようになった気分だ。
すぐにまた、ツバサさんが受け止めてくれる。
「落ちついて、深呼吸して。あそこで、少し休憩しよう」
ツバサさんに支えられながら、私はベンチに連れて行ってもらった。
なんだろう、この胸が締め付けられる気持ち。頭の中がぐちゃぐちゃになって、何も考えられない。地面を踏みしめている感触がなく、周りの音が、全く聞こえなくなった。
いつの間にか、私の頬からは、熱い涙が次々こぼれ落ちていた……。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次回――
『いつも笑顔の人ほど深い悲しみを抱えているのかもしれない』
後悔も、悲しみも、立ち上がる力に変えて……
流石は『深紅の紅玉』の二つ名を持つだけあって、赤がとても似合っている。これほど赤が似合う人は、他にいないと思う。
シャープな形状の機体もクールだけど、ツバサさんの乗っている姿もまた、凜としてカッコイイ。
エア・ボードは、本来なら、かなりのスピードが出る機体だ。以前、初めて見かけた時も、物凄いスピードで飛んでいた。でも、今日は私に合わせて、ゆっくり飛んでくれている。
しばらく進んで行くと、先のほうに〈西地区〉が見えて来た。建物でも判別できるけど、風の質の変化で〈西地区〉だと分かる。やはり、この地区の風は、特別に爽やかだ。
フィニーちゃんも〈西地区〉の風が、一番、気持ちいいと言ってた。風の違いは、マナラインが多い影響なのだろうか?
眼下に広がる建物を、じっと眺めながら進んで行くと、やがて〈ウインド・ストリート〉が見えてきた。通りの上空に到着すると、今度は通り沿いに、西に向かって飛んで行く。
いつも通りの見慣れた風景で、私は少しホッとした。今日も人通りが多く、観光客らしい人も沢山おり、とても賑わっている。こんな平和な場所で、大きな事故があったとは、とても想像できなかった。
アリーシャさんって〈ウインド・ストリート〉のそばに、住んでるのかな? いつも通ってるのに、全然、知らなかったよ。
〈ホワイト・ウイング〉から割と近いし、リリーシャさんとは、ちょくちょく会ってるんだろうか? 会社には、顔を見せたことが無いから、仕事には、口を出さないタイプなのかな? 放任主義だって、リリーシャさんが話してたし。
私は、前を進んで行く、ツバサさんの背中を見ながら、色々と考える。人から聴いた話や、今まで見たことのある情報など。
でも、私は話を聴いただけで、アリーシャさんとは、全く面識がないんだよね。どんな凄い人か想像していたら、またドキドキしてきた。落ち着け、私……。
やがて、ツバサさんは左手を上げると、スッと振り下ろす。『着陸せよ』の手信号だ。あとに続いて降下して行くと、そこは『天使の像』がある広場だった。
この広場は〈西地区〉に来ると、上空を通ることが多い。天使の像は目立つので、目印代わりに、ちょうどいいからだ。
この町には、いたる所に広場があり、それぞれに名前が付けられている。ただ、公式な名称ではなく、地元の人たちが、勝手に付けた呼び方だ。なので、結構、面白い名前の広場も多い。
〈夫婦喧嘩広場〉〈酔っ払い広場〉〈雄たけび広場〉など。過去の、何かしらのエピソードから、付けられているらしい。
ちなみに、ここは〈天使広場〉と呼ばれていた。そのまんまだけど、分かりやすくていいよね。広場の中心には、白い天使像が立ってるし。
ツバサさんと私は、広場の端に、エア・ドルフィンを停めると、天使の像に向かった。いつも、上空からは見ているけど、直接、地上から見るのって、凄く久しぶりだ。
この町に来てから、移動はほぼ空だから、目的地以外は、あまり歩かないんだよね。だから、空からしか見たことのない場所も、結構あったりする。
「風歌ちゃんは、この天使像のことを、知っているかな?」
天使像の真正面に立つと、ツバサさんが声を掛けてきた。
「上空からは、いつも見ていますので。よく知っています」
「じゃあ、いつ作られたのかは、知ってる?」
「それは――知りません。ただ、見た感じは、結構、新しそうですよね?」
もし、ナギサちゃんが一緒にいたら、勉強不足だと、厳しく怒られていたに違いない。特別、有名な観光スポットじゃないので、詳しくは調べたことが無かった。
学ぶことが滅茶苦茶、多いので、まだ有名な場所しか覚えていない。ゆくゆくは、町の全てを、覚えなきゃいけないんだけど……。
「この像は、昨年、作られたものなんだ」
「なるほど、どうりで新しいわけですね」
像にシミなどの汚れが、ほとんどない。それに、デザインも、今風のオシャレな感じがする。商店街のイメージアップとかで、像やオブジェを置いたりって、割りとあるんだよね。
私が像を観察していると、ツバサさんが、ポツリとつぶやいた。
「これは、慰霊碑なんだ――」
「えっ……では、あの事故の時の?」
「そう。あの痛ましい事故と、命を落とした人たちを、忘れないためにね」
ツバサさんは、像をじっと見つめながら、静かに答える。
そうだったんだ。私、何度も見ているのに、全く知らなかった。
「でも――この像って、何も書いてないですよね?」
普通なら、台座や石板に、亡くなった人の名前だったり、作られた経緯が書かれている場合が多い。でも、この天使像には、何も文字が、刻まれていなかった。
「この町は、観光都市だからね。みんな、楽しむために来ているんだ。だから、全ての人が、過去の悲しい事件を知る必要は、ないんじゃないかな? ほら、あんな風に」
ちょうど天使像の前では、観光客らしき人が、笑顔で記念撮影をしている最中だった。数人でワーワー言いながら、とても楽しそうだ。
知らない人から見れば、ただの綺麗な像にしか、見えないのだろう。私だって、つい先ほどまでは、ずっとそう思ってたし……。
「風歌ちゃん、像の裏を見てごらん」
私は言われるままに、天使像の裏側に回ってみる。
「あっ、これって、もしかして――」
ようやく、私はこの像の、本当の意味を理解した。
私はツバサさんの所に戻り、質問する。
「あれは、地元の方たちが?」
「一年以上、経った今も、献花に来る地元の人が、結構いるんだ。僕も、たまに来るけどね」
像の裏には、いくつもの花束が、置かれていたのだ。
「あと、この像には、二つの顔があって。観光客にとっては喜びの象徴で、地元の人にとっては悲しみの象徴なんだ。同じ像なのに、不思議だよね」
本当に、ツバサさんの言う通りだ。つい先ほどまでは、とても輝いていて見えていた像が、今はとても悲しく見える。そう考えると、観光客の人は、知らないほうがいいのかもしれない。
私とツバサさんは、しばし像の前に立ち、じっと眺めていた。ツバサさんは、像を見ながら何かを考えている様子で、全く動こうとしない。なので、私はそっと声を掛けた。
「あの、アリーシャさんのご自宅って、このすぐそばに有るんですか?」
色々勉強にはなったけれど、そろそろアリーシャさんに、会いに行きたい。私の憧れるリリーシャさんの、お母さんだし。それに〈ホワイト・ウイング〉の創始者だ。一度しっかり、挨拶しておかないと。
何よりも、アリーシャさんの、元気な姿を見てみたかった。さっきの、ツバサさんの話を聴いたら、つい不安になっちゃって……。
「この天使像って、アリーシャさんが、モデルなんだよね」
ツバサさんは、私が期待してたのとは、違う答を返して来た。
「なるほど、アリーシャさんって、こんな顔をしていたんですか。って――えっ? いや、そうじゃなくて……。アリーシャさんって?」
胸がざわざわする。いつも、嫌な予感が当たる時の前触れだ。
「さっき、事故の話をした時に、言ったよね。巻き込まれた通行人は二名。そのうち一名は、亡くなったと」
「それじゃあ、まさか――?」
ツバサさんは何も言わずに、小さく頷いた。
「えっ……そんな、嘘っ――?!」
私は急に、頭の中が真っ白になった。次の瞬間、目の前がグラリと傾いた。
「……ちゃん、……歌ちゃん!」
一瞬、意識が飛んでいたようだ。私はツバサさんに、体を支えられていた。
「風歌ちゃん、大丈夫?」
「え、あぁ――はい」
私は自分の足で立とうとするが、すぐに、よろけてしまった。体から力が抜け、足に力が入らない。まるで、体がゼリーのようになった気分だ。
すぐにまた、ツバサさんが受け止めてくれる。
「落ちついて、深呼吸して。あそこで、少し休憩しよう」
ツバサさんに支えられながら、私はベンチに連れて行ってもらった。
なんだろう、この胸が締め付けられる気持ち。頭の中がぐちゃぐちゃになって、何も考えられない。地面を踏みしめている感触がなく、周りの音が、全く聞こえなくなった。
いつの間にか、私の頬からは、熱い涙が次々こぼれ落ちていた……。
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『いつも笑顔の人ほど深い悲しみを抱えているのかもしれない』
後悔も、悲しみも、立ち上がる力に変えて……
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