翔龍記 =電子版=

落合涼太朗

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第24章 2021/令和3年 7月/文月

7月28日(水曜日)朝版

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 ▼きのう(27日)東京都の感染状況は――

  東京都は27日、感染者が2,848人報告されたと発表した。重症患者は82人。

 1日の感染者数では、1月7日の2,520人を大きく上回り、過去最多となった。1週間前の火曜日よりは1461人増えた。

 感染者の年代別の内訳は20代が951人で最多。30代が610人、40代が466人、50代が301人となっている。高齢者にあたる65歳以上は78人だった。

 ★日本柔道男子、連続の4階級全制覇 

 東京五輪第5日、柔道男子81キロ級の永瀬貴規(27)が決勝でサエイド・モルラエイ(29)を延長の末、足車で技ありを奪い、金メダルを獲得。 

 銅メダルに終わった16年リオデジャネイロ五輪の悔しさを晴らした。同階級の金メダルは00年シドニー五輪の瀧本誠以来5大会ぶり。

 〈MEMO〉

 永瀬貴規(ながせ・たかのり)  1993(平成5)年10月14日生まれ、27歳。長崎市出身。2016年リオデジャネイロ五輪銅。世界選手権は15年優勝。全日本選抜体重別選手権は優勝5度。得意は大内刈り、内股、体落とし。長崎日大高―筑波大出、旭化成。

 ★ソフトボール 日本代表 13年ぶりの金メダル獲得 連覇達成

 ソフトボール決勝が横浜スタジアムであり、日本(世界ランキング2位)がアメリカ(同1位)を2―0で破り、2008年北京五輪に続く金メダルを獲得した。

 日本は4戦4勝で迎えた26日の1次リーグ最終戦で、米国にサヨナラ負け。決勝で宿敵に勝利して13年越しの2連覇を達成した。

 上野由岐子が先発し、六回途中まで無失点の好投。上野を救援した後藤希友も後続をゼロに抑え、七回は再び上野が登板して零封リレーを見せた。 

 なお、24年パリ五輪では再び実施競技から外れる。

 ★サーフィン男子 五十嵐カノア 銀メダル獲得


 強力なライバルたちを次々と破り、決勝にたどり着いた五十嵐だったが、最後は見せ場を作れずに終わりを迎えた。

 「オリンピックで目指すはゴールド(金メダル)。サーフィンはこれから(日本で)メジャーになるスポーツ。どれくらい面白いかを見てもらいたい」と言い続けてきた。

 今後の彼の活躍に期待したい。

 ★体操 団体女子 メダルに届かず

 体操女子団体総合決勝は、村上茉愛、畠田瞳、平岩優奈、杉原愛子の日本は4種目合計163・280点の5位で、1964年東京五輪3位以来のメダル獲得はならなかった。

1964年東京五輪の銅メダル以来となる表彰台には届かなかった。3位のイギリスに0・816点まで迫っての5位。前回リオデジャネイロ五輪は4位だったが、点差は1・632点。順位こそ1つ落としたものの、メダルまでの距離は縮まった。

 次こそ、メダル獲得に期待がかかる。

 ★サッカー女子 1次リーグ突破


 サッカー女子の日本はチリを1ー0で下して1次リーグを突破し、準々決勝に駒を進めた。後半32分、田中がゴールを決めた。銀メダルだった2012年ロンドン五輪以来の表彰台、さらに初の金メダルという高い目標を掲げる「なでしこジャパン」が、挑戦を続ける権利を得た。

 19年女子ワールドカップ(W杯)は1次リーグ突破後、決勝トーナメント1回戦で敗れた。11年女子W杯優勝から10年。復権に向け、負けたら終わりの戦いに再度、挑戦する。

 ★大坂なおみ選手 3回戦で敗退

 ★卓球・張本智和、8強逃す

 ★サーフィン女子 都筑有夢路(20)が3位決定戦を制して銅メダルを獲得

 ★ウエイトリフティング 女子59キロ級 安藤が大逆転で、銅メダル


 ▼後記

 27日は、トリプル・ブッキングでした。サッカー女子とソフトボール決勝戦、さらにネコ歩きと見事に重なって録画やザッピングに追われた。

 そのおかげか・・・ソフトも金メダル、なでしこも1次リーグを自力で突破して最高の夜でした。

 それに一番注視すべきなのは、東京都の感染状況です。1日の感染確認者数としては、過去最多の2,848人と記録を更新しており安穏とテレビ観戦している場合ではない。

 しかしながら、われわれに何ができるか――。感染防止の基本の徹底、不要不急の外出の自粛などです。このまま放置しておくと3,000人はすぐに突破します。

 取りあえず、身近なことからコツコツと心がけましょう。











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