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第一部
騎士と矜持
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三人目の禰宜が、戸口に跪く。
「今宵の禰宜を拝命いたしました。お側によってもよろしいでしょうか」
決まった口上なのか、みな同じようなことを言う。逞しく鍛えられた肉体に、短く整えられた黒髪と、深い海のような群青の瞳。精悍な顔立ちは武人らしく硬い表情に彩られている。
「ええ。どうぞこちらに。少し、話をしたいです」
「ハッ」
武官が命令に答えるような生真面目な応答に、思わず微笑みが浮かぶ。士官候補生として同じように規律に則った振る舞いに準じていた自分は、もう遠い昔のことのように思えた。
「こちらにお座りください」
寝台のそばに跪いた彼を、側に座るように促す。
発情期が終わりつつあるのか、αの香りを嗅いでも、さほど身体は疼かない。深い森を思わせる、清香な香り。人によってこれほど違いがある事に、未分化の頃は少しも気づかなかった。
「いいえ。私はここで結構です。神巫さま」
取り付く島もない答え。
「そうですか。……あの。あなたは武官でいらっしゃるのですね?」
「はい。ですが俗世の所属を名乗ることは禁じられております。ご容赦ください」
承知しました、と答えると、しん、と沈黙が降りた。
「……すこしお話を、聞かせていただけないでしょうか」
「ハ、どのようなことを」
「あの、あなたのことを教えていただきたいのです」
「ハ、承知いたしました。私は、近衛しだ、いえ、武官として王宮に仕えております。この度は神託をいただき、光栄の限りです。
……しかしなぜ私が召されたのかは皆目見当がつきません。これまで、神殿とは縁遠く過ごしてきました。無作法がありましたら何卒、ご容赦ください」
ハキハキと答える男は、実直な人柄なのだろう。感情を抑えた、無駄のない語り口と、洗練された立ち居振る舞い。もしも武官として共に働く事があれば、頼りになったに違いない。
「ありがとうございます。私も、まだ神殿の作法には不慣れなのです。ですからどうぞ構えずにお振る舞いください」
笑いかけると、困ったように彼は微笑んだ。
「ありがとうございます」
「どうぞ、こちらにお座りください」
ふたたび促すと、彼は静かに寝台のはしに腰掛けた。
香りが近づくが、体調には変化がない。甘い期待も、鼓動の高鳴りも感じなかった。
「あなたは、その。私を……抱くことに、異存はないでしょうか」
「異存、とは…? たとえ神殿からであっても、私はいただいた命に背くつもりはありません」
「いえ、そうではなくて。……私は男です。それに、たとえ命であっても、気に沿わぬ相手と褥をともにするのはお嫌でしょう。
私は、あなたのお気持ちが知りたいのです」
なるべく誤解の無いように言葉を選ぶと、彼は意を得たようにこちらを見た。初めて、彼自身の意志を感じる目で。
「神巫さま。お気遣いありがとうございます。
しかし私の気持ちを知って、どうするおつもりでしょうか。もし私がこの褥を拒めば、あなた様のお苦しみはいかほどか」
優しいひとなのだろう。問われた事よりも先に、Ωである俺のことを気にかけてくれる。
「ええ、もちろん、……私に許された選択肢は少ない。
けれど、そうであってもあなたの事を、少しも知らずただ抱かれるのは……嫌なのです」
じっと、こちらを見据える瞳を見つめ返す。
「わかりました。……そのお気持ちを汲んで、私の事をお伝えします。……あなた様がもし気分を害されたら、どうぞ私のことをお斬り捨てください」
彼はゆっくりと言葉を選んで言った。それから、逡巡するように、目を閉じる。
「……まず、男性であることは問題ありません。そのような経験もございます。それから、あなた様が魅力的で、御香りに惹かれることも確かです。さきほど申し上げたとおり、禰宜として神事を執り行うことは、可能です」
そう言うと、彼は俺から視線を外し、手を組んで祈るように目を閉じた。
「ですが、あなた様がお知りになりたいのは、そのような事ではない、……そう理解しました」
「ええ、あなたが、どんな事を感じ、考えて、この場におられるのかが、知りたい」
言うと、彼は自嘲するように僅かに微笑んだ。
「私には、……好いた相手がおります。
残念ながら、相手はΩではありません。ですから私が彼と公に結ばれることはありません。ただ、互いに今生の番だと……私はそう感じています」
静かに、だが激しい感情をぶつけるように、彼は言った。
「では、……なぜ神託に応じたのですか。あなたには断ることだってできたはず」
「断ろうとしました。けれど、脅されたのです。いかねば……命を断つとまで」
「なぜ……!」
ふぅ、と深く彼は息を吐いた。
「なぜ、か。
私にもわかりませんでした。どうしてあいつがそこまで神託に拘るのか。ただあいつは――いつも自分を卑下していました。『あなたにはもっと相応しい相手がいる』と。自分は運命のΩが現れるまでの仮初めでいいと。神託を前にして、またその考えが出たのだと思いました。
だから、神託を受け、あなた様を抱いて――相手が運命のΩでなかったとわかれば――それで良いと、私は先程まで考えておりました。
しかし、あなた様の問いを受けて、わかりました。私のやろうとしていたことは、あなた様を――蔑ろにした酷い行いだと」
申し訳ありません、と彼は頭をさげた。
「それに……私は、彼との仲を誰にも知られぬように振る舞ってきた。それが、αであり、騎士である自分の、当然の振る舞いだと考えていたのです。周囲の期待を、規範を、打ち破る事が私には出来なかった。
その自分が、栄えある神託の御召を断ることなど出来ないと、……あいつはわかっていたのでしょう。断れば、周囲に理由を問われます。番をもたぬαには、神殿の御召は栄誉であり、果たすべき責務ですから。
事実、神託をお引き受けして、この場に来ることを、命に応じてあなた様を抱くことを、私は当然の事だと……先程まで考えていました」
彼は視線をあげて、俺を見た。
「私には、それが少しもあなた様のお気持ちを汲まない、心ない振る舞いだと、気付かなかった。義務感であなたを抱いて、……なんの喜びがあるでしょう」
彼は寝台から降り、傍らの床に跪拝した。
「大変申し訳ありません」
「いいえ、……私は、……構いません」
そう言ってみて――だが心の内には暗い影が広がっていく。
職務として神巫を抱く。そう言われてしまうと、たとえそれが事実であっても――悲しかった。
「……お相手のことが大切なのですね」
ええ、と彼は静かに、だが確かに肯定した。
「ですから……。あなた様を抱くことに異存がない、といえば嘘になります」
意を決したように、彼は深く頭を下げて言った。
「申し訳ありません。私の不徳のいたすところです」
静かな、沈黙が降りる。
「……面をお上げください。
私の方こそ、ご事情を詮索するようなまねをして申し訳ありません。けれど、心の内をお聞かせいただいて良かった。
どうぞ今宵はこのまま、御帰りください。私はあなたの運命の番ではない、それはあなたも感じているはず」
率直に自分の気持ちを伝えると、彼は顔を上げて目を見開く。
「しかしそれでは、あなた様のお身体が」
「いいえ。大丈夫。実はもう発情は治まってきているのです。終わりも間近だろうと」
ですから、あなたのご心配にはおよばない。
そう笑いかけると、彼は「本当ですか」と驚いたように答える。
「ええ、芳香もほとんど出ていないでしょう? ですから……どうぞ御帰りください。そしてお相手にお伝えください。運命ではなかったと。そうしてくだされば、私はとても嬉しい」
彼は、俺の言葉を、意図を正しく受け取ろうとこちらをじっと見た。
「……ありがとうございます。このご恩は決して忘れません……!」
深く最敬礼の姿勢を取ると、彼は静かに、目をぎゅっと閉じた。
こみあげる涙をこらえるような仕草に、こちらまで目頭が熱くなる。
「いま戸を開けさせます」
りん、と寝台の側に置かれた鈴を鳴らす。パタパタと駆け寄る足音がして「お呼びでしょうか」とマヤの声がする。
「今宵の禰宜には御帰りいただく。私には相応しく無い方だ」
つとめて声を張り上げると、慌てて戸が開く。
「お心遣いありがとうございます」
反故の理由を隠した俺の意図を汲んだのだろう、ふたたび頭を下げると、彼は開いた戸に向かい歩き出す。
「神巫さま!」
禰宜が退出すると、控えていたマヤが飛び込んできた。
「いったい何が。お身体は大丈夫ですか」
「うん、ありがとう。大丈夫。ちょっと、……俺の好みじゃなかっただけ」
「そんな、神託を受けた方ですよ」
追いすがるマヤをかわし、ごめん、と笑いかけると、何かを察したのか、もうそれ以上は何も言わなかった。
「薬湯をお持ちします。気休め程度ですが」
深く溜息をついて、マヤは一礼して部屋を辞した。
「……怒らせちゃったな」
静けさを取り戻した部屋の中でう~んと伸びをする。まだ変わらず身体の熱はたいしたものではない。
慣れてしまったのか。あるいは本当にこのまま治まってくれるのか。
分からないが、これで良かったのだと、――心の中は満ち足りていた。
「今宵の禰宜を拝命いたしました。お側によってもよろしいでしょうか」
決まった口上なのか、みな同じようなことを言う。逞しく鍛えられた肉体に、短く整えられた黒髪と、深い海のような群青の瞳。精悍な顔立ちは武人らしく硬い表情に彩られている。
「ええ。どうぞこちらに。少し、話をしたいです」
「ハッ」
武官が命令に答えるような生真面目な応答に、思わず微笑みが浮かぶ。士官候補生として同じように規律に則った振る舞いに準じていた自分は、もう遠い昔のことのように思えた。
「こちらにお座りください」
寝台のそばに跪いた彼を、側に座るように促す。
発情期が終わりつつあるのか、αの香りを嗅いでも、さほど身体は疼かない。深い森を思わせる、清香な香り。人によってこれほど違いがある事に、未分化の頃は少しも気づかなかった。
「いいえ。私はここで結構です。神巫さま」
取り付く島もない答え。
「そうですか。……あの。あなたは武官でいらっしゃるのですね?」
「はい。ですが俗世の所属を名乗ることは禁じられております。ご容赦ください」
承知しました、と答えると、しん、と沈黙が降りた。
「……すこしお話を、聞かせていただけないでしょうか」
「ハ、どのようなことを」
「あの、あなたのことを教えていただきたいのです」
「ハ、承知いたしました。私は、近衛しだ、いえ、武官として王宮に仕えております。この度は神託をいただき、光栄の限りです。
……しかしなぜ私が召されたのかは皆目見当がつきません。これまで、神殿とは縁遠く過ごしてきました。無作法がありましたら何卒、ご容赦ください」
ハキハキと答える男は、実直な人柄なのだろう。感情を抑えた、無駄のない語り口と、洗練された立ち居振る舞い。もしも武官として共に働く事があれば、頼りになったに違いない。
「ありがとうございます。私も、まだ神殿の作法には不慣れなのです。ですからどうぞ構えずにお振る舞いください」
笑いかけると、困ったように彼は微笑んだ。
「ありがとうございます」
「どうぞ、こちらにお座りください」
ふたたび促すと、彼は静かに寝台のはしに腰掛けた。
香りが近づくが、体調には変化がない。甘い期待も、鼓動の高鳴りも感じなかった。
「あなたは、その。私を……抱くことに、異存はないでしょうか」
「異存、とは…? たとえ神殿からであっても、私はいただいた命に背くつもりはありません」
「いえ、そうではなくて。……私は男です。それに、たとえ命であっても、気に沿わぬ相手と褥をともにするのはお嫌でしょう。
私は、あなたのお気持ちが知りたいのです」
なるべく誤解の無いように言葉を選ぶと、彼は意を得たようにこちらを見た。初めて、彼自身の意志を感じる目で。
「神巫さま。お気遣いありがとうございます。
しかし私の気持ちを知って、どうするおつもりでしょうか。もし私がこの褥を拒めば、あなた様のお苦しみはいかほどか」
優しいひとなのだろう。問われた事よりも先に、Ωである俺のことを気にかけてくれる。
「ええ、もちろん、……私に許された選択肢は少ない。
けれど、そうであってもあなたの事を、少しも知らずただ抱かれるのは……嫌なのです」
じっと、こちらを見据える瞳を見つめ返す。
「わかりました。……そのお気持ちを汲んで、私の事をお伝えします。……あなた様がもし気分を害されたら、どうぞ私のことをお斬り捨てください」
彼はゆっくりと言葉を選んで言った。それから、逡巡するように、目を閉じる。
「……まず、男性であることは問題ありません。そのような経験もございます。それから、あなた様が魅力的で、御香りに惹かれることも確かです。さきほど申し上げたとおり、禰宜として神事を執り行うことは、可能です」
そう言うと、彼は俺から視線を外し、手を組んで祈るように目を閉じた。
「ですが、あなた様がお知りになりたいのは、そのような事ではない、……そう理解しました」
「ええ、あなたが、どんな事を感じ、考えて、この場におられるのかが、知りたい」
言うと、彼は自嘲するように僅かに微笑んだ。
「私には、……好いた相手がおります。
残念ながら、相手はΩではありません。ですから私が彼と公に結ばれることはありません。ただ、互いに今生の番だと……私はそう感じています」
静かに、だが激しい感情をぶつけるように、彼は言った。
「では、……なぜ神託に応じたのですか。あなたには断ることだってできたはず」
「断ろうとしました。けれど、脅されたのです。いかねば……命を断つとまで」
「なぜ……!」
ふぅ、と深く彼は息を吐いた。
「なぜ、か。
私にもわかりませんでした。どうしてあいつがそこまで神託に拘るのか。ただあいつは――いつも自分を卑下していました。『あなたにはもっと相応しい相手がいる』と。自分は運命のΩが現れるまでの仮初めでいいと。神託を前にして、またその考えが出たのだと思いました。
だから、神託を受け、あなた様を抱いて――相手が運命のΩでなかったとわかれば――それで良いと、私は先程まで考えておりました。
しかし、あなた様の問いを受けて、わかりました。私のやろうとしていたことは、あなた様を――蔑ろにした酷い行いだと」
申し訳ありません、と彼は頭をさげた。
「それに……私は、彼との仲を誰にも知られぬように振る舞ってきた。それが、αであり、騎士である自分の、当然の振る舞いだと考えていたのです。周囲の期待を、規範を、打ち破る事が私には出来なかった。
その自分が、栄えある神託の御召を断ることなど出来ないと、……あいつはわかっていたのでしょう。断れば、周囲に理由を問われます。番をもたぬαには、神殿の御召は栄誉であり、果たすべき責務ですから。
事実、神託をお引き受けして、この場に来ることを、命に応じてあなた様を抱くことを、私は当然の事だと……先程まで考えていました」
彼は視線をあげて、俺を見た。
「私には、それが少しもあなた様のお気持ちを汲まない、心ない振る舞いだと、気付かなかった。義務感であなたを抱いて、……なんの喜びがあるでしょう」
彼は寝台から降り、傍らの床に跪拝した。
「大変申し訳ありません」
「いいえ、……私は、……構いません」
そう言ってみて――だが心の内には暗い影が広がっていく。
職務として神巫を抱く。そう言われてしまうと、たとえそれが事実であっても――悲しかった。
「……お相手のことが大切なのですね」
ええ、と彼は静かに、だが確かに肯定した。
「ですから……。あなた様を抱くことに異存がない、といえば嘘になります」
意を決したように、彼は深く頭を下げて言った。
「申し訳ありません。私の不徳のいたすところです」
静かな、沈黙が降りる。
「……面をお上げください。
私の方こそ、ご事情を詮索するようなまねをして申し訳ありません。けれど、心の内をお聞かせいただいて良かった。
どうぞ今宵はこのまま、御帰りください。私はあなたの運命の番ではない、それはあなたも感じているはず」
率直に自分の気持ちを伝えると、彼は顔を上げて目を見開く。
「しかしそれでは、あなた様のお身体が」
「いいえ。大丈夫。実はもう発情は治まってきているのです。終わりも間近だろうと」
ですから、あなたのご心配にはおよばない。
そう笑いかけると、彼は「本当ですか」と驚いたように答える。
「ええ、芳香もほとんど出ていないでしょう? ですから……どうぞ御帰りください。そしてお相手にお伝えください。運命ではなかったと。そうしてくだされば、私はとても嬉しい」
彼は、俺の言葉を、意図を正しく受け取ろうとこちらをじっと見た。
「……ありがとうございます。このご恩は決して忘れません……!」
深く最敬礼の姿勢を取ると、彼は静かに、目をぎゅっと閉じた。
こみあげる涙をこらえるような仕草に、こちらまで目頭が熱くなる。
「いま戸を開けさせます」
りん、と寝台の側に置かれた鈴を鳴らす。パタパタと駆け寄る足音がして「お呼びでしょうか」とマヤの声がする。
「今宵の禰宜には御帰りいただく。私には相応しく無い方だ」
つとめて声を張り上げると、慌てて戸が開く。
「お心遣いありがとうございます」
反故の理由を隠した俺の意図を汲んだのだろう、ふたたび頭を下げると、彼は開いた戸に向かい歩き出す。
「神巫さま!」
禰宜が退出すると、控えていたマヤが飛び込んできた。
「いったい何が。お身体は大丈夫ですか」
「うん、ありがとう。大丈夫。ちょっと、……俺の好みじゃなかっただけ」
「そんな、神託を受けた方ですよ」
追いすがるマヤをかわし、ごめん、と笑いかけると、何かを察したのか、もうそれ以上は何も言わなかった。
「薬湯をお持ちします。気休め程度ですが」
深く溜息をついて、マヤは一礼して部屋を辞した。
「……怒らせちゃったな」
静けさを取り戻した部屋の中でう~んと伸びをする。まだ変わらず身体の熱はたいしたものではない。
慣れてしまったのか。あるいは本当にこのまま治まってくれるのか。
分からないが、これで良かったのだと、――心の中は満ち足りていた。
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