58 / 86
二章 能力専門学校
8話 正義のヒーロー(笑)
しおりを挟む
「カミラ~」
「なんですかソラ」
ここは迷宮都市の安全を守る、迷宮都市安全保護委員会の人達が住んでいるマンションの会議室。
そこでは今日の役割である青髪の戦闘用人工人間冥土、ソラとカミラが居た。
精霊族達はパトロールだ。
カミラはタブレットを操作しており、ソラは机に持たれてだらけていた。
「ヤユイ様とミナ様ってどっちが強いの? ミナ様は私達の上司でメイド長だけどさ」
「そうですね。力が封印されているヤユイ様なら、ミナ様の方が強いです。が、全力ならヤユイ様の方が強いです。そもそも元はヤユイ様がメイド長だったんですよ」
「え、そうなの!」
「そうです。ソラはまだ若いから知らないのですね。ヤユイ様がミナ様の師匠です。そして、雑務などは秋様から教わり、今の座に居ます」
「ふむふむ」
「まとめ役、と言うのは強さだけでは成り立ちません。だからこそ、皐月様は十二星騎士で暴君者と言う二つ名の称号を得ていますが、王系ではないです。指揮能力や書類仕事をこなせる⋯⋯言わば忍耐力が必要なんです。ま、強さの全力はヤユイ様の方が上、ミナ様はヤユイ様を上に見てます。だから、ミナ様にはメイド長としての役割はあっても、二つ名や王の名前がないんですよ」
「なるほど。てか、何やってんの?」
「漫画描いてます」
「なんの?」
「秋様と無月様です」
「へ~なんの話?」
「え、秋様に対して無月様が異能を使って動きを封じてP──して、それからP───で、P───、P──」
「ストップ! 真顔で何言ってんのよ! あんたってそう言うキャラなの!」
「結構人気なんですよ。他にもBL、おねショタ、またはその逆。近〇相〇、普通に純愛、NTRものや⋯⋯」
「止めて! 聞きたくない! 憧れの先輩のままで居させて!」
「ま、人気の層って淫魔族なんですけどね」
「はは、ほんと、残酷な真実ってあるんだね。──てか、秋様を使って良いの? 秋様を尊敬している人は皆だよ? 支持率100パーセントだよ? 怒られないの?」
「だからこそ、乱れる姿を見たいと思う人は居るんですよ」
「それが人の創作物だとはね。はは」
ソラの目は虚空を見ていた。憧れの先輩の一人、そんな人がR指定の漫画家の顔を持っていたと言う事実を受け入れないで居た。
「貴方達、少しは緊張感を持ちなさいよ」
「仕方ないじゃないですか~、今ではあの犯罪者も攻めて来ないし。ボコボコにしまくって、アイツアビリティの扱い上手く成って、有害物質を破壊することが出来るように成って、フグとかの刺身を扱っているんですよ? 全うになって暇──」
「ソラ!」
「え、あ、春、様」
人工人間冥土のトップは人工人間では無く、秋である。
そして、春と呼ばれたメイド服の人物はサポーターの力を有したモンスター。
秋の右腕である有能な人物だ。
「お二人共、そこに直りなさい」
「「はい」」
笑顔が怖い春。ピンクの髪の毛と瞳は桜を連想させる。彼女はこのダンジョンが出来てから二年目に生まれた。
「まず!」
そこから長い長い説教が始まった。
「それとカミラ!」
「はい!」
「漫画出来たら最初に私に送ってください」
「畏まりました!」
「春様もファンなのかよ!」
「あ、それとこれを天音に渡してください」
「手紙ですか? 春様がお渡しになられれば良いのでは?」
「成る可く天音の顔を見たくないんですよ」
「春様は秋様一筋ですもんね」
「ええ」
(わ~二人しか分からない高次元な話してる~)
「あ、説教を再開しますね」
「「⋯⋯」」
◆
「や、やへてください」
「⋯⋯なら、金出せよ」
加藤並の制服を着ている黄色髪の男が、男子生徒をボコボコにして金を巻き上げていた。
他にも数人の生徒が一人の生徒を囲んでいる。
彼らは黄グループ、加藤並の中で最弱のグループ。
「も、もう無理です! お金は、もう渡せま⋯⋯がは」
「無理じゃないんだ。やるんだよ! お前の役目は俺らの財布だろ?」
「無理な、モノは」
「聞こえないな~」
ただの暴力。そこにカツアゲされている男子生徒と同じ制服を着て、仮面を付けている人物が現れた。
「参上正義のヒーロー!」
「は? なんだその変な仮面。つかてめぇ誰だ?」
「てめぇ誰だと言われたら、何故答える必要があると言う。弱い者イジメはやめなさい」
「は? 変な仮面付けた野郎が、ヤレ!」
『変な仮面野郎! 死ねぇや!』
「いきなりの暴力。愚かな。てか、そんなに変な仮面って強調しなくていいだろ!」
◆
俺は目の前に迫ってくる不良共を拳一つで薙ぎ伏せる。
身体強化のアビリティ持ちだろうし、違くてもそこそこ丈夫な筈だ。
建造物を破壊してない時点で、きちんと手加減はしている。相手を気絶させただけだ。
俺がどうしてこんな役をしているかと言うと、迷宮都市の方に一通の手紙が放り込まれたからだ。
調べた結果、それが事実だと分かり、困った人を助けるのが我々の方針、そしてその内容が俺に密接に関わる事だったので俺が不良狩りを行っている。
最初の狩る相手は、依頼者の兄である。
手紙の内容はこうだ。小さな子供の字で、涙を垂らした跡もあった。
『お兄ちゃんが、こわい人たちに、いじめられて、お金をうばわれています。おねがいします。お兄ちゃんは、けいさつにもたよらないんです。たすけてください』
まだ漢字が分からないのか、殆ど平仮名だった。
俺だって情がない訳じゃない。
だから、ここに居る。
本当に真面目だな。わざわざ怖い目、痛い目にあっても学校に行くんだから。
「な、なんだお前。変な仮面のクセにっ!」
「本当はこんな事やるつもりは無かったよ。そこまで大事じゃなかったし。小さな事だったし。ま、やるけどさ」
いや、本来大事になるべきだったのだろう。
「クソがあああ!」
スピードを上げて黄色男が走って来る。
相手の拳に合わせて蹴り上げる。
「ひぎゃあ」
「お前の役目は見せしめだ」
伸びているソイツを見る事もしないで、カツアゲされていた男による。
「大丈夫か?」
「ありがとう」
手を伸ばし、手を合わせて来たので引っ張る。
立ち上がった男は俺に頭を下げる。
「感謝するな。俺は成る可く関わらないようにしていたからな。妹に感謝しておくんだ」
「え?」
「それと、奪われた金はこいつらに返させるから、安心して学校生活を楽しんでくれ」
「はい! そ、それと。僕、その仮面かっこいいと思います!」
理解者⋯⋯こいつはこれからきちんと守ろう。
さて、こいつらが起きるの待つか。こいつらの為にスペルカードを使ってまで起こすつもりは毛頭ない。
加藤並について調べるようにして、分かった事がある。
アビリティがない時代、加藤並は一般高校だった。
正確にはヤンキー校では無く、そこそこ偏差値の高い良い高校だった。
だが、アビリティがある時代になり、能力専門に成った時にズルズルと悪く成った。
そして今の学園長、こいつに成ってからさらに悪く成った。
何が悪く成ったのか、それは魔道具だった。
「チィ、まだ情報が足りないな」
それだけしかまだ分からない。
学園長の事を深く調べようとすると、上手く調べられないのだ。
今の学園長が何処に居るかも分かってない。
動物型人工人間を使ってでも分からないとは、相当なのだ。
「ん、ん~」
「起きたか」
「お、お前は!」
「で、何か⋯⋯」
黄色頭の男が土下座する。
「俺を弟子にしてください!」
「悪人を弟子にする趣味はねぇ!」
土下座と弟子入り志願して来た黄色男に俺は困惑を隠せないでいた。
こいつ、なんなん?
「なんですかソラ」
ここは迷宮都市の安全を守る、迷宮都市安全保護委員会の人達が住んでいるマンションの会議室。
そこでは今日の役割である青髪の戦闘用人工人間冥土、ソラとカミラが居た。
精霊族達はパトロールだ。
カミラはタブレットを操作しており、ソラは机に持たれてだらけていた。
「ヤユイ様とミナ様ってどっちが強いの? ミナ様は私達の上司でメイド長だけどさ」
「そうですね。力が封印されているヤユイ様なら、ミナ様の方が強いです。が、全力ならヤユイ様の方が強いです。そもそも元はヤユイ様がメイド長だったんですよ」
「え、そうなの!」
「そうです。ソラはまだ若いから知らないのですね。ヤユイ様がミナ様の師匠です。そして、雑務などは秋様から教わり、今の座に居ます」
「ふむふむ」
「まとめ役、と言うのは強さだけでは成り立ちません。だからこそ、皐月様は十二星騎士で暴君者と言う二つ名の称号を得ていますが、王系ではないです。指揮能力や書類仕事をこなせる⋯⋯言わば忍耐力が必要なんです。ま、強さの全力はヤユイ様の方が上、ミナ様はヤユイ様を上に見てます。だから、ミナ様にはメイド長としての役割はあっても、二つ名や王の名前がないんですよ」
「なるほど。てか、何やってんの?」
「漫画描いてます」
「なんの?」
「秋様と無月様です」
「へ~なんの話?」
「え、秋様に対して無月様が異能を使って動きを封じてP──して、それからP───で、P───、P──」
「ストップ! 真顔で何言ってんのよ! あんたってそう言うキャラなの!」
「結構人気なんですよ。他にもBL、おねショタ、またはその逆。近〇相〇、普通に純愛、NTRものや⋯⋯」
「止めて! 聞きたくない! 憧れの先輩のままで居させて!」
「ま、人気の層って淫魔族なんですけどね」
「はは、ほんと、残酷な真実ってあるんだね。──てか、秋様を使って良いの? 秋様を尊敬している人は皆だよ? 支持率100パーセントだよ? 怒られないの?」
「だからこそ、乱れる姿を見たいと思う人は居るんですよ」
「それが人の創作物だとはね。はは」
ソラの目は虚空を見ていた。憧れの先輩の一人、そんな人がR指定の漫画家の顔を持っていたと言う事実を受け入れないで居た。
「貴方達、少しは緊張感を持ちなさいよ」
「仕方ないじゃないですか~、今ではあの犯罪者も攻めて来ないし。ボコボコにしまくって、アイツアビリティの扱い上手く成って、有害物質を破壊することが出来るように成って、フグとかの刺身を扱っているんですよ? 全うになって暇──」
「ソラ!」
「え、あ、春、様」
人工人間冥土のトップは人工人間では無く、秋である。
そして、春と呼ばれたメイド服の人物はサポーターの力を有したモンスター。
秋の右腕である有能な人物だ。
「お二人共、そこに直りなさい」
「「はい」」
笑顔が怖い春。ピンクの髪の毛と瞳は桜を連想させる。彼女はこのダンジョンが出来てから二年目に生まれた。
「まず!」
そこから長い長い説教が始まった。
「それとカミラ!」
「はい!」
「漫画出来たら最初に私に送ってください」
「畏まりました!」
「春様もファンなのかよ!」
「あ、それとこれを天音に渡してください」
「手紙ですか? 春様がお渡しになられれば良いのでは?」
「成る可く天音の顔を見たくないんですよ」
「春様は秋様一筋ですもんね」
「ええ」
(わ~二人しか分からない高次元な話してる~)
「あ、説教を再開しますね」
「「⋯⋯」」
◆
「や、やへてください」
「⋯⋯なら、金出せよ」
加藤並の制服を着ている黄色髪の男が、男子生徒をボコボコにして金を巻き上げていた。
他にも数人の生徒が一人の生徒を囲んでいる。
彼らは黄グループ、加藤並の中で最弱のグループ。
「も、もう無理です! お金は、もう渡せま⋯⋯がは」
「無理じゃないんだ。やるんだよ! お前の役目は俺らの財布だろ?」
「無理な、モノは」
「聞こえないな~」
ただの暴力。そこにカツアゲされている男子生徒と同じ制服を着て、仮面を付けている人物が現れた。
「参上正義のヒーロー!」
「は? なんだその変な仮面。つかてめぇ誰だ?」
「てめぇ誰だと言われたら、何故答える必要があると言う。弱い者イジメはやめなさい」
「は? 変な仮面付けた野郎が、ヤレ!」
『変な仮面野郎! 死ねぇや!』
「いきなりの暴力。愚かな。てか、そんなに変な仮面って強調しなくていいだろ!」
◆
俺は目の前に迫ってくる不良共を拳一つで薙ぎ伏せる。
身体強化のアビリティ持ちだろうし、違くてもそこそこ丈夫な筈だ。
建造物を破壊してない時点で、きちんと手加減はしている。相手を気絶させただけだ。
俺がどうしてこんな役をしているかと言うと、迷宮都市の方に一通の手紙が放り込まれたからだ。
調べた結果、それが事実だと分かり、困った人を助けるのが我々の方針、そしてその内容が俺に密接に関わる事だったので俺が不良狩りを行っている。
最初の狩る相手は、依頼者の兄である。
手紙の内容はこうだ。小さな子供の字で、涙を垂らした跡もあった。
『お兄ちゃんが、こわい人たちに、いじめられて、お金をうばわれています。おねがいします。お兄ちゃんは、けいさつにもたよらないんです。たすけてください』
まだ漢字が分からないのか、殆ど平仮名だった。
俺だって情がない訳じゃない。
だから、ここに居る。
本当に真面目だな。わざわざ怖い目、痛い目にあっても学校に行くんだから。
「な、なんだお前。変な仮面のクセにっ!」
「本当はこんな事やるつもりは無かったよ。そこまで大事じゃなかったし。小さな事だったし。ま、やるけどさ」
いや、本来大事になるべきだったのだろう。
「クソがあああ!」
スピードを上げて黄色男が走って来る。
相手の拳に合わせて蹴り上げる。
「ひぎゃあ」
「お前の役目は見せしめだ」
伸びているソイツを見る事もしないで、カツアゲされていた男による。
「大丈夫か?」
「ありがとう」
手を伸ばし、手を合わせて来たので引っ張る。
立ち上がった男は俺に頭を下げる。
「感謝するな。俺は成る可く関わらないようにしていたからな。妹に感謝しておくんだ」
「え?」
「それと、奪われた金はこいつらに返させるから、安心して学校生活を楽しんでくれ」
「はい! そ、それと。僕、その仮面かっこいいと思います!」
理解者⋯⋯こいつはこれからきちんと守ろう。
さて、こいつらが起きるの待つか。こいつらの為にスペルカードを使ってまで起こすつもりは毛頭ない。
加藤並について調べるようにして、分かった事がある。
アビリティがない時代、加藤並は一般高校だった。
正確にはヤンキー校では無く、そこそこ偏差値の高い良い高校だった。
だが、アビリティがある時代になり、能力専門に成った時にズルズルと悪く成った。
そして今の学園長、こいつに成ってからさらに悪く成った。
何が悪く成ったのか、それは魔道具だった。
「チィ、まだ情報が足りないな」
それだけしかまだ分からない。
学園長の事を深く調べようとすると、上手く調べられないのだ。
今の学園長が何処に居るかも分かってない。
動物型人工人間を使ってでも分からないとは、相当なのだ。
「ん、ん~」
「起きたか」
「お、お前は!」
「で、何か⋯⋯」
黄色頭の男が土下座する。
「俺を弟子にしてください!」
「悪人を弟子にする趣味はねぇ!」
土下座と弟子入り志願して来た黄色男に俺は困惑を隠せないでいた。
こいつ、なんなん?
0
あなたにおすすめの小説
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。
大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。
そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。
しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。
戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。
「面白いじゃん?」
アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
【魔物島】~コミュ障な俺はモンスターが生息する島で一人淡々とレベルを上げ続ける~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
【俺たちが飛ばされた魔物島には恐ろしいモンスターたちが棲みついていた――!?】
・コミュ障主人公のレベリング無双ファンタジー!
十九歳の男子学生、柴木善は大学の入学式の最中突如として起こった大地震により気を失ってしまう。
そして柴木が目覚めた場所は見たことのないモンスターたちが跋扈する絶海の孤島だった。
その島ではレベルシステムが発現しており、倒したモンスターに応じて経験値を獲得できた。
さらに有用なアイテムをドロップすることもあり、それらはスマホによって管理が可能となっていた。
柴木以外の入学式に参加していた学生や教師たちもまたその島に飛ばされていて、恐ろしいモンスターたちを相手にしたサバイバル生活を強いられてしまう。
しかしそんな明日をも知れぬサバイバル生活の中、柴木だけは割と快適な日常を送っていた。
人と関わることが苦手な柴木はほかの学生たちとは距離を取り、一人でただひたすらにモンスターを狩っていたのだが、モンスターが落とすアイテムを上手く使いながら孤島の生活に順応していたのだ。
そしてそんな生活を一人で三ヶ月も続けていた柴木は、ほかの学生たちとは文字通りレベルが桁違いに上がっていて、自分でも気付かないうちに人間の限界を超えていたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる