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・壱 第ニ集 本家の現当主
・壱 第四集 紫苑と藺折の出会い
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紫苑「狛犬…あ・・居た。」
時刻はその日の夕方遅く。場所は、紫苑の地元の海をのぞむ山の近くにある、かつては木の神を祀っていた祠のある林。
そこに紫苑を含めた陰陽師たちが、自身の気配を術で消し集まって狛犬をさがしていた。
そんな中、紫苑が一番はじめに狛犬をみつけた。
<人間?!ナンデ人間ガ…>
紫苑「怖がらないで。」
紫苑は優しい声で狛犬に声を掛ける。しかし...
<人間ナンカ嫌いだ!散々神様に頼ったクセニ!神様の事を忘れて…!>
返ってきたのは明らかな拒絶で。紫苑はそれ以上狛犬に近づくのを躊躇した。
紫苑(まずい...暴走寸前だわ…!)
時刻はその日の夕方遅く。場所は、紫苑の地元の海をのぞむ山の近くにある、かつては木の神を祀っていた祠のある林。
そこに紫苑を含めた陰陽師たちが、自身の気配を術で消し集まって狛犬をさがしていた。
そんな中、紫苑が一番はじめに狛犬をみつけた。
<人間?!ナンデ人間ガ…>
紫苑「怖がらないで。」
紫苑は優しい声で狛犬に声を掛ける。しかし...
<人間ナンカ嫌いだ!散々神様に頼ったクセニ!神様の事を忘れて…!>
返ってきたのは明らかな拒絶で。紫苑はそれ以上狛犬に近づくのを躊躇した。
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