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しおりを挟む「大丈夫ですか!?」
「いや、なに。これくらい」
精一杯強がっている老人だが、顔色が悪い。
冷や汗も、吹き出しているようだ。
ちょっとすみません、と瑠衣はシューズと靴下を脱がせて老人の足を見た。
「こんなに腫れてる。骨を折ったかも」
「そんな馬鹿な。普段から、鍛えてるよ。私は」
「でも、痛いでしょう? 歩けないでしょ?」
「まぁ、それはそうだが」
瑠衣は老人に肩を貸し、車道の近くまでゆっくりと連れて行った。
そこでタクシーを拾い、共に乗り込んだ。
そして、老人に訊ねた。
「かかりつけの病院はありますか?」
「ん。あぁ、総合病院に」
解りました、とうなずき、瑠衣は運転席の方を向いた。
「運転手さん、総合病院に行ってください」
タクシーが走り出した時、時計は5時を指していた。
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